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そっと背中を押す

デジタル朝日の「悩みのるつぼ」
これを読んで

相談者は何が実現したら満足なのか、という疑問と
上野先生にしては、歯切れの悪い回答だなあ、という感想を持ちました。

(悩みのるつぼ)育児を優先、仕事が中途半端に

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 ●相談者 女性 30代
 30代女性です。現在、正社員の事務職で、結婚し子どもが2人います。
 育児のためになるべく忙しくない業務を意識して職場を異動しましたが、仕事は補佐的なものが多くやりがいが持てず、周りにはスマホをいじってばかりの同僚がいます。身近に尊敬できるロールモデルもいません。
 女性の働き方として、子育てのために完全に土俵を降りるか、子どもを放任し男性並みに働くかという、二択しかないように感じます。出世欲はないのですが、子どもたちに誇れる自分でいたい、やりがいのある仕事をして人の役に立ちたいという思いはあります。
 昔からの夢があり、異動を希望すればその業務につける状況ですが、大変忙しく、人の命に関わる業務のため行く勇気がなかなか持てないままです。
 子育てや介護を理由にやりがいよりも家庭、と割り切っている同僚もいますが、私にはできません。かといって、毎日遅くまで残業し、家事や育児もできないというのも不本意です。夫にも分担してもらっていますが、これ以上の負担増は難しいと感じています。中途半端な自分に焦燥感が募る毎日です。
 このまま、子どものために、しばらくは我慢すべきでしょうか。それとも、母親としての役割をある程度は諦めて、人生に後悔しないためにも自分のやりたいことをすべきでしょうか。
 ○回答者 社会学者・上野千鶴子 「戦力外通知」が悔しくても早まらないで
 仕事か育児か? 古典的なお悩みですねえ。かつてと違うのは、仕事をやめるかやめないかではなく、仕事を続けることが前提で、どんな働き方をするかの問いに置き換わっていること。そう、あなたの置かれた状況をジェンダー研究の用語では「マミートラック(母親向け指定席コース)」と言います。大企業の正社員なら育休も権利としてとれる。ですが復帰したら責任も負担も軽い時短職場に異動させられます。
 あなたはご自分から異動を希望なさったようですが、結果は同じ。いわば職場から「戦力外通知」を受けたようなものです。そりゃ、悔しいでしょう。その悔しさに耐えきれずに離職する女性もいますが、早まらないでくださいね。安定した正社員のポストを持っているあなたが今ここで離職したら、パートで再就職しても生涯で2億円近い逸失利益が生まれますから。
 マミートラックの問題は、いったんそこにはまったら抜けだせなくなることです。再チャレンジの機会がないところもありますし、働く側も二流の指定席に甘んじて意欲を低下させてしまう。これを「すっぱいぶどう」症候群と呼びます。手に入らないものは望まないという態度です。女の力を生かさないなんて、もったいないこと!
 文面によればお子さんは2人。年齢が書いてありませんが、子育ては期間限定。ふたりとも小学校へ行けば、そしてやがて中学校へ行けば、いまのお悩みは吹き飛びます。そのうち子どもの方から親がかまうのをいやがるようになるでしょう。
 あなたの勤め先は本人が希望さえすれば負担の軽い業務にも、やりがいのある職場にも、自由に異動させてくれるようですね。子どもが小さいうちは人生の優先順位が変わります。人生は長いです。そのうち子どもが大きくなればフルスロットルで働けるようになる……それまで「しばらく我慢すべき」とご自身が書いておられる結論に達するのは、「あと少しの辛抱や、子育てを優先しなはれ」という姑(しゅうとめ)みたいでイヤですが。
 ご自身で「人生に後悔しないために」と書いておられるように、どちらを優先したら後悔しないか、それを基準に答えを出してください。後から取り戻せることと、取り戻せないことがあります。それにしても、あなたのパートナーにとっては、子育ては「人生の優先事」ではないのでしょうかねえ。あなたひとりが悩むのもおかしなものです。


相談者は希望して負担の軽い部署に配置になっているのに
それが不満なんですね。
でも、希望するところは残業が多くて、育児も家事もできないのは不本意。

退職するのではないのだから、「完全に土俵を降りる」わけではないのに。
相談者は、どうなれば自分の望み通り、と思うのかよくわかりません。

やりがいのある仕事を、少しやりたい、のかな?
少し、で満足が得られるかは疑問ですが。

相談者は、子どものために、しばらくは我慢、と決めているのではないでしょうか。
そして、それでいい、と上野先生に背中を押してほしいのではないでしょうか。

上野先生もそれを理解して、
歯切れ悪く、どちらを優先したら後悔しないか、
それを基準に考えよ、と回答しています。

回答の丸投げですね。
でも、相談者が決めるしかないのだからしかたないです。
そして、相談者はもう答えを決めています。

上野先生はそれを読み取って、そっと背中を押しています。

みけねこ姫の周囲でも、
こういう状況になった場合、
子育てを優先する方が圧倒的多数です。

勤務先には定時に上がれて、出張もない「マミートラック」があります。
いつも書きますが、みけねこ姫は
「マミートラック」の意義を認めています。

そういうニーズが圧倒的です。

でも、中には
妊娠前と同じスピード感で、フルスロットルの仕事をすることを選ぶ人もいます。

彼女たちは、まず、育児休業はとりません。
産休だけで戻ってきます。

そして子どもを実母に預けて単身赴任したり
23時までのベビーシッターを雇って残業したりします。

Q支店時代の同僚のユカリさんはそういう人でしたが
いつも、「ウチの子はかわいそうな子どもなんかじゃない!」と怒っていました。

きっと、陰で
「子どもを実母に預けて単身赴任なんて、お子さんがかわいそうよね」
と悪口を言う人がいたんでしょうね。

よその家庭の選んだ育児方針に、とやかく言うものではありません。

上野先生の回答の中に
後から取り戻せることと、取り戻せないことがある
という部分がありますね。

普通の読み方なら
子どもが小さいうちの一時ペースダウンは後で取り戻せる
と読むのでしょう。

でも、30代の今が
将来の幹部候補生の選抜時期かもしれないのに、
今、働かなかったら、幹部へのコースが閉ざされる可能性もあるなあ
とも思います。

上野先生は、それも見越したうえで
相談者の背中を、そっと押しているのだろうなあ、と思いました。


引っ越し先はここです。

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