悪い芝居&仏団観音びらき

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「蓮池温泉 愛の秘宝館」〜仏団観音びらき〜


  ◎11月20日19:30(90分)戸野廣浩司記念劇場
    
  タイニイアリスも閉館し、もう東上は無いと思っていた仏団公演

  5年ぶりだそうで、入口には「秘宝館」の登り旗

  入口からR15指定の張り紙、地下の入口はビニールの幕

  なんか凄い人気っぽい?

  客席は満席、ステージ上では本木さん達がハッピ姿で案内。

  秘宝館のセット中央には珍太郎さんの人魚が鎮座

  記念ツーショット取り放題のサービから開演へ

  裏のマネキンが倒れて、開演が若干遅れる。

  すると、人魚が立ち上がりまず前説から始まる。

  色々飛んで来るとか、逆に「おひねり」」飛ばすとか

  劇中でダンスシーンで協力するよう指南され

  もう、関西コテコテの前説から最高です。

  凄い引き潮で「泳ぎにくい、溺れる〜」とか言いながら始まっちゃう。


ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



 START

  イキナリの暗転から「まぐわってる」夫婦。

  イケない夫、今月最後のチャンスを逃してスネル妻。

  幸助と幸世の中年夫婦の愛の物語がお下劣に始まる。

                   ・

  30直前での滑り込み結婚

  結婚しても好きに遊んで子供を作らなかった幸世は

  義母の「孫が欲しい攻撃」に悩み不妊治療を始める。

  かつてのジャニーズファン仲間も子供が出来て幸世を迷惑がり

  彼女にはもう子供しかない!

  しかし、幸世は今までイッた事がない

  そして、夫:幸助は幸世ではイケない状態になっている。

  だからタイミング療法→対外受精と金額もエスカレート!

