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映画をつっついてみる

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宣伝コピーに“感動巨編”や“全米が泣いた”ってフレーズが付いていながら、ミジンコから涙の1ccも流させることが叶わなかった作品たちを振り返る。
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クローバーフィールド

この作品をネタバレ無しにどう説明して被害者を増やさないようにするかを悩んだ。
それでもどーしても被害者は極力少なくしたい思いもある。

ここでいう被害者というのは映画が終了した瞬間に・・・・

(・_・;)(・_・;)(・_・;)(・_・;)(・_・;)(・_・;)←こんな顔になる人たち。

「え?これでおわり?」
この映画のエンディングロールが始まったときに誰もがこう感じるのではないだろうか。

はっきり言えば、この映画は“宣伝9割”の典型的な作品。

エンターテイメント産業では、「宣伝9割」なんて言葉を使う人間もいて、要は映画やゲームソフトなど、購入者が内容をほとんど知らないまま先払いをしている商品は“宣伝力”がモノを言うということ。
つまり商品がどんなに粗悪なものでも、宣伝効果ではヒット作にすらできてしまう場合があるという広告代理店のアフォたちなどが信じているふざけた戦略。

しかしながら、このクローバーフィールドに関しては「宣伝9割」が見事に決まった。こちらが悔しいほどに決まった。

たしかに「首なし自由の女神」のポスターはインパクトがある。
北米でも日本でも「これは偶然撮られたニューヨーク最後の日の映像である。」と衝撃的なフレーズで人々の興味を引いた。

いったいニューヨークにナニが起こったというのだろう?
なんで自由の女神の首部分がマンハッタンに飛んできたのか?
巨大な爆発はなにが原因なのか?
ミジンコのアパートにいる熱帯魚たちの運命やいかに?
皆さんの興味は尽きないだろう。

邦題を見てみると・・・「クローバーフィールド HAKAISHA」とある。

ん?HAKAISHA?・・・・歯医者か?い、いや、破壊者か・・・。
思いっきり邦題でネタバレしとるやんかあぁぁぁぁぁっ!!!

そうHAKAISHAさんがMACHIをHAKAIするっちゅーHANASHIなんですな、YO, MEN!

ゴジラやウルトラマンなど怪獣モノに親しみのある日本人にはHAKAISHAさんのショーモナイ・デザインには呆れ返ることだろう。
あと、大きなHAKAISHAさんの子分なのか子供なのかさっぱりわからない小型のHAKAISHAさんたちも登場する。
なんでアメリカ人ってのは大きいモンスターのオマケに小型モンスターを付けたがるんだろう。
ハリウッド版ゴジラでもゴジラへの侮辱モノのチビゴジラが大量に産まれていたが・・・・。
縁日のたこ焼き屋のおっちゃんが「よし!1個オマケだ!」って言って、つまようじを1本多めに付けてくるくらいにいらないオマケだ。

クローバーフィールドにはオチどころかストーリーも大してない。
主人公はハンディカメラ。映像はずっと手振れ補正機能の無いハンディカメラからの視点。
延々と揺れ続ける映像に人々の絶叫ばかり。これが90分続くのみ。正直、5分でも辛い映像。

「ブレアウィッチ・プロジェクト」をご覧になって怒った方はおられるだろうか?
同じ経験再びですぞう。

選挙

DVDで鑑賞。思ったよりもず〜〜〜〜っと興味深いドキュメンタリー映画だった。作品名が「選挙」、そのまんまの内容。

どうもこの映画自体は国内よりも海外での評価が高いらしく、それもドキュメンタリーではありながらも劇場が爆笑の渦になるようなコメディーとして捉えてられていたらしい。
なにしろミジンコの欧州の友人たちがミジンコよりもこの映画に詳しくて、こちらが教えてもらったくらい。特にドイツ人の友人は大絶賛で“こんなに笑ったのは久しぶり”とのことだった。

