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劇団☆新感線・大人計画・G2・後藤ひろひと作品を中心に
観劇レポ−トをしたいと思います。
役者さんでは、「橋本じゅん」「平岩 紙」さんがが好きです。
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「はこぶね」〜劇団おおたけ産業〜


  ◎2018年5月26日 18:30(85分)新宿眼下画廊スペース0
   脚本:屋代秀樹(日本のラジオ)・演出:大竹匠

  日本のラジオ・屋代さん脚本提供という事で未見の劇団さんを初観劇
  眼下画廊の0って意外と観劇機械少ないので、あの引き出しのある棚
  いつも毒キノコちゃんの公演を思い出すんですよね〜
  20名も満たない客席ですが満席、ゆるっとした諸注意の後で、
  なんとも「ゆるふわ感」の宗教・ニート・失恋物語が始まるのでした。


ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 START
 STORY
 心のストレッチと称して、女友達を「集会」に連れてきた女性:烏丸。
 普通の家・普通の部屋で集まる普通の人5人と、教祖的な役割の気弱そうなタロウくん
 外側に居る姉の空気読めない介入。
 他メンバーから、ホーリーネーム(聖名)や前世の話をされて、逃げてしまう女性:鳩山
 ここは庵野ハナコとタロウの部屋で行われる無料の宗教的な集まり。
 神の声が聞こえ、魂の痕跡から前世を見て、予言を与える寝癖&スエットの青年。
 姉の聖書・ノアの箱舟の章を読みながら、物語か簡単に進み終わっていく。
 
<登場人物>
 庵野タロウ:藤原拓弥さん・・・寝癖&スエットの引きこもり、神の声が聞こえ・魂が見える
 庵野ハナコ:野村美優さん・・・タロウの姉インドカレー屋で働くマイペース・前世:Jハムスター
 瀬村:田中祐理子さん・・・聖名:ミシュマル、ハナコの友人で世界滅亡を信じてる。前世:ゾウ
 浜:藤口圭佑さん・・・聖名:ピンケサン、瀬村の義理の兄で監視役でもある。前世:アフリカ部族?
 八幡:中村雄貴さん・・・聖名:ヤヌーカ、ハナコのバイト先の友人、前世:海外の田舎モノ
 烏丸:西出結さん・・・ガチでタロウをメシア(救世主)として信仰し、信者を増やそうとする。
 鳩山:油川双葉さん・・・烏丸が連れてきた信者候補の女性。前世:古代の巫女
                               ・
 集会の翌日。
 タロウにマイペースな姉の会話が始まると、予定外の来客。
 昨日帰った女性:鳩山が前世の事について知りたいと言ってくる。
 子供の頃から見る夢があり、その夢で古代の女性だったという彼女、
 タロウの前世話が夢と合致して、前世と今の影響とか聞きたくて来た彼女。
 彼女に質問に合わせるように話すタロウ。(本物なのか?ハマる鳩山)
 鳩山とアトランティス展や釣り堀へ前世の話を絡めてデートに出かける。
 久しぶりに外へ出たタロウを心配し、喜ぶように突っ込む姉。
                               ・
 他方ではそれぞれ違う理由でタロウの会へ来ている人々。
 ミシュマルは本当にタロウを信じて、修行と瞑想に真剣に取り組む。
 ピンケサンは奥さん(ミシュマルの姉)と不動産経営するその両親に頭が上がらず。
 ミシュマルの監視目的で集会に来てるが、自宅での肩身の狭さから解放されていた。
 そんな中、昔から友人のヤヌーカはのんびりした今の感じを尊重しているが
 新参(まだ聖名も決めれれてない)烏丸は、タロウへ心酔してメシア(救世主)へ
 きちんとした呼び名が必要とか、姉が神聖の邪魔をしてるから信者が援助して
 独り立ちさせようとか、自分たちはガーディアンだから教祖・メシアを守る必要があるとか
 かなり怖い思想を提案してくるのだが
 ヤヌーカは驚きながら用語だけ取り出して面白がっている。
 そこへやってきた鳩山。
 鳩山がタロウと会っていたと聞いて、鳩山はタロウと特別な関係なのか?と迫り
 タロウにも尋ねるのだが、烏丸の悪魔と呼ばれ、何でもないと逃げる鳩山。
 デートだとし指摘されて、恋愛感情とか持つのか?と尋ねられるタロウ
 〜暗転〜
 今日も顔を出さないタロウ、仕方なく帰るミシュマル達。
 鳩山との失恋にゲームして部屋に引きこもるタロウ。
 元々引きこもりだったタロウが急に「神の声が聞こえる」とか言い出したから
 八幡や瀬村を紹介した事を誤る姉。
 タロウに失望し、今は怪しいヨガ集団へ行ったらしい烏丸。
 部屋から出てくるタロウにバイトを進めるが、理由はわからないが強く拒否するタロウ。
                             ・
 ハナコの所にやってくる瀬村
 バイト雑誌をめくるハナコ、インドカレー屋が閉店したらしい。
 店長と八幡が見せて大麻等違法の売買がバレて仕多らしい・・・家賃を心配する瀬村。
 実家の不動産を紹介しそうな雰囲気を拒むハナコ、実家からタロウに対する仕送りで
 なんとかやっていけると笑うハナコ。
 タロウは釣り堀へまた誰かとデートらしい・・・
 瀬村はハナコに真面目に一緒に修行しないか?と提案してくる。
 もし、世界が滅びるなら自分だけ生き残っても寂しいし、友達はハナコしかいないから・・・
 そんな切っ掛けで始まる友達同士会話。
 それをかき消すように「ハレ晴レユカイ」が流れ、「失恋しました」と主張するタロウが
 中心でみんな踊りだすのでした。
  
