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THE WIND FROM TERRANORA
オーストラリアのTweed Coastからの便り

書庫音楽っぽいもの

歌はへたくそですが、好きです。

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私の朝は早く、日が昇る二時間ほど前に家を出ます。
先日、仕事場に向う途中の、真っ暗闇のなかのTerranora Roadを運転中、
日本語の歌を歌っている自分に気が付きました。
「気が付きました」なんて、まるで人事のようですが、
「あれ?なんでこんな歌を歌っているのだろう...」と気が付いた自分がいました。
そして、歌っていたのが...

ff (フォルティシモ)

気が付いたのは、

♪こぶしを固めろぉ〜 叩きのめされてもぉ〜

の節の部分。ご丁寧に足踏みまでしていました。
フォルテッシモは、1985年、私が大学1年生の時に発売された曲ですが、
ボーカルの大友康平氏も、ハウンド・ドッグも決して好きなタイプではないので、
あれから30年近く経過した今、
何故にこの曲が突然、頭に浮かんだのか不明です。
しかも、何故か全ての歌詞を覚えていて、

♪お前の涙もぉ〜


から

♪愛をぉ〜 込めてぇ〜 つよくぅ〜 つよくぅ〜

まで、全てソラで歌うことが出来たのです。

早朝の仕事を終えた後、早速、Youtubeにて、
昔の大友康平氏が歌うフォルテッシモのビデオクリップを観てみました。

くっ、くさい...

そうだったのか、私は「くさかった」んだ。
すっかり忘れていたけれども、私は「くさかった」んだ。
仕事が本当に忙しくて、「くさい」自分すら忘れていたんだ。

若返ることは出来ないけれども、
あの頃のように、「くさく」生きることなら今でもできるかな。
そう、いまさら失うものなど、何もないのだから。



脳みそ垂れんと

いつも気になるのが、日本の「タレント」という職業、芸能人、著名人、文化人、元スポーツ選手...TV出演する人々、あるいはしたい人々が一概に使う職業名であるようだが、この「タレント」という職業の語源と思われるTalentという英語、「才能」「素質」「力量」「天分」といった、生まれ持った人より優れた資質を指す。最近の自称「タレント」の言動を見聞すると、

脳みそ垂れんと??


と思わずにはいられない...

しかし、どうやら最近の激務で脳みそ垂れんとなのは、私のようだ。今日一日中、
この歌が頭の中を駆けめぐっていた。


可笑しなことに、この曲を口ずさんでいたら、周りの作業員にも伝染してしまったらしく、皆に責められてしまった。どうやら脳みそ垂れんとは伝染するらしいから、気をつけなければならない。

本来なら、この曲、Camptown Racesのうんちくを垂れるところなのだが、あまりの暑さに脳みそ垂れんと、今日はこれでおしまい。

Songbird

Songbird

For you there'll be no crying
For you the sun will be shining
'Cause I feel that when I'm with you
It's all right I know it's right

And the songbirds keep singing
Like they know the score
And I love you I love you I love you
Like never before

To you I would give the world
To you I'd never be cold
'Cause I feel that when I'm with you
It's all right I know it's right

And the songbirds keep singing
Like they know the score
And I love you I love you I love you


できれば、時計の針を戻して、あの頃に戻りたい...
そんなつらい思い出のひとつやふたつは、誰にでもあるものさ。

切なくて、哀しくて、悔しくて、やり場を失くして、
どうにもならないけれども、
一度流れ去った時を戻すことは、
誰にもできないんだよ。

でもね...
時の流れを遡ることはできないけれども、
時の流れに身をまかせることはできると思うんだ。

荒波にもまれているときは、
流れに逆らうよりも、
あえて、流れに身を任せてみるのも、
悪いことではないかもしれないよ。

どんな荒波も、
時が経てば、やがて穏やかな流れになるものなのだから。

そして、その流れのたどり着く先は、
「思い出」という淵。

もがいて苦しむよりも、
流れに身をゆだね、
周りの景色を見ることも、
時には必要なのかもしれないね。

愛燦燦(その2)

日本語を知っていて、本当に良かった。
「愛燦燦」
作詞・作曲 小椋 佳

雨 潸々と この身に落ちて
わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
人は哀しい 哀しいものですね
それでも過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね

風 散々と この身に荒れて
思いどおりにならない夢を 失くしたりして
人はかよわい かよわいものですね
それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね

愛 燦々と この身に降って
心秘そかな嬉し涙を 流したりして
人はかわいい かわいいものですね
ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね

ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね


言葉は心の鏡...
もっともっと、心を澄まさなければならない、
そんなことを、この曲を聴くたびに思う。
ここTerranoraにも春が訪れ、ジャカランダの木が花を咲かせ始めた。
この南・中央アメリカ原産の紫色の花を咲かせる木、
日本からの移民の方々には、桜を彷彿させるようだが、
桜は入学式の頃満開で、春の訪れを表す「晴れ」のイメージであるのに対して、
オーストラリア人にとって、ジャカランダは辛かった大学の期末試験を彷彿させるようで、
あまり良いイメージを持たない人も多い。


イメージ 1

ここ、オーストラリアは、これから夏に入るが、
教育機関はクリスマス休暇を挟んで、年度末・年度始になる。
あと一ヶ月もすると、卒業シーズンに突入、
Schooliesといって、高校を卒業した子達がゴールドコーストに集合、
街はひっちゃかめっちゃかの様相を呈する。

南半球では、気温の上昇と共に卒業式、
極寒の2月に行われる日本の卒業式とは異なり、
「おごそか」という雰囲気を感じることは非常に難しく、
「パーティー」という言葉がふさわしいようなセレモニーである。

私も、ここオーストラリアで一度卒業式を迎えたことあるが、
卒業式は夕刻からで、式典の前にまずはシャンパンで乾杯、
ほろ酔い気分で式典に参加したことを思い出す。

ところで、私の時代は、卒業式といえば「仰げば尊し」、
この曲無しでは卒業式は迎えることができないというくらい定番の卒業式の曲。



また、私の時代は歌謡曲が卒業式に使われるなどということは考えられなかった。この曲も定番であった。


しかし、この曲の出現で流れが一気に変わる。
私の中学校は採用しなかったが、この曲を卒業式に使い始めた中学校がちらほら出現し始めた。



高校卒業間近、私よりひとつ年上の尾崎豊が「卒業」をリリース、
窓ガラスを壊す勇気は無かったものの、この曲にしびれた。



生前の尾崎は「卒業」でこんなことを歌っていた。

何に従い 従うべきか考えていた
ざわめく心 今の俺にあるものは
意味無く思えて 戸惑っていた
〜〜〜
ひとつだけ わかってたこと
この支配からの 卒業


あれから30年が経過して、
何に従い、従うかを考え、
意味無く思い、戸惑った結果、
ひとつだけ、判ったこと...


自由には責任が伴うということさ。

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