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今回は仕事でスペインのOVIEDOと言うところに行ってきました。
スペインは何回か行っていますが、アストゥリア地方は初めてです。
イタリアを出発する前に皆がOVIEDOはスペインの北のほうだし標高も高いから寒いよ、と言うので
コートも厚めの物をもって行きましたが着いたその日はなんと20度を越えていてイタリアよりも暖かかったんです。
それでも私達がついた次の日からお天気が悪くなって毎日雨が続いてました。
いったい誰が雨女 ?もしくは雨男??
まぁ、劇場で朝から晩までお仕事だったのであんまり天候は気にしていませんでしたけれど。
今回のお仕事は2004年にミシオさん演出、振り付けのオペラ「マクベス」です。
イタリアではRAVENNA, TRIESTE, BOLONIAで公演しましたが、
その時はスペインまで来るとは思ってもみませんでした。
今年の9月にはベルギーのリエージュでも公演予定です。
主役のマクベスとレディー役はRAVENNAから一緒。
マエストロ ムーティさんがマクベスならこの2人ということで最初のプロダクションから仕事をしてきました。
マクベス役のスペイン人カルロス アルヴァレッツここスペインでは大スター。
スペインだけでなくサリスブルゴ、ウイーン、パリ、メトロポリタンなどで歌っているので、
オペラファンの人は知っているはず。
レディ役のロシア人タティアナ セルジャンはレディ役でスカラ座と東京にも行っている。
彼女もオペラ界では大スター。
二人ともすごく良い人でお仕事が楽しくなります。
冗談良いながら仕事をしているとあっという間二時間が過ぎてしまいます。
劇場のディレクターさんも君達のリハーサルは見ていて楽しいと、自分の仕事おっぽって毎日
リハーサルルームへ来ていました。
イタリアからスペインに着いたときダンサーの殆どが鼻かぜを引いていたので、
バンコ役のウクライナ人は風邪を移されるといけないと言う理由でリハーサルを休んでしまいました。
あらやだ!
私、この人とどっかで会った事がある、どこだっけ????
ミラノでもないし、オペラ座でもないようだし.......
何日かしてお話をする機会があったので聞いてみると、僕も君とはどっかであった様な気がしていたんだとあっちでもないこっちでもないといっているうちにワシントンだった事が分かって、
この世界は本当に狭いです。
劇場は1892年にできた素晴らしい劇場(TEATRO CAMPOAMOR)。
オペラにはちょっと小さいけれどこういう劇場での公演はわくわくする。
現在は1948年に建て直されたもの。
木材があちこちで使用されていて、床がギシギシする音がとってもいい。
イタリアの劇場では殆どの床が石材だし客席の椅子も木で細工がされているなんて珍しい !
でもどこの劇場でもあると思っていた「せり」がこの劇場にはなかったので
大道具さんは舞台の床を切らなくてはいけなくなって「ムーチョ トラバホ!!」
と大変そうでした。本当にご苦労様でした。
あっ!せりと言うのは劇場で舞台の一部を切り抜き奈落から舞台へ役者や、大道具を上げたり下げた利する装置の事です。
これがないと今回のマクベスの演出の意味がなくなってしまうので1948年に作り直された舞台を大道具さん皆で切っていました。
イタリア人より良く働くとイタリア人のお友達と関心してしまいました。
リハーサルルームのテレビやビデオ、DVDなんかも出しっぱなしなんです!
イタリアだったらこんな風に出しておいたらその次の日には無くなっているので、
リハーサルの後は鍵のついた戸棚に必ずしまうのに....
良い人達なんだスペイン人って!感心感心。
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