  閉経して、離婚・脱落していく治療仲間。

  彼女と同じ45歳になった彼女、治療代も1500万円まで使ったのに・・・

  医者からは「もう潮時」と打診され、キレて医者をブチ倒す幸世。

  幸助に泣きながら離婚を切り出すが

  流石に離婚の話に動揺した夫:幸助は、彼女をなだめて

  昔行った温泉地へ旅行に行こうと提案し、なんとか出かける事になる

  そこはバイパス道路の影響で閑古鳥が鳴く温泉地に変っていた

  暫く歩くと廃墟の如き「愛の秘宝館」を発見、2人で入る事で悪夢が始まる。

                     ・

  ボロい人形の展示から

  2Fに上がると、館の女主人が現れて秘宝館の小唄を一曲。

  高齢で妊娠が出来ないと嘆く幸世の言葉に現れたのは「ご神体」

  白い幕を開けると生きたご神体が現れ、幸世が擦るとイッてしまう。

  触ったものは必ず妊娠すると言われるが、生きたご神体に捕まる幸世

  そこに現れた「巨漢で割烹着の女:晴子」が現れ、こちらは幸助に馬乗り

  幸助はイッテしまう。

  秘宝館から出た2人、ゲリラ豪雨で河川が増水し

  秘宝館の人魚のマネキン?になっていた男:ナシ男が2人の前に流され

  幸助が彼を助けると、僕はカメだと言って無理矢理竜宮城へ連れられる

  そこは例の秘宝館。

  月に1度のパーティに招待される。

  月に1度、父親が帰って来る日。

  樹海で路頭に迷っていたらしい晴子も家族認定する父親:玉吉。

  ママとまぐわい続ける玉吉、その間に幸世はご神体だったイク男に襲われ

  幸助も晴子に亀甲縛りにされた上、ドMの性癖が開花。

  幸世は生まれて初めて絶頂に達し、幸助は晴子に「研究に使う」と精子を奪われ

  悪夢のような一夜が明けて、2人の関係はもはや修復できない状況。

  それでも朝食で席を並べていると、秘宝館の争いが目の前で始まる。

                       ・

  やって来たのは老舗旅館の女将とその息子

  実は父親と言っていた玉吉は旅館の主人で、息子が市議会に出馬するらしく

  秘宝館の廃館を公約にしている息子の為に、玉吉に秘宝館のママと別れを強要

  秘宝館のママは元々、温泉街で体を張っていた温泉芸者。

  そのせいで子供を生めない体になってしまっていた。

  一方、正妻の女将は長男の「ナシ男」が障害を持っていた事から育児を放棄

  それをもらい受けたのがママ、そしてイク男も受け継ぎ玉吉と4人で

  本当の家族のように強い結束力で、女将達を追い出すのでした。

  その光景を見ていた幸助は、この一家が幸せにそうに見えて来る。

  最後に、昔観れなかった有名な桜「まぐわい桜」 を思い出す。

  雄桜と雌桜がまぐわうように絡んで咲く花、は昨夜の豪雨程度では散らないハズ

  そう言われて2人で山に登り始める幸助と幸世。

                       ・

  一方、早稲田の博士豪をはく奪された事を新聞で知った晴子。

  幸助の精子を使ってなにやら万能の細胞研究を行っていると現るママ

  ナシ男やイク男の障害も治せるかもしれないとママに力説する晴子だが

  障害のお蔭でママの処に来てくれたし、彼らの個性はそのままで良いと答えるママだった。

                       ・

  山にやってきた幸助・幸世、桜は散ってしまっていたが

  必死に2人でやり直そうとする幸助、幸世は昔この場所でのプロポ−ズを思い出す。

  もう一度プロポーズをする事で2人は仲直り、そしてムラムラと青空の下で始める。

  乱れ踊るまぐわい桜の妖精?

  そして絶頂に達する時、晴子が現れて幸世の中へ何かを注入するのだった。

                        ・

  後日、旅館の息子はワイセツ行為で出馬を辞退。

  女将は板前と不倫の仲になり、旅館は火災で全焼、2人で消えてしまう。

  息子は秘宝館の家族になる、晴子はどこかえ消えたらしい・・・・

  秘宝館はイク男のゆるキャラがヒットしてお客さんが殺到。

  幸世は奇跡的に自然妊娠に成功、

  あっと言う間の10月1日、臨月に達した幸助・幸世

  出産直前の2人の前に、突然晴子が現れて2人をさらう

  TVの記者会見会場、晴子かかつての失敗を挽回する為

  幸助の精子と幸世の子宮を若返らせた細胞の結果を見せると豪語。

  会場で陣痛が始まり、幸世と幸助の子供が無事?生まれるのでした。

  ただ、ちょっと違う感じがするのだけどね・・・

  


  最後には投げ銭をしてみました。

  タイニイアリスが宿泊OKな劇場だから宿泊費が浮くんですが、ここはどうなのかな?

  終演後も帰りの旅費稼ぎとして、ヒモを引っ張るタイプのクジを用意、凄く並んでました。 

                          ・

  いや〜まず七味さんの使い方が豪華

  最初の姑、後輩、不妊の先輩、そして秘宝館では出番なく、最後のナースとしてガヤ使い

  でもなんか楽しそうでした。(次は本木さんとガッツリ対決して欲しい)

  物語は不妊治療とか、家族とか、まさかスタッ○細胞の話まで乗ってくるとは流石です。

  暗転でいきなりもうR15的なシーンから始まりますが、根底には真面目なテーマがあります。

  演出も歌謡ショー的な展開やダンス、これが「ロッキーホラーショー」風なアレンジ!

  ホンマかいな?と思いますが和ゴシック感があるのかもしれません〜

  (秘宝館の小唄が頭から離れない位聞きましたね、もう大変な日でした。)

  水津さんのスキンヘッドと珍太郎さんのペア、まぐわい桜の踊りは良い!

