南御室の小屋番日記

南アルプス〜鳳凰三山〜南御室小屋〜ブログ始めました!

4月23日の状況

4月23日 晴れ時々くもり
最低気温 -5.0℃
最高気温 +5.2℃
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今週末は地元山岳会「白鳳会」さんが、5月のキナバル登山のためのトレーニングに
登ってこられました。総勢12名でした。
薬師組と御室組に分かれて、各小屋の除雪や水くみを手伝ってもらいました。

薬師岳小屋はトイレが使用可能になり、登山道に(芸術的な)階段を作ったようです。
御室小屋も小屋から水場・冬季トイレまでの道を整備してもらい、とても歩きやすくなりました。
たいへん助かりました!ありがとうございました!

薬師岳小屋の敷地内にはトラロープが張ってありますので、中に立ち入らないようにして下さい。
基礎の上にボルトが出ていますので、その上を歩くのは大変危険です。
今回、小屋わきに道を付けましたし、稜線のトレースは観音岳まではあるそうです。(その先は不明)
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暖かくなってきてテント泊者も増えてきました。
連休中は売店も営業しますので、ビールや酒類、ジュース、バッジ、バンダナなどを販売しています。
ご利用ください。
山小屋の宿泊予約もまだまだお待ちしております。
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芦安村の春

4月20日 晴れのち曇り

日帰り歩荷の行き帰りに通る山麓、芦安村の桜が今満開です。
山の桜は控えめで情緒があって好きです。きれいですねー。。
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4月20日 晴れのち曇り

いよいよ来週末からGW営業が始まります。今日は登山道の状況確認と日帰りで歩荷をしてきました。
最近は林道の残雪状況をお問い合わせでよく聞かれますが、
今日現在は夜叉神峠登山口までノーマルタイヤでも問題なく走行できます。
もうスキーも行けないし、うちの車もタイヤ交換をしないといけません。
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登山口〜夜叉神峠小屋〜杖立峠までの残雪やアイスバーンは日陰以外はほとんど融けていました。
春の陽ざしは本当に暖かいですね〜。
樹林帯で風もほとんどなく、汗ばむほどでした。
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夜叉神峠小屋手前の急登、今年はアイスバーンは解けました。

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峠小屋を過ぎて急坂を登り、尾根に出たところ、ここも解けました。

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杖立峠先のトラバース部分には雪が残っていますが、
アイスバーンは解けて路肩は地面が見えているので歩きやすかったです。
山火事跡のケルンも徐々に姿を現してきました。
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山火事跡〜苺平〜南御室小屋までは気温が高くなってくると雪がグサグサになり、
ちょっと道を外れると落とし穴になっています。
特に午後に下山される方は注意をしてください。
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今週末には地元韮崎市の山岳会「白鳳会」の海外登山遠征メンバーさん達が
足慣らしと薬師岳小屋建設のための除雪作業に来てくれます。
にぎやかになりそうです、よろしくお願いしまーす!

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4月17日 晴れのち曇りのち雨

山麓では夕方4時頃から小雨が降ってきました。
日本海の低気圧からのびる寒冷前線の通過で19日の朝までは
山は大荒れの天気になるようです。(暴風雪・湿雪雪崩・雷など)

街では雨でも山の上では雪になります。
今年は4月に入ってからの積雪が多いので、
GW営業目前での登山道や山小屋周辺の雪の状態が気になるところです。

ということで南御室小屋のGW営業のお知らせをいたします。

4月29日(土・祝)の泊り〜5月7日(日)の泊りまで です。
その間の平日も営業します。
食事や布団の準備がありますので宿泊される方はご予約をお願いいたします。
テント泊は予約は要りません。今年のテント場は泥にならず雪上に設営できそうです。

先日(4/10)に下見に行った際、稜線の様子を撮影しました。
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南御室小屋を過ぎてすぐの急登箇所、融雪と再凍結が繰り返されてこれからアイスバーンが発達します。

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ガマ岩は風が通るので雪が飛ばされています。天気が良ければ白根三山が樹々の向こうに見えますが、
この日は雲の中でした。

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稜線に出る直前の短い急登箇所、雪がズルズルと滑ります、風が弱いのもここまで。
稜線に出ると急に風が強くなり、体感温度が低下しますので要注意です。