そんなわけでDVD化された直後に観てみた。確かに笑った。ただし、苦・苦・苦笑いだったけれど・・・。

ここまで言うと大袈裟かもしれないが、この作品は“日本人必見”なのである。
オススメ作品というわけではない。日本人全員が観て、日本の選挙の不可思議さを認識する必要があるということ。

主人公である山内和彦さん、通称・山さんは川崎市議選の候補者(選挙結果は内緒)。彼は撮影当時で39歳ぐらいのはずなのだが、まるで大学出たばかりの新卒のように初々しい。
まぁ、勿論、初々しいというのはイヤミで、40近い男にしてはどうにもこうにも頼りない印象なのだ。
正直、よく政治家を目指したなってくらい弱々しい。
長所はすぐに謝れること(←これもイヤミだが)。
とにかく、周囲のおっさんたち、もとい諸先輩方に説教されまくる山内和彦候補。素直になんでも謝る。
選対本部でも怒鳴られたり、政治家候補というよりかは、新入社員研修中といった感さえ漂う。
彼は日本の政治家には向いているのかもしれないが、こんな政治家ばかりが増えても困ったものだと思う。

山内和彦候補、将来は国政を目指すとのことで、この作品での川崎市議選はその試金石。
さすがに例のタイゾーとかいうオオバカヤロウよりかは遥かにまともな社会人だとは思うのだが、40歳前後のサラリーマンが持つ迫力というものが全く感じられない男。なんというか一言で言えば「情けない男」という感想になってしまう。
う〜ん、だからこそ、このドキュメンタリーは盛り上がるのだが、日本人としては複雑な心境に・・・。

海外でウケたと思われるシーンはなんとなく想像がつく。

 ・ 幼稚園の運動会中に園児の前で演説する現役議員
 ・ 選対本部長に怒鳴られる候補者
 ・ 横一列に並んだスタッフ&応援国会議員が「山内和彦です。よろしくお願いしまーす!」と順々に叫ぶシーン
 ・ 選挙結果が判明後、選対本部に来るのが遅れた山内和彦の悪口大会が始まるところ

などなど、本当に良くツボを押さえたドキュメントだ。

まぁ、とにかく日本人には当たり前になっているような光景も思えば相当異様なことなのだと、この作品に思い知らされた感がある。

山内和彦候補の奥さんが何度か旦那さんにあたる場面があるのだが、奥さんの言っていることがこの作品中で唯一の正論。
後援会でもっと選挙に取り組めと説教されたらしき奥さんが(全て手弁当でやっていて受かるかどうかもわからないのに)「市議選くらいで仕事辞められるか!」って怒っていたが確かにそうかもしれない。
そもそも奥さんが仕事を辞めないと当選しないという選挙制度ならばどこかおかしい気がする。
奥さんは全てを旦那である山内和彦候補にぶつけるのだが、勿論、山内和彦は謝るばかり。
山さん、観ていて面白いんだけれど、政治家としてはどうなんだろう・・・う〜ん、本当に日本の選挙制度のイヤ〜な部分を見せられた。

傑作とは言わないけれど必見の作品。

トランスモーファー

イメージ 1

                    注:劇中にこんな豪華なロボットは登場しません。

2007年超ド級!の話題作を観た。その名も「トランスモーファー」!!!

この夏にタイトルが酷似したハリウッド大作が公開されていたが、マイケル・ベイのような脳みそ空っぽ監督が作ったビデオクリップなんぞは知ったこっちゃない。

「トランスモーファー」こそが真のロボット映画・・・のはずだったんだが、映画開始から延々とロボットが登場しない。
どうやら制作費の都合上、CGは多用できなかった模様。
出てきたロボットたちもどっかのゲーム専門学校の学生が卒業制作に作ったくらいのデキ。
一応、ロボットなんだとは思うが、100回見ても印象に残らないデザイン。

ストーリーは冒頭で「最初の数時間でロボット軍団の攻撃によって人類の9割がヌッコロされ、残った1割が地下に潜伏して抵抗中」との説明が本当に真っ黒な画面に言葉だけで説明される。具体的な回想シーンは一切無し。

