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留学生4

「なんだあれ?」

棋院から帰ってきたらうちのあたりに人だかりができている。
なにか事件でもあったんだろうか?

人が集まっているのは俺の家の前だった。
それもスカートの短い女子高生ばかり。
あかりと同じ制服だ。

近づくとそいつらの視線がいっせいに俺を向いた。

「な・・・なんだよ?」
「君・・・ひょっとしてここの家の人?」
「そうだけど。」

今度はそいつらが俺を取り囲んだ。

「ねえ、彼中にいるんでしょ?」
「彼?」
「とぼけないでよ。」
「・・・・。」
「あの超美形の韓国人の男の子よ。」
「あ・・・。」

そっか・・・。こいつらの目的ってあいつだったんだ。
ま・・・確かに美形といえば美形だけど、大騒ぎするほどのもんか?

「ヨンハだったらうちにいると思うけど、おまえらなんか用?」
「別に用ってわけじゃ・・・。」
「じゃあ、帰れ。」
「でも・・・。」
「ちょっと顔ぐらい見せてほしいなって・・・。」
「迷惑なんだよ。ほらどけよ。うちに入れねえじゃん。」

なんとか隙間を見つけて門までたどりつき、家の中に入った。

「なにあれ。」
「感じ悪〜。」
「自分がもてないからって。」
「でも、あの子も可愛いじゃん。」
「そう?どこが。」

背中ごしに聞こえてくる声を無視して家に入った。

「ただいま。」
「おかえり。ヒカル。」

お母さんが困った声で出迎えた。

「お母さん、あいつら、なに?」
「あかりちゃんの学校の子たちなの。ぞろぞろついてきちゃったんだって。もう一時間も家に前にいるわ。」
「警察呼べばいいじゃん。」
「まさか・・・それぐらいのことで・・・。」

リビングに入るとヨンハがソファに座っていた。

「オカエリ。ヒカル。」
「ヒカルって呼ぶな。気持ち悪りい。進藤でいい。」
「アナタモヨンハッテヨビマス。」
「コなんて短すぎて呼びにくいからだろ。」
「アカリモヒカルッテヨビマス。」
「アカリ・・・だと?」

妙に慣れなれしい言い方にムカついた。

「アカリハヒカルノコイビトデスカ?」
「違うって!」
「ソレハヨカッタデス。」
「は?」
「ワタシハアカリガスキデス。コイビトニシマス。」


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