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ANAの採用情報ページでは、4つのSTAGEごとに該当するパイロットへのインタビュー記事を掲載しています。
STAGE1 操縦士訓練生
「常に一歩先を見て、より良いフライトを追求し続けることこそ、パイロットが担うべき役割」
STAGE2 1機種目副操縦士
「常に機長になるために必要なことは何かを問い続けながら、あらゆる事象に柔軟に対応できる技術や知識を身につけ、さらには人間的にも成長していかなければならないと思っています。」
STAGE3 2機種目副操縦士
「自分の意識次第で、一つのフライトから学べることの中身もその質も変わっていくわけですから、次のステージを意識し、自分を律するように心掛けています。
フライトを支えてくれる多くのスタッフとのコミュニケーションを大切にしながら、この人に任せれば安心と思われるような機長を目指していきます。」
STAGE4 機長
「多くの機長の背中を見ながら、多くのことを学んできました。普段は温和な表情で接してくれる機長が、気象条件が変化したときに見せる真剣な表情、常にその先の変化を予測し、確かな情報と根拠をもとに、さまざまな事象について次々と判断していく姿。」
決して詳しい情報ではありませんが、心構えや考えるポイントが分かり易く記事にされています。
一読の価値があると思います。
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昨日の夕刻、僕のもとで働いているパイロット3名が誘拐されてしまいました。みんなで集まって、月例安全会議をして、その帰る途中に事件が発生したようです。
みんなとお別れを言ってから、20分後に国連PKOミッションのチーフから電話が入り、「あるクルーが誘拐されたと聞いているが、君のクルーは大丈夫か」と言われました。僕は、さっきまで会議を開いていて、みんな大丈夫ですよと言いましたが、念のため、クルー全員に電話をかけ始めたのです。
すると、ヘリコプターのクルー3名とは連絡がつながらないことが分かりました。
居住先のセキュリティーに問い合わせても、まだ帰ってないという返事。そこからは、もうバタバタでした。事務所長やら、安全警備官やら、地元政府の人達とひっきりなしに電話で話をし、出来る限りの情報を集めたのでした。
既に、昨日の晩から、ここのセキュリティーの雲行きは怪しくなっており、ニアラ郊外で激しい戦闘があったと伝えられていました。そのため、一部のフライトは地元の許可が突然下りなくなり、キャンセルしなければならない状況となりました。何人かの人がそのため、予定していたフライトに乗れず、現地で足止めをされている状況となったのです。
そんな調整で昨日の夕刻は忙しかったのですが、これに誘拐が加わり、さらに激務となりました。事務所を離れたのは、7時頃、そしてゲストハウスからずっと電話でのやり取りを続けていました。ここの門限は、7時のため、それまでにはゲストハウスに戻っていないといけないのです。
もうフライトのキャンセルどうこうの問題ではなく、飛行機を飛ばすパイロットがいないのです。そして、仮に近日中に釈放となったとしても、すぐに飛行作業に復帰できるわけではありません。もちろん彼らの無事を一番考えますが、今後のフライトがどうなるのかも頭の片隅に入れておく必要があります。
もう、こういう状況になってしまえば、僕の出来ることは限りなく少なくなってしまいます。情報収集を徹底して、仲間の安全を願うばかりです。




