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THE WIND FROM TERRANORA
オーストラリアのTweed Coastからの便り

書庫風景(サイト編)

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Curry Friday(カレー・フライディ)と称し、毎週金曜日、職場での昼ご飯に一皿2ドルでカレーを提供している。二ヶ月ほど前に始めたのだが、今では噂を聞きつけた業者もやってくる。一回あたり作れるカレーは20人分なので、予算は40ドルである。

20人分のカレーを作るには2kgの肉(魚)が必要で、1kgあたり10ドル以内の肉(魚)を購入しないと予算オーバーになってしまう(なってしまっていた)。オーストラリアでは、1kgあたり10ドル以内の新鮮な魚の切り身を購入することはまず不可能、従って、過去のカレーは牛、豚、鶏肉を使用。ちなみに、過去作ったカレーは...

Japanese Curry (Pork)
Thai Green Curry (Prawn)
Tomato Curry (Pork)
Pumpkin Curry (beef)
Malaysian Curry (Rabbit)
French Curry (Beef)
Korean Curry (Beef)
Mexican Curry (Taco Rice) (Beef)
Singaporean Carry (Chicken)
Nepalese curry (Pork)

一番最初に「毎週異なるカレーを一年間(52週)作ることができる!」と豪語してしまったので、これから先、苦労しそうではあるが、とりあえず今のところは、泉のようにアイデアが浮かんでくる。

さて、私の職場であるが、職業柄、釣り好きな人が多く、三人いるDavidのうちのDavid Crも釣り好きのひとり、毎週金曜日のカレーランチの後には、「週末に俺が魚を釣ってくるから、次は魚のカレーにしよう!(I'm gonna be caching fish this weekend, lets make fish curry next week!)」と言う。それで、月曜日の朝のToolbox meetingでは「魚は釣れた?今週は魚のカレー?(Did you catch fish? or Are you going to catch fish for this week's curry?)」と切り出すのだが、いつもしょんぼり、そして「次回...(Next time....)」の空返事。

業を煮やした私は、先週末の月曜日の朝のToolbox meetingで、皆の前で宣言した。「今週のカレーは魚のカレーだよ。でもDaveが魚を釣ってこなかったら、魚抜きの魚カレーだよ!(I'm gonna be cooking Fish Curry this Friday, but I'm gonna be cooking Fish Curry without Fish if Dave is not catching fish before Friday!!! )」。

奮起したDaveは、火曜日以降、毎晩、帰り道に釣りに出かけていたよう。金曜日にはTailor(テイラー)とBream(キチヌ)の切り身2kg分を持ってきた。これらの切り身を、木曜日の晩に作っておいたナスとたけのこを使ったカレーで15分ほど煮込んで、Fish Curryの出来上がりだ。ベスト3に入るカレーと大好評であった。さらに、肉を購入しなかったので、15ドルほど利益が出た(利益は職場のクリスマスパーティ用にプール)。

Daveにとって、数日で5kg(2kgの切り身)分の魚を釣ることは、かなりのプレッシャーであったことだろう。しかし、彼は職場の皆のために5kgの魚を釣ってきた。こうした些細なことの積み重ねで、私達、職場の輪は広がってゆくのだろうし、結束は強まると思うのだ。

「物つくり」とは、本を正せば、たどり着く先は「人」である。オートメーション化が進んでも、機械、あるいはコンピューターによる簡略化が進んでも、たどり着く先は「人」である。「人」を大切にせずに、「物つくり」を成すことはできないと、私は思う。このことは、なにも「物つくり」に限ったことではことではあるまい。

私が目指すものは、「人」による「物つくり」。古き良き時代のオーストラリア、つまりMateship、これが私の目指すものである。

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Show the Loo

世の中には、変わった人がいるものです。私の職場は、Pacific HighwayのTweed Valley Wayへの出口近くにありますが、サイトへ連なる一本道の途中にはゲートがあり、週末は施錠され、職員以外は中には入ることができません。最近、ゲートの位置をTweed Valley Way近くに移動したので、Tweed Valley Wayからゲートが見えるようになりました。

日曜日の午後、ルーティン・ワークのためサイトへ行き、このゲートを開けようと車を降りたところ、ゲートの前にあったのは…

てんこ盛りの糞

一体誰が、見晴らしの良い道路の真ん中で脱糞したのでしょうか。普通、犬は脱糞した後、ペーパーでお尻を拭かないので、人糞であることは間違いないようです。

黒々とした、てんこ盛りの人糞を見て、深い感慨に耽った私も、変わった人なのかも知れません。ちなみに、私のiPhoneには、Show the LooというAppsが入っていて、最寄の公衆トイレの位置を教えてくれます。
イメージ 1
この糞の落とし主も、このAppsを持っていればこんな所で糞を垂れなくても良かったのにねぇ。ちなみに、Show the Looによりますと、サイトに近い公衆トイレは、2km手前のBPのサービス・ステーションか、2kmほど先のStott IslandのEnvironment Centreのようです。

