全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

「源八橋西爪」〜T−works〜


  ◎2018年1月27日 14:00(90分)テアトルBONBON

  作・演出:後藤ひろひと

  すっかりPiperとしての活動も作家活動もしてのんびり中の大王

  そんな後藤さんが過去、遊気舎へ書き下ろした戯曲の再演って事で

  この機会を逃さないよう、早々にチケットを確保

  丹下さんは石原正一ショーの「キン肉少女」再演でキン肉ひろ美を好演

  こんなメンバーがバックアップする位だから、総統立派になったんすね

  フライヤーでもかなり美人さんになってて、楽しみな作品。

  久々の大王作品、客席も大王ファンなのか?ちょい高めな感じ

  簡素な椅子のセットから舞台が始まるのでした。


ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



『気違い屋の話』


<配 役>
 ・ 角 :坂田聡さん・・・日本に2人しか居ない弁護士「気違い屋」
 ・伊藤:久保田浩さん・・・OL数人を殺してバラバラに裁判中の殺人犯、
 ・加  藤:丹下真寿美さん・・・角の依頼主、依頼人は被害者の家族だろう
 ・刑務官・店員:後藤ひろひとさん・・・滑舌が可笑しいガヤ

                      ・

  人権団体からの依頼で殺人犯に面会する角。

  自称、キチガイ屋は殺人犯に精神鑑定上「無罪」にさせると言う

  彼のレクチャー通り別人格を作り始める伊藤

  しかし、カエルの殺し屋なんてムチャクチャな設定で暴走する伊藤

  仕方なく、平凡な名前の真面目な人格を設定するよう指導する。

  その名前は被害者OLの父親の名前だった。

                         ・

  角がこの留置所へ来るタクシーを捕まえた何気ない交差点。

  眼鏡の男に、深夜番組に出てる女優みたいな女も立っていた。

  普通の待ち合わせに使うような交差点ではない場所

  源八橋西爪・・・そこは悪魔に魂を売った人が立ってるのだろうか?

  自分を含め、角はそう思うのだった。

  

『看板女優の話』


<配 役>
 ・沢 田:丹下真寿美さん・・・青春恋愛モノの劇団で看板女優を張っている。
 ・古屋敷:坂田聡さん・・・劇団の主宰、キモイ、忘れっぽい人。
 ・ジャージ男:後藤ひろひとさん・・・何言ってるか解らないイノキ風の人

                   ・

  変なジャージ男に絡まれながら、河原で芝居の稽古をする女優:沢田。

  そこへ広島のワークショプから帰った主宰であり脚本家の古屋敷が現れる。

  持ってきたハズの缶コーヒーを忘れ、お土産を渡し忘れ、貰ったミカンを忘れ

  そして沢田の名前もカバンも忘れた主宰から、稽古を辞めるよう指示される

  動員200人程度の小劇団、実際は160人で観客も友人ばかりで意味が無い

  ここまでは良いこと言う主宰だが、急にコメディ劇団へ転身すると言う

  劇団名も変えて、沢田の名前も「おいもちゃん」へ変更

  しかし、沢田の次回作への思いは強く、仕方なく台詞だけ面白く変更

  おいもちゃんも次第にアドリブをかまして、ドンドン滑稽になっていくのでした。

  そして、携帯の着信を受ける「おいもちゃん」

  深夜番組で道頓堀に仮装して飛び込む仕事のオファーにやった事あると言い

  待ち合わせの交差点を確認して電話を切るのでした。



『童話作家の話』


<配 役>
 ・平 井:久保田浩さん・・・・病院に来た男、童話作家らしい
 ・レーコ:丹下真寿美さん・・・長期入院中の女性、年齢不詳。
 ・医 師:後藤ひろひとさん・・・ただの医者。

