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「伯爵のおるすばん」〜Mrs.fictions〜


  ◎10月12日 14:30(2時間10分)サンモールスタジオ

  初のMrs.fictionsさん本公演。
  15ミニッツメイドの主宰劇団さんとのイメージで、この企画自体には
  好きな劇団を発見するのに大変お世話になりました。
  (ろりえ、モエプロ、柿の3劇団が登場した回は今思えば貴重)
  で、今回は素敵な方々も出演されるしDVDも得点が付くという所で観劇
  実は、会社休んで平日に行くつもりで振り込みましたが
  転勤してしまい土曜日に行く事にしたのですが、日程振替に快く応じて下さいまして
  普通商業系舞台ではありえない対応頂き感謝・感謝でございます。
  観劇後の感想ががかなり評判が良いので、物凄くハードル高めで行きましたが。
  そのハードルの横をすりぬけて、浸透系な感動を受けるいい舞台でした。
  (感想は終わりじゃないから)

  

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 STORY
  17世紀だったかな?
  フランスのとある田舎で暮らすブルボン伯爵夫人
  田舎貴族のご婦人の下らない話に嫌気がさし、奴隷に勉強を教えるのだが
  与えた教科書も失くしてしまう向上心のない奴ばかり。
  奴隷商人から「無口で純粋」との触れ込みで購入した奴隷の男は
  橋の下で何十年も住んでいるとい噂の男。
  無口だか、貴族の衣装を気に入り、絵本レベルからの学習にも真剣。
  知能は子供並みだが、ブルボンの母性に似た感情を刺激してスクスク育つ。
  顔が以外にもイケメンなので、メイドに突然告白されるが
  その軌跡の展開から「言葉」も話せるようになる奴隷。
  やがて、首都の拍車が怪我をして同居する事になり奴隷は解放される。
  知恵モノの奴隷仲間に連れられ「不老不死の伯爵」と都で評判になる。
  やがてフランスは革命の渦に、ブルボン伯爵は処刑され
  老いた婦人は屋敷で一人寂しく床に伏せていた、
  婦人が大好きな伯爵の前に、変わらない姿で現れた奴隷の伯爵。
  最後まで一緒に居ると帰って来たが、婦人は民衆の公開処刑へ連れ出され
  「一緒に行く?どこへ行くの?直ぐ帰ってくる?」
  そんな子供の問いに留守番を命じる婦人
  「不幸にもこれから苦しい事を沢山知るだろう、いつか誰か救う人が現れる事を」
  そんな事を小さく祈り、婦人は出て行き奴隷は婦人のベットで眠るのだった。
                            ・
  1990年代
  日本の高校の保険医として「伯爵」はベットから目を覚ます。
  身体の弱い1年生「ひよ子」に完全に変態と勘違いされた入学式初日
  まぁ、婦人からの形見である衣装を私服にしている彼を見れば当然の結果です。
  それから保健室の常連になる「ひよ子」と交流が始まる伯爵。
  「透明感半端ない!」(相楽樹さん)「ひよ子」はある日の保健室で
  メイドから転生したような3年生の女子にに告白され、断る姿を目撃。
  先生と生徒だから・・・(そと他色々)そう断る伯爵を見た「ひよ子」は
  自分の気持ちを告白、しかし大戦中に日本軍の捕虜になり
  敗戦のドサクサ(笑)に紛れて校医になった伯爵には禁断の恋!
  それ以降「ひよ子」は保健室には現れなかったのだが、卒業式に保健室を訊ねる。
  もう先生と生徒じゃないと、ひたむきな気持ちを告げる「ひよ子」
  自分の不老不死を告白しても「信じる」と言う彼女、そして忘れられない人(伯爵夫人)
  その人の事を忘れるまで待つと「私以外の人を好きにならないでね」の約束で
  病気の療養も出来る大学へ進学して行った「ひよ子」だが
  3年後、喪服を着たひよ子の兄がもたらした悲しい知らせは
  長生きしてきた自分が失った感情を知らされる結果となり、彼は校医を辞める。
                           ・
  2???年
  自暴自棄となった彼は「伝説の当たり屋」としてアウトロー世界で地位を確立。
  2丁目かな?そこで源氏名「伯爵」として働いていた時に知り合った若いヤクザと
  幸せな同棲生活をしていたのだが、ロミオ&ジュリエットの如き組の対立に
  2人は密室に監禁さえてしまう、そこで色々話しあう2人。
  なんでゲイの道に進んだのか聞かれると「大事な人に私以外好きにならない約束」
  その為だと言うが、それって男だからいいってもんじゃない!
  そんな笑話も続かなくなり、彼はやがて動かなくなっていくのだった・・・・
                           ・
  3000年代
  未知の宇宙からの訪問者?が死んでしまった惑星地球を探索中。
  若い宇宙人女性「UHA」は眠ったまま固まっている伯爵を発見。
  身体が動くように毎日揉みほぐし、伯爵は強制的に目覚めてしまうが
  悲しいダケで生きてる(起きてる)事が嫌という伯爵、宇宙家族に誘われるが
  もうこの星(地球)と一緒に太陽に飲み込まれる覚悟を決めるが・・・
  出発した宇宙船、しかし現れたUHAは「生きてれば楽しい、ずっと一緒に居る」
  そう約束して伯爵の元へ強引に嫁いでくれたのだった。
                           ・
  ????
  宇宙最後の日。
  穏やかな顔の伯爵と可愛い奥さんらしい人と山小屋で話しをしていた。
  56億年位生きた伯爵、3番目の大事な人と約束した世界が終わる日の後
  今まで生きた人々との「お疲れさん会」一番知り合いが多い伯爵が
  その幹事を任された、その瞬間が近付いている。
  そして、沢山のありがとうと、お疲れさまの言葉が世界に溢れて行くのでした。

