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「バイト」〜カスガイ(玉置玲央さんのユニット)〜


  ◎6月14日 15:00 中野BONBN(120分位?)

  カスガイさん、旗揚げ?公演は情報キャッチ出来ず未見だったんです。
  今回は行かない訳には行かないって、しかも出演陣がまたいい感じ
  中野BONBONも初めて、(中野4劇場中、中野ザポケットしか来た事なかった)
  客席を挟んで中央にフックの突いた黒い長方形の版が埋まってて
  上演待ちの間も山崎さん(悪い芝居)が何やらコーヒーを仕込んでたり
  後で書きますが、パンフを先に購入して世界観だけ読んでおくのがいいかも?
  そして、タイトルののイメージと違う厳しい空気感の舞台が始まりました。

未見の方はネタバレ注意なのです。


  STORY
  ツナギを来た男女10人が舞台上に登場。
  自己紹介?ではないのですが名前と自分のある経歴を発表する。
  9人までの発表が終わる、唯一経歴の無い男「日高」。
  「日高」は仕方なしに名前だけで終わるのだが、他9人とは違う重い経歴を持っていた。
  そして、一人だけスーツ姿の男「井上」(玉置さん)が現れ、
  せりあがる中央舞台の上で一人君臨すると、タイトルをから舞台が始まる。
                     ・
  夜の会議室で寂しそうに肩を丸める「井上」がボソボソだれかに話しかけている〜
                     ・
  ある日の昼休み、会議室に集まる「螳羮綫住罅廚僚抄醗達。
  よほどケチな会社なのか?会議室のコーヒーメーカーを利用するのに躊躇する女性達。
  喫煙所で煙草を吸う男、社長に見つかったらヤバイのに・・・注意する男。
  そこへヌッと現れる「井上良雄」社長。
  煙草を吸おうとした男へライターで火をつけてやると強要するのだが
  従業員の男は土下座、その体勢のまま会議へ這ったまま入場させられる。
  昼休みに食事をしながらの会議?連絡事項?で初めて会議室に入った面々。
  そこで言い渡された内容は【誰か1人が死ぬ事を決定する事】
                      ・
  従業員の女性が部屋で手首を切断され死んでいた。
  自殺・他殺は問題ではなく、さっさと問題を解決させる為にこの中から1人犯人を決める。
  その犯人は遺書を書いた上で自殺してもらう、その一人を今から決めろと言う。
  遅れて来た「日高」は、社長命令で従業員が逃げられないように出入り口を塞いで来た。
  社長にとって従業員はネズミ同然、なぜなら9人は犯罪者。
  暴行障害、放火、横領、薬物所持、結婚詐欺、売春斡旋、窃盗など服役を終えた面々
  この井上製紙では犯罪者の更生に協力しているらしく、低賃金で寮住まいの従業員達
  彼らに人権はなく、井上良雄の世界の中では虫ケラ同様、他では生きて行けない!
  まず、社長不在の中で話しあいがゆっくり始まるのだが、
  彼女と言うモノ、理解者であると言うモノ、金を借りていたモノ、暴力を振るってたモノ
  あるモノの証言では、彼らの思いとは違う思いであったとバラすモノ。
  結論が出ないまま、社長が彼らの査定文章を持って登場。
  現場でしか解らない、細かい内容が示されていた、トイレに行きたい女性を許さず。
  行くなら、オマエで決まりと言う井上、被害者に暴行していた男に決めようとした社長
  トイレに我慢できなくなった女性が苦しみ出すと、数人が社長の反抗して彼女を逃がすが・・・
  途中で我慢出来ず失禁、掃除はフォローで居なくなる女性達。
  ある者は吐き、ある者は彼女の遺体を確認に行く
  その間、男性だけになる会議室、彼女が井上の手先として動いていたらしい
  彼女を色んな感覚で好きだったらしい男達、彼女はどことなく職場の調和を担っていたらしい
  戻って来ない女性達を探しに向う井上、入れ替わりに全員戻ってくると
  「日高」の物忘れから始ったレコーダーが彼女の上着に入っていたらしく全員で聞く事に
  これから彼が部屋にやって来て殺されるだろうと告白が始まる。
  全員への優しい言葉、そして今まで拒んできたが今日拒めば殺される、解っていても
  私は拒むだろうと・・そして日高に何かを託そうとする所で容量が終了。
  そこへ社長が戻ってくると、唯一犯罪者ではない「日高」が手を上げる。
                      ・
  墓穴のような場所に対峙する井上と日高。
  傍らには自殺用のロープが・・・かつて遊具があった場所なのだろうか?
  彼らは幼馴染、小学生の頃、井上の母親が工場の中、日高の目の前で機会に挟まれ亡くなり
  日高はその時の記憶は無く、それ以来日高は物忘れが激しくなり井上製紙でバイトを始め
  井上は社長になり、奴隷のような関係が始まっていた。
  今回の日高の名乗りは井上の狙い通りだったのかも知れない
  そして、井上は「彼女の手のありか」を日高に尋ねるのだが・・・
  二人の関係はやっと終焉を迎えて行くのでありました。
 
  最初から玉置さんの迫力が凄いです。
  客席も従業員と同様な威圧感を感じるのではないでしょうか、とても理不尽な命令に
  卑屈にも全面的な否定が出来ない面々、
  卑屈な岡田さん、弱く泣き崩れる川村さん、田中さんの強さ、須貝さんの妙な空虚さ
  それぞれ上手い、村上さんの狂った男子会トークでは笑さえ起こります。
  客席も緊張から逃れたかったのかな?玉置さんの徹底した怖さのたまののでしょう。
  そんな状況で観ているからなのか?時折、予想通りの答えが返ってくると可笑しくなる。
                      ・
  ラストシーン、2人が対峙する場面はチョット長かったと思う。
  殺された彼女を守る為、計画していた事を遅くなったが実行する日高。
  井上の首を絞めるまでが長かったし、手首を聖痕として自分の中に取り入れようとした
  井上と、そのイアデアを盗んだ日高、その日高が井上の手首を取りこむのは????
  井上も日高にとって神だったとは思えないし、母親のイタズラが原因ではあるが贖罪で
  奴隷の立場を受け入れて来た訳だし、みんなで相談していたのならば
  社長が居ない間の会議では「誰にする?」ではなく(犯人は最初から明らかだから)
  悲しみと後悔、復讐の会話になってもいいと思うんですよ。
  (だから、日高と彼女の間で計画していた事なんじゃないかと思う)
  せめて最後、日高が井上の首を絞める辺りで無言でみんな集まって眺めるのもアリかと
  犯罪者と言っても軽・重の幅が大きいので、どうしてそんなに自由になれないのか?
  舞台だから、そこは設定として了解すればいいのかなぁと思っていたら
  終演後に購入したパンフ(800円)に、この井上の行動を裏付ける「設定」があり
  ちょっと納得出来ました。(ニットみたいな日本書記味な世界観は好きですね)
  それならば、クズノハの悪戯としてどこかにチラリと見せて欲しかったです。
  井上には沢山の愛人が居るとも思うけど、この井上は特殊だったかもしれませんね。
                      ・
  このラストは個人的には少々道が違ってる気がしました。
  人によってこのラストの捉え方で印象が違ってくるのではないでしょうか?
  終演後「よく解らなかった」という呟きも聞こえたから、その辺りかとね。
  でも、面白かったし、役者さんも凄いので次回も楽しいです。(4年後かな?)

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