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「きつねつきね」〜大石めぐみ組〜


  出典:近代能楽集「葵上」 


  ◎9月30日13:00(60分)古民家asagoro
    
 大石めぐみ組さん、一回観た気はするんです。

 手ぬぐい持ってたし、ちょっと覚えてないのですが、

 代表作?の「きつねつきね」を1日だけの再演公演。

 初めての鷺ノ宮、ちょっと解りずらい住宅街のスペースへ到着。

 会場10分位でしたが、かなりお客さんが入っていて

 隙間の座布団席に正座で待機。

 庭を眺めるような配置、長い髪の女性が廊下を拭き掃除

 ガラス戸を解放すると、徐に舞台が始まるのでした。

 一時間、正座との闘いでもありました。(笑)  

 

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



SART

 源氏物語は少しかじった程度。

 六条御息所の嫉妬が生み出した「生霊」によって

 光源氏の正妻「葵上」が衰弱し、亡くなってしまうという話の現代版。

 近代能楽集「葵上」がベースって事で、どんな舞台になるのか?

 台詞は「お帰りなさい」の一言が数回だけ、魅せる舞台が展開されます。
  

<出演者>

 この家の住人、清楚なロングヘアの若妻:かさいみよ、

 ショートカットのキャリアウーマン風、美女:堂本 佳世さん

 赤い襦袢の狐面をかぶった、「何か」:大石めぐみ


 廊下の奥から現れる美女

 何かを探しながら、傍らにかかったスーツのポケットからCDを取り出す。

 中央のCDにセットするの流れて来るテネシーワルツ♪

 音楽に懐かしむような雰囲気のまま、ふと部屋から消えていく・・・・

 玄関から入って来る若妻、不思そうに動作するCDを見て中身を入れ替。

 洗濯物を干しながら、一人部屋ですごす彼女。

 「ピンポン」と呼び鈴がなると急いで玄関へ駆けつける

 「お帰りなさい」と声をかけるが、果たして待ち人は帰って来たのか?

 花を活けて、部屋をさる若妻。

 入れ替わり現れる美女、落ちた花一輪を手にするが

 現れた狐に花をもぎ取られる。

 戯れに近づく狐と、距離を取る美女。

                     ・

 やがて現れる若妻に、2人の姿は見えない。

 彼女の髪を引っ張るように悪戯を仕掛ける狐

 彼女を追いかける所を止める美女、時には止められる側に回ったり 

 若妻の周囲にまとわりつき始める狐、中に浮き、畳に乱れ転がる彼女。

 時折、玄関に迎えに行くが、だれも現れない。

 再び現れた美女

 紙風船を弄びながら庭から現れると、突然「パン」と割ったその表情・・・

 冒頭のスーツをから取り出す紙風船を膨らましたり、割ったり

 そしてスーツを羽織り、残り香と共に思い出にふける美女

                    ・

 一方で少しづつ動きに力が無くなっていく若妻

 ぐったりしている彼女を見下ろす美女の視線は、ふいに彼女の左手へ

 指輪を奪おうとして、強く戸惑い離れる自分に恐怖する表情から

 やがて、狐と同じように彼女の髪を引っ張り始め、

 彼女を見る視線は虚ろで、鋭く変化していく・・・・

 狐に弄ばれるまま弱々しくなる若妻、時に彼女の首に手をかける美人

                     ・

 そして、狐と共に現れ始める美女。

 やがて、彼女の代わりに玄関へ向かい、

 終に若妻の首に本気を手をかけて、彼女は玄関前で倒れたまま・・・

 狐が絡みつき面を美女の顔へ引き継ぐのでした。


 座った低い目線で観ているから

 裸足の表情が観えて、靴や服で隠れている少し前のめりな状況とか

 足の親指と人差し指に籠る力とか、そこからゆっくり

 不思議な(異様な)体制になったり、誰かを持ち上げたり

 台詞は無いケレド、観てて飽きないです。

 ゆっくり誰かを背中で支えて、持ち上げて、かなり力かかるでしょうね

                     ・

 タイトルは「狐憑き」ではなく「狐・憑きね」(ひらがななんですけど)

 一瞬・回文かな?と思えるタイトルからそうなのかもしれませんが

 台詞はない分、想像しながら観れる物語。



 若妻は色んな女の所へ行ってる主人(光源氏)の帰りを寂しく待つ

 郵便局かも宅急便かもしれないけれど、呼び鈴に反応しては落胆

 普通に考えれば、

 美女=六条さまの生霊で、光の君の残り香を求めてやってきて、

 葵上を衰弱死させてしまうというという構図。

 狐は触媒というか、妖として六条を生んだと考えればいいのですが

 序盤は、美女=もう一人の葵として「女として葵」にも思えました。

 だって、最初は戸惑っていたし、狐を止めようともしていたから

 狐は彼女の嫉妬心というか負の感情であり、その負の感情が

 女の葵に融合して、自分で貞淑な妻の自分を殺してしまったのでは

                     ・

 結局、指輪に反応するから六条さまなんでしょうけどね

 堂本さん、久しぶりに色っぽい感じの序盤でしたが、

 後半の彼女を見る目は怖かったですよホント、力入ります。

 大石さんの狐は、全身観てると別の意味で力が入りますよホント

 かさいさんと二人、ピッタリ背合わせで歩いたり、

 シンメトリーに別れて転がったり、畳でも細かいスリ傷が出来そうです。

 1時間なんですが、それ以上の時間を感じた舞台でした。

 ※単純に「狐」が二人を惑わせたという見方も出来ます「ね」(笑)

                     ・

 終演後、物販を買って帰りました。

 ジーンズで正座と格闘していたから、絹ズレから腫れてたみたい・・・

 「鬼の居ぬ間」もまたここで公演やるようなので早目に席取らねば

                     ・

 帰りがけ、大人気の堂本さんへご挨拶。

 しばらく休養するそうで、環境と心が再開にGOサインを出したなら

 また再会出来るよう約束してきました。

 (まぁ、私も結婚なんかもう無理だろうし、観劇続けてるでしょう)

 本当、社会人から観劇始めた自分には、終演後の空気が苦手で

 終演後役者さん演出家さんと話せる人は片手位しか居ません。

 その昔、渋谷のルデコの階段で追いかけて声かけてくれたのが

 堂本さんでした。

 本当にありがとうございました。

                    ・

 声掛けて下さった役者さんの第1号はハマカワさん、

 そして堂本さんの2人だけだから2、人は個人的に大事な方々なのです。

 多少は声掛けする人が増えたのも2人のお蔭かな?

 感謝・感謝

 まぁ、なかなか声かけず帰ってすいません、避けてる訳じゃぁ

 無いんですけどねぇ、まぁ性格はもう治りませんなぁ(笑)

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