第26回句会
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1、 せいち ☆兼題句 公園に人影あらず百日紅 ☆雑詠句 指先に線香花火の命持つ 秋の季語書いては耐へる残暑かな かなかなや幼馴染みのやつて来ぬ 水を遣るゴーヤに声を掛けながら *「残暑」とかいう季節になったんだんでね。でも暑い。ただ夕暮が早くなったことは実感します。オリンピックのどの競技でもメタルをとる選手なんておどろかされるし、不思議を感じさせられます 2、半竹亭 ☆兼題句 雑詠句 ちさき手で揉みて膨らむ 鹿の子百合 荒れし畑梅色付きて地に腐つる 風に乗り今宵も聴こゆ盆踊り 盆踊り欠かせぬ囃子炭坑節 慰霊碑の傍らにあり百日紅 *残暑見舞い申し上げます。お盆も過ぎ、さすがに堪らぬほどの暑い日は無くなったものの、まだまだ日中は蒸し暑い日が続きます。今回も宜しくお願い致します。 3、康祐 ☆兼題句 世の憂ひ忍び難きや百日紅 ☆雑詠句 銀色になでしこの花輝けり 緑陰の水面に遊ぶ笹の舟 旅行けば古鎮水郷蝉時雨 江南に芙蓉のやうな美人哉 *お変わりありませんか、立秋が過ぎても猛暑の続く毎日です。それでも朝晩は爽やかな秋風が吹いて来ました。早朝の散歩を再会しました。散歩道には百日紅やカンナの花が咲いています。まもなく芙蓉の花が咲きます。中国には芙蓉の花は美人のたとえに使われているそうです。「あの女は芙蓉の華のようだ。遠くで見ると綺麗だが、近くで見るとそれほどでもない。」と。 4、伏魔人 ☆兼題句 きょうちくとう フランク永井で 今年(こぞ)の夏 フランクのCDをバックミュージックに・・・・演歌の本道を外れない、歌い方が好きなのです。 ☆雑詠句 アメリカに 謝罪求めて 老ひの夏 ・・・こんな老人で生涯を終わりたくない・・・私の決心です。 飛行機雲 接線となりや 入道雲の ・・・・中学、高校の数学時間を回想します。 祖母納骨 広島駅に 原爆忌 ・・・・・昭和21年の夏でした。 浮浪児に 饅頭取られて 原爆忌 ・・・あの子どたちも、もう70歳、80歳になっているはず・・・生き延びたのかな?芋の粉で作った、真黒な饅頭でしたが・・・・。 5、祥雲 ☆兼題句 札辻の無縁仏やさるすべり ☆雑詠句 夕映えの中を家路や赤蜻蛉 迷いつつ高みに向かう真葛かな 天瓜粉やがて小さな寝息かな 顧みて尽くせしかやとつくつくし 6、海 ☆兼題句 さるすべりいつもゆれてる墓参かな ☆雑詠 里山へひかり抱えて青田風 泣く孫をかかえ楽しむ大花火 福島と広島かさね敗戦忌 諍いの島などいらぬ海の夏 7、美河 ☆兼題句 百日紅母の墓石の傘となり ☆雑詠句 原爆忌枯れること無き涙かな 夏の宵手花火囲む家族の輪 思い出は湯船に浸かり遠花火 空蝉や木漏れ日に揺れ過去未来 8、政清 ☆兼題句 サルスベリ猛暑の空に伸びて咲く ☆雑詠句 網を手に木々を見上げる蝉の声 暑い夏オリンピックに沸く列島 暑い夜はビアガーデンに涼求め 戦争の記憶遠のく終戦日 *いつもお世話になっています。残暑が厳しい日が続いています、健康には充分気を付けてください。 9、月香 *残暑厳しい折、皆様ご自愛ください。 巻き紙やたれともしれぬ落とし文 お食い初め庭で寿ぐ百日紅 つなぐ手に酒酔い星が微笑みぬ 青空に千切れる雲や晩夏光 以上
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1、月香選
☆特選句 38,指先に線香花火の命持つ *命持つという表現に、線香花火の儚さを感じました。 ☆良選句 2,網を手に木々を見上げる蝉の声 8,福島と広島かさね敗戦忌 5,緑陰の水面に遊ぶ笹の舟 32,水を遣るゴーヤに声を掛けながら *函館は8月下旬の最高気温30度越え記録が、百年ぶりという残暑です。皆さんも、お身体にお気を付け下さい。 2、半竹亭選 ☆特選句 34,百日紅母の墓石の傘となり ☆良選句 19,顧みて尽くせしかやとつくつくし 21,空蝉や木漏れ日に揺れ過去未来 29,天瓜粉やがて小さな寝息かな 36,夏の宵手花火囲む家族の輪 *今回のお題【百日紅】は、拙句を含め、お墓などを詠み込んだ句が見られ、墓所等に植えられていることが多いようですね。朱く咲いた百日紅を見ると水上勉の小説「五番町夕霧楼」の最後の部分、娘の亡骸を満開の百日紅の傍らに埋葬するため、野道を背負っていく父親の光景が思い浮かんでなりません。 3、康祐選 ☆特選句 34.百日紅母の墓石の傘となり *暑い夏、百日紅に包まれた墓、母への思いといたわりの気持ちが良いですね。 ☆良選句 23. 公園に人影あらず百日紅 *猛暑の中、百日紅だけが暑さに耐えている。忍耐強さが伺えます。 25. 