 流石、屋代さん脚本と言う感じは烏丸の思想的な所では感じましたが。
 日本のラジオだったら怪しい、静かな演出を想像する所
 本当に普通で、ゆるふわな教祖感が屋代さんの作品とは違う雰囲気にしてましたね
 それが意外に面白い、姉・ハナコのグイグイくる感じと何でも受け入れる強さ
 キャラクターも役者さんも良かったし、個人的にはハナコが神のような慈愛あるよ
 鳩山は精神的に参ってたから、タロウとのデートもドレスUPしてるし
 タロウもちゃんとしてくるあたりは、高校生レベルの拙い精神状態で解りやすいです。
 もしかして、最後の釣り堀で正式に失恋したのかもしれませんね〜
 涼宮ハルヒは世界の滅亡を止める話ではありますが、その楽曲をみんなで歌って踊る
 そんなエンディングは屋代さんじゃんくて大竹さんの演出かな?
 こんな物語には、これくらいの流し方が丁度よかったのかもしれません、私はOK!
                           ・
 ほんと、バケツにも満たないタロウの受け皿を箱舟と信じるのは
 各登場人物によって色々な見方があるんですね、姉には何も感じないのでしょう。
 烏丸が具体的かつ金銭的な話を提案していくのが、面白い、八幡と同じ感覚でした。
 この辺りの会話で屋代さんを感じましたね、教祖が祭り上げられるシステムです。
 烏と鳩は共存出来ないから、こんな結果になったのかも?
 結局はタロウに瀬村二人の仕事しないニートを見放さず、見守り負けないハナコが
 2人の「はこぶね」なんだろうね、だからハナコが読んでいたって事かと思いました。
                           ・
 不思議にチェキ会とか、身内感が多い客席だったので早々に帰りましたが
 時間が合えば大竹さんの作・演出も見てみたいです。

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五十嵐沙紀役者廃業公演「東京マトリョーシカ」〜ゆるるか 〜


  ◎2018年 5月19日 14:00(90分)RAFT

 ゆるるかさんは拝見した事無かったのですが
 劇団だるめしあんの坂本さん、日本のラジオの屋代さんが参加するので
 予約していってみました。当日パンフには演劇生活13年の五十嵐沙紀さんの
 役者廃業公演って事らしく五十嵐さん主演で4本公演との事。
 RAFTですけど、ご本人が前説する中で満席になり舞台が始まりました。
 でも、いきなり本人登場しない作品からなんですよね〜

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 悗気ちゃんは、電波が届かない』〜作・演出:坂本鈴(劇団なるめしあん)

 
<登場人物>
 ・吉永 美鈴:河南由良さん・・・仕事は出来そうな30代のOL.沙紀さんと同居中
 ・五十嵐史郎:木内コギトさん・・・沙紀さんの弟、田舎が嫌で姉を頼りに居候中。
 ・五十嵐沙紀:(出演なし)・・・田舎ではアンテナ0本の地味な女性、漫喫バイト13年中

