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スフィンクス状態から脱出したのは良いのだけれども...
角刈り 北朝鮮のリーダー、金正恩のようになってしまった。
トホホ... |
体のお話し
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詳細
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私は、非常に痛みに強く、ちょっとやそっとのことでは決して音を上げません。中学生時代に遡るのですが、それまでの私は泣き虫で、堪え性の無い少年でした。両親が厳しかったので、「泣く」ということが、両親の折檻から逃れる術ということを、本能的に知っていたのかもしれません。
私の右手の甲、薬指の付け根から手首のくるぶし(豆状骨)方向にかけて大きな傷跡があります。中学生の頃、自転車事故で生じた傷跡で、事故直後は気が付かなかったのですが、しばらくして、右手に生ぬるい感覚、良く見ると手の甲がぱっくりと割れていて、血がだらだらと滴り落ちているではありませんか。傷口からは、骨や血管、白い神経、黄色の脂肪組織などが良く見えました。 一歩間違えば動脈切断、結局、14針を縫う大怪我だったのですが、私は、この事故を機に痛みに強くなります。同時に、「泣く」ことによる逃げもしなくなります(四十路になってからは、違う意味で非常に涙もろくなってしまいましたが)。 大学生時代には、足首を脱臼、衝立の後ろで、2人の医師が、「これは、大きな病院に移送して手術だなぁ...、救急車を呼ぼう...」と話しているのを聞いて、 手術なんてとんでもないと、床に足首を叩きつけ、無理やり脱臼を戻したことがあります。 涙目になりながらも「せっ、先生...脱臼が治りました...」半信半疑の医師達でしたが、再度レントゲンを撮影したところ、脱臼した関節は定位置に戻っており、 大病院には行かず、Plaster(ギブス)で足首を固定、数ヶ月後には、ラグビーのゲームに復帰していました。 ラグビーから引退する直前は顔の怪我が絶えませんでした。毎週末のように、まるでマンガのような青あざを目の周りにこさえてました。本人より、周りの人々の方が心配したくらいです。 こんな私ですが、どうしてもガマンできないのがMigraine(偏頭痛)、時々、頭が割れるのではないか...と思われるほどの頭痛に襲われます。この偏頭痛、私の場合、予兆無く訪れ、長い時には半日ほど続きます。頭痛薬が効くこともあれば、効かないこともあり、私の偏頭痛にはまだ、適切な対策方法がみつかっていません。強いてあげれば、「時間」でしょうか。偏頭痛の嵐が通り過ぎるのをじっと我慢して待つ他、方策が見つかっていないのです。 私のサイトのFirst Aid Kitの中には、頭痛薬が入っていません。その理由はふたつほどあるのですが、そのうちの一つは、「頭痛薬を必要とする頭痛があるのなら、仕事を休むべき」だからです。しかし、一方で、頭痛が仮病の原因になりやすいことも事実です。痛みは当事者にしか感ずることができず、また、感じ方も人それぞれ、痛みのバロメーターがあるわけでもないのです。 この話、どうにもまとまりがつかず、先ほどから激しい偏頭痛に襲われています。まとまらないから偏頭痛が発生したのか、あるいは偏頭痛によって話しがまとまらないのか...いずれにせよ、「頭が痛い」ことには、変わりのないようです。 |
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Celiac disease(シリアック・セリアック)病について、12話にも及ぶ長い連載を、ブログという、とても私的でありながら、公的な場で掲載しましたが、実は、私はPhD holder(理学博士)であっても、MD(メディカル・ドクター)ではありません。もちろん、私の記事は、私自身の言葉を使って書き上げたものでありますが、情報の元は、私自身の経験とインターネットを通じたものであって、私自身には、Celiac disease(シリアック・セリアック)病を診断する何のQualification(資格)もありません。
でも、経験者として、あるいは、ある程度の知識がある者として、セリアックの症状に悩まれている方、あるいは今後、悩まれるであろう方のために、少しでもお役に立てればとの思いで、この連載を立ち上げたのです。きっかけは、セリアックに悩まされている方からの私のブログの訪問に始まります。このお方のブログを読んだ時、いよいよ日本にもセリアックが蔓延するする時代が始まったのか...との思いが強く、また彼女の記事を読んで、自前の「正義感」とでも言いましょうか、Anti-majorityの精神が表に出てしまったことは確かです。Anti-majorityというよりも、日本の医学会に対してのFrustration(フラストレーション)と言っても良いかもしれません。
