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「転職生」〜ウンゲツィーファ(元・栗☆兎ズ)


  ◎2018年 3月2日19:30王子スタジオ1(100分+20分)

  作・演出:本橋 龍

  「動く物」の再演は行かなかったので、ウンゲツィーファとしては初観劇

  王子スタジオ1へ行くと、入口以外のシャッターは閉じた状態

  受付を済ませると、そこは音響とかのイベント関係の会社の一角?

  ケーブルを巻く男、棚の上で寝る男。

  テーブルに座る女性、会社の空間の中にある客席へ座ると、客席の後ろに

  楽屋替わりで出番を待つ役者さん達が待機している状態。

  客席は主宰さんや女優さん俳優さんが多めな状況の中、満席じゃないけど

  入口のシャッターを閉められて、逃げられない状況で始まるのでした。


ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



 STORY

  動物を扱う会社の面接にきた男(イサナ)

  人と接するのが苦手で、動物は好きだと思うからと言うのだが

  観客へ動物を紹介するのに、それなりに人付き合いはあると説明されると

  もう、いいデスと帰ってしまう情けない男。

  そんな男のバイト先、ケーブルとスピーカーが積まれた会社の2日間の話が始まる。
 

 <登場人物>

 ・イサナ:西留翼さん・・・売れない俳優。バイト、人付き合いが苦手で将来性低い

 ・ヨアラシ:源馬大地さん・・・小劇場系?バイト中の出来事を脚本に起こしてる



 ・アサゴチ:中村佳奈さん・・・正社員、現場職、イサナの大学時代の元カノ

 ・アラシマ:横手慎太郎さん・・・正社員、現場職、三十路の独身男。女性への距離が近い

 ・シマキ:黒澤多生さん・・・社員、メンテ班。常にケーブルを巻いて時間を潰している様子。

 ・タカニシ:三宅勝さん・・・社員、メンテ班。バイトの教育係り?元バンドマン、目標は企業。

 ・ヒカタ:樋口舞さん・・・社員、メンテ班。アラシマを意識してる仕草

 ・シラハエ:本田晴子さん・・・社員、メンテ班。シマキのケーブル巻き手伝う。

 ・オイテ:濱津隆之さん・・・社員、部長職。頼りない管理職、何かの理由で写真を撮りまくる。

 ・ツムジ:金子美咲さん・・・社員、営業職。唯一のスーツ姿、外回りか?会社にあまり居ない。


 ・シナト:深道きてれつ・・・新規採用された不思議な女の子。自称、家無し、出身不明。


 恐らく、夜遅い時間までケーブル収納をしているメンテ班の人々。

 風呂に入って無いようなバイトの演劇人へ注意する若手社員、ちょっと言葉使いは荒い。

 社員のメンバーは一部連れだって帰り、一部は飲みへ出かける。

 明日は花火大会、屋上を解放して宴会が出来る日らしい、そして新しい風が吹く日。

 男と連れだって帰った女(アサゴチ)と冒頭で面接から逃げたイサナが電話で話始める。

 会社を辞める事にしたと言う彼女。

 会社でフランクに接して来る男:アラシマにその気になって、相手にその気が無いと知り

 振られた形だと言う・・・最低だなとイイ、そしてもう一度付き合わないか?と言うイサナ

 今日、バイトに来なかったイサナへバイトにちゃんと来るように言う彼女。

 一応、子供も欲しいと思っていて、イサナの提案には即答できないと答えるのでした。

 一方、飲みからハズれて寂しそうに残っていたオイテ

 そこへ忘れ物を取りに?アラシマが戻って来る。

 誰も他に居ないと知ると、S●X〜と大きく叫び、走り始めるアラシマ・・・・・。

                         ・

 翌日、花火大会でもあり、会社の屋上を解放して飲み会をするのが恒例

 しかし、季節外れの台風が来るから中止の可能性もあるという天候

 昨夜の飲み会からオールでやってきた、人・会社に泊まった人・早めに来た人。

 そんな中、職場には早朝から謎の女性が、座っていた。

 声をかけても反応しない彼女、実はイヤホンで音楽を聞いていたのだが

 彼女は新しい風=新人としてやってきたシナトさん。

 帰る所(住処)も無く、ミナミの方からやってきたと言う彼女

 宇宙の銀河に浮かぶ光、それは営みであり、人々が暮らしている証だと言い

 喫煙所へ行けば、タバコの替わりにシャボン玉を吹か不思議義な女性。

                         ・

 出社して喫煙所にやってきたイサナへ、バイト仲間であり、演劇仲間でもあるヨアラシは

 会社で唯一心を許せる人ではるイサナへ貸した漫画の話と、執筆中の台本の事を

 嬉々として話始め、自分の舞台に出て欲しいと頼む

 そこへ、アラシマとタカニシが現れ、退散する2人。

 ヨアラシが忘れたPCを発見して、台本を読むとタカニシが言った言葉が書かれていた。

                             ・

 会社では、今後のシフトをネット上で確認する事と、通勤時間の適用事例の説明。

 アラシマが2・3質問した程度で話は終了、シナトの挨拶をして集合写真を撮影

 夜は楽しい花火大会のハズだったが・・・

                             ・

 台風で花火大会は中止、電車も動かずに、会社へ泊る事にする従業員達

 初めて職場の中で始まる飲み会に一部は盛り上がり、他は避けて何かしている面々

 交通機関はSTOPし、帰宅難民として会社に留まる一同

 ヒカタは、アラシマとの一夜について、恐縮しながら別に好きとかじゃないですよね!

