★のんの★の悪性リンパ腫(ホジキン病)体験記

2006年に発症し、ABVD療法6クール+放射線治療50グレイで寛解。2017年に再発し、2018年7月から治療開始。

全体表示

[ リスト ]

抹消血幹細胞採取

2018年9月29日、白血球を増やす注射を、朝と夕方の計2本打ちました。
この日から3日間打つことになります。
看護師さんの話では、この時に打つ注射は、外来で白血球を増やす注射の3倍の薬剤の量だとのことでした。
早い人だと注射を打ったその日から腰が痛くなるらしいのですが、この日の夜10時頃に、急に腰が痛くなりました。
かなり強い痛みで、また何故か吐き気も強まり、苦しくてじっとしていられず私はベッドの上で座ったり横になったりしていました。
この時にたまたま見回りの看護師さんが来たので、かなり痛むことを伝えると、アイスノンのようなものを温めた物を持って来てくれ、腰を温めると痛みがかなり引いてきました。
痛みが軽減した途端に眠気が襲ってきて、私はそのまま寝てしまいしました。

9月30日、朝方5時に起きると、腰とお腹、左足の付け根に痛みがありました。
看護師さんにお願いして、腰を温めると痛みが軽減しました。

朝の検温の時に、腰の痛みが強かったので痛み止めが欲しいと看護師さんにお願いしましたが、なかなか処方されず、朝8時頃からまた痛みと吐き気が強まって、苦しくてベッドの上でじっと出来ず、座ったり横になったりして耐えていました。

ようやく薬が届いたのは9時半過ぎだったでしょうか、痛み止めのロキソプロフェンを飲んで30分もすると痛みが軽減して、少し痛む程度になりました。

10月1日、この日は人生初の輸血をしました。

この日の朝の採血の結果です。

白血球(基準値3300〜8600) 1400
血小板(基準値15.8〜34.8) 6.2
ヘモグロビン(基準値11.6〜14.8) 7.2

幹細胞を採取する際は、成分献血の時と同じような感じで、身体から血液を点滴の管で取り出し、幹細胞を除いたらまた身体に血液を戻すのですが、
すぐに身体に戻すとは言っても、血液を取り出している時にヘモグロビンが更に少なくなって身体への負担があるかもしれないということで、貧血対策で輸血をすることになりました。

朝の採血は3回目で成功、輸血のルートは2回目で成功となり、この日は5カ所も針の痕が出来ました(^^;)
看護師さんが「のんのさんは血管が細いですね」としきりに言っていました。

ロキソプロフェンは処方されてからほぼ6時間に一度服用していて、服用すると我慢出来る痛みに軽減していましたが、この日の22時半頃に急に激痛になりました。
陣痛と同等位の腰痛で、腰痛よりはマシな痛みでしたが両足の付け根とお腹も痛みました。
腰痛が激しくなると吐き気が増し、私はベッドの上で唸りながら耐えていました。
(この日は大部屋に私一人しか入院していなかったので、私の唸り声で他の患者さんに迷惑が掛からないので良かったです。)
看護師さんに、またアイスノンを温めたようなものを持って来てもらい、腰に当たると、段々痛みが軽減してきました。

10月2日の朝になり、看護師さんに、「前夜のような痛みがあったら、幹細胞採取の際、リクライニングシートの上でじっと出来ないかもしれない」と話すと、先生がロキソプロフェンよりも強い痛み止め「ランソプラゾールOD錠」を処方してくれることになりました。