  水津さんのあんな役は意外でした、巨漢な小保方さんも途中で解って爆笑、凄い使い方!(笑)

  本木さんの役名は書けないストレートな名前だし、キャラとしてもGOODです。

  真面目なテーマを馬鹿馬鹿しく、賑やか敷く、無理矢理に横車を押すようにグイグイ進める力技

  (関東の劇団にはコレがないよネ)

  子宝には恵まれるだろうなーとは思っていましたが、展開が読めない突拍子もない飛びが凄い

  ある意味戦ってますよ、また年1回でいいから定期的に東上して欲しいです。 

  ナシ男が仰向けでカメになって2人を乗せる所もなんか爆笑しちゃった。 

  旧・とんぼリン事、桂米紫さんも裸多めの役で落語家さんとは思えない弾けっぷり

  このメンバーが揃って復活してくれて本当にうれしいです。

  またキャバレー公演もやって欲しいな!

  白タイツの方々は劇団一角獣なのかな?(笑)  

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「スーパーふぃクション」〜悪い芝居〜


  ◎10月22日 19:30(3時間)赤坂REDシアター

  「嘘つき!号泣」で東上してからずっと観劇していたんですが
  この2本観てないんですよ〜、柿も2本観たいのですが
  今回は流石に見に行かなきゃな〜(DMも届いてたし)
  色んな所で活躍している山崎さん、久しぶりにどんな作品になるか
  REDシアターも久しぶりで、懐かしい感覚で赤坂へ向かいました。
  そして当日精算で3日前に予約したにもかかわらず最前列!
  そして着席すると上演時間は2時間50分を予定!
  翌日仕事で日帰り出来てるに・・・・
  シュンとしながらも始まった舞台、山崎さんやりたい放題のライブで
  その熱量そのままに、赤坂を走って帰るのでした。

