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ブルース・ウィリス主演でこういうコテコテのサスペンス・アクションを久しぶりに観た気がする。
余りにも正統派であり、可も無く不可も無くという仕上がりになっている。
映画のストーリー自体はぶっちゃけハラハラできない。
人質(ホステージ)救出モノは出尽くした感があるというのもあるのだが、人質の姉・弟の危機がそれほどの危機に感じられなかったというか、監禁した側の悪党3人組の内、本当にヤバい奴は一人しかおらず(これが妙に弱っちぃ)、残りの二人(こっちも兄弟)はただオドオドしているばかりの小物。
事件発生地区の警察署長が過去に人質救出を失敗して幼い子供の命を救えなかった心の傷を持つ鈴木さん・・・じゃなくてブルース・ウィリス。
人質事件発生現場はなにやら巨大な組織のマネーロンダリングを行っている会計士の豪邸。
その会計士は裏口座番号をDVDに焼いて自宅の映画ソフトの中に混ぜており、たまたま偶然強盗に入られてしまった為に、謎の組織(結局、最後までどういう組織なのかは謎のまま)は慌てる。
ここらへんは物語のプロットが甘いというか、なにやらその組織には重要なタイムリミットがあるらしいのだがよくわからないまま。
ともかく、そのタイムリミットまでには、なんとかそのDVDを入手したいということらしい。
まぁ、そうしないとその謎の組織は、警察が人質事件を解決するまで待てばいいだけの話になっちゃうけどね。
この組織は担当地区の警察署長であるブルース・ウィリスの妻子を人質にブルース君を脅迫する。
DVDの奪取を急げということなのだが、担当を外された後の警察署長をせっついてもそれほど意味が無いと思うのだが、この謎の組織は頭が良いのか悪いのか、力があるのか無いのかすらも判らない。
ブルース・ウィリスが唯一頼りにできる者が人質になっている会計士の息子。
携帯はお互いかけ放題で情報交換は自由にできてしまうから、どんどん頼りにしてしまい、自己嫌悪に陥るブルース・ウィリス。
この心の葛藤はなかなか良かった。
以前に必ず助けると約束した子供を救えなかったトラウマがあるのに、人質の子供に危険な事をお願いしなくてはならないブルース署長、もだえ泣き。
なんだかんだ言ってもブルース・ウィリスは演技は上手い。
謎の組織は最後の方では、FBIの突入部隊まで送ってDVDを奪取しようとする。
またこれがよくわからないところで、このFBI自体が本物なのか、それとも組織が変装した偽のFBIなのかも明かされない。
劇中では知らない方が身の為ということでブルース君も納得していた。
この殺しのプロフェッショナルたちなのだが、あえなく返り討ちにあう。
立て篭もり犯のクレイジーな若造とブルース・ウィリスとの挟み撃ちに遭いあっという間に全滅する。
完全装備で突入しておいてそりゃないだろうに。
そもそも(偽者かもしれないが)FBIを使って突入部隊を送れるほどの組織ならば、わざわざ途中でなんの権限も無いブルース・ウィリスを脅して働かせなくとも、最初から自分たちでDVD取りに突入すれば良かったのに。
リスクは最小限にするってのが鉄則だろうに。なんでわざわざ自分たちまで誘拐犯に成り下がるのか。
しかも警察署長の家族を誘拐ではタダでは済まないと最初から判ると思うのだが。
クレイジーな若造も最後の最後で監禁していたお嬢さんに情など出してしまい、火炎瓶を投げつけないで自分の足元に落とすのだが、味方を二人とも殺すようなサイコな男がいきなり改心でもしたんだろうか?
一応、その人質お嬢さんが聖母のように見えたから躊躇したのかな?
多分、母の愛に飢えていたっぽいので、そうなんだろうけども・・・ちょっと都合良過ぎる展開に思えた。
まぁ、その後もラスボスとの超薄味対決などあったりして映画としては暇つぶしにはちょうど良いあっさり目のアクション映画と言える。
大問題な部分は一箇所のみ。
ブルース・ウィリスとデミ・ムーアの娘が映画中でもブルース・ウィリスの娘として登場しているところ。
えっと・・・
正規のオーディションやっていたとしたら、先ず受からねーだろ、あれは!
なんだあのブルース・ウィリスとデミ・ムーアに確かに似ているけども#&%☆”#♪”$%な容姿はっ!!!
あの娘が映画の冒頭とラストで出てくるもんで、それだけで作品ぶち壊し。
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