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(タイダウン(船とヘリをつなぐ鎖)を外して、間もなく発艦です。)
(掃海輸送ヘリコプター MH-53Eの発艦の瞬間です。発艦はヘリの醍醐味ですね。)
このブログはエアラインパイロットを目指す方向けに作っていますが、今日は番外編という事で・・・・・ 海上自衛隊のパイロットについて紹介したいと思います。
海上自衛隊のパイロットを目指すためには、以下の4つの方法があります。
①高校卒業〜20才までなら、『海上自衛隊航空学生』になる。
パイロットは『技術職』です。やはり若いうちから、その道に入っておくことは、大成する時期も早まりますので有利です。
航空学生には「航空自衛隊」と「海上自衛隊」の2種類があります。倍率的には『海上』の方が低いですし、実機による適正検査もありませんので、なり易いと言えるのではないでしょうか。
運が良ければ、退職するまでの数十年間のうち、わずか数年しか地上に降りずに、パイロットを続ける事も可能です。(30人に1人ぐらいの確率ですが。)
少数機種である救難飛行艇US-1A,US-2。海上自衛隊唯一のジェット機U-36のパイロットになるためには、航空学生にならなければ、まず無理です。
自衛隊パイロットの醍醐味を味わうのであれば、航空学生になる事がおススメです。
②『一般幹部候補生 飛行幹部 採用』を狙う。
大学を卒業した後に自衛隊に入る制度が「一般幹部候補生課程」です。その中で、自衛隊の航空身体検査に合格することを条件に「飛行幹部枠(パイロット枠)」での採用も存在します。
途中の課程で体(特に視力)を壊さなければ、まず間違いなくパイロットコースに進む事ができます。
ただし、この「大学出」のパイロットはあくまで「管理職」としてのパイロット採用であるため、飛行経験は航空学生パイロットの1/2〜1/4しか積む事ができません。本当の意味で「パイロット」を志向するのであれば、矛盾を感じるようになるかもしれません。
③『防衛大学校』を目指す。
防衛大学校は卒業後に一般幹部候補生と一緒に、幹部候補生学校に入学し、幹部(昔で言う「士官」です。)になるためのコースです。
防衛大学校の場合「パイロットコース」というものは存在しませんので、確実にパイロットを目指すのであれば、航空要員(航空自衛隊に進むコース)に入る方が良いでしょう。逆に海上自衛隊のコースに入ると、パイロットになれる確率は下がってしまいます。
また、パイロットになったとして、その後のパイロット生活は、一般幹部候補生飛行幹部採用と同じく、航空学生の数分の1の飛行経験しか積む事はできません。
「パイロット」を志向するのであれば、30才前後に、そういった経歴管理と自分の希望との間で葛藤するかもしれません。
④「一般幹部候補生」でパイロットを目指す。
一般幹部候補生の飛行幹部採用でなくても、一般幹部候補生からパイロットを目指す事は可能です。
ただし、「一般幹部候補生のパイロット枠」「防衛大学校卒業者のパイロット枠」を合計して、なおパイロット候補者が不足する場合に、やっと枠に入る事ができるようになるため、可能性は低くなります。しかし、可能性は十分にあります。
そのためには、やはり、航空身体検査基準を上回る体のコンディションが必要です。
以上が、海上自衛隊のパイロットになるためのコースになります。
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