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 STORY
  ちゃぶ台を挟んで妻のオムライスを食べる夫、明日には別れる二人。
  会場から空き缶の音ジャラジャラとホームレスが勝手にオムライスを食べ始める。
  ハンディで撮影する男も登場し、舞台は混乱したと思ったら背後の暗幕が捲られる
  「スーパーふぃクション」と大段幕をかかげ、演奏し歌い始めるパンク集団?
  男性ボーカル「冠虚」(カンムリ ウツロ)
  女性ボーカル「朝焼澱美」(アサヤケ ヨドミ)
  ヨドミがウツロに出会って、このスーパーふぃクション=超虚業が始まるのでした。
                            ・
  地方のロケ番組で食レポをする程度のタレントだったヨドミ。
  お店をハシゴしていつも満腹、「美味しい?」と聞かれても食感表現と笑顔で乗り切る。
  あるレポ中に現れた男、頭にはヘルメットとパトランプ。
  聞いてもいないのに自分の自己紹介を始める男カンムリウツロ。
  映画泥棒を逮捕しようとの一念で顔がパトランプになった、アノ男へのリスペクト。
  常連で定番の席でしか食べないとヨドミの席へ押し入ってきてロケはめちゃくちゃ!
  オンエアされずNG回になってしまった・・・・。
  ムカついたヨドミは街をさ迷い、道の中央しか歩かないウツロを発見する。
  一発殴ろう立ちはだかり、言葉をかけるが先走って話し 始めるウツロ。
  最後には俺が好きなのか→結婚はダメ→SEXはOK→キスはNG→どうしても?
  一方的にウツロからキスされ、逆上してマウントポジションからウツロを殴打するヨドミ。
  通行人に見られて終わった・・・愕然とするヨドミ。
  ネットで曝されクビになるのがオチだ、そう落ち込むヨドミにウツロが声をかける。
  お前を解らない奴の所に居たって仕方がない、俺がお前をスカウトしてやる!
  そう言われても、呆れて帰るヨドミ。
                           ・
  事務所のマネージャーからキツイ注意を受けたヨドミ。
  また辛抱強くやっていしかないと言われ、TV局?の控え室で待機中。
  新人のメイクさ んが現れて、車に乗り障害物を避け崖を伝いやってきたのは
  ビニールシートハウスの「スーパーふぃクション」事務所。
  そこはホームレスに近いカメラマン・役者・全身整形でアイドル目指すアラフィフ
  自称永遠の8歳児、音楽(ギター)担当者、そして代表がカンムリウツロ。
  そんなショボイ奴らはネットで番組を配信中、現在は地方の女の子1人だけ。
  そこでヨドミが新加入を宣言するウツロ、冗談じゃないと言い返すヨドミだが
  携帯電話が鳴り、マネージャーから解雇の通知。
  もう、どうにでもなっていい感じで虚ろなヨドミは虚業集団に仲間に入る。
                            ・
  浮浪者を装い、若者をけしかけ て襲い掛かるシーンを盗撮したり
  そこへ登場する危険な高校生がナイフを振り回すのを配信したり
  世間一般に仕掛けた模様を配信(アイドルのダンスもあり)して知名度は上昇。
  パンクな行動に染まっていくヨドミだった。
  地方から出てきた路上シンガー(プレシャスドリーム)を連れてくるヨドミ
  ウツロは気に入らないらしく、ギターにハヤシライスをかけて追い返してしまう。
  失敗したかな?とビクビクするヨドミはまだ自分に自身が無い様子。
  そして、カメラマンの娘が上京して来た時、ネットでナイフを振り回す動画を流され
  復讐しにきた学生が暴れて、勢いで一人を刺してしまった時
  突然、カンムリウツロは「スーパーふぃクション」を脱 退してしまう。
                         ・
  「スーパーふぃクション」はウツロと小学校時代の友人:肌家実(ハダカミノル)と
  結成するハズだったがミノルが海外へ転向、将来結成する約束だったが
  再会してもミノルは結婚もしてるし、もうやらないと断っていた。
  ウツロは面白い女:ヨドミがいつかミノルの前に現れると予言する。
  それは現実になり、ミノルに聞いてウツロの家に行くと結婚した上に普通の生活中。
  ヨドミに相談されたミノルは予言の事を思い出し、ウツロの思い通りにさせないと
  彼女に手を貸す事を決め、ウツロ夫婦にインタビューを仕掛け揺さぶるのだが
  一向にウツロは乗ってこない、仲間達は全然 きにせず自由に生きているのに
  ヨドミだけはウツロに固執して、何にも前に進めない。
  そんなヨドミへミノルはもう一回大仕掛けをさせる。
  ウツロ夫婦が結婚するきっかけのプレシャスドリーム武道館公演。
  そこへ乱入するヨドミと「スーパーふぃクション」の仲間達。

  ステージで自分事、自分の思いを会場どこかに居るウツロへ投げるヨドミ。
  象徴であるヘルメットを返したいというヨドミ
  ステージに現れるウツロは其れを拒否するが・・・・従順・純愛・虚業〜♪
  新たな虚業に向けて、客席を巻き込んだ手拍子と歌が流れ始めるのでした。