<STORY>
  物語は沙紀の弟、史郎のサプライズ誕生日を姉なのに飼い犬の誕生日と勘違い
  失敗した挙句にケーキを切ろうとした姉が料理まで落としてダメにする日から始まる。
  今日は沙紀さんの誕生日なのに本人はバイト先も出て帰ってこない。
  どこに行ったのか携帯の電波も届かない
  不器用な姉とは逆に家事を熟す器用な史郎は、美鈴と肉体関係にあり、このまま二人
  住んじゃおうか?なんて話始めるけど、カッコいい女性と言われて嬉しい美鈴は
  お礼は言うのだけれど、革新については返事をしない・・・
  会社内で恋愛関係の縺れから友人が居ない美鈴には沙紀が唯一の友人。
  だから弟みたいな史郎、弟と寝るなよって話だけど、やっぱり恋人枠ではないみたい
  過去、実家が大変で、史郎に戻れと言う沙紀に姉が戻れと抵抗した史郎。
  田舎でイケてない自分を変えたくて東京へ出てきて、自分よりダメな姉が幸せそうに
  暮らしてる事が悔しいと、美鈴に訴える史郎の言葉にはやはり美鈴には響かない
  お互い自分がどう見られてるか?カッコイイ女性と付き合いたいだけでは?と言う美鈴
  色んな事に無頓着な沙紀、彼女はどう生きてるのかな?
  自分がどう見えるかが大事なんじゃなか?美鈴の言葉に納得したのか彼女の絵を見て
  誕生日過ぎてしまった深夜、ゆっくり待ち続ける。
  
<感想>
  まさか本人不在、居るていで芝居してるシーンもあったりして
  バイトしてるとか本人のリアルな設定を生かしてるような、本人の実際の性格とか色々
  反映して作った作品なのかな?と思います。(演劇初心者向けじゃないかも)
  これを一番に持ってきて、五十嵐さんの人となり紹介をしてるのかもしれません。
  友人も美鈴って「鈴」さんの事なのかな?作品としては由良さん演じる美鈴が会社の男
  関係で女性友達が居ないとか、カッコイイと言われたかった自分を再確認して
  史郎にお礼だけ言ったりするシーンとかは「劇団だるめしあん」らしい良作でした。
 

『スイートホーム』〜作:演出:屋代秀樹さん(日本のラジオ)

 
<登場人物>
 ・長男:市森正洋・・・酷い両親に育てられ、現在はお金の無いヤクザの組長(下位)
 ・長女:遠藤ちえ・・・スケ番だった過去と兄弟の存在を消し、子供を持つリーマンの嫁
 ・次女:五十嵐沙紀・・・ノー天気な末っ子、同棲中の馬鹿ホストと喧嘩して殺害?
  
<STORY>
  深夜の奥多摩で竪穴を掘る3人。
  沙紀が同棲相手と喧嘩してフライパンで頭を殴って殺してしまったらしい
  逃げて階段から転落した所、トドメまで刺してしまい殺人罪は免れない。
  妹のピンチを受けた長男、金がないので業者に頼めないから兄弟で穴掘りを実行。
  子供が旦那と実家に行ってたのは幸いだが、兄弟が突然現れて手伝わされる羽目に
  もう関係がバレたら不味いとか文句を言いながら穴を掘る。
  小さい頃の話から、長男と妹の緊張感のない会話に時折突っ込みを入れる次女。
  寒いと言う次女に味噌汁を取りに行く沙紀。
  長男にもう関わりあいになりたくないと告げる次女。
  でも、酷い両親から早々に家を出た二人に対して、最後まで父親と付き合った沙紀に
  負い目もあるんじゃないか?と告げる長男、押し黙る次女。
  別に付いてこなくても良かったのに・・・・と言う長男
  経営だけしたいと言うダメホストにセクシーキャバクラで働きつつも姉と同じように幸せ
  な家庭が築けるかと思っていた沙紀、姉の結婚式の引き出物を凶器にしたけれど
  やっぱり家族なんだと纏める長男。
  慌てて飛んでくる沙紀、車のトランクから騒がしい音がしているらしい・・・・
  まだ生きてるなら交渉してくると出ていく長男、残った2人は自然を大事にする兄の指示
  で穴を埋め戻し始めるのでした。

