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Crownie(クラウニー)の愛称でも知られるCrown Lagerは、オーストラリアを代表するビール、「ウニを喰らいながらクラウニー」ではありませんが、富裕層のシンボルのようなビールで、そのスレンダーな瓶の形からか、あるいは「俺はクラウニーを飲んでるんだもんね!」と優越感を得るためか、グラスに注がずに、レーベルを外側に向けて飲むのが正当な飲み方のようです。ところが、このCrown Lager、数年前にレシピーの変更があったようで、それ以来、ごくごく当たり前のビールに成り下がってしまいました。さらに、この味の低下と共に、品格の低下現象も起きたよう、近所のボトルショップでは、バナナの叩き売りではありませんが、一箱38ドルと、超格安価格で売られていたりします。
最近(といってももう一年ほど前ですが)Crown lagerの姉妹品として、Golden Aleが発売されました。瓶の形態は姉のCrown Lagerと同じスレンダーなもので、デザイン的にもCrown Lagerの妹であることを強調しています。先日、特価で一箱45ドルで売られていましたので、試にと購入してみました。 さて、この購入したCrown Golden Aleを目の前にして、困った問題が生じてしまいました。姉のCrown Lagerは瓶から直接飲むのが正統的な飲み方なのですが、はたして、この妹のCrown Golden Aleはどうしたものでしょうか。Aleビールは、瓶から直接飲むよりも、グラスに注いで飲んだほうが味覚、あるいは風味的に格段に向上します。グラスも細長いピルスナーグラスよりも、Pintのような広口のグラスで飲んだほうが美味しく感じられるようです。
まあ、しかし、CrownのGolden Ale、せっかくですので、姉のLager同様、まずは瓶から直接飲むことにしました。ぐびりと一口飲んだところ...
なんじゃ、こりゃ〜ぁ!?
とジーパン状態に。風味もへったくれもありません。それで残りをPintグラスに注いで、またぐびりと一口飲んだところ... なんかな〜ぁ...
No body...味わいが無く、つまらないAleとでも申しましょうか、みったくれは立派なのに、中身がまったく伴わないAleで、これからあと23本も飲むの?と思うと、先が思いやられます(だったら飲まなければ良いだけのことだけれども)。 高級感漂う姉のCrown Lager同様、どうも中身の伴わない妹Crown Golden Ale、ふと、往年のアイドルであった中森明菜を思い出してしまったのでありました。 |
ビール探しの旅
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久しぶりのビール探しの記事はDuff Beer、USからのビールです。近所の酒屋(BWS)へ健太朗と一緒に行って見つけたビールで、特価で14ドル(6缶)でした。
このDuff Beer、USの漫画”The Simpsons"のHomer Simpsonが飲むビールで、漫画の中のビールがオリジナルです。いくつかの缶や瓶のバージョンがあるようで、本家の漫画家の許可無しで売り出されたことがあり、訴訟問題にもなったようです。 (画像はインターネットから)
今回購入したのは、Duff BeerのAustralian Edition、大手スーパーマーケット・チェーンのWoolworthsが所有するBWSを通じて今年の5月から売り出されたようです。しかし、Alcohol Beverages Advertising Code違反によって、4ヵ月後の9月の8日には商品棚から消えた商品だそうです。 この記事を書いている途中、画像の撮影日を確認したら...9月の10日!!!しまった!商品撤退にともなう在庫処理の大売出しだったんだ!!そういえば、カウンターのお兄さんが健太朗に「この缶をとっといたら、後でeBayで売れるよ〜」とかと言っていたのを思い出しました。 それで、「お〜い、健太朗、Duff Beerの空き缶はどうした?とっといてある?」と訊いたら、「うん、一本だけとっといてあるよ」との返事が。なんて、いいやつなんだ、健太朗は!空き缶一本ではありますが、さすが、我が息子!と感動した次第です。 さて、肝心のお味ですが、典型的なアメリカンビール、可もなく不可もなく、あっさりでごくごく、私にとっては、物足りないビールでありました。 |
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XXXX(Fourex)は、クイーンズランド州を代表するビールで、