  流石に3時間近い話なのでSTORYは端折りました。
  ナイフ少年とミノルの会話とか、カメラマンと娘の再会とかミノルとウツロの回想とか
  面白いシーンは結構あるんですんけどね、メイン2人に絞りました。
  山崎さん演じるミノルもなかなかのキャラクターだし、縦笛コラボとか笑いましたよ。
  冒頭は観劇前の挨拶が劇中劇の挨拶で、ちょっと惑わせる感じで始まり
  一気にバンド演奏でテンション高い始まり。
  昨年、新宿で(行けなかったケド)ライブ公演があったんですがその影響かなぁ?
  そう思いながら拝見してましたが、なかなか耳に残る楽曲(冒頭のリフレインが)
  序盤は、山崎さんらしい強烈なウツロのキャラで引っ張っていく勢いでしたが
  正直、余計かなぁと思う所もあって、観終わってはそれど長さは感じなかったケド
  休憩まではちょっとムズムズしてました。
  ミルとイツカの再会にナイフ少年と三つ巴にしたのはどちらの為なのか?
  それとも、ウツロの決断の為なのか?ちょっと猥雑過ぎて今一ピリッとしなかった。
  だだ、後半からはヨドミが指針を失って、
  仲間の感覚とも違う自分に凄い疎外感、不安感を漂わせながら
  恋愛感情ではない、といいつつウツロを求める展開は、好きな感じで良かったです。
  ウツロの予言に対抗するミノル、お互いの事を解りすぎる2人の内輪感も楽しそう。
  結婚したウツロの変わりようが、ヨドミを追い詰めていくのが
  最後の爆発力に蓄積していく、本人よりも観客としての自分に蓄積して行って
  武道館での展開がジワジワ迫ってくる感覚、そしてライブで気分が一層されました。
  最後は山崎さんが「立って」と煽ってもなかなか立ってくれず、
  客席なだれ込んで強制スタンディング!立てばみんな盛り上がるんですよね〜
  最前列だったので、ステージから飛んでくるともうスレスレでビビリました。
  主役の田中さん、とっても印象に残る方(強い吉川さんって感じかな?)
  感想をリツイートしてくださったのですが、見たら本当にTVで情報番組やってる方
  しかもレポータじゃなくてMCの人みたい。
  ここはフィクションじゃなくてリアルだったみたいです、声量も存在感もあるし

  次回も出るのだろうか?今後の活動にちょっと注目です。 

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「キャッチャーインザ闇」〜悪い芝居〜


  ◎3月23日 19時00分(分)王子小劇場

  活動が活発になってる山崎さん
  今回はフライヤーもなんか維新派?違うか?勢いのある感じで
  気合が入ってるのでしょうか?楽しみです。
  見始めた頃のグダグダな感じも面白いんだけど今回はどうなるのでしょ?
  緞帳で隠れた舞台がかなり前まで出ていて、王子なのに100席を切る
  座席の少なさ、大がかりなセットがあるのかと思いきや
  闇から始る凄い勢いの流れが始まるのでした。

  

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)



 STORY
 ○「赤子」
  長い暗闇と沈黙がゆっくり明けて行く
  生まれてから盲目の「赤子」は目の包帯を取ると、初めて世界の色と形を認識する。
  夫のジャパンや自分の顔の柄を見て喜ぶ「赤子」との初めて目が開いてる状態の
  夫婦生活をどう始めようかムフフと悩んでいるジャパンに声をかける女「緑子」
  赤子が盲目なのを良い事に、同居していた愛人はジャパンと離れたくないと言い
  今まで家政婦として世話をしていた事にして2人の旅に同行する事に。
  「目が見えるようになる前、頭の中で思い描いていた景色」を探すという
  「存在する事の無い場所」を探す旅へ、初めて見る景色に驚く「赤子」には
  果して思い描いた場所が見つかるのだろうか?1年・1年不毛な旅が続いていく
                     ・
 ○「ヤミーと光郎」
  TVを見ながら食事をする光郎を戒めるヤミー
  光郎は言われた事を全て記憶し、ヤミー自分が言った事・聞いた事を忘れてしまう
  だから同じ事の繰り返しな2人、施設なのか研究なのか?そんな事は不明だが
  ファイナルサンサーと言う・100%の予知夢を見れる仲間が現れる。 
  彼らを監督?している告白先生は時として忘れてしまうヤミーに暴力を振るう
  2人で逃げようとする光郎さが予知夢では100%戻ってしまう未来しか見えない。
  時には光郎の名前すら忘れてしまうヤミーは逃げる事をしようとしない
  グズグズしているうちに捕まってしまう2人。
  光郎は2人で逃げる事に固執するが、忘れてしまうヤミーに毎回同じ事の繰り返し
  毎回ただ疲れて床に倒れ込むだけの光郎だった。
                      ・
 ○「走打舞」
  女子陸上会にいる2人の注目選手。
  「走打 舞」と「日々野 歩」ルックスからアイドスプリンターとして人気の日々野も
  普通なら世界レベルの選手なのだが、さらに上を行く「舞」が同年代と言う事で
  アイドル業へシフトチェンジ、舞は「ただ早くなり続けたい」という競争とは別次元の
  欲望に向かって走り続け、コーチのスピードが遺伝子レベルのドーピングを施し
  世界記録を出した後は表舞台には立っていなかった、スピードは日々野マネージャーと
  なっていたが、カメラマンの「病 道彦」から舞が音速・高速と目指して果てない欲望に
  記録が止まってしまい、このままでは壊れるまで走り続けると知らされる。
   それが怖くて逃げだしたスピードだったが、もう1度禁断の遺伝子を注入し風を超え
  音速に並び超え、やがて高速へ0秒へ向けて死出の道のような領域へ向っていく
  果してそこに終わりはあるのだろうか?