<感想>
  屋代さんで「スイートホーム」ってタイトルだから恐怖の家族かと思いきや、のんびりした
  三兄弟のワンシーンでした。お金の無い妹におっぱいパブやマグロ漁船しか斡旋出来
  ない兄(例えがワザとベタにしてる)
  普通にダメな彼氏の話を子供みたいに話す沙紀、すし職人からホスト、最後は経営だけ
  リアルじゃないダメさと暗黒社会に、寒い中作業を黙々とする3人の姿にギャップがあっ
  て「ほのぼの?」な感じのする作品でした。
  

『迎春』 / 『お花見協奏曲』〜作・演出: 夏見隆太さん(my-co)

 
<登場人物>
 ・佐々木星:春の神様/ 確信犯的な蠱惑的先輩女性社員
 ・夏見隆太(my-co):春の秘書/会社の花見の場所取り中社員。
 ・五十嵐沙紀:春好きな人 /隆太と一緒に場所取り中の女性社員。

<STORY>
 ―佞やってくる、春を迎える男は桜前線ツアーとパン祭りのスケジュールを告げる
   四季の中であまり人気がないと自虐する春、メンタルの季節らしい。
  そんな事は無いと春を大歓迎する男に好きな理由を尋ねても訛ってて解らない話
 △修鵑塀奸花見の座席取りをする2人。
   中島みゆきさんの「ファイト」を大声で歌い、周囲で見て見ぬフリをされる女性
   歌うのを制止した男性社員へ、さらり部長と経理女性の不倫目撃を吐露する沙紀。
   しかも、部長は今日家族連れでやってくる!
   この話は内緒と言った後ろから現れた女性社員:佐々木さんには丸聞こえ
   でも佐々木さんは沙紀を甘やかすのが趣味、なんでも許されるのが好きな沙紀と
   Win-Winの関係で、部長の不倫も既に知っていたらしい
   しかも、部長が家族で来るしかない話の流れを作ったのも佐々木さん
   現れた部長一家と経理の席を隣に誘導するのも佐々木さん
   3人は見て見ぬフリをしながら様子を伺うと、部長の奥さんの確信的な様子から
   不倫はバレていて、この場で相手も特定出来た雰囲気。
   それに気が付いて究極のハの字繭の部長!見てはいけない部長と目が合った沙紀
   部長に向けてファイトを歌いだし、心を打たれて涙ぐむ部長。
   カラオケが始まったと手拍子する周囲の人々、2人も一緒に部長を向いて歌い始める。
  
<感想>
   2作目に続いて、天然キャラの五十嵐さん、これが十八番なのかな?
   佐々木さん、夏見さんとのトリオもなかなかバランスが良くて、悪戯な佐々木さんの
   悪乗りと意外と真面目な所もある沙紀性格から、展開していく所が上手いです。
   作家さん本人が突っ込みと転換的な行動を起こすので、テンポ良く転がっていくのが
   面白かっったですね、不倫が避難される報道が多いなか、久々に笑える不倫でした。
  

『灯』〜作・演出:吉岡歩(ゆるるか)

 
<登場人物>
 ・栗田:鎌田義之・・・高齢で亡くなったが魂が30代の姿で、ある田舎へ現れる。
 ・る り:渡辺さゆみ・・・栗田を送っていた人間界に関わる女性。(人?座敷童?)
 ・あかり:五十嵐沙紀・・・狐麺を被る人外。金魚のランプを持って栗田を導く

<STORY>
  栗田へランプを近つけるあかり。
  戦前の記憶を思い出を尋ねると、関を切るように思い出し始める栗田。
  実際は栗田家の子供ではなく、戦災孤児だった彼。
  ある場所を測量に来た兵隊(集団埋葬地)に、温かい家が建つといいなと告げる
  そして、連れられてきた家、栗田家で亡くなった長男として生き始める。
  孫まで生まれて幸せな生涯を終えた栗田の忘れ物。
  ここに眠る、本当の栗田へ謝罪?お礼?そうではないかもしれないしれないけど
  もうここに存在しないと告げる「あかり」りだが、納得して帰っていく栗田だった男。
  バイトへ向かう「るり」から奉納?の安酒(鬼殺しの紙パック)とツマミを食べるあかり
  お稲荷さんみたいな不思議なナニかのお話。  

