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「パレスチナ・そこにある日常」「それでもパレスチナに木を植える」(未来社)「ボクラ・明日、パレスチナで」(ビーナイス)発売中!

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現場という現場にいち早く駆けつける、パレスチナでも著名なジャーナリストでPalestine TVのレポーターでもあるアリーが昨日早朝ラマッラー近郊の自宅から連れ去られた。イスラエル軍による「逮捕」だとのことだが、ジャーナリストの自由な報道は「罪」ではない。しかし、ここ最近頻繁に現地のジャーナリストたちが同様の目に遭わされている。

アリーはビリンでもよくみかける。中継の最後に「アリー・ダール・アリー、ラマッラー、ビリンから」と締めくくるひとことは、もはや決め台詞と言ってもよく、必ず中継の最後はそれで締めくくられる。現地ではテレビで、日本からはネットにあがったニュース映像でそれをみると「ああ、今日もアリーは元気なんだな」と思う。

中継の途中で催涙弾を撃ち込まれたり、兵士に暴力的に排除されたり、一時的に拘束されたり、撃たれたり…パレスチナのジャーナリストたちは、みんなそういう目に遭わされながら、現場に立ち続けている。そういうジャーナリストの友人たちは毅然と立ち向かうので、怖くないのか?と聞いてみた。「怖いに決まっているだろー」という答えが返って来て安心した。みんな怖いんだ。それでも、伝えたいことがあるから、現場に立ち続けているのだ。

現場で「現在ここは軍事閉鎖区域に指定されたから撮影禁止」と一方的に自由な報道を阻まれることが頻繁にある。「根拠を示せ、裁判所の令状を出せ」と抵抗すると、それだけで一時的に拘束されることがある。「兵士を撮影した場合は10年以下の懲役刑」という法案まで提出された。この法案によると兵士による暴力、人権侵害を撮影するジャーナリストは「罪」になる。

こういう国が、人びとの暮らしを根こそぎ破壊して、人権を無視して、弾圧を繰り返し、人びとを監視下に置いて、自由を阻み、傷つけ、殺し、その日々積み重ねられる「実績」をもとに開発された品々が、オリンピックに向けた「安全」を確保するためと称されて、日本に売り込まれている。その見本市が今月末に川崎市とどろきアリーナで開催されようとしており、研究者、ジャーナリストの反対声明を提出する際の一員として名を連ねたことは先日報告した。

すべては、つながっていると思う。

この反対声明と市民団体との共同記者会見を受けて、何社かが報道した。ただ、新聞ではひとめをひくセンセーショナルな見出しや小見出しが大切だということはわかってはいても、「日本のイメージ悪化」という一文にはため息が出た。少なくとも私自身は「日本のイメージ悪化」が心配で反対しているのではなく、パレスチナの人々が日常の暮らしを阻まれ、命まで奪われながら開発されているようなものに、反対している。

ガザ地区の封鎖と空爆や「大帰還行進」への継続的な弾圧という「目に見えやすい」非道だけでなく、西岸地区で静かに繰り返されている日々の監視、人権侵害、「小規模な(ガザと比較すれば、という意味)」軍による弾圧、経済的な支配、入植地をとりまく問題など、どちらかというと一見しただけでは「目に見えにくい」非道にも反対する。空爆や封鎖だけがパレスチナの人々を苦しめているのではない。イスラエル国内で「二級市民」として暮らすことを強いられている人々の苦しみが「軽い」なんて、決して思わない。

今年もビリンでは相変わらずゴム弾、催涙弾、深夜の少年たちの連行が続いていたし、村をカバーする監視カメラも稼働している。ジェニン難民キャンプ近郊では「容疑者捜索のため」ドローンがずっと飛んでいたし、エルサレムにもどんどん監視カメラが増えていた。これらすべてが「実績」だ。日本はオリンピック開催に向けて「安全確保」のため、このようなものを導入しようとしているのだ。少なくとも、その意図のもとに、わざわざISDEF Japanが開催されようとしているのだ。ここまで来てしまったんだなと思う。

アリーをはじめとするジャーナリストたちを返せ。「軍事見本市」反対。あまりの自分の無力さに、情けなくなってくるけれども、意志だけは示し続けたいと思う。

29日には、開催される場合は、会場となるとどろきアリーナ入り口前レンガ広場において11時半より「イスラエル軍事見本市をやめろ!大抗議行動」(主催:川崎でのイスラエル軍事エキスポに反対する会)が予定されています。

関連記事
神奈川新聞
http://www.kanaloco.jp/article/354048

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201808/CK2018081702000164.html

写真は、ビリンに集ったアリーを含めたジャーナリストたち。デモが始まる前のくつろぎのひととき。

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8月26日(日)14時半からスライドトーク(約70分間)

☆交通機関
路線バス (浦31系統)JR京浜東北線北浦和駅東口からさいたま市立病院行き「北宿」下車徒歩5分(東武バス)
JR京浜東北線浦和駅西口から市立病院行き「北宿」下車徒歩5分(東武バス)
(浦和08系統)JR京浜東北線浦和駅西口から南台行「三室」下車徒歩5分(国際興業バス)

☆所在地
住   所 〒336−0911 さいたま市緑区三室2614−2
電話番号 048−810−4155
FAX 番号 048−810−4156
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