このビール工場はブリスベンシティのすぐそばのMiltonにある。
風向きにもよるのだが、ブリスベンの飛行場に着陸する飛行機は、ブリスベンシティ近辺上空を旋回するが、
夕暮れ、あるいは早朝の着陸では、このXXXX工場のネオンのXXXXの文字が良く目につく。
海外旅行に出かけて帰ってきたブリスベン市民は、このXXXXのネオンを見て、
「ようやくブリスベンに帰ってきたんだなぁ」と思うらしい。
XXXXの名前の由来については様々なことが言われているが、
Xの数がエールビールの度数の強さを示していたことに由来するらしい。
元々はXXX Sparkling Aleという名前だったのだが、
それより強いビールということでXXXXと命名されたとのことだ。
ちなみに、今現在のXXXXの所有者はオーストラリア法人のLion、日本のキリンが親会社である。
さて、この黄色地に赤文字のXXXXというビールであるが、
アルコール分を3.5%に抑えたのがXXXX Gold、
"Mid Strength"と呼ばれる範疇のビールで、
このXXXX GoldのStubby、あるいはCanのStandard Drinkは1、 すなわち、375mlの容器に10gのアルコールが含まれていることを示す。
ちなみにStandard Drinkとはアルコールの含有量(10g)の目安であるので、
例えば"1 Standard drink"と記載されていても、
1時間に1本まで飲んで運転しても良いということではない。
もしそうなら、ワインボトルのStandard Drinkは8前後であるので、
8本まで飲んで良いということになってしまう。
さて、このXXXX Goldが先日大安売りされていた。
普段、私はこのXXXXというビールを飲まないで、この価格が大安売りなのかは判らないのだが、
375mlの缶ビール30本入りで36ドル、1缶あたり1ドル20セントの計算、
私にとっては大安売りである。
実は、日本へ行くまでの一ヶ月間、ビールは控えよう...と誓ったのだが...
その誓いは一週間しか持たなかったのである。
その誓いを立てた週の金曜日の夕方、
まるで夢遊病者のようにボトルショップへ誘い込まれてしまったのだが、
誓い破りの後ろめたさと、理性が働き、今回はこの安売りのXXXX Goldで我慢することにしたのだ。
XXXX Gold、いつの間にかLower carb(carbohydorete) Beerビールになっていた。
普通のビールの3分の1ほどの炭水化物しか入っていないという。
このLower carbという言葉、独り歩きをしてしまっていて、
Lower carb=Lower calorie(低カロリー)と勘違いしている人が多い。
実際、ビール腹をへこますために、Lower carbのビールを飲んでいると豪語するトラックドライバーが多い。
ビールのカロリー計算は、ほとんど全てがアルコール由来であるので、
例え炭水化物含量が低くても、トータルのカロリーがそれほど低くなるはずがない。
アルコールの種類によって、カロリーは異なるので、
高アルコールでもある程度低カロリーに抑えることは可能ではあるが、
アルコールであることには変わりがない。
もし、Noカロリーの飲料を飲みたいなら水を飲むべきだ。 また、Lower carbビールを飲んだからといって、
地球温暖化ガス排出量の減少に貢献しているわけでもない。
さて、このこのXXXX Gold、久しぶりに飲んでみて思ったことは...
なんじゃ、こりゃ??
まるで水のように薄く、味もへったくれもない。
確かにかすかにビールの味はするのだが、
Lower carbであるからぐびぐび飲めて、あっという間に6本飲めてしまうのだ。
しかもMid Strengthであるから、全く酔えない。
結論
水代わりのXXXX Gold
その昔、生前の父が朝からビールを飲んでいるのをみて、
「何で朝っぱらビールなんて飲んでいるんだ!?」と噛み付いたことがある。
その時、父は「水代わりだよ、水代わり」と言っていた。
水なら蛇口をひねればいくらでも出てくるのに...
私は、ビールが大好きだが、さすがに朝っぱらビールを飲むことができない。
例えこのXXXX Goldであっても。
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ビールを捜し求めて三千里、
ビール探しの旅はベルギー・ビールを模倣したオーストラリア製のビールがきっかけです。 それまで、あまり深く考えもせずに飲んでいたビールのことを、もっと良く知りたい...