<感想>
  ゆるるかさん作って事で、本人の好きな役・宛書きとかなのかもしれません。 
  テイストがグッと変わって、最後はしんみり「廃業公演」としての締め作品。
  天然キャラ出来る人は、人外とかも似合うって事ですね
  結局るりは何者なったのでしょうか?告別式中の魂を連れてきたらしいし

  4作品とも個性的で似てる作品も無かったので、90分でも満足な公演でした。
  本当に廃業公演なら、素敵な公演だと思います。
  1本目、本人不在で本人を語る所なんかは知らない私でも、この彼女がこれか
  ら作品に出てくるのかと予備知識が勝手に生まれたので、面白いですね。
  終演後は身内挨拶だと思い早々に帰りました。
  台本とだるめしあんの「学園恋愛バトル×3」のDVDが売ってたので購入。
  ムラサメ、もう一度見たかったのでこのタイミングで変えて良かったです。

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「夏眠」〜 いいへんじ〜


 ◎ 2018年5月12日19:00(60分)早稲田どらま館
  作・演出:中島 梓織

  今年の下北沢演劇祭の案内で気になっていた「いいへんじ」さん
  今年「ろりえ」10周年イベントを行って、学生会館とかどらま館とか
  学生演劇もまた見なきゃな〜と、いい劇団探しもしたかったので
  直前に予約していってきました。
  綺麗な「どらま館」は3回目かな?
  客入れから男女が他愛もない会話をしていると、残り10分位から
  主催さんが登場、昼公演のダメ出しみたいなのを話してから開演


ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


<START>
  22歳の女の子、彼女の幼馴染の男との5年間の話。
  全編彼女の記憶というかモノローグのような、お話が始まる。
                      ・
  ・ナツミ:松浦みるさん・・・隣の幼馴染スギタが好きだった、22歳。
  ・スギタ:内田倭史(萩原涼太)・・・昼寝が好き(過眠症)で不登校の男の子。
                      ・
  22歳の夏休み。
  主人公:ナツミは、寝ているスギタに話しかける。
  不登校だったスギタがある時言った言葉「生きる意味、な」
  その「な、」に死亡フラグでも感じたナツミは「これはヤバい、死んじゃうよ」
  一人そう危機感を募らせて、スギタをなんとかしようと試みた

  17歳の夏休み
  夏休み、毎日スギタの家に通うナツミ、手にはサーティーワンアイス
  学校に行かないのか?と心配する言葉
  スギタを守る宣言のニュアンスを言葉にしたが、寝ちゃうち解らないスギタ
  (ステージ後ろには時折、台本の文字がセリフと同時に展開される)
  スギタにダメ出しして、「そういう所がダメなんだ」のそういう所は教えずに
  リテイクで展開していくナツミのスギタ生存作戦クリア確認。

  20歳の夏休み
  スギタへ好きって事を伝えたいナツミ、ダメだしとニュアンスでなんとかクリア

  22歳の夏休み
  本当は「死なないで」って言えば良かったのに・・・
  スギタから「合いにくればいいじゃん」と言われ、制服を脱いで喪服になると
  最後まで踏み込めなかったスギタが眠る(遺体)の傍へ降りていくのでした。
 
  劇評の方とのアフタートークがあって、今回は「台本を写す演出」が起点で
  作った作品でスギタのWキャストで17歳のナツミと22歳のナツミバージョン
  2つを交互上演していたそうで、購入した台本を後で読んだら感想加筆する
  かもしれません。
  22歳バージョンは冒頭からスギタが22歳死んでいる事が解る。
  自殺なのか?過眠症というワードも出たので関連による病気かもしれない
  彼女んの頭の中、演出家のようにスギタに男としてのダメ出しと
  役者としてのダメ出しみたいなのが同調して、面白い演出。
  言葉の意味(ニュアンス・プレミアム)をドン!と映しだしたり小技とナツミの
  テンションが面白い、長いセリフなのに松浦さん凄い〜。
                           ・
  内容としては彼女の中で、過去自分は頑張って来た事を振り返る感じ
  個人的には長い言い訳をして、自分の中でスギタに許しをもらって
  ようやく会いに(通夜・葬式)に行く決断の行為みたいな印象でした。
  一人称の太宰治「女性徒」を最初に思い浮かべたり
  スギタの事、本当に好きだったのか?実際あの会話はあったか?
  引きこもるスギタにはナツミとの会話は数少ないイベントだけど
  ナツミには学校に通う日常に埋没して、記憶なんて怪しい不確かなモノ
  ふと亡くなったスギタへ、自分なりの整理をつけた美化した物語な気がする。
  客席から質問で、段差(素部隊)のセットについて意味は考えてないとの事
  でしたけど、17歳、20歳、22歳として3段あるのかと思ってました。
  最後まで踏み込めなかった最下段(スギタの部屋?)に決意して降りるのが
  境界を超える儀式になってるんだけど
  死んでいるスギタには下ではなく、上の方が良かったような気がする。
                          ・
  とりあえずなかなか面白いので、次回公演「過眠」行けないけど
  その次はまた拝見したいと思わせる作品でした。

