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みけねこ姫の勤務先は
業界内でも、長時間労働で有名です。
これではいかん、と業務を減らす試みや
業務を効率的に進める試みに取り組んでいますが、
それ自体がまた、業務増大につながるのです。
「業務簡素化という名の業務増大」とか
「業務効率化という名の業務非効率」とか、呼ばれています(密かに)。
今回は業務効率化の指示が出ました。
各人、一つ以上の業務効率化の方法を考え、実践すること
各課、一つ以上の業務効率化の方法を考え実践すること。
何に取り組むことにしたのか、総務課に報告すること。
という指示が出て、みけねこ姫は悩みました。
みんな一つずつ、自分で取り組むことを考えて。
みんな一つずつ、課として取り組むことを考えて。
と指示し、
みけねこ姫も考えました。
個人で取り組むことは任せることとしても
課として取り組むことについては
みんな、負担増は嫌だろう、なるべく簡単にできるものにしよう
そう思ったのです。
つまり、定期的な打ち合わせとか、
毎朝、メールで業務の進捗を報告するとかは
業務増だろうからやめよう。
そう思いました。
ところが、今日打ち合わせの会議をして
みんなが、口々に
「コミュニケーションが足りないと思う。」
「定期的に打ち合わせをしよう」
「毎日、教務の進捗をメールで情報交換しよう」と言い出し、
みけねこ姫は驚きました。
こんなに、みんな、
コミュニケーションの不足を感じていたのか。
確かに、係員がなぜこんなに残業しているのかわからない、と
みけねこ姫も困っていました。
その係員の上司である係長に聞いてもわからないというし。
みんなの意見を聞いて、
1か月間、「お試し」として
毎朝、みんなが全員をあて先に
業務の進捗状況をメールで情報提供することとしました。
みんながやりたいなら、業務増だけどやってみよう。
みけねこ姫はそう思いました。
今のポストに着任して1か月ですが
みんなが、コミュニケーション不足と認識していたことは
衝撃でした。
それがわかっただけでも
有意義でした。
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