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「幻の女」〜劇団天動虫〜



  脚本:野村ようすけ  演出:帆足 知子


  ◎9月24日14:00(65分)SARAVA東京
    
  天動虫さんは疑惑判定の「劇王東京」決勝戦で拝見して以来の2回目

  フライヤーで気になっていたんですが、吉祥寺と日程が合わずスルー

  ですが、渋谷でもやる日程を見落としてたので、行ってみる事に

  温井さんが居らしたのでMUのハセガワさん関係なのかな? 

  SARAVA東京は「はらはらなのか。」で初めて行ったけど、

  なかなか空間だったので、また行きたいと言う所もあっての観劇です。

  客席はほぼ満席、

  客入れの時から、舞台上から客席でウロウロする女性が一人。

  カフェ店員が時々声をかけるが、何やら不穏な行動と忙しいスマホ動作

  そして、客席通路からふらり、ともう一人現れて舞台が始まりました。

 

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



STORY

 客が一人しかいない喫茶店。

 慎重な面持ちでやってくる一人の女性。

 黒い封筒を取り出して、何やら試案をしていると、現れる2人目の女性。

 久しぶりの再会に、思わず声のトーンが上がる2人。

 島田はTwitterで4コマ漫画を描き始めたらしくまだフォロワー2人(寂)

 久しぶりに会ったリンダにフォローしてもらうと、

 チヨ、岡本と現れて昔話に花が咲き始めるが、どんな話をしても最後には

 ここに居ない?まだ来ていない?女性シミズの名前を挙げる岡本。

 一瞬気まずい空気になり、また別の話をしては繰り返すのだった。 
  

<登場人物>

 島田(ジョニーさん)・・・学生時代からの夢「漫画家」を目指し持ち込み活動中。

 リンダ(齋藤法恵さん)・・・本名は「林田」でリンダ、小さな会社の秘書

 チヨ(鹿又由菜さん)・・・本名は「千代田」関西の大学から戻り今は薬剤師

 岡本(温井美里さん)・・・都内でOLをやっている、グループでは大人し目女子。

 アキラ(藤江千晶)・・・高校時代はデブキャラで、今は弁護士の卵(研修中?)

 キクリン(木真宥子さん)・・・もう一人のデブキャラ、今はスリムな介護士。

 カフェ店員(七音さん)・・・マスター不在で、ほぼ何も作れない状態。

 清水(違ったかも?)・・・幻の女

/

 現れた4人は高校の同級生仲良し組。

 手には黒い招待状の封筒を持っており、普通の同窓会ならいいなぁ?と

 淡い期待とは別に、何かの目的で呼び出されたのではないか?

 誰がこの招待状を出したのか?少しの疑心暗鬼の中、他のメンバーは来るのか?

 そう考えながら、昔話が盛り上がったり、盛り下がったり

 そこへ勢いよく現れる元デブキャラのアキラ。

 そして、ただ一人座っていた先客が立ち上がり、痩せて別人なキクリンだと判明。

 今回の手紙を貰い、2人は連絡を取り合って、キクリンが先行して入店。

 アキラへ4人の動向と話の内容を伝達していたと言う訳だった。

                        ・

 今回、みなが恐れているのは、この招待状が復讐の為ではないか?という事。

 高校時代、小学生が行方不明になった事件があった。

 仲間内では、なにかと突っ込まれる弱い立場と推測られるキャラの「シミズ」

 彼女が学校を休んでいる間、島田が冗談で犯人は彼女だと言う噂を流す。

 何かの事情で学校に彼女がこないまま、噂は学校外へも広がって行った。

 そして、みんなの前で警察に連れていかれてしまいその後学校へは来ないまま

 卒業式に家に行ったらもう、誰も住んでいなかった!

