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ジェニーちゃんが私の元に嫁いできたのは2000年、12年も前のこと。
6気筒、4.2リットル、96KW/129HPの無骨なお嬢ではあるが、 Up & Downの激しい私の生活を支えてくれた、大事な大事なお嬢である。 Machine will look after you if looking after it. 機械というのは、非常に正直なものだと思う。 きちんと面倒を見れば、期待通りの働きをずうっとしてくれるものだと思う。 この12年間、私はジェニーちゃんを大切に扱ったし、メインテナンスも欠かしたことがない。 常にジェニーちゃんの発する音には気をつけ、 少しでも異音(悲鳴)が聞こえれば、ただちにボンネットを開けて点検したし、 自分で判らない時には、サービスに出した。 3年前に、ここTweedに引っ越してきてから、 極度に走行距離が減ってしまったが、 それでも500,000kmに達する走行距離、 それにも係わらず、今まで特に大きな問題も起こさずに、 私と苦楽を共にした、まさしく「相棒」なのである。 そんなジェニーちゃんとも、とうとうお別れの時が来た。 なんと、私は、年老いたジェニーちゃんを捨てて、 若いサリーちゃんに乗り換えてしまうのだ! あまりにも酷すぎはしないか...との自問自答の毎日である。 でも、若いサリーちゃんの魅力に、私は負けてしまったのである。 サリーちゃんは現代っ子だけあって力強く、また、足腰はしなやかで、 とてもなめらかなのである。 中年の私を優しく包み込んでくれるのである。 中年オヤジは、この「優しさ」にしごく弱いのである。 素っ裸にエプロンなんてされたら、もうメロメロなのである。 この先のジェニーちゃんの行方はまだ決まっていない。 サイトに残し、Farm Uteとして使うという案があるが、 シャチョーが乗るという案もある。 でも、これだけは絶対に阻止したい。 私のジェニーちゃんがシャチョーに乗られるのは耐えられないものがある。 元彼女が、親友に寝取られる感覚とでも言おうか。 さようなら、愛しのジェニーちゃん... 12年もの間、私の面倒をみてくれて、本当に、本当に、ありがとう。 1,000,000kmまで一緒に過ごそうね.... という約束は果たせなかったけれども、 貴女と過ごした時間は、決して忘れません。 |
ジェニーちゃんとのデート
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今朝、環境調査のためにプロジェクト・サイトへ行ったが、 エンジンを一度止めて、フロント・ゲートの鍵を開けて、 中に入ろうと再びジェニーのエンジンをかけようとしたら、 クスン、クスン、クスン.....クスン....クス.....クス....クスン。 バッテリーが上がってしまい、エンジンがかからない。 こういう時に限って、ケータイを家に忘れてきたりする。 しかも、ここ最近の長雨で、トラックドライバー達もお休み。 Slangはいけないと言っておきながら、思わず絶叫してしまった。 街中でこういうことが起こったら、何とかなるのだが、 田舎で起こるとさぁ大変。しかもケータイ無し。 家を出るとき、少しエンジンのかかりが悪くて嫌な予感がしたんだよな、 来る途中、ケータイを忘れてきたことに気がついたのだけれど、戻ればよかったな、 と思っても後の祭り。 仕方が無いので近所のサービス・ステーションまで歩くことにした。 約4km、これは非常に近い距離と言って良い。 幸い、雨も降っていない。 ただ、バッテリーを持ち帰るのは大変だな、無茶苦茶重いものな、ヒッチハイクでもするか、 なんて事を考えながらとぼとぼとハイウェイ沿いを歩いた。 一時間ほど歩いて、BPのサービス・ステーションに到着、 ところがこのBPのサービス・ステーション、マクドナルドはあるのに、 車のパーツは一切置いていないおちゃらけサービス・ステーション。 さてさて、困った、困ったとあたりを見渡すと... 幸い、このサービス・ステーションの裏側がインダストリアル・エステイトになっており、 たまたま車の修理屋さんがあって、 たまたま自分の欲しいサイズと極の位置のバッテリーが置いてあった。 購入の際に「これ持ち歩いて4km歩くの、大変だなぁ〜」と聞こえよがしつぶやいたら、 メカニックのおじさんが修理の終わった車のテストドライブを兼ねて、 サイトのフロントゲートまで送ってくれるという。 私はいつも何か(私自身はエンジェルという言葉を使うが)に守られているので、 こういうことがあっても決して慌てないのである。 おじさんに深くお礼を言って、早速バッテリーを交換、一発点火だ。 しかし、エンジンをかけたのにVoltage meterが全く動かない。 普通はエンジンをかければAlternator(充電器)が働き12Vから13Vくらいに上がるから、 Voltage meterも少し上昇するはずなのだ。 「こりゃあAlternatorだな....、参ったな高くつきそうだな....」 なんて事を思いながら、バッテリーを購入した修理屋さんへ。 