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五十嵐沙紀役者廃業公演「東京マトリョーシカ」〜ゆるるか 〜


  ◎2018年 5月19日 14:00(90分)RAFT

 ゆるるかさんは拝見した事無かったのですが
 劇団だるめしあんの坂本さん、日本のラジオの屋代さんが参加するので
 予約していってみました。当日パンフには演劇生活13年の五十嵐沙紀さんの
 役者廃業公演って事らしく五十嵐さん主演で4本公演との事。
 RAFTですけど、ご本人が前説する中で満席になり舞台が始まりました。
 でも、いきなり本人登場しない作品からなんですよね〜

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 悗気ちゃんは、電波が届かない』〜作・演出:坂本鈴(劇団なるめしあん)

 
<登場人物>
 ・吉永 美鈴:河南由良さん・・・仕事は出来そうな30代のOL.沙紀さんと同居中
 ・五十嵐史郎:木内コギトさん・・・沙紀さんの弟、田舎が嫌で姉を頼りに居候中。
 ・五十嵐沙紀:(出演なし)・・・田舎ではアンテナ0本の地味な女性、漫喫バイト13年中

<STORY>
  物語は沙紀の弟、史郎のサプライズ誕生日を姉なのに飼い犬の誕生日と勘違い
  失敗した挙句にケーキを切ろうとした姉が料理まで落としてダメにする日から始まる。
  今日は沙紀さんの誕生日なのに本人はバイト先も出て帰ってこない。
  どこに行ったのか携帯の電波も届かない
  不器用な姉とは逆に家事を熟す器用な史郎は、美鈴と肉体関係にあり、このまま二人
  住んじゃおうか?なんて話始めるけど、カッコいい女性と言われて嬉しい美鈴は
  お礼は言うのだけれど、革新については返事をしない・・・
  会社内で恋愛関係の縺れから友人が居ない美鈴には沙紀が唯一の友人。
  だから弟みたいな史郎、弟と寝るなよって話だけど、やっぱり恋人枠ではないみたい
  過去、実家が大変で、史郎に戻れと言う沙紀に姉が戻れと抵抗した史郎。
  田舎でイケてない自分を変えたくて東京へ出てきて、自分よりダメな姉が幸せそうに
  暮らしてる事が悔しいと、美鈴に訴える史郎の言葉にはやはり美鈴には響かない
  お互い自分がどう見られてるか?カッコイイ女性と付き合いたいだけでは?と言う美鈴
  色んな事に無頓着な沙紀、彼女はどう生きてるのかな?
  自分がどう見えるかが大事なんじゃなか?美鈴の言葉に納得したのか彼女の絵を見て
  誕生日過ぎてしまった深夜、ゆっくり待ち続ける。
  
<感想>
  まさか本人不在、居るていで芝居してるシーンもあったりして
  バイトしてるとか本人のリアルな設定を生かしてるような、本人の実際の性格とか色々
  反映して作った作品なのかな?と思います。(演劇初心者向けじゃないかも)
  これを一番に持ってきて、五十嵐さんの人となり紹介をしてるのかもしれません。
  友人も美鈴って「鈴」さんの事なのかな?作品としては由良さん演じる美鈴が会社の男
  関係で女性友達が居ないとか、カッコイイと言われたかった自分を再確認して
  史郎にお礼だけ言ったりするシーンとかは「劇団だるめしあん」らしい良作でした。
 

『スイートホーム』〜作:演出:屋代秀樹さん(日本のラジオ)

 
<登場人物>
 ・長男:市森正洋・・・酷い両親に育てられ、現在はお金の無いヤクザの組長(下位)
 ・長女:遠藤ちえ・・・スケ番だった過去と兄弟の存在を消し、子供を持つリーマンの嫁
 ・次女:五十嵐沙紀・・・ノー天気な末っ子、同棲中の馬鹿ホストと喧嘩して殺害?
  
<STORY>
  深夜の奥多摩で竪穴を掘る3人。
  沙紀が同棲相手と喧嘩してフライパンで頭を殴って殺してしまったらしい
  逃げて階段から転落した所、トドメまで刺してしまい殺人罪は免れない。
  妹のピンチを受けた長男、金がないので業者に頼めないから兄弟で穴掘りを実行。
  子供が旦那と実家に行ってたのは幸いだが、兄弟が突然現れて手伝わされる羽目に
  もう関係がバレたら不味いとか文句を言いながら穴を掘る。
  小さい頃の話から、長男と妹の緊張感のない会話に時折突っ込みを入れる次女。
  寒いと言う次女に味噌汁を取りに行く沙紀。
  長男にもう関わりあいになりたくないと告げる次女。
  でも、酷い両親から早々に家を出た二人に対して、最後まで父親と付き合った沙紀に
  負い目もあるんじゃないか?と告げる長男、押し黙る次女。
  別に付いてこなくても良かったのに・・・・と言う長男
  経営だけしたいと言うダメホストにセクシーキャバクラで働きつつも姉と同じように幸せ
  な家庭が築けるかと思っていた沙紀、姉の結婚式の引き出物を凶器にしたけれど
  やっぱり家族なんだと纏める長男。
  慌てて飛んでくる沙紀、車のトランクから騒がしい音がしているらしい・・・・
  まだ生きてるなら交渉してくると出ていく長男、残った2人は自然を大事にする兄の指示
  で穴を埋め戻し始めるのでした。