 ●闇の終焉
  求め繰り返される不毛な欲望が加速して地面も人も激しく振動して行く
  やがて力尽きたのか?突き抜けたのか?
  やっと見つけた原風景は原点の場所、そして見えない時に見えたもの見えなかったもの
  一瞬元に戻ったかのように、緑子に声をかける赤子。
  逃げる事より忘れないで欲しいと1人になる事を決意する光郎
  光となって、諦めなのか?達成なのか?何かに到達する舞
  囚われていた闇からの解放なのか?無限の闇を捕えて欲望を昇華したのか?  
  再び訪れた一瞬の闇に光がつっくり射して行くのでした。  

  最初の闇と沈黙、そして広い舞台で発する台詞を耳で位置確認する不安定感
  そんなOPから始り、交互に繰り返されていく不毛な欲望。
  終盤にセットを激しく動かし、役者も客席・舞台を走りまわって舞台を撹拌していく
  最後役者さんが本当に疲れた様子の中、それぞれ到達した感じがあり
  見ている側もなにか脱力感があり、最後ゆっくり明転していく際には
  最初、背景はなにかを吸い取って膨れているように見えた円が太陽の日差しに変わった。
  そんな気がしました、年末に見たマボロシ兄弟のように熱量のある舞台でした。
  物語として凄く感動・感銘したって事ではありませんが。
  大きい感覚的な衝撃を受けた気がします。
  気になるのは光郎とヤミーの設定がファンタジーというか観念的な話で掴み憎い
  のこり2つの方がハッキリしているので、闇(絶望)と光(希望)みたいな違う役割
  にしても良かったのかな、赤子も最後の台詞が出る前にもう1エピソード欲しかった。
  山崎さんは一所に留まらず、激しく進んで毎作品作られている気がします。
  次はどんな作品になるのか?楽しみです。
  グダグダな「ラブどろどろ」「最低の夢」みたいな作品もたまに見たいですね。
  「病道彦」は名前で笑った、箭内さんの写真に実際あててみたい

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「カナズチ女、夜泳ぐ」〜悪い芝居〜泳ぐのは水の中とか限らない


  7月13日 19:30 王子小劇場(1時間50分)

  京都の劇団「悪い芝居」さん
  昨年はまさかの「岸田」ノミネート、いつもより軽めな展開が受けたのかな?
  久しぶりに退団した吉川さんが参加、佐藤佐吉賞に選ばれるのでしょうか
  まずはそこからですが、楽しければOKでしょう。
  主宰の山崎さんが演じるグダグダな感じのシーンも観たいなぁ
  なんて思って劇場へ到着、開場後10分で役6割は埋まっている感じ
  客席を見ておやっ?と思ってしまいました。
  なんとなく初めて東上した作品「嘘つき号泣」に似た猥雑さの中に、
  諦めの世界の中でも前向きに生きて行く思いを受けるような作品になってました