「我、堕ちて修羅と君が世淫雨 されど紫雲英よ 万象の頃」

〜WIND PROMOTION〜


 ◎2018年 4月14日16:30 ザムザ阿佐ヶ谷(90分)
  作・演出:輪島貴史

  ちょっ縁あってザムザへまた観劇へ
  タイトル長いけど、2.5次元系かと思いながら開演へ

ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


 STORY
 地獄の修羅界みたいな所で起こる、戦いと浄化の話でした。
 修羅の国では死んでも直ぐ生き返り、また戦うという苦悶の世界。
 その頂点で暴虐をつくる紅蓮という悪鬼と、悩みながら戦う聖。
 ・聖 : まーみ、・・・修羅の国で戦う戦士、女性ながら娼館の命と恋仲へ
 ・紅蓮 : 安川結花・・・殺して、犯して、何事も自分勝手で頂点に立つ
 ・天命 : 榎あづさ・・・娼館で聖と出会うも紅蓮に殺され、亡者として生き返る。
 ・刃 : 田巻愛夢・・・紅蓮と命の子供。
 ・嵐 : 夏目亜季・・・紅蓮が襲った村で生まれた少女、紅蓮の娘。
 ・華佗仙人 : 田上よしえ・・・中立な仙人で反魂の術をどちらにも教える。
 ・烈火 : 美村伊吹・・・紅蓮に犯された聖の子、聖側につく
 ・吹雪 : 山下恵那・・・烈火の双子の妹で紅蓮側につく
 ・弥勒 : 琴乃・・・聖たちが反魂の術で生まれた聖者
 ・閻魔 : CYBORG KAORI・・・紅蓮の裏反魂の術で生まれ亡者を生む

 謎の赤子に導かれた聖
 紅蓮に犯され、命も殺されて逃げた先で、刃を生み、命を生き返らせようと
 反魂の術を求めるが、紅蓮も追いつき、新たな子供に助けられるが
 両方で反魂の術を使い、亡者と紅蓮の待つ城へ向かう聖・刃・烈火・弥勒
 最後の一騎打ちで、新たな感情に芽生えた紅蓮が自害して昇天する。

 STORYも薄く書いてしまいましたが、役者さんの頑張り
 狭い空間でのダンサーさんの踊りと縦、大変そうだなぁとしか感じず。
 商業的な事もあるだろうけど、脚本と演出が
 90分で描ける内容ではないのに、やってしまったから
 物語ではなく箇条書きのような感じ、
 素舞台でも工夫は出来ていたと思うけど、タイトル通り脚本・演出が
 思い付きでやりたい事を詰め込んで、短く出来なかったのかなぁ
 役者さんの頑張りだけで、やり切った感じです。

「漂流」〜 Hito Yasumi〜

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「漂流」〜 Hito Yasumi〜


 ◎ 2018年3月31日19:00(2時間)八幡山ワーサルシアター
  作・演出:大村 仁望

 Hito Yasumiさんの初劇場公演。
 大村さんの脚本はコメディっぽいのは拝見していて、センスも良い
 劇場公演初に、漂流とシリアスっぽい題名の作品で勝負ときました。
 中野かなギリギリで到着して着席、満席に近い劇場。
 無人島のように漂流物で装飾された舞台から物語が始まるのでした。


ネタバレしますので、未見の方は注意!(見に行けない方はどうぞ)


