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第17回句会

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【第17回みなつき句会】  講評  五味康祐

■「山笑う」は草木の芽吹き始めた淡い色合いの春の山の形容です。
「春山淡冶にして笑うが如く。」からきた。山装う(秋)山眠る(冬)
兼題句「山笑う」にはユニークな句が多くみられました。
山笑う季節、縁側でおばあちゃんが欠伸するという。何とも温かみあるユーモアあふれる早春の情景が良い。「特選句」にしました。
当期雑詠では現在の社会や政治に対する問題提起や批判の句も多く、少々川柳的な趣があります。季語を大切にして思いのままに作句してほしいと思います。
 みなつき会皆様のご健康とご健吟を祈ります。
以下、各句の感想を述べます。

1, 跳ねるよな小川のせせらぎ山笑う;(良選句)小川のせせらぎの音、
 草木が芽吹き、春を待ちわびていた喜びの気持ちが出ています。
2, 滔々と流るる大河山笑ふ;大河はとうとうと流れ、山々が春の色に。
3, 墨彩の滲む如くに山笑う;水墨画の墨が滲むように淡く山々が春めいてきます。
4, 遙か見ゆ白き峰背に山笑う;遠方の雪山はまだ白いが、近くの山々が芽吹いていく様子が表現されています。
5, 屑かごにティッシュの溜まり山笑ふ;屑篭のテイッシュも山のように溜まっていますが、寒い冬も終わりすっきりすることでしょう。
6, 山笑う八百長相撲の味好み;八百長相撲は辞書にもあるほど。山が笑ってます。春です。
7, 墓参りうすむらさきに山笑う;お彼岸の墓参りも近い。山々も淡いむらさき色に変化していきます。
8, 山笑うばあちゃん縁で欠伸して;(特選句)山笑う季節、縁側で日向ぼっこするおばあちゃん、いい陽気で欠伸も出ます。ユーモア句。
9, 里山や祖先の知恵で山笑う;先祖に守られて来た里山に春の訪れです。
10, 春立ちぬ白き景色やここかしこ;春らしい景色に目が奪われます。
11, 時来れば皆待ちわびる桜花;時期が来ると桜はいつかと待ちわびる。
12, 盛り上がるもぐらの塚の春めける;(良選句)もぐらの動き出す春がやって来ました。視点のもぐらがいい。
13, もこもこり此れこそ正に山笑う;地面から草木が目を出す季節、いよいよ春です。
14, あちこちで噂をすれば春来たる;あちこちから春の噂が聞こえて来ると本当の春がやって来ます。
15.山笑う八百長(相撲)責むる野暮な声;八百長相撲にいろいろな批判の声が聞こえて来ます。大阪場所中止とは残念。
16, 「三猿」や政治不信の春荒れる;(良選句)見ざる。言わざる。聞かざる。春は荒れ模様、迷走する政界にはうんざりです。
17, 下萌えや枯れ草分くる風ひかり;枯れ草をかき分けて草花が芽吹き、春風もひかり輝きます。
18, スギ山に落葉樹植え花粉減る;花粉症の敵、杉の木も植え替えられると安心感もあります。
19, まずひとつ肩の荷降ろす巣立ちの日;小鳥の巣立ち同様に我が子の巣立ちに一安心です。
20, 蓮池に魚戻りて春の水;魚にも春の訪れです。
21, 観音の優しき品や春兆す;観音様の品のある姿でしょうか、優しい春の光を浴びています。
22, 蝋梅や咲く花々に先駆けて;春の花では蝋梅は一番早く咲きます。蝋梅を愛でた一句。
23, 腰振つて履くジーパンや春きざす;(良選句)冬の間にすこし太りましたか、ジーパンを履くのに苦労しています。面白い句。
24, 山笑う八百長国家に無関心;八百長は国家も危うし、ですね。
25, 赤ちょうちん口角泡に春の雪;赤ちょうちん、話が弾みます。
26, 春浅しコートの襟を掴みしめ;春先はまだ寒く襟を掴んで外出。
27, 駆ける犬綱引く人も息白し;愛犬も主人も寒い中を散歩です。
28, 眩しさに雪の花の別の白;雪の白さは光り輝いて特別の白さです。
29, 水郷の輝く水面水温む;水温む春、水郷の水面が輝いてます。
30, せせらぎの春の光を掬い上げ;(良選句)せせらぎの音、春の訪れ、光る水を掬い上げる。春の讃歌。
31, 冴え返り梅の新芽も身を丸め;寒の戻り、梅もすぐには開かない。冴え返りと新芽は季重なり。
32, 日常といふ苦と楽や葱刻む;日常には苦楽あり、しみじみと葱を刻みます。葱は冬の季語。
33, 山笑う「福」だけ来いと豆を撒く;節分、立春と、鬼よりも福がいいですね。山笑うと豆撒くは来重なりです。
34, 師想う甘く酸っぱい夏ミカン;甘くて酸っぱい感じの恩師を思う。夏ミカンのような味でした。
35, 春浅しぽつりと貝のひとり言;春浅い、貝はアサリか、貝は何と言ったのでしょう。
36, 節分や鬼と仲良く甘納豆;鬼はどなたか、でも甘納豆なら仲良く出来ます。
37, 待ちわびるふる里からの梅便り;ふる里から梅の便りも近い。
38, 頬白に惹かれ惹かれて山路ゆく;頬白の声に誘われながら山道を登っていくと、自然の中に惹きこまれます。
39, 冬空へ轟音残しジェット消え;晴れ上がった冬空、ジェット機の音が轟きます。
40, ほたるいかふと新婚の頃の妻;蛍烏賊は新婚のころが懐かしい。
41, 恵法巻食らいつく吾に山笑う;恵法巻を食べ吉方を祈ります。
42, 菜の花を摘んで供える母の墓;菜の花の季節、母は菜の花が好きだったのでしょう。
43, まつりごと嘘も方便春疾風;(良選句)春はやての時節、政治も方便でやられてはたまりません。
44, 義理チョコは季語か否かを迷う我;義理チョコの一句、でも季語にありません。バレンタインデーが季語ですね。 
                           以上
選句投票結果      平成23年2月28日