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 STORY
  客席を見たら吉川さんみたいな人が?
  退団後の初客演だったはず・・・と思って始まったら役者さんが全員客席を向き
  語りかけてくる→客席にいる吉川さん=主人公「蛍」へ向って
  「蛍」は13年ぶりに実家のある家に夜行バスで帰ってくる
  舞台上には「蛍」の人生に関わった人々、両親・親友、それ以外は曖昧で思いだせない
  その中で冷やかに「蛍」を見つめる太めの女性=魔女と言われる海辺に住む女。
                     ・
  迎えに来てくれた親友・小雪と実家へ帰る車中で会話するも記憶が薄い
  バイトしていたファミレスへ行くと、当時の知り合いウリオが店長になっていた。
  記憶は俯瞰となって18歳の自分が別に現れて時間前後に展開していく
  高校生の蛍は周囲から浮いていたようで物理的にも浮いてしまっていたらしい
  バイト先の常連客、バンドのメンバーウリオに抑えつけられた事で付き合う事に
  そして、東京へ向う夜行バスで東京での再会を約束して別れた2人。
                     ・
  実家に戻って来た「蛍」
  両親は何も聞かずにゆっくりするよう勧められる
  蛍は家出をしていたのだが何で家を出たのか記憶が無い、
  東京に着いた蛍は漫画喫茶でお金が無くなるまで凄し、路頭に迷っている所
  ウリオのバンド仲間だった尾崎の路上ライブで遭遇しそのまま居候する「蛍」
  バイトもぜずに部屋に籠ってやる気のない「蛍」27歳までに伝説を作るハズ
  そんな思いで東京に出てきていた尾崎だったのに「蛍」と身勝手な応援で
  ズルズルと27歳の誕生日を明日に迎える日、2人は喧嘩を始める。
  そして蛍は決断し、尾崎を連れて外へ出るのだが・・・
                     ・
  記憶の海に「蛍」の前に宗教とも哲学とも取れる言葉を放つナデシコが現れる
  ナデシコの記憶を辿ると「蛍」も登場してくる、両親はウリオと小雪?
  彼はいったいだれなのか?過去にも現在にも登場する魔女
  魔女はナデシコに昔助けられたと言うのだが・・・
  人は生まれた時から背中から落下していき、過去しか見えない
  いつ地面に到着するのか?地面が近くなっているのは気が付かない
  そんな中で目の前に見えるのは過去だけじゃなく、空に向かって飛べるなら・・・
  河童も魔女も2020年に存在するのか解りませんが
  ゆっくりと染み込んでる妖しくも、僥倖が垣間見える物語です。
  
  出演者がホボ舞台上には居て、OPの会話からザワザワした感じ
  そして所々に起こる笑、コハルの風見鶏な発言とか
  「バファリンを良く飲む人にちゃんとした人は居ない!」には思わず噴いた
  河童という新人類なのかも知れないけれど、SFなのに不思議な感じはせず
  「蛍」の思いだせない悩みを普通に嫌な事だからと言うより、
  印象なく流れて生きて来たような人生なのかなぁと、欠落とは思えず途中まで見ていた自分
  吉川さんが客演として戻ったのも嬉しいですが、ノリは軽いけれど人を助ける思いが
  最後には感じられるし、生きてればなんとなかるみたいな励ましのような違うような
  押しつけのような強さはないけど、なんとなく前向きというか良かったと思える作品でした。
  露出狂には出ませんでしたが、柿の「村上さん」が妙にハマッテいましたね
  バンドメンバーはみんな面白かったなぁ
  戯曲としていいかは解らないけれど、個人的には前作「駄々の塊です」よりは好き

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悪い芝居「駄々の塊です」動物に廻されるホモサピエンス


  11月18日 19:30 王子小劇場(90分)

