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地理・交通系お気楽ブログ(仮)
熊本&九州地方の地理・交通・歴史の話題や旅の話などをぐだぐだと。

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かなりご挨拶が遅れてしまいましたが・・・
皆様あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

新年早々、3日には玉名郡和水町を震源とする震度6弱の地震があり、幸いたいした被害も出ませんでしたが、久々の大揺れとけたたましく鳴り響くスマホの緊急エリアメールに、3年前の熊本地震を思い出してしまいました。

閑話休題
今年の干支はイノシシということで・・・上益城郡山都町、矢部・浜町地区で見かけたイノシシの「大造り物」です。
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かなりリアルに作られているこのイノシシの像、実は矢部地区の秋のはじまりを告げる大イベント・八朔祭で作成・使用された作品です。
「八朔」とは旧暦の8月1日のことで、ちょうど稲の収穫期にあたります。この祭は五穀豊穣、豊年祈願を祈願するために江戸時代の中期、1757年頃から始まったとされ、現在でも毎年9月の第一土曜と日曜に矢部浜町一帯で開催されています。

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祭の中でも特にメインとなるのは日曜日の午後に行われる「大造り物の引き回し」。
大造り物」とは竹や杉などの木材、シュロや黒松の木の皮やススキの穂といった自然そのままの草木を原材料に、10地区(連合組)ごとにそれぞれのテーマを決め、伝統の技術を駆使して作成する巨大像で、その大きさやリアルさには定評があります。
祭の当日は沿道から多くの見物客が見守る中、各連合組の大造り物が八朔囃子とともに町中を練り歩いた後、祭の開催本部前でそれぞれの作品が披露・審査され、当年度の優秀作品が選出されます。この大造り物の引き回しや作品コンテストを一目見ようと、この日にはたくさんの観光客が矢部を訪れます。

今回、私が矢部・浜町を訪れたのは九州中央道が開通した昨年12月のことでしたが、
街のあちらこちらに八朔祭で使われた大造り物が展示してあったので、何枚か写真に収めてみました。

忠誠を誓う犬神」(大川町・下大川連合組)。今年度の銀賞作品です。
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迫力ある犬神様もさることながら、右後ろにあるサングラス&スキンヘッドの人物がキーボードを弾く巨大像も気になります(笑)。どうやら一昨年の金賞作品なんだそうですけど、これ、スティーヴィー・ワンダーか何かですかね?

これは・・・言わずと知れたあのキャラクター。
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下馬尾連合組作、題して「不正続出 世直し行動アンパン」。
決してアンパン“マン”ではないという。
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ちなみに、昨年度のアニメネタは「アンパン」ではなく「汎用猫型平器」(あくまで「兵器」ではない)でした。元ネタは四次元ポケットから秘密道具を出す某青いロボットですね、はい。

これまたリアリティのある作品。「平成の鶏(トリ)を飾る」下市連合組の作品。
本年度の銅賞です。
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祭開催の時点ではトサカの部分はちゃんと赤くなっていたのですが、植物原料ゆえ、枯れてしまって茶色になってしまっています。上の「世直しアンパン」ももともとは鼻・ほっぺたの部分は赤くなっていました。赤色はペンキ塗装などではなく、ほうずきなどの赤い実や花を活用しています。
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これは同じ敷地内に鎮座してあった昨年度の金賞作品、下市連合会作「日本の文化、山都の文化 祝・海老蔵降臨」。
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新町中組連合会作品「未来の羽ばたき 飛龍」。
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作品・連合組によっては立派な小屋が設置されているものもあります。
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これまた迫力のある作品。
仲町上連合組「千年の時を超え 世直獅子現る」。
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そして、これが今年度の金賞&大造り物大賞の作品。
浦川連合会作の「異常気象ばっかる タイガー(虎)腹ん立つ(竜)」。熊本弁で昨夏の異常高温や水害を捩ってます。
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このような迫力のある巨大像が街中を練り回る矢部浜町の八朔祭。9月開催ということでまだまだ先の話ですが、ぜひ一度訪れて見られてはいかがでしょうか。

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