|
翌朝、目が覚めると、二日酔いの気配、しかも風邪っぽい。二日酔いなのか風邪なのか判らぬままに布団から這い上がり、ケンタロウを起こして、二人で食堂へ行くと、もうすでにご夫妻は日常の作業に取り掛かっている。しかも、ウエマツさんは朝早くに起きて、銭湯へ行き汗を流し、池の世話も終わらせてきたそうだ。
私は、二日酔いする自分を潔しとしない。どんなに深酒しても、翌朝はきちんと起きて仕事なりなんなりをするべきと考えているので、空元気で動こうとするにも、不本意ながら寒さゆえ、身体がどうにもこうにもいうことをきいてくれない。本当にバカタレである。
ケンタロウと共に遅い朝ご飯を頂き、くつろいでいると、雪が降り出した。ケンタロウは案の定、大喜びで外に出て行ってしまった。彼にとって、空から降ってくる雪を見るのは生まれて初めてのことなのである。風邪をひかなければ良いのだけれども...
実は数日前、ナオミさんのお父様が病院に運ばれたのだが、昨日の新年会の予約が入っていたので、栃木の実家に帰れずにいたらしい。新年会が終わった翌日の今日、ご夫妻がナオミさんの実家のある栃木へ行くついでに、八王子近辺まで同乗して、最寄りの駅前で降ろしてもらうことにした。私たち父子からしたら、まさに、不幸中の幸いではあるが、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいである。
正午過ぎに駒ケ根を後にして、一路、中央高速道路を八王子方面に向けて走り、2時過ぎに藤野駅前で降ろしてもらった。お土産まで頂き、本当にいたりつくせりで、申し訳ないやら、嬉しいやら、複雑な心境で駅へと続く階段を駆け上がった。
********************
ウエマツさん、ナオミさん、本当にありがとう。また4、5年したらお邪魔したいと思いますので、どうぞそれまでお元気で。
********************
藤野駅から八王子駅に出て、横浜線に乗り換えて横浜駅に到着したのが4時ちょうど、思い出せば、朝ごはんを遅い時間に食べたこともあって、お昼ご飯を食べていなかった。横須賀の母の家の戻るまで、まだあと1時間以上かかるので、何か軽食をと横浜駅東口地下街ポルタのレストラン・カフェ・エリアをうろうろしていたら、KFCのサインが目に入った。何も日本まで来てKFCを食べる必要も無かろうとも思ったのだが、昨晩、沢山の魚介類を食べたので、ケンタロウはそろそろKFCのようなジャンクフードを欲しているんじゃないかなと思い、カウンター後ろのメニューを見るものの、食べたいと思うようなものが全く無い。どうやら、ケンタロウも同じような感覚であったようで、選び悩んでいる。
後続のお客に順番を譲り、ケンタロウとひそひそ話。結局、一番安い2ピースとチップス(ポテトフライ)のセット650円を注文した。注文カウンターの横に隣のアイスクリーム屋さんと共用のEating spaceがあったが、帰宅途中の女子高生で満杯だ。幸い2座席が空いており、そこに座って1ピースづつ食べたのだが...チキンは骨ばかりで身が付いておらず、しかもやけに水っぽい。これ本当にKFC?日本の鶏はずいぶん痩せているんだね...なんて興味無さそうに食べている。まぁ、小腹を膨らませるには丁度良かったわけではあるが。
KFCのEating spaceを出た向かい側に、立ち食いの寿司屋さんがあった。それを見たケンタロウ、
“Dad, we should come in this sushi shop!!”
(父さん、こっちの寿司屋さんにすれば良かったね!)
ケンタロウの超変革の始まりである。
|
全体表示






ちゃんとしたものを食べているから、分かるんですよね。Songlarkさんの食育の成果ですよ。フランスも私たちの世代は食育はあったのですが、あのフランスさえも今はマクドナルドとピザに押されているようですから・・
2017/7/11(火) 午後 9:40
若いうちにできるだけ良いものを食べておけば、舌が肥えるといいますかね、本物の味の記憶というものが残ると思うのですね。生きてゆくうえでとても大切なことと認識しております。
2017/7/13(木) 午前 7:55