 なんて、不思議と謝るし、アラシマは悪びれもなく、若くて可愛いと持ち上げ返し

 卑屈に否定するヒカタ

 ふと二人きりになったアサゴチへ、飲みにいくとオーラ出してくるから答えるだけど言い

 私もオーラだしてました?と問われたアラシマは、もしかして辞めるの俺のせい?

 少しは思いついたらしいアラシマでした。

                             ・

 一方、自分のPCデータを消された事に気がつくヨアラシ。

 犯人はタカニシだと確信して、「刺してやる!」と勢いでタカニシの所へ向かう

 タカニシは自分が消した事を認めるが、中身が自分達の事をまんま書いていたから

 個人情報だと言い、更には元バンドマンとして(同じアーティストとして)面白くないと

 自分を正当化して逆にヨアラシにダメ出しする。

 殴ってしまえばいいよと言う、イサナ

 中身はどうあれ、勝手に消すのは問題があるよと仲裁に入るアラシマ

 そんなアラシマの前へ出るアサゴチはビンタを一閃!

 そして、会社を辞めると宣言し、みんなへ挨拶をして部屋に消えていく

 そんな殺伐とした状況の中、シナトさんは

 自分の持っていたipodをスピーカーに繋ぎ歌い始める


***********************************

 楽曲: ぼのぼののエンディングテーマ 「近道したい」
 
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm27017206

***********************************


 その場に居る全ての人に当てはまるような、ほのぼのとしながらも意味深な歌詞

 歌い終わると場の空気は止まり、人も怒りも霧散していくのでした・・・・

 付の上に座るように、脚立?の上から、星空の光の話をするシナトさん。

 夜明け近くになると、もう帰ると言い、明日も来るよね?と言うヒカタ達の言葉い答えず

 シャッターを開けて、どこかへまた行ってしまうのでした。

                            ・

 一方、喫煙所で2人きりになったイサナとアサゴチ。

 例の件いいよ、と復縁をOKするアサゴチ

 無理だと思っていたから驚いて、不安がるイサナは就職しないとダメかなぁと訊ねる

 自信なさそうなイサナに自分は無職だよ、

 その時に考えればいいと、とりあえずはイサナの事、好きだなと言ってくれるのでした。


 Twitterフォローしてるけど、王子演劇祭だからか?

 文字数多い感想がかなりUPされてきて、栗☆兎ズから考えると動員数上がったのか

 かなり評価高いようで、驚いてます。

 個人的には面白いと思ったし、舞台の作りも王子スタジオの綺麗に改修されてない

 部分を上手く使って雑多な現場に見せたり、客席裏に順番に役者さんが出入りしたり

 同じ空間に居る雰囲気があって、シナトだったかな?学校みたいと言ってたけど

 相性は合わないのに、それなりの距離感で付き合ってる面々が集う会社。

 イサナがバイトしてる位だから、人と接触する場面は少ないから、会社の面々だけの

 微妙な関係性が、日常的になんとなく嫌な空気にしている感じがしました。

                           ・

 本橋さんの実際に居た職場がモデルなのかな?

 するとイサナとヨアラシはどちらも本橋さんを投影している存在なんじゃないかな?

 自信ないけど復縁を迫ったり、なんか「蛇の足がき」のプレ・ヒバカリですね

 ちょっと不思議な状況から始まるのが多かったけど、今回は普通の会社の日常を展開

 それを覗き見るような感覚から、踊る女神の如く現れた、シナトさん

 最後15分位で一気に浄化していく感じになるのですが、シナトの歌う「近道したい」

 初めて聞いたけど、毎日がツマラナイ・・・近道したい・・・・、妙に効いてくる歌詞でした。

 彼女は当然、明日は来ないだろうし、新人=新しい風と言ってましたが

 神風だったんでしょうね、高台の上で語る姿は振り向かないと見えませんが

 私は上手の一番後ろの方に居たから、正面の左上、ガラスに反転してる彼女を観て

 上弦の月に腰かけてるような女神感(絵画テーマ「無原罪の御宿り」みたい)

 これはシャッターを閉めていたから、反転して見えるという効果だけど狙いかな?

 実現しなかったけど、オイテさんの花火バックの観音感は逆に笑えますね〜

                          ・

 タカニシは、典型的なダメ男でしたね、まぁ企業しても部下は付かないタイプ

 横手さんは「一生心友」でも友人とか作れない不思議な男役でしたが、

 今回も自分の事を正当化するように、女性との距離や自分の行動を勘違いする役

 横手さんはイケメン枠だけど、どこか欠けてる感じが、可笑しくも似合いますね〜

 個人的には黒澤さん演じるシマキみたいにケーブル巻いて、

 人に迷惑をかけないタイプが自分で居たいと思う。(今は防護壁的な事してるけど) 

 観客は舞台関係者・役者さんが多い客席だったけど

 観た人は誰かがどこか自分に重なる部分があって、ちょっと嫌な気持ちになりそう

 一点、名前の音と言うか響きが良くない人多くて、名前が入ってこなかったなぁ

                          ・

 終演後は笹口騒音ハーモニカさんの4曲を聞いて終了。

 本橋さんが好きでオリジナル曲を作ってもらったそうで、最後は役者さんも加わり

 合唱してエンディングとなりました。

 見た目と違い、高いメロウな声で腰の低い方でした。

 役者さんとか、終演後かなり帰ってしまって、寂しかったですが笹口さんの

 プチ呪いが降りかからない事を祈っております。(笑)

 そうそう、応援したいけどTシャツは買わないので、台本売って応援させて下さい。

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