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ベルギーのリエージュにオペラの仕事で来てもう3週間になります。
真夏のイタリアを離れて寒いベルギーに来たので「太陽がない!!」と最初は一緒に来たイタリア人ダンサー文句を言っていましたが、すぐに慣れるものでゴーフルやパン オ ショコラ、フライドポテト、ムールなど味にうるさいイタリア人もイタリアレストランに行かずにリエージュの味を楽しんでいます。
こういう風に言うとリエージュでの楽しみは食べ物だけ?という感じでしょ。
まさにその通りです。
お仕事の後のビール一杯が楽しみなベルギー人になりかけています。
「日曜の朝の市場はいいわよ」と言うので行ってみたけれどもどんよりとした雲の下では
イタリアのような青空市場という感じがしなくて野菜も果物もおいしそうには見えない。
市場へ行くまでのお話し。
それにリエージュは大学生の町で、土曜の夜は大学生が遅くまでビールを飲んで騒ぐ。
日曜の朝9時に市場に行くのに道に出たmikicianびっくり!!!
ビールの缶、ビン、食べかけのサンドイッチ、マックの紙袋などなどが道狭しと転がっている。
道はまるでゴミ箱。
歩いていると靴の底が何となくネチョネチョする。
それでも誰もいない大通りを市場の方に向かって歩いていくと後ろから何か嫌な気配。
こういうときの第六感ってけっこう当たる。
後ろからお宅系のちょっと太った男の子がついてきている。
本当についてきているか確かめてみるのに大通りから左に曲がってみる....やっぱりついてくる。
mikician大通りにユーターン。
大通りに出てもまだついてくる。
今度は右に曲がってみる。
まだついてくる。もう少し先に日曜の朝は開いているスーパーがあるのでそこまで走る。
スーパーに入ってお店の人に説明を終えた時男の子がスーパーに入ってきた。
レジのおじさんが私にどこに行きたいの?と聞くので市場の方へと思っていたんだけれどと言うと、
ちょうど会計していたおじさんが僕はそっちの方行くから人がたくさんいる所まで送ってあげよう。
というのでお言葉に甘えて市場まで送ってもらった。
おじさんのお話だと残念ながらリエージュの治安はどんどんひどくなっていくそう。
大学の町で若者が集まるという事だけが理由ではないはずだけれど
アルコール中毒者、麻薬中毒者の数はベルギーでも有名らしい。
確かに朝から晩まで若い人からお金を恵んでくださいと聞かれる。
イタリアのようにジプシーがお金をきくのではない。
フランス語をきちっと喋る一見見ると普通の若者達。
お腹がすいているのでそのお金で薬を買うことはないと言うので
じゃあパン屋でパンを買ってあげるというといつの間にかいなくなっている若者達。
そういう生き方もひとつの選択だという人もいるけれどそうだろか???
この間、雨の日に借りているアパートの玄関先に女の子が座っていた。
20歳ぐらいだろうか細い小柄な女の子。
この玄関先に座っているのはいいとは言えないけれど、と言うと「あっすぐに退きます」と言った彼女の顔には赤い傷のあとがたくさん。
一緒にいたミシオさんによるとあの傷はあの子が病気だから。ちょっとした傷も治らなくなっていると言う事はかなり進んでいるはず。
あんなに若いのに?
教会の中で麻薬を打っている人もいた。
お隣のオランダの首都アムステルダムではハシシュのケーキも売っているけれどこんなに中毒者はいない。
今晩はワロニー祭で美術館などは夜の12時まで開いているそうだけれどその横では学生が朝からビールを飲んでいる。デジカメをブラブラ下げながら歩いていた私の後から走ってきた男の子が私からデジカメを盗んだ。
酔っ払った男の子は冗談だよとすぐにデジカメを返してくれて気をつけなきゃいけないよと言って
どこかへ行ってしまった。
デジカメで済むのならいいけれどと怖くなった。
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