  10億年で一人しか愛さないなんて凄いスローペースですよね。
  伯爵ってドラキュラではないけど、最初から伯爵だった立派な人かな?
  そんな想像していたら、出自も自信でも解らない不思議な存在でしたね。
  彼が「自分じゃない誰かならもっと世界を替えられたかもしれない」と嘆きますが
  神様が知らないうちに零してしまった、不知の奇跡な気がします。
  ピノキオのような寂しさとは違いますが、普通の人間に憧れる寂しさがあります。
  伯爵夫人が与えた知性と感情は彼を悩ませただけ
  いや、そうじゃないんだと証明してくれる展開がという気がしますね。
  ブルボンは完全に母性的でカッコイイですね。
  相楽さん(正直、制服以外の役を期待してました)その半端ない透明感と
  コントみたいなゲロ・ゲロ・ゲロ好き男・なんてテンポで可笑しく進んで行く
  でも、相楽さんの告白にはキュンキュンしますね、そしてその後に訪れる地獄。
  兄が妹の手紙を「妹を取られたくない」と言う理由で出さず・読ませない所に
  恐ろしいエゴを感じました、普通なら妹の為に彼を合わせたり
  ぶっちゃければ、不老不死の人間を調べて妹を助ける何かが見つかる可能性とか
  そんな展開ではなく、妹の死を自分のものダケにして、伯爵の達観した感情に
  付きつけるような展開が酷く悲しく怖かったです。
  本当なら3年間なにも自分からアクションしなかった伯爵への怒りとも感じますが
  手紙を止めている時点で、そうは思えなかった・・・・
  ま、伝説の当たり屋はコメディ風なのでスルーですが面白いですよ。
                             ・
  最後の場所は地球じゃなくどこなのか?
  それよりも「孤独の虜」となってしまった伯爵をノーテンキな愛情でラムちゃんモドキ
  にやってきたUHAが志水さんのキャラも相まって、凄く物語に光が当たった瞬間。
  ホッとさせる展開でした、そしてゆるやかに閉じて行く宇宙の瞼。
  瞼を閉じた後に起きる夢のような宴、相楽さんのドレスも可愛かったし
  全員正装で、ゆっくりと現れる最後の挨拶?演出がいい(TV版エヴァ風味)
  ツイッターで上野さんとか凄い評判よかったので超感動作?と思っていましたが。 
  不老不死という悲しさ、そして、それでも人を愛する事の意味とか感謝とか
  それを笑ながらも「ゆっくり、ゆっくり」染み込んで行き、気が付けば満たされてた。
  そんな感動をもたらす舞台だったんじゃないかと思います。
  だから、急に感情が膨らんだりする物語じゃないけど良作なのは確かですね。
  でも、お尻は痛かった・・・長さは心で感じなくても身体が感じました。

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