青空に千切れる雲や晩夏光 *青空には千切れ雲、夏の終わり、夏が惜しまれます。 29. 天瓜粉やがて小さな寝息かな *赤ちゃんへのやさしさ、温かみある句です。微笑ましい。 37. 迷いつつ高みに向かう真葛かな *真葛の伸びる先は、迷いの多いご時世、人もどちらに進むべきや。 4、祥雲 ☆特選句 26、かなかなや幼馴染のやって来ぬ *かなかなの鳴きの中をやって来た幼馴染を歓迎している良句です。一献傾けながら昔話に花を咲かせている様子が彷彿とします。 ☆良選句 5、緑陰の水面に遊ぶ笹の船 *緑陰の水面に笹の船がゆったりと動いている景が彷彿とします。光と影の交錯する美しい絵画のような繊細な感覚の句です。 16、思い出は湯船につかり遠花火 *温泉宿の湯船に浸かり、遠花火の音を聴きながら愛する人と見た昔の花火を思い出しているのでしょうか。しみじみとした情感溢れる良句です。 34、百日紅母の墓石の傘となり *簪か縮緬のような花びらの百日紅の特徴が巧く生かされ、「傘となり」が効いている、お母様への愛情溢れる名句です。色はピンクか白でしょうか。 38、指先に線香花火の命持つ *線香花火の繊細で儚い感じを巧く表現されています。「指先に」と「命持つ」がとても効いている良句です。 5、伏魔人選 ☆特選句 20, 盆踊り欠かせぬ囃し炭坑節 *炭坑が姿を消して久しいのですが、この歌だけが残りますね。意味も分からないままに踊っているのでしょうかね。 ☆良選句 3, 慰霊碑の傍らにあり百日紅 *慰霊碑には何が刻まれているのか、戦争の記憶なのかな・・・知る人も少なくなっているのでしょうね。 11, 戦争の記憶遠のく終戦日 *戦争の記憶が「恨み」で語られるのであれば遠のくべきなのかも。 16, 思い出は湯船に浸かり遠花火 *花火・・・思い出は、湯船の中の方が美しいのかも。 33, 指先に線香花火の命持つ *諸行無常・・・私達の命も、こんなものでしょうか。 6、政清選 ☆特選句 15,風に乗り今宵も聴こゆ盆踊り 良選句 3,慰霊碑の傍らにあり百日紅 36,夏の宵手花火囲む家族の輪 39,泣く孫をかかえ楽しむ大花火 42,原爆忌枯れること無き涙かな 7、海選 ☆特選句 12,江南に芙蓉のやうな美人哉 ☆良選句 22,サルスベリ猛暑の空に伸びて咲く 32,水を遣るゴーヤに声を掛けながら 34,百日紅母の墓石の傘となり 36,夏の宵手花火囲む家族の輪 *残暑厳しいです。百日紅は大好きな花の一つです。夾竹桃と共に夏に強い花、お盆あたりに咲いていて、お墓参りに行くときなどよく目につきます。特選句に選んだ句、「三国志」にも出てくる有名な江南美人、お会いしたいものです。 8、せいち選 ☆特選句 29,天瓜粉やがて小さな寝息かな *天瓜粉は懐かしい言葉、今は何と言うのだろう。とにかく風呂上がりの赤ちゃん、最初ははしゃいでいたのだろうが、やがて寝に落ちた。「小さな寝息」が良い。 ☆良句選 3, 慰霊碑の傍らにあり百日紅 *八月はあちらこちらで慰霊祭が行われます。そんな所に百日紅が似合っている。 16, 思い出は湯船に浸かり遠花火 *露天湯で見ているのだろうか、内湯で音だけ聞いているのかも知れないが、色々と思い出すことの多い夏の終わりだ。 34, 百日紅母の墓石の傘となり *百日紅の影でお墓が涼しそうだし、お墓の下では花を見ておられるようだ。 37, 迷いつつ高みに向かう真葛かな *葛は這うように茂るが、迷いつつ」が良く言い表している。 9、美河選 ☆特選句 38, 指先に線香花火の命持つ ☆良選句 41, ちさき手で揉みて膨らむ 鹿の子百合 10, 旅行けば古鎮水郷蝉時雨 03, 慰霊碑の傍らにあり百日紅 33, 祖母納骨広島駅に原爆忌 以上 9月1日 海 |
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ロンドンオリンピックが始まって、夜更かしが多くなってしまいました。大変な暑さですが会員の皆様お元気でしょうか。継続は力、暑いのも自然の力、地震に弱い原発はもう動かしてほしくありません。暑さに抗して8月も俳句会やっていきましょう。
「第26回みなつき会」下記の要領で開催します。奮ってご参加願います。 1,兼題「さるすべり(百日紅)」1句、雑詠4句、計5句 2,締め切り 8月20日まで 3、宛先 海ブログ 「お友達」「ゲスブ」 又は「e-mail」uminomukou8724@yahoo.co.jpへ投句して下さい。 4、皆さんからメッセージ、ぜひ一緒にお願いします。 尚、締め切り等ご都合の悪い方は、あらかじめお知らせください。 以上
平成24年8月2日 海
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