キャプテン

私は、幼少期を東京亀戸の下町で過ごした。
下町の小学校は小ぢんまりとした小学校で、
丙午(ひのえうま)ということもあり、学年には2クラスのみ、
三年生から四年生に上がる時にクラス替えがあり、
低学年は堀先生(女性)、高学年は竹内先生(男性)が担任であった。

どのようないきさつであったか忘れてしまったが、
小学6年生の時、児童会長を努めた。
こちらで言うSchool Captain(スクール・キャプテン)、
朝礼や運動会などで全校生徒の前に立ち訓示を述べ、
学級代表が集う学級委員会を取りまとめた。

私は、身体は大きかったが、晩生であったと思う。
中学、高校では、私自身が「暗黒時代」と呼ぶほどに、陰鬱な時を過ごした。
実際はそうではなかったのかもしれないけれども、
壁に頭をガンガンぶつけたくなるような思い出に満ち溢れている。

ここのところ、サイトはどたばた続きであったが、
先週から新たなマネージメント体制が敷かれ、
私を含めた4人のマネージャーと共に、サイトを取り仕切ることになった。

私の役割は...
マネージャー達を取りまとめ、サブ・コントラクター達を取りまとめ、
さらに、その下で働く労働者達を取りまとめることである。
もちろん、今までのサイト・マネージャーの役割も継続しながら。

月曜日の朝、私は、皆の前でStep Upすることを誓った。
今までは、兄(Brother)的にサイトを取りまとめていたが、
これからは、父親(Father)的にサイトを取りまとめ、接することを誓った。

リーダーシップには様々な『色』がある。
私のリーダーシップの『色』は、どんな『色』であろうか...


私自身の許容を考えたら、
矢張り、「お兄ちゃん」的なもののような気がするのだ。

「父親的」に取りまとめるとは言ったものの、
それは私の色ではないような気がするのだ。
それで、木曜日の朝、皆にその旨を伝えた。

私自身にリーダーシップの資質が備わっているのか、私には判らない。
しかし、それは時が示してくれるはずだ。
結局、最後に残るのは、思い出だけなのだから。

今現在、私と共に働いている人々がいつか、
あの時は大変だったけれども、素敵な時間だったよな...と思えるのなら、
それだけでもリーダーシップの役割を果たすことができたと、私は思うのである。

素敵な思い出つくり...

それが今の私に課せられた役割のような、そんな気がする。



「花の金曜日」、略してハナキンという言葉がその昔あったが、
例え週末に働かなければならないと判っていても、週末前の金曜日は嬉しいものだ。
そんな嬉しい金曜日であるが、私の中に一つの不文律がある。

金曜日には新しい作業を始めない

週休二日制が定着しているここオーストラリアでは、
金曜日の作業はどうしても浮き足立ち、手抜きになりがちで、
また、不測の事態というものは大抵、新しいことを始めた直後に起こるので、
金曜日には新しいことを始めないというものだ。
従って私のサイトでは、金曜日に区切りが付くように作業の段取りを行っている。

そんなわけで、先週の作業も金曜日に終わるよう、
水曜日から金曜日までTip truck(ダンプカー)を、木曜日と金曜日にDigger(ショベルカー)を手配し、
金曜日の午後には一つの区切りが付いて、夕方には美味しいビールを飲めるはずだった。
しかし...

金曜日の早朝、サイトへ出向いた私は、真っ青になってしまった。
木曜日の晩、大雨(>100mm)が降り、雨水が建物内に浸入、
進入した雨水はさらに4トンのタンク設置のために掘った大穴に流れ込み、
設置途中であった4トンのタンクが浮かび上がってしまったのだ。
タンクは配管等全て終了しており、後は周りを埋めるだけの最終段階であった。

原因は、明らかに私にある。
前日、Diggerのオペレーターに、壁沿いの排水溝を埋めるように指示したのは私。
タンクの中を水で満たしておけばタンクは浮かび上がらないのは判っていたのに、そうしなかったのも私。
言い訳のしようが無い。

とりあえず、浮き上がったタンクへの配管を切り離し、
タンクをDiggerによって穴から取り出し、
土砂をDiggerによって掻き出し、
溜まった雨水をポンプで排出した。
2時間ほどかけて設置前の状態まで戻すことができた。

金曜日には新しい作業を始めない


この先の作業は、ミリメートル単位の作業であるので、
ここで、一度作業を停止し、タンクの再設置は、月曜日にしても良いと思ったのだが、
作業員達の励ましもあって、引き続き作業を続けることにした。
結果、お昼過ぎには元の状態に戻り、
タンクには4トンの水を入れ、
間隙には砂を入れることもできた。
これで、タンクは浮かび上がることも無いであろう。

Shit happens.


