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大好きな人が、目の前から消えた。 突然に、 唐突に、 驚くくらいあっという間に…… 僕は疑ったことなんて一度もなかったんだ。 ずっと、ずっと、一緒にいられると思っていた。 たとえ、それが僕のとなりでなくても。 お姉ちゃんの恋人だとしても。 僕は近くにいられるだけで、とてつもなく幸せだった。 なのに…… 今は不幸だ。 不幸で不幸で不幸で不幸でたまらなく不幸なんだ。 大好きなケーキも美味しくない。 大好きなサッカーも楽しくない。 大好きなゲームもつまらない。 カラフルだった毎日が、モノクロに変わってしまった。 本来の僕は、よく笑うんだ。 でも、今は笑っていても、楽しいなんて思えない。 こんな僕になってしまったのは、あの人がいなくなってからだ。 今の僕は、僕自身さえ、好きになれない。 あの人が、いなければ、僕はこんなに女々しいのだ。 だから、取り戻したいのだ。 僕自身と…… 大好きな、あの人を! まずは、会いに行こうと思う。 会って、たくさんたくさん話をして、僕の気持ちを伝えるのだ。 心が決まれば、行動するだけ。 僕はキャリーバックを持って、家を飛び出した。 「待っててね、亮ちゃん! 今すぐ、会いに行くからね!!」
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新作始まりましたね!(>▽<*)
『穏やかな手』も実は全部拝見させて貰っていたのですが、時間が見つけられなくてコメント出来ていなかったので、こちらはコメントしたい!と思っています。また度々お邪魔しますね^^*
それにしてもお姉ちゃんの恋人だとしても……ということはこれまで兄弟の恋人に恋をしていた、ということになるんでしょうか。
代用少年、というタイトルなだけにこの子の恋路が色んな意味で気になります。その相手の恋の傷を癒す代用……とかそんな感じなんじゃないかと。
まずは傍にいられるだけで幸せだったけどいられなくなって、自分から今度は会いに行く、という展開なんですかね?
今後の展開楽しみにしています!
次の更新待ってますね^^ナイスです!
2015/4/19(日) 午後 10:40
<白月さん>ありがとうございます。いろいろな想像をしてもらえて嬉しいです。『僕』の生き様(笑)を、見守ってやってください。
目標は週一更新です。楽しんでもらえるように頑張ります。
『穏やかな手』も、読んでいただけたとは、嬉しいです。ありがとうございます。
2015/4/22(水) 午後 5:31 [ 三日月 ]