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「社長吸血記」〜ナイロン100℃〜


  ◎9月28日 14:00(2時間25分)下北沢本多劇場

  イヌケラでケラさんが昔の「サラリーマン喜劇」の話を元にして
  題名だけ「社長吸血記」になった感じで作られた新作。
  来年は3本しか予定が無く、新作は暫くないとの事だし
  喜劇になるのか?面白いとの呟きもあったのでイヌケラのマチネへ
  その結果は以下、になりますがまだ3公演目なのでネタバレ注意!

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



 STORY
 舞台はある会社の屋上。
 弁髪にコート姿の「自称探偵」と名乗る男の独白から始まる。
 自称なので、事件らしい事を見つけて関係者へ依頼人なりませんか?
 そんな事を言って勝手に捜査する、ある人からは乞食と言われる存在。
 今、3つの事件を抱えており
 ・行方不明になった、ある会社の社長の捜索。
 ・ある自殺した男について自殺の原因(他殺説も含め)を突き止める事。
 この探偵の中には「良い探偵」が共存しており、
 今回の舞台では時間と空間を行き来する、唯一の存在なのでした。
                       ・
 屋上で食事をする社員達。
 お勧めのビデオの話から、事件やチンピラの 話、などのんびりした雰囲気。
 時には社員研修などを屋上で行う風景もあるのだが、妙なやりとりの内容。
 高齢者などにセールスする長期的な保険か?金融商品か?
 女子社員は文字通り体を張って営業し、解約を申し出る親族も色仕掛けで対応。
 そんな会社だから一部の警察とも持ちつ持たれつの関係になっている。
 刑事の森(みのすけさん)、室長の目崎(三宅さん)社員の黛(大倉さん)
 女性社員で黛の妹ミミ(鈴木杏さん)や他の社員達がそれぞれ屋上で暗躍する。
  酷い鬱病で自殺した社員「益子」の奥さんが連日会社比やってくる。
 自殺の原因は原因だと目崎や黛が対応しているらしい、しかも社長が行方不明。
 元々、放浪癖があったらしいがそれも数日の事 。
 今回は長期化しており、室長の目崎も方針を聞けずに困っている。
 (金庫の暗証番号を忘れて、開ける事も出来ないのにも困っている様子)
 社内恋愛しても、女子社員は体を張ってる分、婚約中でもどこか幸な感じが無い。
 黛も妹の事があってイライラしている。
 そんな屋上で時折、集合の空耳〜が聞こえる。
                        ・
 夜の屋上やってくる警備員。
 案内されてやってきたのは年配の女性イチコ(犬山さん)とチズ(峰村さん)
 向かいのビルに迷い込んだハルナ(村岡さん)ツジ(三宅さん)ヒライ(みのすけさん)
 最後に初老のオオタグロ(大倉さん)が現れ、勢揃いする。
 かつてこのビルの会社で働いた人々な のだが、誰に呼ばれたのか解らない・・・・。
 関係者じゃないので早く帰って下さいとお願いする警備員。
 昔の警備員さんの話を例えに、警備員を困らせるイチコとチズでした。
                        ・
 屋上の向かいマンションに現れるミミ。
 隣に居るのは住民のマガリ(探偵と瓜二つ=山内さん)、寝室に誰を監禁中。
 屋上に響く空耳もその人物のうめき声らしい・・・・。
 もうヤバイから病院に連れて行くと提案するマガリ、
 会社の同僚や、兄にも疑われていると焦るミミに2人が付き合ってる事を
 みんなに言おうとマガリが言い安心するミミ。
 (実際は、マガリに付き合ってるつもりはないのだが)
                         ・
 調査手帳を紛失する探偵、それを披露警備員。
 手帳を無くして体にメモする探偵、夜の屋上に集合してる人々と遭遇し
 オオタグロが突然、手帳に書いてある事件の真相を呟いて驚愕する!
                        ・
 昼間の屋上、兄にマガリを紹介しようとするミミ。

