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「第14回みなつき句会」選句結果
今回の選句苦労しました。いい句がいっぱいです。
選句の理由書いて戴き有難う御座いました。
指南役の康祐さんの分かりやすい「講評」を毎回見ているため、講評の仕方も教わったようです。お互いが研鑽できる、みなつき会の進化だと思います。
次回も宜しくお願いします。 (海)
1)半竹亭選
■特選句
31、小気味良き一条のひび西瓜切る
■良選句
6、夏の晴れ悪天候と老いは言い
10、7月や天地返しの味噌を見る
13、月天心祈る老婆を照らしおり
17、竿担ぎ父と眺めし雲の峰
29、露の玉風ひと揺れに転げ落つ
40、街路樹の虫まで焼いて猛暑かな
■立秋、処暑は過ぎたのに、夏の陽気はもう少し続くようですね、猛暑の為か、暑さに関する句が目立ちました
特選の『31、小気味良き一条のひび西瓜切る』は、充分熟れた西瓜に包丁を少し入れた途端、音を立ててひびが入る様子が『小気味良き』で上手く表現されてていると思い選びました。『17、竿担ぎ父と眺めし雲の峰』は麦藁帽を冠った親子の情景が目に浮かびます。
2)せいち選
■特選句
10、7月や天地返しの味噌を見る
味噌蔵見学でしょうか?「天地返し」が面白い。ただ「見る」は説明的、不要かと思うので、「7月や天地返しの八丁味噌」ぐらいでは?
■良選句
3、木立より霧湧き上がる飛騨の夏
17、竿担ぎ父と眺めし雲の峰
27、むずかれる孫の子守の秋暑かな
31、小気味良き一条のひび西瓜切る
40、街路樹の虫まで焼いて猛暑かな
41、七夕や赤き短冊幼文字
3)祥雲選
■特選句
15、月も見る孫の笑顔と庭花火
「月も見る」が効いていて、和やかな花火団欒の様子が目に浮かびます。
■良選句
21、凛とした涼しさを見る花氷
「涼し」と「花氷」は季重なりですが、「凛とした」という表現が句の格調を高めています。
28、郷のみち歩調にのせて秋の蝶
「歩調にのせて」が効いていて、「秋の蝶」の衰えた様子を巧く表現しています。
29、露の玉風ひと揺れに転げ落つ
「風ひと揺れに」が効いていて、儚い「露の玉」を巧みに表現しています。
30、寝ころんで風を足裏に夏の月
「風を足裏に」が効いていて、「夏の月」の涼しそうな季語感に巧く調和しています。
32、牡鹿啼く声に思ひがふり返り
牝鹿を恋う牡鹿の啼き声に、作者の体ではなく「思ひが」振り返るという表現が新鮮です。
43、故郷は山青くして残暑なし
故郷は海抜の高い土地なので、残暑は無いのでしょう。「山青くして」が効果的です。
4)わかじ選
猛暑・炎暑つづきで、多少疑問を感じますが、残暑お見舞い申し上げます。
いつもお世話になりありがとうございます。新米でおこがましく存知ますが、選句投票させていただきます。
■ 特選句
17、竿担ぎ父と眺めし雲の峰
「夕立来ないね」「今日は大丈夫」と父子の会話が聞こえてくるようで微笑ましい。
■ 良選句
10、7月や天地返しの味噌を見る
梅干の天地返しを連想
15、月も見る孫の笑顔と庭花火
初孫でしょうか 作者の笑顔が浮かぶ
29、露の玉風ひと揺れに転げ落つ
カメラに撮りたかった
34、七夕や祭り楽しい子らの声
短冊に車椅子で願い事書き昔を偲ぶ
36、梅雨明けを待って律儀な蝉の声
言い伝えどおりが面白い
49、草むしり名残りのこして蝉の殻
1、 白萩や涙の露をこぼしおり
「涙の露」の表現がとっても面白いと思います。
■ 良選句
26、 庭先の風鈴の音夜明けまで
25、 人間の海へ戻る日原爆忌
17、 竿担ぎ父と眺めし雲の峰
32、 牡鹿啼く声に想ひがふり返り
42、 さざ波を岸へ追いやる秋の風
43、 故郷は山青くして残暑なし
6)康祐選
■特選句
