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サムゴーギャッとモンティプ・ソリッド〜「オカルト・ミステリー・アワー」


  ◎2018年4月28日 20:00(70分)ギャラリースペースしあん
  脚本・演出:山並 洋貴
  
  サムゴーさんの番外公演なのかな?(ソリッドだから)
  サムゴーギャッとモンティプ・ソリッド〜「オカルト・ミステリー・アワー」 
  ギャラリーしあんでホラーもの
  客席数も少ないのですが、週末昼は満席らしくて、仕事も忙しく平日夜に
  狙っていたけど行けなくて土曜日の20時公演を直前に予約。
  まさかの1番で入りまして、しあんの木造家屋にフィルコリンズが流れる居間。
  レコードプレイヤーや赤いランドセルがある部屋。
  山並さん恒例?の空調トークもありながら、序盤は空調を止めると言う静かな
  舞台が始まるのでした。

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 START
 古い二階建ての木造家屋。
 物憂げな表情で一人お茶を飲む主婦。そこへ玄関の呼び鈴が鳴り急な来客
 (部屋に人が消えると、レコードが急に同じ所で繰り返し始める。)
 やってきたのは不登校中の娘:メグミの担任になったらしい教師のアキ。
 不登校中に担任になったアキ、はメグミと一度話をしようと訪問してきたのだが
 メグミは親せきの所へ泊りで出かけているらしい・・・
 (天井が軋む音、誰かが居るような気配)
 折角だからとメグミの話を始めるアキ、行内新聞でメグミが連載していた学校や
 近所の怖い話のコラムを読み上げ、積極的に活動していた事を伝えるにだが
 母親は怖い話が苦手だと拒絶する。
 母親がお茶を入れてる間に庭からやってくる、無表情な少女。
 メグミの面倒を時々見てくれていたと言う、隣のお姉ちゃん的な女の子だった。
 母親にメグミは不在だと告げられると、不思議な顔をする少女。
 メグミの部屋に見知らぬ人形が有ると言われ、自分の人形がそこにある事に
 同様とも納得とも言えない回答をする少女。
 時折母親の携帯が鳴り、通話相手の幼馴染の友人女性と、怪しげな男(霊媒師?)
 元気に「居るね〜、居るね〜」とドカドカと家に上がり込み。
 邪魔だと察して少女と家を出ていく先生。
 近所の喫茶店へ時間を潰しに出ていくのだったが、何かあるのか少女だけ戻ってくる。

<出演・役名は覚えてない>
 ・澤 妙さん・・・昨秋に赴任した小学教師アキ。不登校中の女子の家へ面談に来る
 ・嶋谷佳恵さん・・・不登校中の少女メグミの母、夫は単身赴任中で一人古い家を守る。
 ・松竹史桜さん・・・メグミと仲のいい隣家の少女。メグミが居ると思い訪ねてくる
 ・高橋紗綾さん・・・メグミの母の幼馴染、自称憑依体質でUFOを見た事がある迷惑女。
 ・安田侃司さん・・・迷惑女が支持するエセ霊媒師&ステーキハウスオーナ「塩の人」
                     ・
 幼馴染の友人は昔から霊に憑かれたとかUFOを見たと言って友達はメグミの母だけ
 (メグミの父も二人の知り合いで、取り合った過去がありそう・・・)
 ノストラダムスの予言を信じて高校を中退し、苦労してきたらしいのだが今は隣に居る男
 怪しい霊媒師の先生に助けられて弟子入り、娘の不登校を聞いたからなのか?幼馴染のこ
 の家は前から何か居ると思い先生を連れてやってきたという訳らしい。
 清めの塩を撒いたり、母親や少女の手に擦り込んだりするパフォーマンス。
 ステーキにも利用出来る美味しい岩塩・クレイジーソルトを持って除霊すると言うのだが
 妙にハイテンションで信用出来ない感じの男。
 霊視っぽく、この家に古井戸があってそこに落ちる少女を見たと言う霊媒師「塩の人」
 この家に古い地図がないか?と探しに出かけさせると、
 歌いながら懐から偽地図を取り出して隠す。
 見つけた時の子芝居の練習を始める霊媒師だが、奥から本当に井戸らしきものが書かれた
 地図を持ち2人が帰ってくると本物の可能性も考えて逃げ腰になる「塩の人」
                                ・
 少女からご主人と別居中と聞いた友人女性は、彼女に離婚するの?と問いかける。
 そして、メグミは父親の所に一緒に居ると告白されるのだが・・・
 2Fの物音は益々ハッキリしてくる。
 なんちゃって塩除霊を試みる「塩の人」、
 それに呼応して物音やレコードが鳴り、台所で食器が割れる。
 突然食器が割れて驚く、隣の家の少女、台所に破片の掃除に向かう母親。
 母親が部屋を出た間に、忘れ物を取りに戻ってきた教師アキ。
 本当は2Fに髪の長いアキらしい女の子を見て手招きされたと言い、
 メグミと話をしようと戻ってきた。
 隣家の少女も、昨日窓に人影を見たのだが、
 アキが見た髪の長い女の子は別人と断言(メグミは短髪)
 学校ではメグミが「呪われた」と言う噂が流れていたらしい、
 少女はメグミが怪談を集めていた事を手伝ったらしく、自分の責任も感じている。
 ハッキリさせようと、我儘な友人スキルを利用して
 母親を裏庭のハーブ摘みに行かせる友人女性。
 そして、2Fへアキと「塩の人」で向かわせようとするが、
 足音らしきものが2つになったり怖さが増幅2Fから廊下へ飛んできた、人形の首。
 流石にアキが行く事は出来ない、
 自称霊能者を語る罰で自棄になりながら2Fへ向かう「塩の人」
 2人きりになった母親と友人は、売り言葉に買い言葉で、
 友人はUFOを呼ぶと庭に出て手をかざす。
 仕方なく付き合いで庭に出る母親。
                                ・
 その間に2Fから何者かに追われて足を挫いた「塩の人」
 どこかから聞こえる足音はトイレに入り、それを開けるアキだったが何も居ない・・・
 しかし、ハーブティーを入れに行っていた少女の足元には何かが居るらしく
 廊下を覗いているアキは、
 彼女に何も見ないで歩いてくるように促し、無事に居間にたどり着く少女。
 そして、庭でUFOを呼ぼうとしていた友人女性は、2Fに居る何かを見上げている。
 足が痛いのも我慢して逃げていく「塩の人」
 アキに連れられて、庭まで脱出する少女。
 彼女に向かって母親が言う、
「もうこの家には来ない方がいい、隣のあなたの部屋を見ていたからアナタを探してるらしい」
 UFOを呼ぶのを辞めた友人は、たった一人信じてくれた彼女の為に、美味しだけの塩を持って
 「出来るかな」と力なく呟き、2Fに向かって消えていくのでした・・・
                                ・
 そして、ある日の声が聞こえる。
 少女とメグミの声
 塩水を用意していないのに、何かを刺して「今度はアナタが鬼」という声
 そして、レコードがまた繰り返し回り始めるのでした。
   
