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『籠の中の鳥は籠から出してしまったら生きていけないものなんだ』 空を見つめているサイは、そう言ってから薄く微笑んだ。 その笑みは、とても儚げだった。 サイには、似合わない。 だから、僕は言ったんだ。 「籠から出てしまっても鳥は生きていけるよ。鳥のことを大切に想ってくれる人が、どこかにいるはずだ から。それを世の中では、希望っていうんだよ」 サイは少し驚いた顔をしてから、笑った。 いつもみたいに。 嬉しそうに。 僕の大好きな笑みを僕に向けてくれ、こういったのだ。 「そうだね」 って……。
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さて、冬流のお話が始まりましたね。
儚そうな、淋しそうな出だしに、思わずどきりとしました。
続き、待っております(^^)
2009/3/15(日) 午後 7:01
〈ちぃちゃん〉ありがとう。はい、やっと完成しました。なんどもなんども書き直し、ポリシーの意味と冬流の生き方を、納得できる形でつなげることが出ました。
『儚い』 たぶん、この物語の核心となるかと思います。
続き。頑張って打ちたいと思います。待っててね。
2009/3/15(日) 午後 11:04 [ 三日月 ]