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デジタル朝日の記事です。
みけねこ姫には重税感があります。
住民税がとても高いと感じます。

税ってなんだろう、ということに識者がコメントする記事が
デジタル朝日に出ていました。
3人の方が応じていますが
伊藤名古屋市立大副学長のコメント部分を抜粋します。

誰が得?の議論ばかりの税金 「無駄遣い」は思考停止か

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 消費増税の是非が問われた参院選が終わったが、税のありようは常に「争点」だ。「血税」とも呼ばれる税金。せっかくなら納得して支払いたい。あるべき税の姿とは。
■伊藤恭彦さん(名古屋市立大副学長)
 人々の「支え合い」を制度化した仕組みが政府で、その活動を可能にするためのお金こそが、税です。
 近代以前には、日本で言うところの「年貢」のように奪われるものでしたが、近代化以降は、政府のサービスの対価として考えられるようになりました。ただ、その後社会が豊かになり、多様な生を個人が営めるようになったがゆえに、新しい局面に入りました。
 税を「必要な対価」だと考えるのが難しくなり、税への「納得感」を維持するのが難しくなっています。例えば子どもがいない家庭にとっては学校教育に自分の税金が使われても直接の便益はありません。元気な人には、医療への税金投入もそうでしょう。
 ただそこで、税とは対価ではなく、同じ社会を生きている人が人間としての尊厳を維持した生活を送る権利を守るのに、欠かせないお金なのだと考えるべきなのです。そのために政府が、どこまで何を担うのか。集めた税で政府がどんなサービスを行い、何を実現するのか。こうした本質的な議論が必要です。
 にもかかわらず、政治やメディアで関心を集めるのは課税の仕方であり、それによって誰が得して損するのか、です。「納得感」という言葉はその象徴ですよ。消費税は逆進性が高く、所得が低い人に負担が大きい。法人税はグローバル化で引き上げづらくなっている……。「私」に比べると誰かが不正に得をしているかもしれない、と。
 日本では政府への信頼度が低いゆえに、政府に何を任せるかを議論しづらいことも背景にあると思います。各国の政府に対する信頼度を調べた国際調査のデータをみると、他国と比較しても、日本で政府を信用している人の割合は高くありません。
 税金の使い道の議論で「増税する前に無駄遣いをなくせ」という決まり文句が説得力を持ちやすい。ですが、本来はお金の集め方で不公平が生じるならば支出の仕方でバランスを取ることもできるはずです。
 実際に「無駄」はあると思うのですが、一方で「無駄遣い」という言葉で市民側が思考停止になっているところはないでしょうか。支払った税金分のサービスを受け取れないのは、必ずしも誰かが無駄遣いしているからではない。
 かつてほどの経済成長が見込めず、市場原理に任せるだけでは格差は拡大していくばかりです。豊かな社会で個人の尊厳を維持した生活を保障し続けるには、お金がより必要にもなります。誰もが理不尽ではなく納得した生活を送るためには、どこにどれだけお金が必要なのか。「私」にとっての納得感を超えて、社会全体としての納得につながる税のあり方を議論しないといけません。(聞き手・高久潤)
     ◇
 伊藤恭彦 1961年生まれ。政治哲学専攻。著書「タックス・ジャスティス」、訳書「税と正義」(ネーゲルら著)など。
(下線はみけねこ姫)



みけねこ姫が下線を引いた、
税とは対価ではなく、同じ社会を生きている人が人間としての尊厳を維持した生活を送る権利を守るのに、欠かせないお金なのだと考えるべきなのです。
と考えている人は、

ほとんどいないのではないかと思います。
別の参院選にかかるインタビューで

「野党は弱者保護ばかり言うから嫌だ」
「格差があるのは当然。努力しない人が貧困に陥るのはしかたない」

ということを平気で口にしている人がいるのを知り
とうてい、
同じ社会を生きている人の尊厳
など考えていないことがわかります。

でも、税というのは、伊藤先生のご指摘の通りだと思います。

人々は「他人の得」にとても敏感だと感じます。
誰かが得をしても、その分自分が損をしたわけではないのに

「他人の得」と「自分の損」がトレードオフみたいに、抵抗するのです。

そういう人に「同じ社会を生きて同じ社会を生きている人の尊厳」など
意味不明でしょう。

アメリカのどこかの自治体では、
金持ちが、自分たちの税金を貧困層に使われることを嫌い
独自の自治体を作った、と聞きましたが

日本では、勝手に自治体を作れないにせよ
マインドは同じでしょうね。

会計検査院が「国の無駄遣い」と報告書を公表するたびに感じますが
「無駄遣い」の概念は、人によって違うのではないでしょうか。

会計検査院は法令や要領に沿っていない扱いについて
そういう言い方をするのだと思いますが、

伊藤先生のコメントの中の「無駄遣い」というのは
各人が、「自分にとっていらないもの」を無駄遣い、と言っているように思います。

例えば、ごくわずかの人にとっては、貴重なものであっても
自分に関係なければ「無駄遣い」と思うように。

税は所得の再配分ですから、
出した分だけ、戻ってくるわけではないのですが
それに納得できない人が増えているのではないかと思います。

この社会が崩壊しないための、
この社会を生きる人々の尊厳のための
そういう経費なのだと

高い住民税もそういう観点で、
使途が適切かどうか見極める必要あるのだと思いました。





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