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「カーテン」〜日本のラジオ〜


  作・演出:屋代 秀樹

  ◎9月30日19:00(2時間20分位)三鷹芸術文化センター星のホール
    
  日本のラジオさん、

  普段少数精鋭の公演なのですが、三鷹だからか?大所帯の座組み

  これで「カーテン」というタイトルからどんな話が展開されるのか楽しみでした。

  そういえば、大人数だった「ツヤマジケン」とフライヤーデザインが似てるよ

                  ・

  開場直前に劇場へ到着するも、また10人程度のお客さん

  開場するといきなり正面のロビーは入れないまま、手前から奥の客席へ

  高い場所(舞台上)にある席の手前を選択、当日パンフを観た所で驚き

  役者の写真入りで、役名と背景が書かれた小冊子状態の豪華版

  どうやら、島とか巫女とかテロとか、現実に物騒な世界観の内容のパンフ

  そんな中、屋代さんのカミカミで毎回フレッシュな前説が終わると

  幕の奥から低い声の観劇注意事項が流れ、カーテン(幕)が開くのでした。

 

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



STORY

 当日パンフによるととある国。

 丘と呼ばれる本土に支配される「島」には古くからワダツの巫女と言う存在が居た。

 その巫女がやがで統一されていき独特の文化と、独立の気概があった。

 武装テロ組織としてチェ率いる武装集団「海鳴り」はワダツの巫女を要した組織

 本土の銀行爆破事件を起こして、チェが拘留されメンバーの大半が逮捕か死亡。

 そして、残りのメンバーが国立の劇場を占拠。

 リーダーチェの解放を求めた占拠事件。

 時系列によれば、外から交渉に向かった議員が殺された後、

 赤十字社の医療行為などで子供達が解放された後、4日目には警官隊が突入

 テロメンバー17人は全員射殺、催涙ガスの影響で人質にも志望者多数。

 そして「海鳴り」は壊滅したらしい、
                         ・

 陰鬱な男のアナウンスというか警告の言葉から、劇場のカーテンが開かれると

 目の前には観客席、そこに黄色い被り物をかけられた人質のような15人。

 そして、被り物を取った人間が、動き会話し始める。

 それは、劇場占拠事件の3日目。

 翌日には全滅してしまう、テロメンバーの3日目の一時が淡々と展開していく。

<登場人物>

 ○独立武装戦線「海鳴り」メンバー7人
  ウゴ:今村圭佑、タイサ:吉岡そんれい、チウスク:大塚尚吾、ポー:むらさきしゅう、
  フェデ:さいとう篤史、ラジミル:野田慈伸、リン:永田佑衣、

 ○ワダツの巫女の末裔「三姉妹」
  ソン:三澤さき、イル:松本みゆき、ジョン:藤本紗也香、

 ○国立劇場館長と職員3人
  ポンウイ:安東信助、チーミン:田中渚、ネル:木村みちる

 ○外国(日本)からの招待劇作家と通訳の2人
  モウリ:横手慎太郎、アオエ:太田ナツキ


 ・世界へ向けて、柔らかく要求の映像を撮る2人。(リンとラジミル)

 ・ウロウロ他愛無い会話をしながら警備巡回する男(フェデ、ポー)

 ・アイスを食べながらポーに近づ三女くジョンの淡い恋心、

 ・リーダーの妻として厳しい立場を貫く次女:イル

 ・飄々としながら運命を悟ったような長女:ソン

 ・膠着状態に寡黙なウゴ、陽気に死に場所を得た感のタイサ

 ・丘の人間の為、仲間から一閃をひかれ悩むインテリ:チウスク

 ・他の民間人を心配しつつトリオ漫才しているポンウイ・チーミン・ネル

 ・我儘な日本人の小劇場演出家モウリ、上手く通訳して危険回避するナツキ


 時に銃声による緊張が走る。

 大学時代同期の秀才のチウスクと再会して驚くポンウイ

 もう、生きて出れない可能性を考え、映像をモウリに託そうとするラジミル

 他人に指図されるのは嫌いだと拒絶するモウリ

 そして三日目の夜は更けてゆく〜


 カーテンは舞台の幕(カーテン)でもあり、海鳴りの幕引きでもあるんでしょう。

 屋代さんの前説の後、

 今村さんの観劇注意のような人質へ向けた注意事項のアナウンスを聞いて

 私達が人質の一部でもある配置なのかな?と納得してしまいましたが

 開いたカーテンではIS国の黒服面のように客席の緑色に映える黄色い覆面

 その覆面を取って動き、椅子の位置を変える面々。

 純粋な人質の5人は位置を変えない(首領各の2人もほぼ不動)

 なぜか、上手・下手・センターブロックの配置が気になって

 「5・5・5になった!」なんてちょっと喜んだり、

 配置に意味を勝手に見つけたりして、淡々と会話が続くテロの仲間・人質

 両方の気分になりながらの不思議な感覚の観劇。

 (覆面している分、視線が無いのが救いでした。)

 静まり帰った緊張というよりも低気圧のような空気感の中

 横手さんの我儘な演出家の「俺が好きな事をさせるのがやりたいだけ」と

 危険な状況でも貫き通す面白さ、

 劇場スタッフの3人、木村さんの北の強い方言(ただの田舎ヤンキーの言葉)

 丁寧でも大ボケな田中渚さんのチーミン

 軍隊経験があり(でも速攻で辞めた)勝手にテロメンバーが素人だと解説し

 素人だから何するのか解らないから危険だと、更に不安にさせるポンウイ

 人質メンバーの可笑しさが際立ちましたね〜

 3姉妹のバランスも良く、藤本さんはまだ未成年(少年)っぽいのが切ない

 屋代さんが宛書して、ピッタりな役柄を用意しながらも、少ししか動かない

 豪華で贅沢な使い方の舞台です。

 これで早割りだったから2,200円って激安過ぎだと思いますよ〜勿体ない

 水曜以降、チケットが結構残ってるそうですが、

 ムーアの時といい、なんかいい作品の時にチケットが伸びない運命なのかな?

 三鷹でマジ、ブレイクしたら面白いんだけどね〜

                           ・

 そうそう、宮崎吐夢さんが観に来ていたので、広がりあるかな?

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