 そこへ森刑事と後輩の宮川が現れ、マガリを見て「マガリミキオさんですよね?」
 たまたま知っていたから声をかけたという森刑事。
 そして最近の事件の話をし始める、あるOLが社長に針を打っていてトラブル
 どうしよう?悩んでいるOLに向かいのマンションに住んでいる男が手を貸す
 そして社長は秘密裏に病院へ、そして・・・・ 。
 気まずくて解散する人々、黛に少し事情を耳打ちする刑事。
 気に入らない大学卒の社員:道下が落としたハンカチを不自然に受け取る黛。
                        ・
 ある日
 益子の妻が証拠を持って来社委、対応の目崎が暴走して彼女に暴力を振るう
 呼応したように、契約者の家族達が武器を持って会社に乱入し暴動へ
 婚約中の従業員男性は金属バットで殴打され、警察沙汰に
 益子の妻は片目を失っても目崎達の暴力が自殺の原因だと電話で怒鳴る。
 目崎は屋上のフェンスから出ると、ふらりと落下してしまう。
                        ・
 夜の屋上に現れる黒装束の黛、向かいマンションのマガリの部屋へ
 驚くマガリの部屋へ侵入し、出てくると血痕を道下のハンカチで拭う姿。
                        ・
 屋上に集合した元社員達は、屋上で会社を立ち上げると急に動きだす。
 驚く警備員だったが、バタバタしたまま夜明けと友に解散する事に
                        ・
 マガリの葬式から帰ったミミ、兄に道下にくん可哀想だよと投げるが
 それ意外の事には触れない、後で謝るといいつつ、やっぱり謝らないと言う黛
 包帯まみれの目崎も屋上にやってくる
                        ・
 探偵が手帳を発見し、元社員を呼び出した人も現れる中思い出の光景。
 虚実の世界がお互いを干渉するか のような不思議な出来事が起こる中
 会社の屋上は暮れて(明けて)いくのでした。
 
 イヌケラで話されていたのですが
 劇団員のそれとなく特徴を宛書きしているらしいのです。
 峰村さんの気分屋な所やみのすけさんのテキトーな所(話を聞いてない所)
 もしかして「食べてから話す」もそうなのかな?ある意味面倒くさい会話が面白い
 峰村さん演じるチズ以外は、昼の会社に登場する役者さんで構成されてて
 未来人々?と一瞬混乱するのですが大倉さんだけ老人だし刑事も居るしで
 別の人達なんですよね、労働者Mをちょっと思い出しますが今回は同じ場所。
 TVで報道されてたって事で一瞬同じ時期かと思いますが
 オオタグロが寝てた時に見ただろう?と指摘するし
 ミミとも夢の中で話したらしいので別次元で しょうね〜
 岩井俊二の「謎の転校生」で言うアイデンティカみたいな感じで考えると
 整理はつくと思いますが、どことなく昼の登場人物の記憶を一部共有した
 別次元の人々が亡くなった社長に呼び出されたって事。
 過去と未来でなくお互い干渉しているから、コピー機が作動したりすのでしょう。
 ミミもマガリの事は薄々感づいていたんだろうし、仕事柄ドライな性格かな?
 (元従業員の世界でにミミに相当する人物は、その会社に居ないのでしょう)
 探偵だけが両方の世界を行き来するけど、人格が普通の時と良い探偵に分裂
 警備員は彼らと接触した間だけ、夢の中で往来が出来る。
 手帳だけは両方に同じモノが存在し、オオタグロもボケのおかげで
 黛の記憶から 手帳の中身とか事の真相とかを突然引用したと思う。
 そんな中、花見の日に屋上からした事だけは一緒みたいです。(記憶だけかも)
                        ・
 なんてパラレルな感じで検証すれば納得出来るのかな?
 単純に別々の世界でその場の会話を楽しめばいいし、共通点の差異を見つけて
 楽しめばいいんじゃないかな?(峰村さん=杏さんだったりして)
 あ、毛利が会社の社長になるのは共通かもしれない。
 難しく物語りを追わずに楽しむのがいいと思うますよ〜。悩むのも面白いけどね

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