韓国を訪問中のスティーブン・スミス外相はオーストラリアン紙に対し、日本の捕鯨活動に関して「適切な時期」に国際法廷への提訴を決定すると述べた。
日本の捕鯨活動提訴に関してはニュージーランドも検討していたが、同国政府は裁判での勝算が「著しく低い」と判断。提訴を断念した。
スミス外相は、提訴をするか否かは弁護士のアドバイスや豪政府が収集した日本の捕鯨の違法性を示す証拠などをもとに検討するとし、ニュージーランドとは今後も国際捕鯨委員会を通じて反対活動を行っていくと話した。
もし豪政府が日本を提訴すれば100万ドルの費用がかかるという。
ソース元:AAP
http://news.jams.tv/jlog/view/id-3987
提訴すればいい。
そしてオーストラリアが裁判に負けて少しは黙っていてくれるようになれば日本としては万々歳。
「100万ドル使って裁判で負けて涙目」ってのも今のオーストラリア政府の行動パターン的には基本に忠実な感すらある。要はアタマが悪いってこと。
まぁ、いくらアタマが悪かろうが信念を貫くのが国家というものであろう。今まで散々日本をありもしない法的根拠を基に叩いていたのだから、どうぞホンモノの法廷で争いましょうってなもんだ。
それにしてもオーストラリア政府は本当に「訴える!」とか言ってしまっていいんかね?
今まで(オーストラリアが勝手に国内で決めた以外の)法的根拠も無しに日本に抗議していたことが国際法廷の場で晒されることになるんだが。
更に、そんな状況だったにも関わらず、オーストラリアは「正義は我にアリ」と妄信して、テロ組織シーシェパードへ「日本の捕鯨船の移動ルート」などの情報提供を行っていたってことになり、まさにテロ支援国家扱いにならんかね?
オーストラリアは面子丸潰れになるどころか、オーストラリアの法定ではなく国際法廷で、「南極近海の領海権が豪州にはない」という見解を出されてむしろ困るはずだ。
オージーたちはわかっているのだろうか「国際法廷 > オーストラリアの法廷」ってことを。
日本の捕鯨活動提訴に関してはニュージーランドも検討していたが、同国政府は裁判での勝算が「著しく低い」と判断。提訴を断念した。
↑これがすべてを物語っている。だが、オーストラリアはこれまで延々と日本を叩いていたわけなのだから、ここで提訴しないのは矛盾している。
「自分たちが正しい、日本は間違っている」という主張をずーーーっとしていたわけなのだから、国際法廷で闘うのは至極当然のことだ。なぜなら最終的には国際法廷の場で結論を出してもらうしか無いのだから。
さて、こんな記事がある。
Rudd soothes an angry Japan(ラッド首相が怒れる日本をなだめる)(シドニー・モーニング・ヘラルド)
日本政府は、ケビン・ラッド首相が先月の就任後初の主要国歴訪の際に日本訪問を除外したことよりも、オーストラリアの日本に対する反捕鯨の姿勢に神経をとがらせていた。ラッド首相の中国寄りの姿勢や先月の北京訪問等は日本を憂慮させたが、捕鯨問題に比べればさほど重要なことことではない。
本紙は、いずれにしても両国間に回復の余地が無いほどの障壁を生んだとは考えていない。日豪両国も来月に予定されているラッド首相の訪日をきっかけに良好な関係に戻ることに大いに期待を寄せている。
スティーブン・スミス外相はラッド首相に先んじて今日、日本に到着する予定だ。彼は福田康夫首相と会談し、その後明仁天皇陛下とも面談も調整中である。
ラッド首相は11月の選挙で勝って以来、まだ一度も福田首相と話をしていない。日本政府当局は2日間ほど招待しようと調整を図ったが双方の都合がつかなかった。ラッド氏が勝利した直後に中国、アメリカ、イギリスおよびイスラエルなどの世界各国の指導者は彼に電話をした。
ラッド氏が東京を訪問しなかったことでオーストラリアにとって緊密な同盟関係にあり最大の貿易相手国である日本の怒りを買ったとの憶測が流れる中、彼は予定を早めて来月中旬に訪日することになった。7月にもG8サミット出席のため訪日する予定がある。
豪政府は税関船オセアニック・バイキング号を送り込んで日本の捕鯨船につきまとい、捕鯨の証拠集めを行うなどの言動で日本を心底怒らせてしまったようだ。クジラが殺される映像を公表したり、捕鯨は残酷で野蛮な行為だとするピーター・ギャレット環境相のコメントは日本の怒りを買った。
その一方で中国の台頭に不安を覚える日本は、オーストラリアに天然ガスや石炭を長期的に供給する確約を求めている。
野党の外交問題担当アンドリュー・ロブ氏は、政府は中国寄りの偏向姿勢を改めるべきだと言う。
「ラッド政権になって以降、彼らは日本を怒らせたり困惑させたりしてオーストラリアの立場を貶めている」。
つまり、オーストラリアのスティーブン・スミス外相が言いたいのは「日本を訴えてやるぞ!オーストラリアに輸出させろ!じゃんじゃん買えよ、お得意様!裁判でケリをつけてやるぜ!仲良くしような!」ってことか。
非常に感銘を受けた捕鯨問題に関する回答がある。
鯨論・闘論:どうして日本はここまで捕鯨問題にこだわるのか?
「クジラを殺傷することは倫理的に許せない」ということを,原理原則と考える国民が存在することも事実です。
その人たちが,持続的利用という原理原則を受け入れないのならば仕方のないことで,「同意できないことをお互いに同意する」しかないと言えます。
その場合は,彼らも彼らの原理原則を我々に押し付けないという相互性が基本で,そうであれば,私は「同意できないことをお互いに同意する」ことに全く問題を感じません。
むしろ反捕鯨国がこの考え方を受け入れようとしていません。
これは水産庁漁業交渉官 森下丈二さんの回答を抜粋したもの。さすがに真摯に捕鯨問題に取り組んでいる方だけあって言葉に重みがある。
この回答が納得できない人はこの多民族で多文化な世界には馴染めないのだろう。
ミジンコは人生の半分くらいは自分が生まれ育った場所とは違う文化で生活している。そんな人生でつくづく感じることは「同意できないことをお互いに同意する」ってこと。
人はなんでもかんでも受け入れることはそれはそれは難しいことなんだろう。
だからこそ、お互いが「お互いの意見には同意できないこと」くらいは同意するべきだなんだろう。
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