私自身、にわか医師になるつもりなんて全くありません。第一、医師になるトレーニングを受けていないのですから。でも、セリアックに関する私の知識と経験はShare(共有)できます。この連載は、そのShareのひとつです。私がこの連載を立ち上げた理由は、一人でも多くの潜在的セリアックの患者が、自身がセリアックであるということに気がついたら良いとの想いからです。一人でも多くの方が、経験した苦労を重複しなければ良いとの願いからです。
今の世の中、たくさんの情報が溢れています。たくさんある情報の中から、適切な情報を収集する能力が求められていることには、間違いなさそうです。
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Celiac disease(シリアック・セリアック)病は日本においてはまだまだ稀な疾病なのかもしれませんが、欧米、特に北ヨーロッパではかなり深刻な疾病で、早期におけるスクリーニングが推奨されています。日本においても、生活様式、食文化の欧米化に伴い、今後、国民比における疾病率は向上してゆくものと予想します。今のところセリアックに対する有効な治療方法は存在しません。グルテンを摂取しないことが唯一、この病気と付き合う方法です。しかし、これだけグルテンが出回っている世の中で、グルテン抜き(グルテン・フリー)の生活は可能なのでしょうか。
答えはイエス、決してたやすいことではありませんが、不可能ということではありません。実際、欧米には多くのセリアック患者が存在しますが、グルテン・フリー・ダイエットで、健常人と何の変わらぬ生活を送っています。日本でグルテンフリーを実行にするには、連載の最初の頃に記した通り、食品の添加物、そしてセリアックに対する理解が乏しいため、今のところ外食は困難を極めるかもしれません。しかし、日本は魚介類とお米が豊富な国、グルテン抜きの素材はいくらでも入手できます。食品への添加物をある程度理解すれば、家庭での食事には、それほど苦労しないはずです。 初期の段階でセリアックの診断が下れば、グルテン・フリー・ダイエットによって早急な回復が期待できます。それこそ、見違えるほどの回復が望めるはずです。しかし、私が最も危惧するのは、セリアックであることに気がつかずに長期にわたってグルテンを摂取し続け、様々な合併症を引き起こしているケースです。病気のスパイラルとでも申しましょうか、病気が病気を呼び、何が主原因が判らなくなってしまうケースです。特に、化学物質に関しての過敏症に陥ってしまうと、野菜の残留農薬、建材のホルマリン(シックハウス症候群)、車や工場からの排気ガス、極端な例ではエアコンディションからの空気にすら身体が反応してしまいます。 本来なら大丈夫なはずの野菜を食べても調子が悪い... 本来なら大丈夫なはずの空気を吸っても調子が悪い... 信じられないことかもしれませんが、実際にあることなのです。ここまで陥ってしまうと、例え食事をグルテン・フリーに切り替えたところで、回復までにとてつもなく長い時間を費やさなければなりません。一度落ち込んでしまった体調を元に戻す方法は、ひとそれぞれですから、あえてここでは言及しません。ここで「これが良いんですよ」、「あれが良いんですよ」と言ってしまっては、単なるセールスマン、今回の連載の意味が無くなってしまいます。ここから先は、個人に合った方法で回復してゆくべきと私は考えるのです。 これは、セリアックに限らず、どんな病気にも言えることなのですが、大切なのは病気に対する理解と、周囲の人々のサポートです。セリアックは、本人の理解・努力もさることながら、周囲の人々の理解・サポート無しでは決して脱出することができない疾病です。この連載は、今現在セリアックに悩ませれている人々に少しでもお役に立てればとの思いで書きましたが、同時にセリアックで苦しむ人々を取り巻く人々に対しての、応援歌でもあるのです。 セリアック患者は好んでセリアックになったわけではありません。そのことを理解できれば、今後増え続けるであろうセリアックともうまく付き合ってゆけるのではないだろうか、そんなことを思うのです。 まだまだたくさん書きたいこともあるのですが、とりあえず連載はここで終了です。 ブログという両方向のコミュニケーションができるツールを利用して、もし、ご質問、ご意見などがありましたら、遠慮なく申し付けてください。お手伝いができたら幸いです。 (28.09.2011、Tweedにて) |