   ?H1>【第17回みなつき句会】選句投票結果

■わかじ選
*お世話になっています。おこがましくも選句投句を以下のようにさせていただきます。
特選句
   4, 遙か見ゆ白き峰背に山笑う  早春の情景が目に浮かぶ。
良選句
   2, 滔々と流るる大河山笑う         
雄大な早春の景色を想像する。
  16, 「三猿」や政治不信の春荒れる     
いまや政治不信は日常化
  19, まずひとつ肩の荷降ろす巣立ちの日  
やれやれ・しかしこれからだ・頑張れ
  22, 蝋梅や咲く花々に先駆けて        
花好きの人柄が伝わってくる
  39, 冬空え轟音残しジェット消え       
平和の裏側を見る
  42, 菜の花を摘んで供える母の墓      
麗しい親娘の情に合掌

■半竹亭選
  特選句
 42, 菜の花を摘んで供える母の墓
  良選句
 11, 時来れば皆待ちわびる桜花
 23, 腰振つて履くジーパンや春きざす
 25, 赤ちょうちん口角泡に春の雪
 30, せせらぎの春の光を掬い上げ
 35, 春浅しぽつりと貝のひとり言
 38, 頬白に惹かれ惹かれて山路

■海選
特選句
   32, 日常といふ苦と楽や葱刻む
良選句
   1, 跳ねるよな小川のせせらぎ山笑う
   9, 里山や祖先の知恵で山笑う
  11, 時来れば皆待ちわびる桜花
  30, せせらぎの春の光を掬い上げ
  31, 冴え返り梅の新芽も身を丸め
  35, 春浅しぽつりと貝のひとり言