このようなミステークは、私にとって別に珍しいことではない。
先日はBobcatに誤って軽油の代わりにペトロール(ガソリン)を入れてしまったし、
図面とは間逆方向に排水溝を掘るようオペレーター達に指示、
本来とは逆の位置に2メートルもの大穴を開けてしまった。
そのたびに、私は自分の誤りを素直に認め、謝り、修復に努めてきた。

私は...
自分自身が完璧だとは思わないし、
ましてや、リーダーの資質があるとも思えない。
それでも、仕事柄、人の上に立って、人を使い、人を指導しなければならない。
今までは、自分ひとりでなんでもやってきたけれども、
これからはそういうわけにもゆかず、多数の人を使い、指導しなければならない。

私が求める リーダーとしての資質とは...
人の価値観が判り、人の痛みが判り、
そして、これらのことを理解したうえで個々に充実感を与え、
そして、自身も満足感を得ることができる環境を作り上げる、ということだ。
その過程で、小さなことは気にせずに、
Big picture、すなわち、将来を見越した視点を持つことができる、ということだ。
私には、その資質があるとは思えないのだ。

ところでこの日、それぞれ理由は異なるのだが、サイトは笑いに包まれた。

Markは前日、大きなミステークを私に指摘され、しょんぼりとしていた。
それはミステーク以前の問題で、起きてはならないことで、
私は、怒り心頭ではあったものの、それを態度に表すこともなく、彼に諭した。
そんな私がミステークを犯したのである、
きっと彼は救われた気持ちで一杯であっただろう。
これを機会に、彼には間違えた時には間違えたと素直に認めることを学んで欲しいと思う。

Colinは、今週ずうっとタンクの配管作業に携わっていた。
ようやく終了したところで、タンクが浮上、また一からやり直しだ。
本当に申し訳なくて、何度も何度も謝った。
しかし、そんな彼は笑いながら、
俺はチャレンジが好きなんだよ、やり直してみせるさ、
と言ってくれた。
復旧作業は決してたやすいものではなかったが、
彼のチャレンジ精神のおかげで、無事復旧させることができ、
彼もまんざらではないようであった。
Satoshiがボスでなかったら、やらなかったよ、
と片目をつぶって言ってくれた時には、涙がでそうであった。

高校を卒業したばかりのJackは訳もわからず右往左往、
時には足手まといになったりしたものの、怒鳴り散らされるわけでもなく、
無事に一日を終えた。
きっと何かを学んだはずだ。その証拠に、週末、彼からありがとうのメールが届いた。

外注のDiggerオペレーターのDarrenにとっては、こ の笑いに包まれたサイトが異様であったらしい。
普通、このようなミステークが起きると、サイトマネージャーは怒鳴り散らし、
サイトの雰囲気は最悪になるという。
皆、へらへら笑っているのがよほど不思議に思えたらしい、
Diggerのエンジンを止めて、わざわざ私の所まで歩み寄ってきた。

もちろん、私の心は一日中、泣いていた。
この私のミステークは、作業工程を遅らせるばかりか、金額的にも非常に辛いものだ。
でも、

Shit happens.

本来、ミステークを犯してしまった私自身が言う言葉では無いのだが、
起きてしまったものを嘆いても、責めても何も始まらない。
それならば、被害を最小限に努めるべく、努力をすべきではないか、
そんなことを私は思うのだ。

実は、この復旧作業を行っている間、
一番来て欲しくない人(シャチョー)が来てしまった。

私は復旧作業に没頭していたので、彼が自分のすぐ後ろに居るということにしばらく気が付かず、
振り返ってシャチョーがそこにいて、驚いてしまった。

心配そうなシャチョーは、異様な雰囲気を悟ったらしい、何が起こったんだ、と訊いてきた。
私は、

「なんでもないよ、タンクが浮かび上がっただけだよ、もうすぐ終わるよ」

と平然を装って言った。
別に隠す必要があるとは思わなかったのだが、
心配性のシャチョーが知ったところで、事態が改善するわけではないし、
彼が知る必要のあることとは、私には思えなかったのだ。
だから、淡々と起きたこと、そしてその理由、つまり私のミステークによって生じた問題であることを説明し、
その結果生じたダメージを報告した。

前述した通り、私は、私自身にリーダーの資質が備わっているとは到底思えない。
しかし、私は、私と共に「苦楽」を共にする人に対しては、「幸福感」を感じてもらえる自信はある。
それは、私自身の生き方、すなわち価値観につながるものなのだから。
自分自身、リーダーの資質が備わっているとは思わないが、
自分自身の価値観に関しては自信があるから。

プロジェクトはまだ立ち上がったばかり、これからはより「苦」を多く感じることであろう。

でも、なんとかなるさ...

美味いビールを飲みながら、そんなことを思ったFxxking Fridayであった。

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CSI Tweed

先日、サイトの資材置き場に足を運んだら、
白骨死体が...

サイトには牛、ウマ、豚の家畜は入らないので、
ネイティブ、あるは野生化したペット(犬猫)の白骨体かと思われる。

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これは、現場の白骨体のIdentificationの鍵となる、歯を含めた下顎


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そして頭頂骨


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インターネットにて、ネイティブ、そしてペットの骨格を調べてみた。
まず最初は、コアラ


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続いてポッサム


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そしてワラビー


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こちらは犬(ディンゴ)


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そして

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イメージ 5

答えは歯の形状にあるようだ。
どうやらこの白骨体は、草食動物のものであったらしい...

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