<感想>
  屋代さんで「スイートホーム」ってタイトルだから恐怖の家族かと思いきや、のんびりした
  三兄弟のワンシーンでした。お金の無い妹におっぱいパブやマグロ漁船しか斡旋出来
  ない兄(例えがワザとベタにしてる)
  普通にダメな彼氏の話を子供みたいに話す沙紀、すし職人からホスト、最後は経営だけ
  リアルじゃないダメさと暗黒社会に、寒い中作業を黙々とする3人の姿にギャップがあっ
  て「ほのぼの?」な感じのする作品でした。
  

『迎春』 / 『お花見協奏曲』〜作・演出: 夏見隆太さん(my-co)

 
<登場人物>
 ・佐々木星:春の神様/ 確信犯的な蠱惑的先輩女性社員
 ・夏見隆太(my-co):春の秘書/会社の花見の場所取り中社員。
 ・五十嵐沙紀:春好きな人 /隆太と一緒に場所取り中の女性社員。

<STORY>
 ―佞やってくる、春を迎える男は桜前線ツアーとパン祭りのスケジュールを告げる
   四季の中であまり人気がないと自虐する春、メンタルの季節らしい。
  そんな事は無いと春を大歓迎する男に好きな理由を尋ねても訛ってて解らない話
 △修鵑塀奸花見の座席取りをする2人。
   中島みゆきさんの「ファイト」を大声で歌い、周囲で見て見ぬフリをされる女性
   歌うのを制止した男性社員へ、さらり部長と経理女性の不倫目撃を吐露する沙紀。
   しかも、部長は今日家族連れでやってくる!
   この話は内緒と言った後ろから現れた女性社員:佐々木さんには丸聞こえ
   でも佐々木さんは沙紀を甘やかすのが趣味、なんでも許されるのが好きな沙紀と
   Win-Winの関係で、部長の不倫も既に知っていたらしい
   しかも、部長が家族で来るしかない話の流れを作ったのも佐々木さん
   現れた部長一家と経理の席を隣に誘導するのも佐々木さん
   3人は見て見ぬフリをしながら様子を伺うと、部長の奥さんの確信的な様子から
   不倫はバレていて、この場で相手も特定出来た雰囲気。
   それに気が付いて究極のハの字繭の部長!見てはいけない部長と目が合った沙紀
   部長に向けてファイトを歌いだし、心を打たれて涙ぐむ部長。
   カラオケが始まったと手拍子する周囲の人々、2人も一緒に部長を向いて歌い始める。
  
<感想>
   2作目に続いて、天然キャラの五十嵐さん、これが十八番なのかな?
   佐々木さん、夏見さんとのトリオもなかなかバランスが良くて、悪戯な佐々木さんの
   悪乗りと意外と真面目な所もある沙紀性格から、展開していく所が上手いです。
   作家さん本人が突っ込みと転換的な行動を起こすので、テンポ良く転がっていくのが
   面白かっったですね、不倫が避難される報道が多いなか、久々に笑える不倫でした。
  

『灯』〜作・演出:吉岡歩(ゆるるか)

 
<登場人物>
 ・栗田:鎌田義之・・・高齢で亡くなったが魂が30代の姿で、ある田舎へ現れる。
 ・る り:渡辺さゆみ・・・栗田を送っていた人間界に関わる女性。(人?座敷童?)
 ・あかり:五十嵐沙紀・・・狐麺を被る人外。金魚のランプを持って栗田を導く

<STORY>
  栗田へランプを近つけるあかり。
  戦前の記憶を思い出を尋ねると、関を切るように思い出し始める栗田。
  実際は栗田家の子供ではなく、戦災孤児だった彼。
  ある場所を測量に来た兵隊(集団埋葬地)に、温かい家が建つといいなと告げる
  そして、連れられてきた家、栗田家で亡くなった長男として生き始める。
  孫まで生まれて幸せな生涯を終えた栗田の忘れ物。
  ここに眠る、本当の栗田へ謝罪?お礼?そうではないかもしれないしれないけど
  もうここに存在しないと告げる「あかり」りだが、納得して帰っていく栗田だった男。
  バイトへ向かう「るり」から奉納?の安酒(鬼殺しの紙パック)とツマミを食べるあかり
  お稲荷さんみたいな不思議なナニかのお話。  

<感想>
  ゆるるかさん作って事で、本人の好きな役・宛書きとかなのかもしれません。 
  テイストがグッと変わって、最後はしんみり「廃業公演」としての締め作品。
  天然キャラ出来る人は、人外とかも似合うって事ですね
  結局るりは何者なったのでしょうか?告別式中の魂を連れてきたらしいし

  4作品とも個性的で似てる作品も無かったので、90分でも満足な公演でした。
  本当に廃業公演なら、素敵な公演だと思います。
  1本目、本人不在で本人を語る所なんかは知らない私でも、この彼女がこれか
  ら作品に出てくるのかと予備知識が勝手に生まれたので、面白いですね。
  終演後は身内挨拶だと思い早々に帰りました。
  台本とだるめしあんの「学園恋愛バトル×3」のDVDが売ってたので購入。
  ムラサメ、もう一度見たかったのでこのタイミングで変えて良かったです。

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