■伏魔神選
特選句
9, 里山や祖先の知恵で山笑う
こんな里山が、まだあるのですね。羨ましい!
良選句
8, 山笑うばあちゃん縁で欠伸して
懐かしい光景ですね。縁側さえ懐かしいのに、其処で「あくび」する余裕の人生・人生の終末はこうありたい・・・羨ましくもあり。
12, 盛り上がる もぐらの塚の春めける
もぐらの塚・・・私の周りには見なくなって久しい・・・隠れているようで、正体を見せる。滑稽さが嬉しい。
16,「三猿」や政治不信の春荒れる
「三猿」ではいけないと思っても、余りの阿呆らしさ・・・「政治家は馬鹿な生き物救いなき」;お粗末。
25, 赤ちょうちん口角泡に春の雪
こんな日も遠くなった。現代の若者には遠い世界か・・・あるいは、中年過ぎれば、若者もこうなるか・・・なって欲しい・・・世の中の改革は口角の泡から始まり、口角の泡から新しい世界が生れるのだから・・・
30, せせらぎの春の光を掬い上げ
美しいですね。そんな余裕を心に持ちたい・・・・
36, 節分や鬼と仲良く甘納豆
「鬼は誰?」聞く方が野暮か・・・・我家では「鬼は外」を省きました。我家の鬼の発案で・・・・。

■祥雲
特選句
35, 春浅しぽつりと貝のひとり言
詩的な表現に惹かれました。早春の浜辺で貝と語り合っている作者の姿が彷彿とします。
良選句
2, 滔々と流るる大河山笑ふ
揚子江のような大河を想像します。堂々とした大きな景の秀句です。
8, 山笑うばあちゃん縁で欠伸して
欠伸したばあちゃんの伸びやかな顔と山笑うが調和しています。
27, 駆ける犬綱引く人も息白し
冬の冷たい空気の中で犬と人の吐く白い息が生き生きと表現されています。
32, 日常といふ苦と楽や葱刻む
葱を刻むという日常の中に人生の苦楽を重ねた良句です。
37, 待ちわびるふる里からの梅便り
待ちかねた恋しい故郷の梅便りは嬉しいもの、故郷を想う良句です。
42, 菜の花を摘んで供える母の墓
  菜の花が好きだったお母様の墓に備えてあげる作者の優しさが感じられます。

■月香
特選句
21, 観音の優しき品や春兆す
観音様の優しさと春の優しさにホッとしました。
良選句
4, 遙か見ゆ白き峰背に山笑う
11, 時来れば皆待ちわびる桜花
20, 蓮池に魚戻りて春の水
30, せせらぎの春の光を掬い上げ
31, 冴え返り梅の新芽も身を丸め
35, 春浅しぽつりと貝のひとり言

■康祐選
特選句
8, 山笑うばあちゃん縁で欠伸して
山笑う季節、春です。縁側のおばあさんも欠伸してます。ユーモアあり温もりの一句です。
良選句
1, 跳ねるよな小川のせせらぎ山笑う
12, 盛り上がるもぐらの塚の春めける
16, 「三猿」や政治不信の春荒れる
23, 腰振って履くジーパンや春きざす
30, せせらぎの春の光を掬い上げ
43, まつりごと嘘も方便春疾風

■美河選
特選句
30, せせらぎの春の光を掬い上げ    
寒さが時々ぶり返す日がつづきます。そんな中春の陽ざしは小川にも、「春の光を掬い」の気持ちがいいですね。
良選句
    3, 墨彩の滲む如くに山笑う
    4, 遙か見ゆ白き峰背に山笑う
   19, まずひとつ肩の荷降ろす巣立ちの日
   23, 腰振つて履くジーパンや春きざす
   32, 日常といふ苦と楽や葱刻む
   34, 師想う甘く酸っぱい夏ミカン


■せいち選
特選句
   35, 春浅しぽつりと貝のひとり言           
貝が泡でも一つ吹いたのか、入れ物の中で少し動いて、ことりと音を立てたのだろう。春浅し」の季語が良い。
良選句
    8, 山笑うばあちゃん縁で欠伸して
   12, 盛り上がるもぐらの塚の春めける
   19, まずひとつ肩の荷降ろす巣立ちの日
   27, 駆ける犬綱引く人も息白し
   30, せせらぎの春の光を掬い上げ
   36, 節分や鬼と仲良く甘納豆
                                               以上