大まかな展開は、人間の兵士たちが、パスパスパス!ピロピロリ〜ン!ズキューン!ズキューン!とロボットを攻撃して、ロボットたちもペケペケペケ!スコスコスコ〜ン!ピンピロリ〜ン!と人間たちをいじめるといったところ。
ちなみに詳しく説明しても同じ。

途中で「ロボットたちは宇宙人たちに操作されているのではなくて、ロボットたち自身が宇宙人だったのだ!」という驚愕の事実が発覚するのだが、んなぁもんは、「トランスフォーマー」を観ている俺には最初から・・・・・おっと、いや〜、ビックリしたなぁ、ロボットたちが宇宙人だったなんて(棒読み)

なにが驚いたかって、この映画のタイトルは邦題だけが「トランスモーファー」なんではなくて、原題も「トランスモーファー」なところ。
映画の冒頭にwordででも書いたんか?ってくらいしょっぱいCGタイトルでちゃんと「Transmorphers」と出る。

監督のレイ・スコットは数々の迷作を世に送り出している。
代表作は皆さんも当然ご存知であろう「キング・オブ・ロストワールド(キングコング公開と不運にも時期がかぶった巨大ゴリラ映画)」や「パイレーツ・オブ・トレジャーアイランド(パイレーツ・オブ・カリビアンと偶然にも同時期にリリース)」など。
レイ・スコットは恐れを知らぬおっちゃんで、この「トランスモーファー」を今年、そう「トランスフォーマー」が公開されたと同時期にリリースしているのだ。
遠めに観察するには面白いタイプかもしれない。

時をかける少女

更新する暇が無くって時間ギリギリになってしまったけれど、確か日本で数時間後にフジテレビ系で「時をかける少女」が放映されるはず。

劣悪な職場環境が全く改善されない業界体質&低賃金、同人活動で儲けられてしまう故にわざわざアホな上司のいるプロに進まない優秀な人材たち、もう終末感漂う日本のアニメ業界ではあるけれど、実は少しばかりは希望もあると認識されられた作品。それが昨年ヒットした「時をかける少女」ってわけさ。

ミジンコとしては、この作品を執念で仕上げた細田守監督の経緯を説明しないわけにはいかない。Wikipedia:細田守より

次代を担う若手監督を探していた宮崎駿により『ハウルの動く城』の監督に選ばれて、スタジオジブリに出向。2002年頃まで制作に関わっていたものと思われる。しかし『ハウルの動く城』は制作途中で諸事情により宮崎駿に監督を交代することとなった。細田によれば、当初「千と千尋の神隠し」の制作に追われていたジブリから人員の応援は得られず、監督の細田本人が各スタジオを廻り制作スタッフを集めた。だが諸事情から制作中止となり、集めたスタッフの人望を失い、人員確保の間のスタッフへの給与の未払い、集まったスタッフのその後の仕事が決まっていないなどの問題が発生し、細田にとって「これでアニメ業界で生きていくのは終わった」と思わせた一大事件であった。

元々は「ハウルの動く城」の監督だったはずの人物なのだ。
長年、宮崎駿のファンをやっていたが、ここ10年のスタジオジブリのクオリティーに失望している身としては細田守監督の「ハウルの動く城」の方が観たかった。
恐らくとんでもない傑作になっていたのではないかと睨んでいる。

当時、ジブリでいったいナニが起こったのか興味が尽きない。誰が監督交代を推し進めたのか?まぁ、例のプロデューサーのいるジブリには夢も希望もない。
自ら呼んだ細田守を追い出して、経験ゼロの宮崎吾郎は「ゲド戦記」の監督に就けるジブリ。
まぁ、それでも宣伝パワーで「ゲド戦記」の売上だけは良いわけだから、あのプロデューサーもホクホクといったところか。
カーーーッ!ペッ!