私を見たエンジェルのおじさん、「へ?」の顔をしていたけれど、 訳を言ったら早速点検してくれて、 Alternatorが全く働いていないことを調べてくれた。 「次の点検は500,000kmだもの、どこもかしこもがたがきても仕方が無いよ...」 と言ったら、目をまん丸にしていた。 この国でも500,000kmも走ればたいしたものなのだ。 今日は忙しいので、月曜日ならいいよ、とのこと。 でも、気の良いおじさんには申し訳ないけれど、 TOYOTAのディーラーにはジェニーの点検記録が残っていので、 月曜日の朝にブリスベンにあるディーラーで点検、及び修理を受けるよう予約した。 月曜日の朝はまたディーラーに色々とTeasingされそうだ。 点検の度に、「いつ新車は買うの〜」と囃し立てられる。 そのたびに、「世界のTOYOTAのランドクルーザーだもの、まだまだだいじょうぶだよ〜」と切り返す。 ジェニーは今、家の外で死んだようにひっそりと佇んでいる。 放電して月曜日の朝、エンジンがかからないと嫌だから、 バッテリーのターミナルをはずしてあるのだ。 というわけで、週末はジェニーなしの生活。 お疲れジェニーちゃん、もう間もなく引退できるから、 それまでもう少し頑張ってね。 |
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Kingscliffで晩御飯を食べた後、 一路Tweed River沿いにMurwillumbahと言う舌をかみそうな名前の街へ。 私はこの街の名前をいまだに上手に発音することが出来ません。 Murwillumbahからさらに内陸へ入ると、 そこは世界遺産のGondwana Rainforest of Australia, この名称は我々地元民にはあまり馴染みがなく、 QLD側はRamington National Park、およびSpringbrook National Park、 NSW側はBorder Range National Park、あるいはTweed Rangeが馴染み深い名称です。 ここのところの長雨で山の緑は濃く、最高のドライブ日和でした。 山間の道はやがてピークに達し、そこにはNSWとQLDの州境があります。 ミニが立ってるグリッドが州境、 向こう側がQLD、手前がNSWです。 グリッドの上に立っての眺め。こちらがQLD側... そしてこちらがNSW側です。少しみにくいのですが、画像の奥にカメラのようなものが立っています。 これらはスピードカメラと同じセンサー式のカメラでした。 カメラには、CAMERAS MONITOR MOVEMENT OF LIVESTOCK INTO NSW と記されています。 QLDからNSWへは、牛や馬などの家畜の移動が禁止されており、 この裏道を通って家畜を移動させようとする業者の見張りをしているわけです。 また、このあたりの牛や馬が勝手に州境を超えないよう、道路にはグリッドが設置されているわけです。 さて、QLDに戻ってきましたが、この時点でQLD時間で7時、NSW時間で8時、 ようやく辺りが薄暗くなってきました。 QLDに入って10分くらい走った所にあるのがNatural Bridge(ナチュラル・ブリッジ)、 Springbrook National Parkの一部ですが、洞窟の中に落ちる滝があるところです。 この洞窟の中でこの時期、Glow worm(グロウ・ワーム)を見ることができるのです。 お昼過ぎに家を出たのは、実はこのGlow wormを見るためだったのです。 Glow wormとはUKの人が付けた名前で、 UKに生息するGlow wormと同様の発光をしますのでこの名が付きましたが、 オーストラリアのGlow wormは蚊に似た昆虫の幼虫で、 UKのGlow wormとは異なり、Worm(ミミズ、イモムシ)ではありません。 夏場の蒸し暑い夜にたくさん見ることができます。 Natural Bridgeは駐車場からおよそ200m、谷を下った所にあります。 ミニを連れていたので、真っ暗になる前に谷を下りました。 私達が行った時間はまだ少し早い時間だったせいか、洞窟の中はほとんど人がいませんでしたが、 途中、ハイヒールを履いて、トーチ(懐中電灯)も持たない日本人グループもみかけました。 自殺行為です。 洞窟に入ってしばらくするとぽつぽつと青白い光が見え始めました。 30分もしたら、天井は青白い光で埋め尽くされました。 たくさんの画像を撮ったのですが、 光が淡いのでうまく画像に収めることができません。 こちらはインターネットから。こんなに明るい光のわけではありませんが、 これほどたくさんの光があったことは確かです。 光が増えだした頃、たくさんの日本人、韓国人、中国人グループの観光客がやってきて、 洞窟の中はまるでラッシュアワーの電車の中のよう。 フラッシュを使って写真を撮っている人もたくさんいます。 どうやら退散の時間のようです。 ミニと私は8時少し前に洞窟をあとにし、
9時過ぎには帰宅しました。 ほんの半日の小旅行でしたが、 QLDとNSWの州境の裏と表を見ることのできたドライビングでした。 |