                ・

  病院の待合所。

  ナスを持って遊ぶパジャマ姿の女性。

  客席に自分より背の高い人を見つけて、ナスをジャンプさせる。

  頭の上に乗せて、観客をその場に置き去りにする大王得意の手法でした。

  戻って来た女性、そこへ現れた初老の男。

  話始める2人、

  ある二人組の童話作家の話が好きだという女性。

  自分の作った作品「河童ミイラちゃん」の話を始める。

  病院から見える少女像のある池を指して話始める。

  意地悪ばかりした男の子は交通事故で死んでしまう。

  雲の上の裁判所で改心したと言って地獄行きから逃れようとする男の子

  最も醜い姿で地上に降り、一番悲しませた人に抱きしめてもらう事。

  そんな条件と共に雲の上から地上に落ちた男の子は、醜い河童の姿に!

  そこで飼い猫を殺して悲しませた女の子の為に一生懸命努力するが

  気持ち悪いと拒絶する女の子。

  河童ミイラちゃんは彼女の喜ぶ事=自分を傷つけて手足を切っていく

  涙を流しながら自傷を始めると涙で可愛い河童へ変わっていく

  その姿に町中が注目、女の子も可哀想になり抱きしめようとするのだが

  最も醜い姿じゃないから、涙が尽きるまで待ってほしいという河童ミイラちゃん

  最後は目玉だけになっても涙が枯れず・・・少女はそばを離れず待つのでした。

                         ・

  話し終えて消える女性:レーコ

  男は携帯から電話で次回作のタイトル「河童ミイラちゃん」だと告げる

  かつて交通事故で入院中の相棒レーコとの共同作から、ソロとして出版すると

  そして出版社との打ち合わせで源八橋西爪を選ぶのでした。


『気違い屋の話』エンディング



  ご注文がガッチャマンにしか聞こえない店員の居る喫茶店

  待っている角の所へやって来た女性:加藤

  彼女は伊藤の裁判結果を持って来た。

  結果はどうあれ、もう足を洗うと言う角だが、彼女は辞められるハズが無い

  お金大好き人間だもんと、微笑みかける。

  裁判結果は死刑、得に死刑判決を逃れようと多重人格を装ったのは悪質だと・・・

  実際は本物の多重人格者だが、殺人犯が裁判で無罪になるのを防ぐ為

  角が人格を統合させて、有罪に持ち込むのが今回の仕事だった・・・

  喫茶店を出た角、また仕事を引き受けてしまう自分を卑下する

  ある意味人を殺す職業の自分、悪魔に魂を売ったのだろうか?

  そんな人達が源八橋西爪に立っているのでした。

 

  久々の大王作品で遊気舎へ書き下ろした過去の作品。

  丹下さんと言うより3人の主人公にしたオムニバス作品で、なんでもない交差点

  源八橋西爪を起点とした奇妙な話になっています。

  久保田さんのカミカミな所は観れ無かったのは残念でしたが

  丹下さんの「河童ミイラちゃん」を一人で語るシーンはなかなかお狂気があり

  迫力がありましたよ。

  観客をステージい上げて、ナスを持たせたまま放置する所なんて久しぶり

  ダニ小僧とかでもやっている大王の得意な客イジリでした。

  なんと言っても「河童ミイラちゃん」のダークな童話が、後の作品の始まりとはね〜

  人間風車・ガマザリ・ダニ小僧・ダブリンとダークで悲しい作品は代名詞です。

  それでいて、ジャージオヤジのイノキ風の早口で過去の大阪を放したり

  何言ってるか解らない風でガッチャマンとかぶち込むあたりは大田王みたい

  後藤さんの魅力というか特徴が詰まった作品でしたね

  オムニバスと言いながら繋がってる所とか、気違い屋のプロットとか好きですね

                       ・

  これでまた新作に着手してくれる事(Piperで)を期待しています。

  普通に考えたら、豪華なメンバーが中野BONBONで観れるのって凄い公演でした。

  パンフと台本だけ購入、DVDとブルーレイまで予約ありましたけど

  もう物販もブルーレイの時代なんですねぇ、次回公演で買うか考えます。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事