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砂払岳の登り、雪が飛ばされて風が強いのがわかります。
マーキングに従って岩場を通過してください。

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後ろを振り返ると、辻山の向こうに富士さんが見えます。
晴れた日の景色は最高ですが、この日の富士山も趣がありました。

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前方には薬師岳が見えてきます。
雪の踏み抜きに注意して薬師岳小屋(建替中)まで下りてください。

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薬師岳小屋周辺の状況、薬師岳山頂はガスが濃くなってきて真っ白な写真しか撮れず、今回はここまで。
後日また情報をお知らせします。

追伸:先日の道迷い遭難の情報を受けて

冬山や残雪期の登山に慣れていない、トレースが無いと登れないレベルのかたは
降雪後で登山者が少ない時期(天候の良くない平日など)の単独での入山はよく考えてください。
経験者と一緒に登り何度もトレーニングをするとか、自力エスケープできる冬の里山で経験を積むとか、
方法はあります。徐々にレベルアップしていって、安全登山を楽しんでください。


今年は春山(残雪期)を満喫できそうです。
アイゼンやピッケル、防寒用具は必携です。
GWの宿泊予約をお待ちしております。
山小屋携帯 090-3406-3404
現在携帯電話の受信機の復旧作業中です。
不在着信を確認してできるだけ掛け直しますが、不通の場合は日時を変えてお電話をください。
ご不便をお掛けしますがよろしくお願い致します。














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4月13日 晴れ時々くもり
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今朝の最低気温 -8.9℃
昨日の最高気温 +2.3℃

3泊4日で小屋の除雪に行ってきました。
2日目に新雪が50㎝積もるという事態になりましたが
3、4日目は春の陽気の中、除雪作業に励みました。
屋根雪が核心でしたが、一段落がついたので本日下山できました!

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新雪が降ったので小屋から上の登山道のトレースは消えてしまいました。
一番乗りの方はラッセルをがんばってください。
前の道を外れると落とし穴になっております。

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下山もラッセルだと分かっていたので、
「誰か登ってきてくれないかな〜」と願っていましたが叶わず、、
朝の雪の締まっているうちに下山を開始しましたので、苺平まで膝ラッセル程度で済みました。

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山火事跡のケルンまで下りるとラッセルは無く、暖かくて白根三山の景色が最高でした!
北岳と間ノ岳をズームで撮りましたがまだまだ寒さが厳しそうです。
小屋番さんは間ノ岳の細沢カールをスキー滑降したいそうです。来年ですかね〜。

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杖立峠まで下りると積雪はだいぶ少なくなりますが
アイスバーンが続いていますので登りも下りも注意が必要です。
杖立峠まで来た登山者がいましたが、下山に苦労されていました。

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3年ごしの気がかり

ようやく喉につかえた棘が取れた感じです
3年前に跨いだ倒木
くぐるにも邪魔なので手鋸で一部切断

でも雪が融けたら手が届かなくなり
去年は雪が少なく
はなから届かず

でようやく今日切断除去できました
気がかりだった木掛かり
これで安心です
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小屋下見(4月-1)

4月4日 快晴
今朝の最低気温 -3.3℃
昨日の最高気温 +2.3℃
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4月に入り、山麓では桃や桜の花が咲き始めて来ました。
いよいよ今シーズンも始まります。
積雪状況と登山道・山小屋の状況確認のため下見に行ってきました。
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まず夜叉神登山口までの南ア林道の状況ですが、
除雪作業のおかげで積雪や凍結は無く
快適に走行できました。
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身支度を整えて登山スタート!
登山口は先日降った新雪が薄っすらとあります。
ポカポカ陽気で風もなく、ゆっくり歩いても汗ばんできます。
もう春だなあと感じます。
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登山道の積雪状況は、
登山口〜夜叉神峠小屋 10〜50㎝
峠小屋〜杖立峠      50〜70㎝
杖立峠〜山火事跡     70〜180㎝
山火事跡〜苺平〜南御室小屋 180〜250㎝
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といった感じですが、トレースはしっかり付いています。
山火事跡と苺平の鉄製のケルンは頭まで雪に埋もれています。
積雪は例年よりもやや多くありますが、登山道は圧雪されていて
比較的歩きやすいと感じました。
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山小屋に到着!昨年と違って小屋は雪に半分埋もれていました。
冬季トイレ・冬季小屋前・水場の除雪を行って使用できるようにしてきました。
冬季小屋はきれいに保たれていました。
マナーを守って使っていただき、ありがとうございました。
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冬季トイレにはカップラーメンの容器や持ち込みのゴミが捨てられていました。
トイレ紙以外のゴミは持ち帰るのがルールですので、お願いいたします。