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クイーンズランド(QLD)の州都であるブリスベンは、 ニューサウスウェールズ(NSW)との州境のすぐ近くで、 NSWへはパシフィックハイウェイを経て一時間ほどで行くことができます。 NSWとQLDの州境は、Point Danger(ポイント・デンジャー)という岬から始まり、 Tweedの街の通りを抜けて、クーランガッタ空港の真ん中を横切り、 世界遺産でもあるGodwana Rainforest of Australiaを横断し、内陸へと続きます。 夏場、NSWはDaylight Saving Time(DST)を採用しますので、 Eastern Standard Time(EST)より一時間早くなり、DSTを採用しないQLDとは一時間の時差が生じます。 州境にあるTweedの街は通りを隔てて二つの州が隣り合っていますので、 NSWで新年のお祝いをしたあと、 通りをまたいで一時間後QLDでA Happy New Year! なんてことも可能です。 さて、今回のジェニーとのデートは、 ゴールドコーストのRunaway Bayのハイライズに住む友人を訪れた後、 NSWのKingscliffという街を訪れ、 山の中の道を通って、再びQLDに戻るというループの行程です。 350kmくらいの道程でしょうか。 ナビゲーションは全く頼りにならないミニでした。 理由があって、お昼過ぎに家をでました。 ゴールド・コーストへはブリスベン・シティから車で1時間、 我が家からも1時間とちょっとで行くことができます。 知り合いはハイライズ・ビルディングのアパートメントの14階に住んでいます。 南北に180度の眺め、遠くにはサーファーズ・パラダイスのハイライズ・ビルディングも見えます。 目の前に見えるのは、South Stradbroke Islandの南端。 島の南端とサーファーズ・パラダイスに続く砂州の切れ目はThe Spit、 外洋への出入り口です。 ユニットからの眺めのパノラマを作ってみました。 小一時間ほどお邪魔したあと、海岸沿いに南下、 サーファーズパラダイスへ向かおうと思ったのですが、 年末でゴールド・コースト・ハイウェイは大渋滞の様相、 サーファーズ・パラダイスは元々それほど興味が無かったので、 パシフィック・ハイウェイに戻り、NSWへと南下しました。 パシフィック・ハイウェイ上の州境はクーランガッタ空港の脇を通過中にありますが、 特にでかでかと表示されているわけではありませんし、検問があるわけでもないので、 いつの間にかNSWに入っていた、というような感じです。 日本の県境を越えるような感覚でしょうか。 しかし、日本の県越えと異なり、 実生活ではQLDとNSWでは随分異なることが多いようです。 NSWに入り野暮用を済ましたあと、 Kingscliffという街で早めの晩御飯を食べました。 この街は以前はとても静かな海沿いの小さな街だったのですが、 昨今の不動産ブームで、かなり俗化されてしまった感があります。 ミニはMixed Entree(2 Satays, curry puffs, spring rolls, deep-fried calamari)を、 私はLarb Gai(Spicy minced chiken, Thai herbs, lime juice and groud roasted rice)を頼んだのですが、 私の頼んだLarb Gaiは、それはそれは塩辛くてとても食べれたものではなく、 出されたものの半分も食べることが出来ませんでした。 出されたものを残すことは、私にとっては大変珍しいことです。 しばらくして、ウェイトレスやってきて、 "How was the meal, is everything ok?" 「お食事はいかがですか?」 と訊くので、素直に、 "Hum.... this dish was just too salty, too salty to eat...." 「しょっぱすぎて食べることが出来なかったよ...」 と答えました。 ウェイトレスは愛想笑いを浮かべながら、 食べ残しのお皿を奥のキッチンへと持ち去り、 数分後戻ってきて、 "Our chef said this is normal taste, I ate this dish a bit, but I didn't think too salty.... But, I'll discount this dish from your bill" 「シェフはこれが普通と言っていたし、私も少し味見したけれど、それほど塩辛いとは思わなかったわ。でも、このオーダーの料金は差し引いておくわね。」 とのこと。別に料金は差し引いてもらわなくても良かったのだけれど、 本当に塩辛くて、食べられたものではなかったのです。 言いたいことはたくさんあったけれど、 ミニが目の前にいたし、雰囲気からしてこちらの言うことを受け入れくれそうも無かったので、 この場は黙ってやり過ごしました。 