 今回も面白かったです。
 今年の王子演劇祭はあまり参加出来なかったけれど、初観劇の「CQCQ」とは違って
 しっかりした作品も多い山並さん作品。
 しあん公演は過去「クノセカイ・ミズウミ・逮捕」と緊張感ある作品が多く、どれも良作
 今回も、しあんを生かした作品で、この狭さだから役者さんの視線とかを確認出来るし
 「お家に帰ろうオブザデッド」同様に舞台では見えない所に居る何か?と恐怖を役者さんの
 視線や表情・音で想像させる所が上手いし、楽しめる70分以上の時間を感じました。
 そんな立派なホラーの中で、安田さんの演じる「塩の人」は終始、トンチンカンな言葉を使い
 怖くても、馬鹿馬鹿しく塩の美味しさとか言っていたり、子芝居の練習中に妙な音楽を歌い
 ハイテンションで真ん中に存在しているギャップが面白かったです。
 松竹さんは、ナイスストーカーの「神様の言うとおり」でも謎の生徒約なので、淡々とした女
 役が似合っているのかな?黒子じゃなかったので、直ぐには気が付かなかった。
 フライヤーも「ギャラリーしあん」の正面の絵に、入り口に手形が描かれていて
 今回の物語同様、2Fに怪しい影も描かれてます。
 コラボ漫画とかもあって、小規模公演だけど、色々凝ってて、意外と手抜きがありません。
 高橋さんと母親の関係とか、最後に立ち向かって終わる所とか、別のドラマもなかなかデス。
                              ・
 母親はこの家に縛られてるのかな?
 後天的にこの家に起った怪奇現象だから、夫や娘と一緒に家を出る事も出来るのに
 昔から眠っていた何かなら?共存しているか、見て見ぬフリを続けていた母親は自分が
 此処に居る必要を感じて家から出られないのかもしれないけど・・・そこは不思議。
 ま、生家は離れがたいのだけれど、何かを見ても平気みたいだから、やはり何か居て
 メグミの行動に呼応したのかもしれないね、じゃないと怪談調べる切っ掛けも欲しいしね
                              ・
 残念だったのが終盤、急激にエアコンがゴーと鳴り出した事。
 それと、最後の音声で「ひとりかくれんぼ」を終わらせなかった(塩水不足)事による、
 鬼がメグミと松竹さんを探しているって事なんだろうけど、人形か?ぬいぐるみか?
 2Fでドカドカなる足音もいいけど、カサコソ音を多めの方が、
 相手としては合ってるような気がします。
 余分な人形が増えた理由は代替えだったのかな? (首取れてる)

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