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8月16日Castiglioncello(トスカーナ地方)で公演。
公演は21時30分開幕の予定でしたが、
予定通りお客さんの数が多すぎて客席に予備の椅子を出したり
当日券も買えなく公演を見れないお客さんへの対応などで公演は30分遅れて開幕。
公演が終わり招待客の方々とお食事。
家に帰ったのは2時、5時起床。(眠い........)
7時PISAの飛行場からROMA経由でBRINDISIに出発。
BRINDISIの飛行場から迎えの車でGROTTAGLIEへ、
12時、ホテルに着くとすぐにお昼寝。(もう立っていられません!)
午後3時に起きてサンドイッチを食べてからフラフラと劇場に。
このオープン劇場は元採石場、プーリア地方独特の白い石がむき出しになっている。
La sinfonia per una Trantaと言う名前のこの公演は10人のミュージシャンと一緒。
アコーデオンより小さいOrganetto、豚の皮でできたZanponga、
マンドリーノよりちょっと大きいMandoloncello、そしてTammorraと呼ばれる大きなタンブリン。
彼らが弾く曲はタランタと呼ばれる南イタリア民謡。
民謡と言って良いのか分からないけれど本当のタランタの意味はタランチュラ。
タランチュラと言う毒蜘蛛に刺された体を治すためにタランタの音楽を弾き病人を踊らさせて
病気を治すと言うもの。
私達が来たGrottaglieの近くでは15年くらい前までこの儀式が信じられていたそう。
この元採石場での公演は白い石、埃、熱い風、土のにおいなどが
公演を引き立ててくれるはずだったのに......。
オープン劇場に着くとすごい臭いが充満している。
劇場の杮落としでもあるので劇場のまわりには新しいオリーブの木を植えた市役所のおじさん達。
科学肥料でなく新鮮な肥やしを使ったそう!!!頭クラクラするぐらい臭い!!!!うわ〜〜。
舞台に上がってみると確かに木の舞台ですが、それは石の上に直接乗っているだけで
これではセメントの上で踊るのと同じ。
音響の人はスピーカーから音がでないと騒いでいる。
ミュージシャンはサウンド チェックができない。
楽屋ではおばさん一人が衣裳にゆっくりとアイロンをかけ始めていた。
おばさん一人では公演までには間に合わない。
公演までには音響は何とかなるだろうと言う希望を持って、音なしで舞台リハーサルは始まる。
けれどリハーサルが終わってもスピーカーからは音が出ない。
一人のミュージシャンが時間通りに始まらないと「11時からの公演に間に合わない。」という。
彼は公演を掛け持ちしていたのだ。(嘘でしょ〜〜〜信じられない)
絶対に時間通りには始まらないことは分かっているので、彼のソロが終わった時点で向こうの公演に行っても良いということになった。
音響は諦めるしかない。
公演はマイクなしということになった。(どこまで声が続くのか?)
公演が始まる。
あのミュージシャンが小さくなって舞台の袖を歩いていく。
「どこ行くの?」のみんなの声に「間に合わない!間に合わない!」と言うだけで行ってしまった。
開いた口がふさがらない。
ミュージャンのリーダーが言う、次の曲の演奏は彼なしでは無理だ2曲目飛ばして3曲目にいく。
2曲目の準備をしていたダンサー達はパニクった。
「3曲目の衣裳に着替えろ!!」「エーッ私3曲目はあっちからでるのに!」と舞台袖は大変な事に。
演出席で照明さんの手伝いをしていたミシオさんもパニクった。
2曲目の照明が15秒で入ったが聞こえてきた曲は3曲目。
何があったんだと思いながらゆっくりと3曲目用の照明に変たそう。
舞台にいなければいけないミュージシャンが一人足りないので5曲目もないと照明さんに伝える。
案の定、彼のソロであった5曲目も飛ばして公演は続く。
スピーカーなしでの公演なので音はお客さんのところへ着くのは1秒後。
のって来たお客さんの手拍子が私達の耳に届くのは2秒後。
(音のスピードと言うのは思ったより遅いです)
音楽と手拍子が全然合わないのでこっちも大変。
音楽とは耳で聴くものと思っていたけれどあの夜は目で音楽を聴いていた。
夜が更けて湿気がでてくると舞台の上にあった板が波のようにでこぼこになってきた。
木が湿気を含んで形が変わってきてしまった。
安物の板を使ったらしい。
「怪我だけはしないように!」みんなの目がそう言ってる。
公演は何とか終わった。
プーリアの企画側には悪い事に、
バカンスでプーリア地方に来ていたこの公演のプロデューサーがお友達をたくさん連れて客席にいた。
公演を見ていた彼はかんかんに怒ってしまった。
プーリアでのデビュー公演をメチャクチャにしたと、企画側に訴訟を起こすそう。
ミシオさんは公演の後にプーリアの企画側にすぐに謝罪の手紙を書くようにとアドバイスをしたけれど、ローマのプロデューサーには手紙は届いていないよう。墓穴を掘ったのはプーリア側。
もうどうにもならない。
忙しい夏はここで終わり、あさってはベルギーのリエージュでオペラマクベスのリハーサルが始まる。
一ヶ月リエージュにいるので移動はない。私達にとってこういう仕事はお休みと同じ。
うわ〜〜〜いやっと夏休み!みたい。でもベルギーはもう秋の空、寂しい..........。
明日は海へ行って思いっきり泳いでこよ。
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いろいろ公演で大変でしたね〜万全にしたつもりでも必ず何かイタリアではあると聞きますが・・・Mikician達も怪我をしないようにとか
気を使い大変でしたね・お疲れ様でした・これからまたお仕事を兼ねてベルギーでゆっくりなさって下さいネ・もう太陽は日差しが変わって来ているけど・
2008/8/22(金) 午前 9:46
オカシイ… いかにもイタリアです!