先生に、腰痛が強まると何故か吐き気も強まることを話すと、「たまに痛みで吐き気が出る方がいるので、のんのさんもそのタイプなのでしょう。」とのことでした。

朝の採血で、私の血液の中に幹細胞が十分な量があることが分かり、この日の午前中に幹細胞を採取することになりました。

この日の血液検査の結果です。

白血球 8500
血小板 8.2
ヘモグロビン 8.3

それから、先生に口頭で教えていただきましたが、私の血液に流れ出した幹細胞の数値は「72(多分)」だったそうです。
通常は、20以上だとぎりぎり幹細胞が採取出来る数値だそうで、それ以下だとまた白血球を上げる注射を打って翌日に幹細胞採取を延期するそうです。
先生曰く、「のんのさんの数値だと、もしかしたら、一日では十分な量が取れないかもしれません。」とのことでした。

幹細胞は普段は骨髄の中にあるのですが、白血球の数が下がって、その後急激に白血球が増えた時に体中に流れ出すので、その時を狙って採取します。

血管の太さが十分にある患者さんは、両腕に点滴の針を刺して幹細胞を採取しますが、私は血管が細いので、足の付け根にある静脈に点滴の針を刺すことになりました。

私は、浴衣タイプの寝間着に着替えて念の為に購入したオムツを履き(悲)、ランソプラゾールOD錠を服用して、処置室に向かいました。

今回も、前回の抗がん剤投与時に腕の静脈からルートを取った時と同じ要領で、帽子やマスク、手袋、かっぽう着(のようなもの)を着用した先生が、私の足の付け根から25センチの管を入れました。

静脈からルートを刺した患者はふらついたりする可能性があるので、全員、車椅子を使うのですが、その後、車椅子でレントゲン室に行ってレントゲンを撮影し(静脈から入れたルートに異常がないか確認する為のレントゲン撮影です。)、そのまま幹細胞採取する「輸血外来・検査室」に看護師さんに連れて行ってもらいました。

足の静脈に管を入れる処置をした頃から若干気分が良くないような気がしていたのですが、輸血外来・検査室に到着すると、頭がフラフラして気持ち悪くなってきたので、看護師さんにお願いして、近くの長椅子に横にならさせてもらうと冷や汗がどっと出てきました。
しかし、しばらく休んでいると体調が戻ってきたので、幹細胞を採取する為のリクライニングシートに移動しました。

点滴の針を足の付け根の静脈に刺した場合は太い管を使うので、両腕に刺した場合と違って、血液を取り出してまた戻すのを一本の管でやってしまいます。
足の付け根にルートがあるので上半身を動かしても問題がなく、管が太いので少し位うとうとしても大丈夫なのだそうです。
また、静脈にルートを取った場合は大体2時間で採取が終わると先生から説明があり、とても嬉しかったです。(^^)

採取の間は、心電図を取るので胸部に計測器が貼られ、30分に一度自動で計測するということで血圧器の布(と言うのかどうか分かりませんが)が腕に巻かれ、血中酸素濃度を測る計測器が指先についていたので、スマホでも見て暇つぶしをしようかと思っていましたが、動きにくくて諦めました。

看護師さんが「DVDを観ますか?」と言って下さり、自宅から持ってきていた「ロード オブ ザ リング」を再生してもらいました。
それを観ていましたが、1時間半位を過ぎると眠くて仕方がなかったです(^^;)
うとうとしてもいいとは言われていましたが、少しでも採取の量が減ってしまうようなことをしたくなかったので、寝ないように我慢しました。

2時間経つと採取が終わり、先生が「後で最終結果を確認しますが、おそらく今日で十分な量の幹細胞が取れたと思います。良かったですね。」とおっしゃって下さいました。

私は「良かったです。有難うございました。」と先生にお礼を言い、本当にほっとしました。

ですが、看護師さん達が私の身体についている計測器を外している間に、急に気持ちが悪くなってきました。

看護師さんに「急に気持ちが悪くなってきました」と言うと、看護師さんがすぐに容器を持ってきてくれました。
私はすぐに嘔吐してしまいました。
そのままリクライニングシートで20分位休んでいましたが、一向に吐き気が良くならないので、看護師さんと先生が「ストレッチャーで病室まで移動しましょう」と言いました。

