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ドコ――――――???
暑くて息も苦しいのに
どうして彼は、難しいコトを聞くんだろう
質問なんてしてほしくない
私の気持ちをわかってない
だから
彼に対して、少し嫌な思いを持った
暑いのに、暑いのに
苦しいのに、苦しいのに
答えを出さないといけないようなコト
聞かないでほしかった
無意識だった
狭い木箱の扉を押したのは
だけど皮肉
押しても扉は動かないし
ギギギギって、軋むだけ
軋む音が、響いて、うるさくて
大きい音が木箱の中で反響する
『シー』
耳元で囁かれた
扉を押していた腕をつかまれて
そのつかまれたとこが、熱くて痛かった
『見つかるって』
『しかられるよ』
『だから――』
矢継ぎ早に吹き込まれて
ピタ、と動くのをやめた
しかられる――
何よりも恐かったから…
『アツイ?でもまだダメだよ』
『なんで…?』
『しかられたいの?』
『やっ!』
私が叱られるのを恐がっていたことを
彼は
知っていたんだ
叱られる、怒られる
ビクビクからだが反応したことを
しっかり見ていて
繋いだ手から感じてたんだ
『見つかっちゃうと―』
腕を掴んだほうと反対の手で
彼は私の鎖骨を撫でた
鎖骨を撫でて、肩を撫でる
肩を撫でてそして
『しかられるよ―』
彼の手は
男の子とかわらない私の胸を
そっと撫でて、一言
『だから、だまってないとダメだよ』
私は
クモの巣に引っ掛かった
この時から
糸に絡んで、抜け出せなくなっていく
☆卑怯な子です、今思うと。
ガキんちょのくせに、逃げ道を断つなんて――天性なのかしら?なんて褒め言葉は言いません(ーー;)
学童の先生がよっぽど恐かったみたいです、当時の私は。
だから彼の一言一言に過敏に反応して、逆らうとか出来なかったのでしょう(多分…)
逆らう→見つかる→怒られる→泣く ;w;
こんな図式が頭の中にあったのかも知れませんね(・・;)
決して性質の悪い人ではなかったんです。優しかったしお話も面白かったですし。
言葉数は少なくて、悪く言えばぶっきらぼうだったんですけど、コトあるごとに発する言葉がやけに印象深かったです。
印象深かった気がします――――多分〃ω〃
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