プーリアの情景が目に浮かびます!
タランダの音楽も懐かしいけど、あれはノッテくると、かなり激しくなりますヨネー手拍子が合わなくなったら、いったいどうなるのか、想像できません…
2008/8/22(金) 午後 2:58
うわ〜。。。心臓がどきどきしました。音楽をとばさざるを得ない事態もひどいし、床板なんて本当に怖い…。とにかく何とか怪我なく終わってよかったです。
リエージュにおいでなのですね(><)
素敵、素敵〜〜〜〜!よかったら公演スケジュールを教えてください。
2008/8/22(金) 午後 6:31
相変わらずお忙しそうですね!!
採石場での公演、やはりイタリアらしいですね・・
たまには息抜きをして、夏を楽しんでください♪
2008/8/22(金) 午後 7:22
うわぁすごい公演だったんですね!ヨーロッパの人って(と一くくりにするのはおかしんだけど)、何とかかんとかいいつつ、帳尻をあわすっていう印象でしたが、ここではそうは行かなかったんですね…。
リエージュに長期滞在されるんですね。少しのんびりできるといいですね!
2008/8/22(金) 午後 8:26
leoncavalloさん:リエージュでゆっくりできるかどうかは分かりませんが、少なくとも一ヶ月移動がないので嬉しいです。
リエージュの面白い物たくさん探します。
2008/8/22(金) 午後 9:28
tamtamさん:企画側は時間が少なすぎてちゃんとした公演にするための準備ができなかったといい訳をしてきました。
訴えるプロデューサーはローマのアウディトリウムなのでどんないい訳も通りそうにありません。
2008/8/22(金) 午後 9:31
めぐみぃさん:公演の前に怒らない事がないミシオさんも今回はいろいろとありすぎて怒る気力を失っていたようでおとなしく座っていました(笑)
こういうときは舞台袖のビデオを取っておくと後で大笑いできるんですけどね。
2008/8/22(金) 午後 9:41
Sakuさん:採石場での公演はトスカーナでもしたことがあります。
トスカーナは大理石なのでもっと冷たい感じでしたが、ここは蠍とか毒蜘蛛とかでそううなマカロニウェスタンと言う感じでした。
2008/8/22(金) 午後 9:52
カタヅケタイさん:プーリアの企画側から家の事務所に電話があったそうですがいい訳ばかりで特に謝罪はなかったようです。
彼らはミシオさんの名前でいろんなことを企画するつもりでいたのでこのつけは大きくなりそうです。
2008/8/22(金) 午後 9:55
公演で事件多発ですね!
そのうえ、間が悪いことにプロデューサーまで来ているとは!
ミキちゃんほんと、いそがしいですね!
体を大切にしてね!
2008/8/23(土) 午後 7:01
megmegさん:明日は車でベルギーのリエージュまで行きます。
コモの近く通りますよ〜〜〜。
2008/8/24(日) 午前 4:18
肥やしの香りの中での公演!(@@;)!
景色は素敵なんですが。お疲れ様でした☆
ベルギー、素敵なところですね♪楽しんで来て下さいませね(^^@)!
2008/8/24(日) 午前 8:26
クララさん:お久しぶりです!!
ベルギーからの報告も待っててくださいね、結構楽しいです(^^)
2008/8/31(日) 午後 8:44