さて、ジブリのせいで制作者としての命を断たれかけた細田監督、ちゃんと作品でリベンジしたと思う。
制作は日本がジブリよりも誇るべきだとミジンコが考えるマッドハウス。

原作ファンや大林作品・原田知世主演の映画版などのファンも数多くおられると思う。
そういった方々には異論もあるかもしれないが、青春を送ったことがある方々には心地よい感動を与えてくれる作品。
複線が多々あるので、ストーリーは一切言えない。だから面白いんだって理解してくだされ。

昨年は「ゲド戦記」がもうウンザリするほど宣伝されていたのが皮肉なものだ。
「時をかける少女」は僅かな劇場での上映で2週間目からクチコミでヒットした。2作品のこの差は興行収入としては「ゲド戦記」の圧勝かもしれないが、語り継がれる作品としては「時をかける少女」のほうで間違いない。
テーマソング、声優、アニメーターたち、全てがジブリが揃える陣容に比べれば、知名度は遥かに低い。
ただし、「時をかける少女」を観ると作品で勝負するプロってのはこういうことだってのが良くわかる。

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「ナイロビの蜂」のレビューを書くには気持ちの整理がつかないまま半年。

その間、しょ〜〜〜じき言って、「ナイロビの蜂」ほど感動した作品には出会えずじまい。

まぁ、年間500本の映画を観るってのを11年間続けたことがあり(これすんごい大変!)、その11年間でも「コレは!」ってな作品に出会うのは年に2〜3本といったところ。
あとは、「まぁまぁ面白い」や「オススメはできる」といった作品が毎年20〜30本くらいだった。

ヤケに人が来る映画サイトをやっていたときは、「ミジンコが面白いというのならば間違いない」との有難い評価を頂いたこともあり、人生で500回くらい「オススメの映画を教えてください。」って質問されている。

そして「面白い作品」だけを知りたい読者だけではないということも学んだ。「今までで一番つまらなかった作品を教えてください」とか「一番泣ける映画を教えてください」とか、そんな質問も多かった。ネットでは「質問には答えません」と何度言ったところで質問はくるというのはその頃に学んだ。

さて、今回ご紹介する仏映画「あるいは裏切りという名の犬」本気でオススメ。
どういう方にオススメかというと・・・“思いっきり悔しがりたい人”
皆さんも歯を食いしばって奥歯を割ったことが何度かあるかと存じまするが(ない!?ミジンコ、何度もやっちゃって奥歯大変なんすけど・・・)、この映画を観ちゃったら、もう大変!
こぶしを握りすぎて爪が手のひらに刺さること必至。もう、観ている最中にジェラール・ドパルデューが演じるドニ・クランっていう男に何度襲いかかろうかと思ったことか・・・。

主演はダニエル・オートゥイユ。名優。おまえ、どんだけ耐えるんだようっ!!!でも、漢(おとこ)だな、おめえぇぇはっ!!!(号泣)ってくらいハマリ役。
とにかく、このダニエル・オートゥイユ演じるレオ・ヴリンクス警視が、これでもかってくらい裏切られる。
こんなに観ていて悔しい作品はない。冒頭、途中で観るのを止めようかと思ったほどだったのに、とにかくヴリンクス警視の不幸っぷりに夜中の4時に見始めて中断無しで見入ってしまった。DVDなんだからいつでも後で続きを観ようなんてことができる作品じゃない。最後まで観ないと、「グオオオオオッ!」といった悔しさ悶えが止められないから。

普段、ほとんどの作品の邦題には不満なミジンコも今回の邦題には拍手喝采。原題は「36 quai des orfevres」って36番っていう事件が起きた区画を指しているんだけれど「あるいは裏切りという名の犬」ってタイトルそのままのストーリー。

ちなみに公式サイトに「ストーリー」がまるまる掲載されているので絶対に読んじゃダメ。
宣伝トレイラー←映画を観る前はコレで我慢するのぢゃ。
映画は冒頭つまらない映画の気配を漂わせるけれど、先ずは最初の20分は我慢しましょう、そうしましょう。

今世紀「実話を基にしたのか!?ほんとなのか!?嘘だと言ってくれよ!大賞」並びに「悔しくって悶絶しまくりんぐ賞」を与えるべき作品。

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