第17回【みなつき会】選句投票のお知らせ

皆さまお元気でしょうか?
2月東京でも雪、その後だんだん春めいてきました。芽吹きと木から木へ飛びかう鳥たちが目につくようになり、文字通り「山笑う」季節になってきました。
今回は、政清さん、事情があって休みますが、選句はお願いします。下記の要領にて選句の上投票をお願いいたします。
1、各自選句投票数
 特選句・・・1句
良選句・・・6句
   計7句投票して下さい。
2、締め切り 2月26日(土)まで
3、宛先 海ブログの「お友達」及び「ゲスブ」又は「e-mail」へ uminomukou8724@yahoo.co.jp
4、皆さんにメッセージがあれば、いっしょにお願いします。よろしくお願いします。
5、選句の際、特選句(良選句)を何故選んだのか、よかった理由を簡単に書いていだければ幸いです。宜しくお願いします。

平成23年2月21日          海


第17回みなつき会 選句投票

1, 跳ねるよな小川のせせらぎ山笑う
2, 滔々と流るる大河山笑ふ
3, 墨彩の滲む如くに山笑う
4, 遙か見ゆ白き峰背に山笑う
5, 屑かごにティッシュの溜まり山笑ふ
6, 山笑う八百長相撲の味好み
7, 墓参りうすむらさきに山笑う
8, 山笑うばあちゃん縁で欠伸して
9, 里山や祖先の知恵で山笑う
10, 春立ちぬ白き景色やここかしこ
11, 時来れば皆待ちわびる桜花
12, 盛り上がるもぐらの塚の春めける
13, もこもこり此れこそ正に山笑う
14, あちこちで噂をすれば春来たる
15, 山笑う八百長(相撲)責むる野暮な声
16, 「三猿」や政治不信の春荒れる
17, 下萌えや枯れ草分くる風ひかり
18, スギ山に落葉樹植え花粉減る
19, まずひとつ肩の荷降ろす巣立ちの日
20, 蓮池に魚戻りて春の水
21, 観音の優しき品や春兆す
22, 蝋梅や咲く花々に先駆けて
23, 腰振つて履くジーパンや春きざす
24, 山笑う 八百長国家に 無関心
25, 赤ちょうちん口角泡に春の雪
26, 春浅しコートの襟を掴みしめ
27, 駆ける犬綱引く人も息白し
28, 眩しさに雪の花の別の白
29, 水郷の輝く水面水温む
30, せせらぎの春の光を掬い上げ
31, 冴え返り梅の新芽も身を丸め
32, 日常といふ苦と楽や葱刻む
33, 山笑う 「福」だけ来いと 豆を撒く
34, 師想う甘く酸っぱい夏ミカン
35, 春浅しぽつりと貝のひとり言
36, 節分や鬼と仲良く甘納豆
37, 待ちわびるふる里からの梅便り
38, 頬白に惹かれ惹かれて山路ゆく
39, 冬空へ轟音残しジェット消え
40, ほたるいかふと新婚の頃の妻
41, 恵法巻 食らいつく吾に 山笑う
42, 菜の花を摘んで供える母の墓
43, まつりごと嘘も方便春疾風
44, 義理チョコは季語か否かを迷う我

以上44句です。
  
   

第17回【みなつき句会】開催の御案内


皆さま、「節分」に恵方巻き、食べましたか?
私は仕事していて忘れてしまいました。節分は季節の分かれ目、今日から春ということです。
しかし大雪と火山の噴火、地球の営みには勝てませんが、今年はいいことがあるといいですね。
2011年初めての「みなつき句会」をご下記のとおり開催します。
お忙しい時期ですが、今年もよろしくお願い致します。

1、兼題 山笑う 1句
2、当期雑詠 4句
3、締め切り 2月20日まで
4、宛先 海ブログ 「お友達」「ゲスブ」
又は「e-mail」uminomukou8724@yahoo.co.jpへ投句して下さい。
5、皆さんからメッセージ、ぜひ一緒にお願いします。
  尚、締め切り等ご都合の悪い方は、あらかじめお知らせください。 
以上
                     
                     平成23年2月4日   海
    

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