そんな探究心から始まったビール探しの旅です。 それにしても、昨年後半は本当にたくさんのビールを飲みました。 しかし、飲むことによって、様々なことを学ぶことができました。 さらに、ブログを通じて、ビール(とラーメン)通のスタークスさんにも出会うことができました。 果たして、ビール探しの旅の終点にたどり着くことができたのでしょうか... 答えは...
"NO"
知れば知るほど、奥が深く、
学べば学ぶほど、もっと知りたい...
そんな一年でありました。
元々、私はビールに関しての知見は、全く持ち合わせていなかったのです。
理屈抜きに、ビールという飲み物が好きだったのです。
ビールなら、なんでも良いと思っていたのです。
しかし、今回のビール探しの旅を通じて、
というわけで、今回は、ここまでのビール探しの旅の中間報告です。ビールにまつわる様々な「からくり」が判り始めました。 ちなみに、私が飲んできたビールは、ごくごく普通のボトルショップで購入できるビールで、 しかも、貧乏人の私でも飲めるような低価格帯のビール。 MicrobreweryとかCraft beerと言われる、特殊なビールの世界にはまだ立ち寄っていません。 Craft beer探しの旅は、アマゾンの秘境めぐりとか、ネパールの山岳地帯めぐりのようなもの、 私のようなビール初心者は、まずは安心な大手によるパッケージ旅行から始めるべきです。 ① 統一のGerman Beer 何処のどいつが作ったドイツ・ビール、ドイツには厳格な国内ビール法があるそう。 また、国民性なのでしょうか、飲んだドイツ・ビールはどれもこれも優等生的なビール。 しかし... 私にはどれもこれも同じ味にしか思えないのです。 こちらが一番安いドイツビール、Henninger、一箱(24本入り)30ドル。 ちょっぴり安っぽい味がしないわけではないのですが、矢張り、普通のドイツビールでした。 ② お手頃のライセンス生産 以前、ヨーロッパ産のビールは、一箱50ドルをくだらなかったのですが、 最近、40ドル前後で購入することができます。 その「からくり」は... オーストラリア国内でのライセンス生産。 ボトルショップのはげおやじは、 本国製とライセンス生産では全く異なる味とかと言っていましたが、Bull shit、 私にとっては、最初の一口以外は同じ味にしか思えませんでした。 ちなみにサッポロビールは、カナダでのライセンス生産。 最初の一口だけが異なるなら、最初の一本は偉そうな本国製を飲んで、 あとは静かにライセンス生産を飲めば、問題解決! ③ 夏はボトルでラガーをぐびぐび、冬はグラスでエールをぐびぐび 当たり前と言えば当たり前なのですが、 下面発酵酵母を使って低温(10℃以下)で発酵させ造られたラガーは、 冷やして飲むのが良いようですが、 上面発酵酵母を使って常温(20℃前後)で発酵させて造られたエールは、 常温でも美味しく飲むことができるということを発見しました。 また、ラガーは瓶からそのまま飲んでも美味しいのですが、 エールはグラスに注ぐとその味が倍増するということに気がつきました。 これは、私にとって画期的な発見です。 数々飲んだラガービール... 偉そうなCrown Lager、このビールはボトルから直接飲むのが流儀。 そして、エールビール... Coopersは濁りビール、ごろごろ転がして、濁らせて飲むのが良いそう。 憧れのJames Squireも随分お安くなりました。大量生産の賜物でしょうか。 ラガーが好きか、エールが好きか、好みが分かれるところですが、 50:50(フィフティ・フィフティ)、ラガーとエールを掛け合わせて、 自分のラガー度、あるいはエール度を探ることもできます。 ちなみに、私は南米のビール、 あるいは、甘いRadlerが苦手である、ということも判りました。 一方、苦味が強いStoutが大好きです。 もちろん、Irish Cream AleのKilkennyは大好物です。 (結論) わかんねぇ〜 私には、どのビールが一番なんて判りませんし、 偉そうなことをいえるほど、ビールの味が判っているわけではありません。 でも、ビールが好きである、ということは判ります。 ビール探しの旅はまだまだ続くのであります。 |





