みかど日誌

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地図と地名

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ドンラーポ

ドンラーポと書いてインドネシアと説く

その心は?
黙々と調べていた駅データベースですが、北海道の旭川鉄道管理局と釧路鉄道管理局を残すのみとなりました。
それで、北海道の地名に萠萌な変態みかどです。

アイヌ語地名のエキゾチックは、今更言うまでもありませんが、ひとつ発見。

日高本線の鵡川から富内線という路線がありました。ずっと北海道式に「とみないせん」だと思っていましたが、正解は「とみうちせん」で、これは至って普通‥‥。

調べてたら、元々の地名は「辺富内」とかいて「へとない」と読んでいたようです。それがいつしか内地風に呼ばれるようになったんですね。

因みにアイヌ語の「ナイ」は川を指しているそうで、川のある所に〜内がたくさんありますね。

ナイと言えば、道央の歌志内【うたしない】は、砂のある川という意味だそうで、すぐ隣には砂川があります。こちらはウタシナイを和訳したのでしょうか?

うう、また北海道に行きたくなってきた‥‥(>_<)
駅のデータベースを作っています。
で、歴史的仮名遣いの表記について古い資料を中心に調べています。
詳しくは以前の記事をみてね。
 
1次資料として利用しているのが、国会図書館デジタル化資料です。官報は1883(明治16)年7月2日の創刊号から1952(昭和27)年4月30日までのものが閲覧できます。
 
新しい路線や駅ができると、「告示」に掲載されます。日本国有鉄道以降は「公示」に掲載されます。また、私鉄の場合も「雑報」として掲載されています。その時々でふりがながついていたりいなかったりですが、これがお国の出したものですから1番に信用するべきと思っております。
 
ところが、官報でさえも仮名遣いに悩まされることがありました。
戦前の官報はカタカナの漢文調でかかれています。あたしは馴れているから読むのに苦労しませんが。
 
写真は昭和8年10月31日の雑報です。
イメージ 1
 
佐世保鉄道(→国鉄松浦線・世知原線→松浦鉄道)の開通を知らせるものです。
ここで注目は吉井駅のふりがな。「井」はカタカナの「ヰ」の本字ですから、吉井は「よしゐ」となるのは解ります。
 
では、もう一つ見てみましょう。
 
イメージ 2
 
こちらは昭和3年12月20日の「鉄道省告示第三百十一号」という政府の公文書です。
上のものより5年ほど前のものですが、ここで注目はやはり「井」の字です。
 
長崎県の吉井と同じ地名が福岡県にもあって、「筑後吉井」駅となっていますがふりがなは明らかに「ちくごよしい」と現代仮名遣いの書き方で振られています。
よく見ると御井駅も「みい」と書いてあるように見えますが‥‥。
 
あたしは多分、筑後吉井は「ちくごよしゐ」が正解だと思うのですが、実際のところどうなんでしょう?
当時の駅名票の写真とかあれば完璧なんですけど‥‥。
 
一応時刻表復刻版のアプリをダウンロードしてみましたが、大正14年4月号は駅名の振り仮名は書いてありませんでした。

歴史的仮名遣いに苦戦

別に仕事でもないし、誰から頼まれたわけじゃないのでそこまで調べる必要は全くないのです。

個人的趣味として、駅のデータベースを作っています。最初は駅名とキロ程と開業日などを列挙していただけですが、

廃止された駅や貨物駅などを加えていくうちに、個々の駅の歴史に手を出したらとんでもないことになってしまいました。

今は旧国鉄とJRを中心にまとめていますが、事業者の変遷だけでも工部省鉄道寮に始まり、鉄道院、鉄道省、日本国有鉄道まで様々に組織が変わっています。
そして戦前の駅名は、当然ながら歴史的仮名遣いで表記されていましたから、それを調べだしたらキリがなくなってしまいました。

資料はWikipediaを基本に(これも意外と間違いが多いですが)、国会図書館のデジタル資料の官報を参考にしています。

こうした史料として纏まったものにJTB出版の「停車場変遷史」というものがあります。

だからこんな事をやる苦労は全くもって意味のないことなんですけど‥‥。

東京が「とうけふ」ではなく「とうきやう」だとか、浜松町が「はままつてふ」でなく「はままつちやう」だとか、なかなかの難関です。
特に浜松町の電報略号が「ハテ」なのではままつてふだと思いきや、官報にはふりがなでしっかり「はままつちやう」ってかいてありました。

歴史的仮名遣いで主要駅を書いても
とうきやう
しながは
きやうと
おほさか
をかやま
などことごとく変わっています。

だからこんな事して何の意味があるかと問われても、そこは趣味なので全く意味はありませんが‥‥。

植田駅と上田駅

JR東日本には2つのうえだ駅があります。

ひとつは常磐線の植田駅。もう一つは長野新幹線の上田駅です。

どちらも明治時代に開業した古い駅ですが、なぜか同じ読みを避けるための「岩城植田」または「信濃上田」とはならなかったやうです。

いろいろと調べてゐたら、そもそも本来のひらがな表記は全く違うんですね。

植田はうゑだ
上田はうへだ


そんなことを考えてゐたら、自動的に歴史的仮名遣いの変換ができるソフトとか欲しくなったり‥‥。

ところで、平安時代の日本語って、ハ行を今のパ行に近い発音だったって知ってますか?


「屁」は「へ」ではなく「ぺ」と発音してゐたらしいです。さういふ意味では擬音語と言へますね。

上もうえではなく、「うぺ」。

upeと書けばピンとくるかしら?
英語の"up"と発音が近ひことがわかります。

名前といふ日本語も、古来の日本語なら「な」となりますが、英語に限らず多くの言語で"n"で始まっています。


能書きはこの辺にして、今一度歴史的仮名遣いを見直してもいいかしらと思ふみかどでありました。

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