G病院の大部屋にはお手洗いがなく、私の病室から共同のトイレは少々遠いので、病室に行く前に今の内にお手洗いに行こうと思い、私は「お手洗いに行きたいです」と言いました。
看護師さんは「動くと吐き気が増して大変だろうから、おむつにしましょうか。」と言い出したので、私は慌てて、「吐いても構わないので、お手洗いに行きます。」と無理を言って、車椅子でお手洗いに連れて行ってもらいました。

お手洗いに行くと、案の定吐き気が増し、3回程続けて吐いてしまいました。

ストレッチャーに移動する際に吐き気が増すかもしれないということで、そのまま車椅子で病室まで連れて行ってもらいました。

その後も、私は4回嘔吐し、夕方からは発熱して頭痛が酷く、38度6分まで熱が上がりました。
兎に角吐き気が強く、食事はおろか水を飲む気にもならず、一度だけ看護師さんに勧められて水を飲みましたが、すぐに吐いてしまいました。

先生がおっしゃるには、「吐き気は、強めの痛み止めランソプラゾールOD錠の副作用で、発熱は白血球が急激に上がった副作用でしょう。」とのことでした。

翌日(10月3日)の朝には、熱が下がり、吐き気も軽減したので、退院しました。
(幹細胞は、無事に一日で十分な量が採取できていました。)

幹細胞採取の入院は、人によっては、全く副作用が出ない患者さんもいるとのことです。
(なので、全ての人が私のような症状になる訳ではありません。私の記事を読んで、幹細胞採取を嫌にならないでいただきたいです・・・。)

ですが、正直な気持ちなのですが、VIP療法3コース終了から今回の入院の体調不良には、本当に何度も心が折れそうになりました。

次の入院の大量化学療法と自家移植の際も、白血球を増やす薬剤を数日間点滴で投与すると聞き、またあの腰の激痛を数日間体験しなければいけないのかと思うと、嫌になります。
大量化学療法の副作用や幹細胞の生着時の発熱等の体調不良に加えて、あの腰の激痛・・・。

考えると非常に憂うつになるので、今は考えないようにしています。

この記事に

閉じる コメント(3)

壮絶ですね。まさに、闘病という言葉があてはまる。
それにしてものんのさんは強い人だと感心しました。
こんな苦しい体験を冷静に文章で表現できる精神力。
わたしは自信ないなあ。治療もあきらめてしまうかも。的外れで誤解を生むかもしれませんが、感動してしまいました。

2018/10/5(金) 午後 11:46 寮長 返信する

顔アイコン

ありがとうございます。
ですが、私は強くないですよ。
多分、余り考えていないからだと思います(←馬鹿っぽいですね(汗))。
時々不安になったり嫌になったりしますが、考えてもどうにも出来ないことはなるべく考えないようにしています。
あとは、辛い時は「辛い」と言うようにしてるので、もしかしたらそれも精神衛生上いいのかもしれません(^^;)

2018/10/6(土) 午後 9:50 のんの 返信する

顔アイコン

打倒ホジキンさん、コメントを有難うございます。
昨日、私のコメントを内緒の機能を使って投稿したのですが、そうしたら打倒ホジキンさんにも読めないことに気付いたので、再度投稿します。

奥様もホジキンリンパ腫で痒みがあったのですね。今は寛解していらっしゃるとのこと、本当におめでとうございます。

大量化学療法前に寛解状態になっていた方が治療成績が良いこと、また地固め療法でアドセトリスを使った方がいいことについては、セカンドオピニオンに行った病院でも聞きました。
私もそうしたいと思っていましたが、残念ながら、私は寛解には至らないまま大量化学療法をすることになりました。(昨日、主治医と話をしました。)
でも、治療成績は落ちるかもしれませんが、大量化学療法で寛解になる人もいるそうなので、頑張ろうと思います(^^)

2018/10/12(金) 午前 10:29 のんの 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事