40、街路樹の虫まで焼いて猛暑かな
■良選句
1、白萩や涙の露をこぼしおり
8、もくもくもくもくもくもくと入道雲
17、竿担ぎ父と眺めし雲の峰
25、人間の海へ戻る日原爆忌
27、むずかれる孫の子守の秋暑かな
49、草むしり名残りのこして蝉の殻
7)月香選
■特撰
12、動かずに汗びっしょりと敗戦忌
静けさ、暑さ、夏の陽射し…様々な想いを感じました
■良選句
48、ビル二つ抱かれ安堵の雲の峰
29、露の玉風ひと揺れに転げ落つ
25、人間の海へ戻る日原爆忌
15、月もみる孫の笑顔と庭花火
6、夏の晴れ悪天候と老いは言い
3、木立より霧湧き上がる飛騨の夏
暑い日が続きますが、皆様ご自愛下さい。
忙しさの中に、日常を少し退いて見る時間を持てる句会に参加できることを幸せに思います。
8)政清選
■特選句
26、庭先の風鈴の音夜明けまで
(涼しげな風鈴の音を夜明けまで聞いてしまった寝苦しい夜の情景がつぶさに浮かびます。解りやすいすぐに情景が目に浮かびました)
■良選句
3、木立より霧湧き上がる飛騨の夏
6、夏の晴れ悪天候と老いは言い
31、小気味良き一条のひび西瓜切る
33、救急車 明日は我が身と 夏の朝
38、敗戦日盆とならびて忘れまじ
40、街路樹の虫まで焼いて猛暑かな
9)海選
■特選句
31、小気味良き一条のひび西瓜切る
熟れたスイカに包丁を入れたったんにはち切れるように入る入るひび、期待しますよね甘いスイカ。
■良選句
8、もくもくもくもくもくもくと入道雲・・・子どものころ見た入道雲のイメージです。
9、 猛暑と豪雨つづけり魔の夏日・・・気候変動、日本が亜熱帯になってしまいます。
30、寝ころんで風を足裏に夏の月・・・気持ちいいです、この感じ。
33、救急車明日は我が身と夏の朝・・・救急車の音聞きたくありません。
43、故郷は山青くして残暑なし・・・いいなぁ緑いっぱいの里山の故郷。
49、草むしり名残りのこして蝉の殻・・・蝉の抜け殻思わず拾ってしまいます。
10,伏魔人選
■特選句
21,凛とした涼しさを見る花氷
■良選句
12, 動かずに 汗びっしょりの 敗戦忌・・・正しい認識を大事にしたいですね。
15, 月もみる 孫の絵顔と 庭花火・・・・・これが、私達の原風景ですね。文明は、孫の存在から始まる・・・
23, 電柱の けふも突っ立つ 入道雲・・・・人々を熱中症から、護る電力・・・頑張っています。
38, 敗戦日 盆と並んで 忘れまじ・・・・前後を国民的夏休みにでないものでしょうかね?
40, 街路樹の 虫まで焼いて 猛暑かな・・・腹の中の「癌」も焼ききって欲しい・・・病む友の一言。
41, 七夕や 赤き短冊 幼文字・・・・・・・未来は見えない。でも、諦めない・・・その文字を大事にしたい。
■最後の選句;特攻隊の戦士達・・・幼い日に、どんな短冊を書いたのだろう。20歳の青春に命を散らす等、よもや想像もできなかったのだと思う。その命を捨てざるを得ない政治、外交、そして熱狂的に支持した国民・・・彼らを英雄扱いするよりも、自らが、あるいは「殺人者」かも知れないとの反省の片鱗でもあって欲しい
。その世代が今、白骨として、捨てられている・・・100歳を超えて生きていると称賛されて・・・そんな句がなかったのが残念。詠めなかった我が身も恥じたい・・・・。
【拙句】
■<空耳に 雷鳴聞こゆる 入道雲>について
遠くの山並みの上に毎日入道雲が湧き、黒雲に変身します。しかし、いつの間にか消えてしまいます。嫌われているなぁ・・・と、ため息が出る毎日です。8月に入ってから、夕立が2回。庭の芝生には雑草も生えません。通り掛かりの方からは、芝刈りをすると、全部枯れますよ・・・と、忠告されました。亡き父が大事にしていた「橙」の木が、枯れてしまいました・・・剪定の度が少し過ぎた様です。
以上