観音岳まで行って来たテント泊のお兄さんに稜線の状況を聞いてみました。
雪は風で飛ばされて少な目で、トレースもついているとの事です。
観音岳から先もトレースがあるようです。

本日も平日にもかかわらず、2人・4人・2人のパーティがテントを背負って登って行きました。
南御室小屋のGW営業は4/29泊〜5/7泊です。
まだ空きがありますのでご予約をお待ちしております。
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3月12日 晴れのちくもり

山梨外傷研究会さん主催の「第1回JPTECファーストレスポンダーコース」が
南アルプス市地域防災交流センターで行われ、参加してきました。
インストラクターは南アルプス市消防本部の方々でした。
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会場は実技講習もあるため広いスペースが確保されていました。
受講者は山小屋管理人や南アルプスのガイドさん達が多く見られ
登山客に対する外傷応急処置の重要性や関心度の高さを表していました。
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前半は座学でした。日本人の死因で第6位が外傷です。
たかが怪我ではなく、正しい応急処置をしたかしないかで
人命にも大きく影響する点などの知識が得られました。
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後半の実技では簡単な手順でできる止血帯やネックカラー(頸椎固定具)を実際に使ってみました。
バンドを適正箇所に巻いてギリギリと部品を回すだけでとても簡単に処置ができ
山小屋に欲しいなと思いました。

その後も基礎的な実技を行い、充実した講習会になりました。


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3月11日 晴れ
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山梨県北杜市高根町にある八ヶ岳やまびこホールにて
現在高根町を拠点にして活躍されている
山岳ガイドの花谷泰広さんの講演会に参加してきました。
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今回の講演で一番興味深かったのが、北杜の山々の魅力についての話でした。
①民家に近い裏山(2〜3時間のハイキング)
②里山(半日ほどのハイキング、)
③中級山岳(2600m森林限界以下の体力や装備の必要な登山)
④高山(3000m級の岩稜歩きのある登山)

色々なレベルの山歩きが楽しめて、①〜④のレベルアップも無理なくできるとのこと。
登山の魅力を広域的に考えておられ、とても感心しました。
鳳凰三山にも当てはまるではないか!

甘利山・千頭星山・辻山などの比較的やさしい登山で楽しさを覚えて
徐々にレベルアップしていくのが理想的だと思います。
南アルプスエコパーク全体を盛り上げていくことが大事だと感じました。

後半は花谷さん始動のの若手アルピニスト育成プロジェクト
「ヒマラヤキャンプ2016」の映像を鑑賞しました。
この挑戦に向けてのトレーニングも甲斐駒ケ岳や瑞牆山で行ったそうです。
地元の山がヒマラヤの高峰に繋がっている・・・と若い登山者に夢を与えるようなお話でした。
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最後は参加者全員で、3.11大震災で亡くなった方々に黙祷を捧げて終わりました。
明日は南アルプス市で外傷ファーストレスポンダーコースを受講してきます。

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空輸安全講習会

3月3日 晴れ
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年に一度行われる、航空会社の安全講習会に参加してきました。
北・中央・南アルプス・八ヶ岳エリアの山小屋の空輸作業に携わるスタッフが
一堂に集まります。

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残念なことに毎年航空事故は起こり、技術や器具なども年々改善されています。
昔はこれで良しとされていた方法が、今では危険なやり方になっていることも少なくありません。
年に一度の講習会に参加して最新の知識を学ぶことは大事だと感じました。

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空輸作業中に小さな荷物が一つ落下すれば(それだけで)航空事故となります。
航空会社に運航禁止の命令が下れば
関係するすべての山小屋の荷揚げ・営業に支障がでます。

他の山小屋にも大変な迷惑を掛けないためにも
従事者全員が細心の注意を払って作業に臨みます。
登山中に偶然、空輸に出くわした方にはご迷惑をおかけしますが、
安全運航にご協力をお願いします。



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