私は最近、滅多に外食をすることがありません。 理由はいくつかあるのですが、 最大の理由は、料金に見合うサービスを得ることが難しいと考えるからです。 普段からオーガニックの食材を使用しているので、 普通の食材を使った料理には何か物足りなさを感じてしまうのです。 さらに、人工調味料(味の素、MSG)を使っている料理を食べた後は、 口の中がぬるぬる、さらに激しい頭痛に襲われるので、 とてもではありませんが、エンジョイすることが出来ないのです。 実は会社に本気でオーガニック・レストランを開くことを勧めています。 答えは...まずはプロジェクトの成功が第一、それが終わったら何してもいいよ、とのこと。 レストランの名前はもう決まっています。 ”Wagamama(我が侭)"。 この「我がままレストラン」、オーガニックの食材のみを使用したレストランで、 お客さんはあらかじめアレルギーを示す食材や苦手な食材を登録しておく必要があります。 全てオンライン化されており、 いちいちこの食材は使わないで、この食材は入れないでと説明する必要の無いレストランです。 絶対儲かると思うんだけれどもなぁ。 さて、Red Hot Thai CafeのあるKingscliffを後にしたミニと私は、一路NSWの内陸へ向かいました。 この時点で、QLD時間で6時、NSW時間では7時、 西日の一番強い時間です。 この話、長いので次に続きます。 |
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サンシャインコーストの北のはずれNoosa(ヌーサ)のさらに北側には、 Teewah Beach (Forty Mile Beach)といって、干潮時に4WDの走行が可能なビーチが続きます。 Forty Mile Beachの別名があるくらいですから、40マイル(64km)くらい続くビーチで(実際は50km強)、 北側の端のDouble Island Pointまで一時間近くビーチの上を突っ走ることになります。 (画像は昔のアルバムから) (Double Island Point) Great Sandy National Parkの一部であるTeewah Beachはキャンパーに大変人気があり、 クリスマスとイースター・ホリディ中、ビーチ沿いはテント、テント、テント...、隙間無くテントが続き、 まるで、シティのアパートメント並みの人口集中度です。 途中、Coloured Sandといって、様々な色をした砂のデューンが有名です。 (Coloured Sand) さて、Teewah Beachの終点のDouble Island Pointの近くにはその昔、 Cherry Ventureという難破船がありました。 一番最初に訪れた時は、まだ船の煙突もたっていたのですが、 その後、潮風によって腐食がすすみ、今ではもう跡形もありません。 (Cherry Venture、2000) このチェリー・ベンチャーの少し先から岬を横切る細い道がありますが、 この道を抜けて岬の反対側に出るとそこはRainbow Beach(レインボー・ビーチ)、 それはそれは、大変美しいビーチです。 レインボービーチへは内陸からも行くことが出来るのですが、大変遠回りなのです。 (Rainbow Beach) この、レインボービーチに一番最初に訪れたのは、もう15年も前のこと。 スズキのジムニー(Suzuki Sierra)をヌーサのレンタカー屋さんから借りました。 今思い返せば、よくもまぁ、あんな小さな車で行ったものです。 でも、レインボービーチは本当に本当に美しくて、心が洗われる思いでした。 今でも、私のお気に入りの場所のひとつです。 このジムニー、ギアボックスがジャムするという構造的欠陥を備えており、 私達の借りたジムニーも帰り道、このチェリー・ベンチャーからそう遠く離れていないところで ギアボックスがジャムしてしまいました。 チェリー・ベンチャーの裏手にアイスクリーム売りのおじさんがいて、無線を持っていたことを覚えていたので、 てくてく、てくてくとチェリー・ベンチャーまで歩いてゆきましたが、一向に近くなりません。 ビーチでは距離感というものがなかなかつかめないものなのです。 近くにみえても、かなりの距離がありました。 迎えに来てもらえることができました。 ビーチで故障するのも初めてならば、ビーチの上で牽引されるのも初めて、初めて尽くしの体験でした。 初めて尽くしの一日だったけれど、本当に楽しい一日でした。 (Towed away...) その後、仕事でほとんど毎日のようにジェニーでビーチを走ってきましたが、 ジムニーとすれ違うたびに、「ギアチェンジは慎重にね...」と余計な心配をしてしまうのです。 2度ほど故障したジムニーを救出したことがありますが、いずれもギアボックスのジャム。 どちらもスクリュードライバー一本で直してあげることができました。 急ハンドル、急ブレーキ、とにかく「急」のつくことは厳禁です。 急を要するのは救急車だけです。 少しでも不安に思ったら車を降りて、自分の足で確かめることも大切です。 |





