永遠なれ客車特急

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一年

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「1レ・2レは来春で廃止」
とある筋から確度の高い報せが入って一年後の昨夜、
風呂上りに発泡酒を飲みながら
今までに撮り溜めたカットを見ていました。



九州出張のついでに撮った
埴生〜小月、厚狭〜埴生、小野田〜厚狭、
神代〜大畠。

 どっちが「ついで」だったんだろうなあ。(回想)



検査明けの45号機が撮りたいばかりに向かった
神代〜大畠。

 この情熱は仕事に活かされなかったなあ。(回想)



小遣いを切り詰め、ワンカットを撮るためだけに
足繁く通った静岡各地。

 350円の昼飯代は辛かったなあ。(回想)



撮れなかったけど、仕事の最中に偶然見かけた1レ・2レ

 仕事が辛い時、見ただけで励まされたなあ。(回想)



休日に家を抜け出して撮った首都圏界隈。

 交換条件のハズだった「買物」は今でも続いてるなあ。(溜息)



一年前に報せを聞いた時に脳裏に浮かんだ思いは、
「まだ一年ある」でもなく「もう一年しかない」でもなく、
ただ単に「あと一年」ということだけでした。


全てが終わった今、感じていることは、
「あと一年」
だったのではなく、

「あっというまの一年」
だったなあ、という事です。



昨夜も
あそこで撮ってなかったなあ、ここでも撮ってないぞ、
とあれこれ思いはしたものの、後悔はしていません。


なにしろ





この列車が無かったら行かなかったであろう場所へも行けたし、
この列車が無かったら出会えなかった素晴らしい人達とも会えましたから。


この列車を軸に据えて過ごした一年に、悔いなし。

門司にて

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九州の異国情緒あふれる街、といえば
長崎を思い浮かべる方が圧倒的かと思いますが、
門司周辺もかなりエキゾチックな雰囲気が漂っています。

駅からちょっと歩けば文明開化を偲ばせる洋館や
レンガ造りの倉庫が点在するこの街。


そんな街の玄関口に相応しいのは、
やっぱりこの列車










でしたね。

関守たちの運命は

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今や関門海峡のヌシは金太郎。

「富士・はやぶさ」や客車の臨時快速牽引用に残されていた
旅客用のEF81も既に用済み同然なんですね。


EF30の後を継ぎ、様々な客車特急を牽いて
関門トンネルを行き来していた81の運命も、
さほど明るくはなさそうです。




(酔った上の手持ちスローシャッターゆえ普段以上にお見苦しいですが、ご容赦を。)

失ったもの

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全ての使命を終えた客車特急が品川からの回送準備を整える頃、
NHKでこの列車を扱ったドキュメントが放映されました。

涙なくして見れなかったこの番組ですが、
同じくこの番組を御覧になった先輩からメールを頂きました。

これがまた見事に「わが意を得たり」といった内容でしたので、
ご本人ご承認の上で、下記に転載させて頂きます。







まさか東海道から客車寝台特急が消えるとは、夢にも思わなかったことです。
時代の流れとはいえ、何の営業努力もしないで30年以上前の車両。
供食サービスは最低レベル。
これでは客離れも当たり前ですね。

昨夜、良く見れば問題提起しているかのような番組が、
NHKで放映されました。
仕事に誇りを持ち、お客様サービスにあたる車掌。
元機関士の親を別府温泉に連れて行った還暦の息子。
年老いた佐賀の祖母を寝台列車で送り届け、
帰りも寝台で帰る横浜の親子…。

その他の交通機関が考えられない弱者には
旅に出る楽しさまで奪ってしまった。
開放寝台では一夜の縁で素敵な人間関係の構築が出来た。
いずれも日本のよき風習、助け合いの心ではなかったかと。

重ね重ねも残念でなりません。




…いかがでしょうか。

かつては動輪のボタンがついた制服を着ていた方ならでは
の想いが込められております。





さて、毒食らえば皿までも。



パクリついでに(ヲイ
昨秋に大島大橋を間近に望む大畠駅で会話した、
大島在住のおじいさんの言葉でも引用させていただきましょう。
【画像は79年夏、広島到着目前の20系「あさかぜ51号」】







「昔はの、大島へ行くバスも国鉄バスじゃったけえ、汽車からバスへの乗り継ぎは便利だったですよ。
 ところが今は『防長バス』じゃけえ、接続もナニもありゃあせん。汽車が着く寸前にバスが出たりしよ る。国鉄が無くなって弱い者が困る、ちゅう社会こそ困りモンじゃが。」

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こんちは。
おじさんどっから来たの?
へえ、横浜から来たんだ。写真撮るの?すごいカメラだね。


ぼく?ぼくはこの近所だよ。
休みの朝はいつもここに来るんだ。
もうじきハジメくんとヒロシくんも来るよ。


でもおじさん、もう少し早く来れば良かったのにね。

朝から居れば157系の「あまぎ」も撮れたし、
「銀河」やA寝台だらけの「あさかぜ」も撮れたんだよ。
あ、それに湘南形の品川行きもね。
この時間だと「さくら」しか来ないよ。

いいよね、東海道線って。
夕方になるとどんどん寝台特急が下っていくでしょ?
さくら・はやぶさ・みずほ・富士、ってね。
行ってみたいなあ、九州。


いつか大人になったら
「あさかぜ」のナロネの個室に乗るんだ。

それで、おじさんくらいの歳になったら、
毎年寝台特急にお嫁さんや子供を乗せて旅行に行くんだ。


今年は「さくら」で長崎、来年は「はやぶさ」で鹿児島、ってね。
でも「さくら」だと佐世保にも行かなくちゃね。
キップとるの大変だろうなあ。
「みどりの窓口」に徹夜で並ぶしかないだろうね。


あ、踏切が鳴った!

そろそろ来るよ。
あれ?おじさん、なんで涙流してるの?
そんなんじゃ写真撮れないよ!
へんなおじさんだなあ。

じゃ、頑張ってね!




子供の頃にいつも列車を見ていた大船で迎えた最終列車。
むかし見覚えのあるような小僧が列車の来る直前まで、
ずっと私に付きまとっていました。


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南鮒
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