晴耕雨読

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 モーリス・ユトリロ展に行ってきた。今ちょうどなんば高島屋で開催されている。
 ユトリロ展は10年以上も前に、横浜で見たことがある。当時どんな絵が展示されていたか、全く覚えていない。ただし、何枚か絵葉書を買ったはずだ。
 今回のユトリロ展は、特に「白の時代」が中心ということだ。
 ユトリロの絵は、パリの町並みを描いた絵が主体で、日本人には人気がある。それは西洋に対するあこがれかもしれないし、写実的な絵が分かりやすいからかもしれない。という私も、何となく魅かれるところがある。
 絵を見ると同時に、絵の横に書いてある解説を読む。日本人の真面目なところかもしれないが、解説の表示の前に並んで文章を読んでいる人が多い。全く白紙の状態で絵を見るという見方もあるかもしれない。
 解説は、絵の解説と同時に、ユトリロの生涯についての解説でもある。私は、それを読んで、絵よりむしろユトリロの人生により興味を持った。
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「モンマルトルのテルトル広場、
カトリーヌおばさんのレストラン」
1912年頃

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「モンマルトルのアブルヴォワール通り」
1911年頃

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「マリジー=サント=ジュヌヴィエーヴ教会、
フェルテ・ミロン近郊」
1911-1912年頃


 ユトリロは、1883年、パリのモンマルトル、ポトー街に生まれた。彼の母シュザンヌ=ヴァラドンは、画家のモデルを生業とし、やがて自らも画家となる。ユトリロは母親が18歳の時の子供だが、父親は不明だった。後にスペイン人ジャーナリストのミゲル・ユトリロが彼を認知する。ただ、彼女はロートレックやドガ、ルノワールなどのモデルでもあり、彼らも含めいろんな画家と関係があったようだ。
 ユトリロは、親の結婚と共にパリの北の郊外に住み始める。しかしモンマルトルのアトリエでの制作に忙しい母親にはあまりかまってもらえず、祖母との寂しい生活の中で8歳頃から葡萄酒に溺れていき、21歳の時にはアルコール中毒の治療のために入院する。退院後、医者のすすめであまり気乗りしないままに絵の制作を始める。ユトリロは瞬く間に絵の才能を発揮する。
 絵の制作は、ユトリロがアルコール依存症から脱却するための有効な手だてにはならなかった。1909年母親のヴァラドンはユトリロの友人でもあった若い画家アンドレ=ユツテルと恋に落ち、夫と別れてこの愛人との生活を始める。ユトリロも一緒だったが、彼はますます酒に溺れていく。
 こうした状況の下で描かれた彼の絵は全画業の中でも最良のものに属し、「白の時代」と呼ばれる。この時期(1910年代前半)、ユトリロは現実から次第に遠ざかり、絵はがきをもとに制作するようになる。そして、そんな中彼の絵を扱う画商も現れるようになる。
 1919年、デュラン=リュエル画廊でのミルボー・コレクションの売り立てなどでユトリロの作品が高値で取引されて以来、彼の絵は値上がりしはじめ、力ある画商たちによって次々と開かれた展覧会が、彼の絵の相場をさらにつり上げていく。国際的に名の通った画商が彼の作品を取り扱い、ユトリロの名は外国にまで広がっていく。
 彼の義父アンドレ=ユツテルは、ユトリロの絵を商売にすることにより、豊かになり、贅沢をするようになる。しかし、ユトリロの生活は、酒浸りで、ほとんど囚人に近い状態だ。また、この時期、彼は宗教に傾倒していく。
 ユトリロは、51歳で12歳年上の女性と結婚する。彼女もユトリロを食い物にしていたようだ。彼女は、ユトリロに「白の時代」の絵を描くように言う。ユトリロの絵は、同じものを題材にした多くの絵がある。売るための絵を描かされていたのだ。また、彼女は、ワインを水で薄めたものをユトリロに飲ませた。ユトリロの体を心配してではなく、おそらく、絵を描かせるため、意識をはっきりさせるためだったと思う。
 ユトリロは寂しい人生だった。愛し愛される人もなく、酒に溺れ、金の為に絵を描かされていたのだ。
もっと、ユトリロのことを知ってみたいと思った。

恐竜博2005

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恐竜博2005

大阪市立自然史博物館にて開催。

雨の振る中、一番下の子(三男で小学生)を連れて、行った。
JR阪和線長居駅で下車、東に向かって歩いた。
長居公園の東の端だ。

長居公園の中には、サッカーのスタジアムがある。
セレッソ大阪のホームだ。
遠くで応援の声が聞こえていたので、多分今日はサッカーの試合があるのだろう。

自然史博物館の前には、雨の中にもかかわらず、子供づれの夫婦が長蛇の列で、30分程待たされた。
みんな親馬鹿ばかりだ。私も含めて‥‥。
(注)入場料は、中学生以下は無料。

博物館の中は、いろいろな種類の恐竜の骨を針金で組んだものが展示してあった。
中でも目玉はティラノザウルスの骨の化石だ。
本物と作り物と入り混じって、分けが分からない状態。

撮影は、一部を除いて自由で、あっちこっちで、カメラないし携帯でパシャパシャととりまくっている。
私も負けずにシャッターを切ったが、周りが暗いので、壁に映る影が強調されすぎて、写真の出来としては、今ひとつ。

意外に狭くて、すぐ出口に突き当たった。
もう一度戻って、丁寧にじっくり見直そうかと思ったが‥‥。
次から次に人が出てくるので、思いとどまった。

帰りに、自然史博物館の常設展示を見て回った。
大阪の自然と生き物(小動物と昆虫)が展示してあり、こちらの方が面白かった。

お土産に、次男に3Dクリスタルのキーホルダーを買う。自分用に招き猫のお手玉、ピンバッジ、缶バッジを買う(私は、招き猫とピンバッジと缶バッジのコレクターなのだ)。

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