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絶滅芸人?

デジタル朝日の記事から。
読んでいて、違和感があったので
スクラップしておきました。

「パンツはきません」今は昔 毒抜かれ…芸人絶滅の時代

コカインを使用したとして逮捕されたピエール瀧の報道が、苛烈(かれつ)を極めた。薬物使用が容認できないのはもちろんだが、不倫などスキャンダル報道も過熱する一方だ。「芸能の民は日常の埒外(らちがい)に生きる」という、かつての世間の共通認識は、完全に消え去ったようだ。
 「芸能人が薬物で逮捕されると、勝さんは『おれのところに、コメント取りに来ないかなあ』と本気で言っていた。自分のコメントでいかに人を喜ばせるか、楽しみにしていた」。勝新太郎の評伝を書いたノンフィクション作家の田崎健太さんが、そう語る。
■「嘆きのボイン」のあの人も
 勝新も、下着にマリフアナとコカインを隠し持っていたとして逮捕された。逮捕後の言い訳は「知らないうちにパンツに入っていた」。反省の弁に「もうパンツははきません」と言い放った。勝新らしい豪放さは、とくにバッシングを浴びることもなかった。その後、テレビCMにも出ている。
 田崎さんの新著『全身芸人』(太田出版)が話題だ。人生じたいを「芸」として生きた「本物の芸人」を描く。たとえば月亭可朝。「嘆きのボイン」で一世を風靡(ふうび)したが賭博で逮捕。70歳でストーカー規制法違反でも逮捕された。
 京都生まれの田崎さんは「子供のころ『悪さしとったら吉本に入れるぞ』と大人たちに脅されたもの。祭りに来る芸人は、笑えるだけじゃなく、怖い不良という感じがありありだった」と言う。「こんな危うい人間が生きているんだから、まだ自分は大丈夫という安心を世間に与えていた」
 そもそも芸能の民は公権力の及びにくい周縁で活躍したと、中世史の網野善彦が喝破したのは1980年代だった。だが現在はお笑い芸人のトップにいる松本人志が、役者としてのピエール瀧について「素晴らしい演技をしていたと思ったら、それはある種ドーピングなんですよ」と否定する。
 薬物使用が犯罪なのは論をまたないが、その伝でいえば、ビートルズやローリング・ストーンズにも“ドーピング”作がある。ボブ・ディランの「雨の日の女」はバンドが“ドーピング”して演奏し、ディランは「みんなキメなきゃだめなんだ」と歌っている。
■浮気はだめだが浮体はいい
 歌舞伎役者や落語家までもが、不倫騒ぎで謝罪する光景が珍しくなくなった。ゴシップ報道は、芸人に倫理を問う、道徳警察の観を呈している。
 森田健司さんは80年代半ばから活躍するベテラン芸能記者。「浮気はだめだが浮体はいいと名言を残した歌舞伎役者が、昔はいました。視聴者が芸人にお茶の間のモラルをあてはめるようになったのは80年代から」と言う。
 背景には、第一に芸人が「異界の人」ではなくなったことがある。お笑いのメジャー化、グループアイドルの大ブームで、「ふつうの人」がスターになる。「昔のスターは雲の上の人。いまの芸能人は隣の兄ちゃん、姉ちゃん。人は、隣人の犯罪には厳しいもんですよ」(森田さん)
 第二はSNSの影響だ。「昔から“正義漢”は一定数いたが、抗議は電話や手紙。いまはSNSで簡単に炎上する」(田崎さん)。結果、「スポンサーが問題芸人を使うのを嫌がる」(森田さん)。ネットでテレビ局の力も弱体化しており、危ない橋は渡らない。
 米国に「セレブリティー・エコノミー(有名人経済)」論がある。ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンが著書で命名した。
 CDやDVD、本などが売れにくい現代。発売した翌日にはコピーされ、ネットに出回る。アーティストや作家にとってはもはやこれらは拡販材料。「ちょうど自動車会社がグランプリレースを後援して自社の車のイメージをあげるのと同じように、創作物は、宣伝によって、間接的にカネを稼ぐ必要がある」(『The Accidental Theorist』)。むしろ有名になることが第一義で、セレブになってからコンサートや講演、各種の権利金で稼ぐ、という意味合いだ。
■コアな芸人いなくなる
 クルーグマンは2015年に、世界中の起業家やIT企業関係者が集まるイベント「サウス・バイ・サウスウェスト」でロックバンドのメンバーらとシンポジウムをし、「収入シェアはトップの数バンドが独占することになる」と語った。巨大IT企業が収益独占する資本主義の末路と、エンターテインメント業界の傾向は同じという持論だ。
 いわば芸そのものではなく、有名性がカネを生み出す仕組み。日本でも、芸人がその鋭敏な感性で時代の空気を読み、芸人の毒から、範となるべき「有名人」へとシフトしている可能性はある。芸能の民ではなく有名人ならば、世間が道徳を求めるのも、筋は通っていることになるか。
 田崎さんは著書の冒頭で「本来、芸人とは日常生活の埒外に生息する人間たちだ」と宣言した。「このままではコアな芸人はいなくなるという危惧を持っている」とも語った。
 書名『全身芸人』のもとになった雑誌連載タイトルは、「絶滅芸人」だった。(編集委員・近藤康太郎)



薬物使用が容認できないのはもちろんだが、
と書いてはあるものの

芸人は多少の逸脱行動はいいんだよ、
それを認めないと、「コアな芸人」はいなくなる、と

芸人の逸脱行動を、大目に見よう
という風に読めます。

薬物だって、ビートルズやローリングストーンズの例を出して
「まあまあ」と言っているように見えます。

勝新が「パンツはかない」で許されるような
そういう時代はあったのでしょう。
でも、今は違います。

「芸」はスキルであって
着脱可能なものだと思います。

「人生を芸として生きた」人が「本物の芸人」であって
だから、逸脱行動も多めに見るべきか、というと、
みけねこ姫は共感できません

みけねこ姫の、数少ない「芸」である「早飯」だって
その芸を求められる時だけ、発揮します(笑)。
ま、みけねこ姫はOLであって「芸人」ではないか。

みけねこ姫の「早飯」はともかく、

芸人は、どっぷり「役」なり「芸」に浸かって
薬物でも、不倫でもなんでも許される(許されてほしい)
というのは、一種の郷愁でしょう。

不倫は刑法犯ではないので
過剰に叩くのはどうかとおもいますが、

芸で有名になった「有名人」なら、ツマラナイことで叩かれないよう
身を慎むようにすべきでしょう。

芸人を名乗る方は、芸を磨いてほしいです。
そして、一般市民を楽しませたり、感動させたり
笑わせてほしいです。

でも、それはあくまで「芸」であり、
土台は常識と分別を兼ね備えた人であってほしい、と思います。




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