<STORY>
  南の島に来た新婚旅行中の夫婦。
  夫の祖父が居たという島へクルージングする提案をするのだが
  その結果、嵐で船が難破して2人は火山活動?の危険性により
  人が住まなくなった、そして誰もやってこない島へ流れつく
  そこでは先に漂着して生活してる一組の男女と、教祖と言われる女性が居た。
  歓迎され、助けられて飢餓の心配は無くなったのですが
  立ち入るなと言われた洞窟に監禁された男を発見する妻。
  怪しい住民への疑いが大きくなっていくのでした・・・

<登場人物>
 ・真由美:川村美喜さん・・・新婚夫婦の妻、弱そうだが意思は強い。手話が使える
 ・誠一:汐谷恭一さん・・・真由美の夫、人が好さそうな疑う事をしない優しい男。
 ・レイコ:大村仁望さん・・・島に住む女性、真由美達に優しく世話をしてくれる
 ・龍司:塚原大助さん・・・レイコの彼?入墨を消したような背中、実は闇の世界の住人。
 ・教祖:飯坂泰子さん・・・レイコ達と島に来た夫婦で、夫は事故で亡くり毎日祈ってる
 ・史郎:増本 庄一郎さん・・・教祖のご主人、事故でなく龍司の手にかかったらしい
 ・満:笈川健太さん・・・監禁されていた男、声が出ない、龍司の弟分だった男。

 切っ掛けは自分たちが乗ってきた救命ボートの行き先。
 洞窟に隠されたボート、そして監禁されていた男。
 声が出ない男だったが真由美は手話が出来た事から、情報を得る事が出来た。
 元々、何かの取引で教祖の主人と島にやってきたらしいのだが
 満が敵対組織に通報したのが?敵に取り囲まれたらしい・・・裏切りの罰
 監禁中の満は、逃げようとがせずに龍司に謝る気持ちだけの満。
 龍司に見つかる真由美。ボートを隠され、島から脱出を妨害されてしまう
 ほとぼりが冷めるまで潜伏するつもりなのか?
 レイコはそんな龍司が良いとこのままの生活を願う
 (たぶん大陸?中国?の組織で働いてる時より、穏やかなのだろう)
 教祖も夫が殺された事は感着いているが、口をふさぎ
 夫の気配を求めて定期的に怪しい祈りをする毎日
 島をなんとか脱出したいと願う真由美、誠一との気持ちもズレていくが
 誠一も流れついたペットボトルを集めて、イカダ風のものを準備始める
 内緒で教祖がくれた干潮時に航行可能な脱出ルートを頼りに
 嵐が近づく悪天候で龍司からの追撃を封じ、死ぬ確率が高い夜の海へ出向する
 絶対帰ると叫んで出向した2人、それぞれの思いで見送る人。 
 再び打ち上げられた海岸。
 目覚めた2人には希望が写っていたらしく、喜ぶ2人の姿で幕が閉じました。
 
 ミステリーっぽい展開、満に対して手話が出来る真由美だから打開出来た展開
 でも龍司とレイコ達の事は最終的にスルーして、主人公2人の脱出劇で完結。
 龍司とレイコの方が謎があって、キャラとしては気になる魅力がありました。
 色々、背景も作り込んでるからなかなかしっかりした物語になってました。
 元々、人が住んでいた島だから生活できるし、頼りないペットボトルのイカダも
 蓋をするものもあったのでしょう、そう納得して観てたので人物が気になりましたね
 だから、教祖の祈りの言葉は日本語の方が良かったなぁ
 動作も言葉もチョットコミカルで、飯坂さんのキャラと相まって無理矢理な笑い要素
 に思えてしまって、一生懸命祈ってるのは見えるだけに勿体ない。
 この島、地域の先住民の祈りとか一言あればOKだけど、動作は要らないかなぁ
 ご主人が生きてた時のシーンもあるし、普段の言動が可笑しいので緩急はそこで
 十分作れてるから、勿体ないな
 レイコと龍司も思いとか、もう少し吐露してくれても良かったかな
 龍司の本心を誠一だけが知って、アウトローだけど怖くない、複雑な感情をもって
 真由美と意見の対立があってもいいかな、ただ優しいだけでもいいけど
 優しいからこそ、意外な相手の感情を引き出すとかあってもね〜
 色々、設定を考えてシチュエーションを作られてたので、次回は更に良くなりそう
 シリアスじゃないコメディとかも期待したいです。 

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