 後ろめたさか、忘れたい為なのか、卒業後はお互い連絡を取らない約束をする。

 世間では、同窓会の幹事が復讐劇を行うような事件もあり

 それを恐れたアキラは弁護士的行動力で、キクリンを斥候に向かわせ

 喫茶店内に不審なモノが無い事を確認、仲間に店の入口を見張らせる完璧対応

 他にもチヨは毒殺を恐れて、薬剤師らしく解毒剤を持参。

 一応過去の行方不明事件は、子供が発見されており

 彼女が犯人として禁固刑等になっている線は無い事は確認済み。

 それでも、復讐の線を消せない思いののアキラは

 彼女がやってきたら、みんなで連携して捕獲し、弱点のくすぐりを計画を提案。

 くすぐられて流石に復讐は出来ないだろうという中々ファニーな考え

 みんな最後は謝ろうといいながら、原因は島田一人の認識

 島田を止められなかった事を謝ろうと言い、島田は友達の卑怯な反応に呆然

 一人、何かを伝えようとする岡本が、小さなぬいぐるみを取り出し島田に見せるも

 「そんなの見たくない!」と言い、仲間と決別し店を出て行く

 残った女子達は、もう1時間経つのに誰も来ないのであれば大丈夫!

 そう言って、島田の事は気にせずに別の店へ飲みに向かう

                          ・

 一人残った岡本。

 「みんなしてシミッちゃんの話ばかり、あたしは知らないよ!」

 7年前、オーストラリアへ留学する彼女は卒業式前日に引っ越しする事になり

 みんなから、小さなぬいぐるみを貰った。

 最近久しぶりに日本に戻って来た彼女、でも今日会った彼女達は一部を除いて

 なかなか名前も、昔の自分の事も思い出してもらえず、

 自分の知らない卒業式からの事ばかり、

 ふと現れる、ここには居ない「幻の女」(シミズ)に対して悔しがる彼女

 買い物から戻った顔見知りの店員さんにしか、話しかけてもらえないのでした。


 約1時間の短編でしたけど、会場のサラヴァ東京に場所に合ってる内容で

 なかなか、内容のある物語でした。

 ミステリーっぽい感じから、徐々に女子高のノリでワイワイガヤガヤするけれど

 島田だけが悪者になる辛い展開、コミュニティ内での残酷さが出てますよね

 招待状の主である岡本が、自分の存在感というか疎外感に悔しさと寂しさを吐露

 最後に(役者さん名は解らないんだけど、フライヤーの女性です。)「幻の女」が

 幻として登場する演出はちゃんと締まった感じで、尚良かったです。

 実際の彼女はきっと、あんな妖艶な感じの女性にはなっていないのでしょう。

 考えさせつつ、笑あり、そして喪失感という、1時間にしては多彩な展開です。

 ちょっと女子的なノリの所は、時々付いていけない部分もありますが

 そこは性差の問題だと思うので、リアルな会話なんでしょう、きっとね。

                         ・

 招待状の内容を読み上げない所が上手い所ではありますが

 まぁ、サプライズで差出人名とか詳細を書かなかったとして、なんで黒い封筒に

 黒い便箋やねん!(しかも金字でしょう多分、岡本は黒の服だったから合わせ?)

 それに、弁護士の卵なら記事調べる+住民台帳調べられるでしょう?

 なんてツッコミは野暮なので、置いといて楽しめる1時間でした。

 島田役のジョニーさん、演技始まると劇王で観た印象残ってました。

 ムードメーカー的な看板女優なのかしら?

 アキラのパワフル感もなかなかでしたね、

 温井さんはキャラ的に意外性が欲しかった所から、MUの印象しかないけどね

                         ・

 終演後、みなさんで挨拶。

 今回は招待状客の5名の衣装に色が決まっててカラーコーディネートの投票したり

 投票と一緒にカンパ箱を回したりしてました。

 終演後は写真撮影OKでSNSで投稿したり、次回公演のフライヤー10枚配布を

 約束するとプレゼントとして、同窓会メンバー全員の集合写真や、高校時代の写真

 とかがもらえるキャンペーンをやっておりました。

 なかなか面白い制度ですね、観劇オジサン達が応援したくなるシステム!

 その代わり、終演後たぶん物販もあったのかな?

 混んでるので面倒だから集合写真は貰わす、緑に投票とカンパして帰りました。

 次回公演は壮大な感じ、ちょっと迷います。

 ネタバレしておいてなんですが・・・

 明日26日が最終らしいので、興味ある方は行ってみましょう。

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