  デザインフェスタを挟みまして
  また王子で関西劇団の観劇、先週のミジンコは初関東本公演
  こちらは初関東公演の「最低の夢」を見てからもう5作目位かな?
  毎回変わった内容でデス電所と悪い芝居はまだ見逃したくない劇団
  (もう2回観てないし、ヨーロッパ企画は卒業かなぁ)
  動物の被りものをした2人が回す舞台セットで展開される。
  セットの為なのか客席も50位しかなくて勿体ない感じでした。

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 STORY
  コンビニ「ポプラ」って笑える中途半端さがあるんですね。
  中途半端な田舎とも都会とも言えない街、山の上にある動物園である朝突然
  動物達が消えてしまう、何度も探す職員達。
  動物の替わりに、股間を光らせ期限切れのレンタルDVDを持った汚い男が現れる。
                ・
  コーヒーをがぶ飲みしながら町を憂いつつ、世の中を回している側にいると
  自負している社長は浮浪者を動物園で雇用している。
  恐らく低賃金で働かせ補助金なんかもせしめているのだろう。
  最初に雇用した男は、自宅に火を放ち逃げて来たと言っていた
  そしてまた半年後に動物園からも逃げてしまった。
  そして、今社長の娘を学校へ送り迎えしている強迫神経症気味の青年。
  彼は父親が自宅を放火、母親は自分をかばって焼死し抱きかかえてくれた分
  側面だけに火傷が残っているので、その匂いで周囲が臭くなると脅え
  定期的にクリームを塗る事・社長の訓示「困った人を全力で助ける」事が何より大事。
  今日も社長に言われて生意気な社長の娘を学校に送って行く事に
               ・
  眼鏡のおとなしそうな女性はブラコンであった。
  大好きな兄と動物園によく来ていた、その兄は動物園へ務めたのだが突然の失踪
  大好きな兄を自分から奪った義理の姉と口論となり障害事件を起こす。
  出所した当日、姉が優しく迎えに来たと思ったが・・・
  兄はまだ帰らず(動物園職員の内部では社長の悪行を告発して消された噂がある)
  義姉は、恨みを晴らす為に妹を責め続けるつもりらしい。
  義姉から逃げた彼女!
  丁度、学校をサボろうと提案し運転手を困らせてる社長の娘達に出会い車に隠れる。
  そのまま、娘のサボリ提案で3人は山の動物園へ向う
  義姉も行く所は1つしかないと山へ向う
  社長は帰って来ない運転手と連絡がつかず焦りだす。
  とりあえず、新人を連れて動物園へ向うのだが当然動物園は開いてない
               ・
  園内では汚い男が動物園の地下道で暮らしていた事を説明しながら案内される  
  娘達3人は閉園中にも関わらず、抜け道の地下道から侵入を試みる
  社長は空の動物園と連絡をしなかった職員に対し殴る蹴る。
  そして、地下道へ向う   
               ・
  録画したTVがドンドン溜まって行く事しか頭にない動物園職員の思いとは裏腹に
  再会を果たすそれぞれの人々は、それぞれの思いを成就していく、
  そして舞台が回転を止めると、仕事が終わったからなのか?
  どこからともなく動物の匂いと鳴き声が帰ってくるのだった。

  冒頭の回転中の台詞は聞こえずらいのですが後に繰り返されるから問題はなし
  運転手と汚い男の最後の言葉は?幾ら飢えているとはいえ何もかもから逃げるような
  そんな弱い男がカニバリズムに走るとは思ない(北極の平原じゃあるまいし)
  その辺りがちょっと納得出来ないので、道中はモヤッとしていいました。
  動物はなぜ消えたのか?謎は残りますが不思議と嫌じゃない結末なのが不思議
  前回みたいなインパクトが強い作品ではないけど、気になる(引っかかる)舞台でした。
  山崎さんの役がもっと何かして欲しかったなぁ

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