第35回 【みなつき句会】 講評 2014年3月1日 康祐
<早春、春さき> 立春後二月いっぱいを指す。
一年で最も寒いが、梅が咲き、日が 伸び、そこはかとなく春の気配がする。兼題句には早春の気配が 感じられる俳句が多くみられました。
3,改憲に抗う者あり春嵐 海 現政権の目指す改憲。これに抵抗する者も多数いる。春の嵐の如く、
大声を上げて抵抗しても良いのではないかと思う。美河さん特選句。
選者の選句の理由と感想を記して欲しかったと思います。
4、早春の風が棚田をおりてきた 海
祥雲さんの句評の通り、早春の棚田の風景が浮かぶ良句です。
6、早春の光集めて土黒く 美河
この句も祥雲さんの句評のように早春の景がうまく表現されています。
7.言い訳に丁度似合いの春の雪 せいち
半竹亭さんの特選句。選者評の如く、言い訳には都合のよい春の雪。
どんな言い訳かは分らないが、ユーモラスな句です。
8.立春や子等の生足まぶしくて 伏魔人
せいちさんの句評のように、立春、まだ寒さは厳しいが、子供たちが 素足ではしゃいでいる様が微笑ましい情景句です。
14.大寒や湖面に写す逆さ富士 康祐
せいちさん特選句。逆さ富士の景がいい。
17、早春の魚影俄に忙しく 美河
祥雲さんの句評のように冬眠から覚めた魚が泳ぎだす景が良い。
20.友逝きて遺るメールの笑い文字 半竹亭
海さんの特選句。遺言となったメールに笑いの文字。哀しさと嬉しさの 同居した句。季語がないのが残念です。
21、早春や瀬波踊れる千曲川 祥雲
せいちさんの句評の通り、早春の千曲川の情景が浮かぶ良句です。
22、病室の窓に見舞いの寒すずめ 美河
祥雲さんと伏魔人さんの特選句。病室に顔を見せる寒雀、心癒される秀句。
32、早春の水澄む池に魚影なし 康祐
まだ寒さ厳しい早春の池。魚たちは冬眠中のようです。
33.早春の町にゆるキャラ誕生す せいち
康祐特選句。早春の町に嬉しいゆるキャラの誕生。明るい句に感動。
以上、感想まで。皆様のご健康とご健吟を祈ります。
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第35回句会
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第35回【みな月句会】選句投票集計表 |
第35回【みなつき句会】作者別投句集1 祥雲 兼題句 早春や瀬波踊れる千曲川 雑詠句 白粥の海に梅干し建国日 寒明や羽ばたく鳥の影増えて 骨拾う箸の重さや斑雪(はだれゆき) 蠟梅の香を聴くまろき老夫婦 以上 祥雲 2 せいち 都会では積雪20〜30センチで大騒ぎ、何とも嬉しくて哀しい大雪でした。 兼題句 早春の町にゆるキャラ誕生す 雑詠句 春寒や逆さまに雉の吊られをり 寒の雨夢のつぼみをふくらます 春隣百歩足らずのスイス村 言ひ訳に丁度似合いの春の雪 以上 せいち 3 伏魔人 こんにちは、今日も雪です。 兼題(立春)句 立春は雑草(くさ)立ち上がる気配して 立春の朝、雑草の土を割る音が聞こえる程に厳しい寒さでした。 雑詠句・・・ 梅一輪咲いて寒波も一休み 温かい冬でも、梅の頼りにほっとします。況や隣家の見慣れた「梅の花」ですから・・・。 散策路水仙盛んに凛として 玩具の兵隊が閲兵されている様に・・・・ 立春や子等の生足まぶしくて 「素足」と言いなさいと家人は言いますが、その元気さは、まさに「生足」 子育ての夢は儚く猫じゃらし 猫嫌いの私を口説き落として飼った猫・・・その恩も忘れて、何処で何をしているのでしょうね。 以上 伏魔人 4 海 兼題句 早春のふわり風来る花畑 雑詠句 早春の風が棚田をおりてきた 春の雪酒とスルメがほしくなり 改憲に抗う者あり春嵐 悔いはなし微笑む愛子ソチ五輪 以上 海 5 康祐
大雪の被害はありませんか、記録的な大雪で孤立した町や村、自然の驚異をまた思い知らされた日本列島です。防災対策が益々重要になって来ました。 兼題句 早春の水澄む池に魚影なし 雑詠句 大寒や湖面に写す逆さ富士 列島に居座る寒波家倒す 北風に絶えて春待つ垂れ柳 連れ立ちて犬の散歩や冬の朝 以上 康祐。 6 美河 兼題句 早春の魚影俄かに忙しく 雑詠句 病室の窓に見舞いの寒すずめ 裁台に父母の面影針供養 早春のひかり集めて土黒く ガキ大将改憲わが手と浮かれ猫 みなさんのところは大雪の被害はありませんでしたか?震災からもう三年経ちました。改めて災害列島の怖さを知りました。 以上 美河
7 半竹亭
兼題句 早春を窓辺に活けて老施設 雑詠句 蝋梅や季を先駆けて咲きはじめ 春立つも川面に薄き氷在り パサパサと傘に重たき春の雪 友逝きて遺るメールの笑い文字 立春を過ぎてからの大雪、飛騨で育った私は、雪の中での生活の大変さがよく解ります。 以上 半竹亭 以上 ※・・今回、わかじさん、月香さん、ななさん、お休みです。 ※・・政清さんは退会されました。 |
35回 【みなつき句会】 選句結果1 美河選
特選句 3,改憲に抗う者あり春嵐 良選句 12、寒の雨夢のつぼみをふくらます 20、友逝きて遺るメールの笑い文字 23、骨拾う箸の重さや斑雪(はだれゆき) 25、蠟梅の香を聴くまろき老夫婦 以上 美河 2 祥雲選 特選句 22、病室の窓に見舞いの寒雀 ふっくらとした寒雀の訪問に心癒される感慨句でしょうか。優しさを感じさせる良句です。 良選句 4、早春の風が棚田をおりてきた 早春の光穏やかな棚田、そこを緩やかな風が滑るように降りてくる、誠に後世に残したい自然百景のようです。 6、早春の光集めて土黒く 「光集めて」「土黒く」が効いている、早春の景を繊細な感覚で巧く表現された良句です。 17、早春の魚影俄に忙しく 冬の間じっと固まったように水底や簗に潜んでいた魚が早春と共に活発に動き出した景でしょうか。好きな句です。 31、裁台に父母の面影針供養 裁縫の台に針を立てての針供養、同じ感謝の行事をされていたご両親のことが様々に想い出されるという句意でしょうか。しみじみとした余韻のある良句です。 以上 祥雲 3 康祐選 特選句 33、早春の町にゆるキャラ誕生す 今や全国的に人気を博すキャラクターです。早春の町にゆるキャラが誕生し、町に明るさと活力が生まれる一句、特選にしました。 良選句 7、言ひ訳に丁度似合いの春の雪 15、春の雪酒とスルメがほしくなり 21、早春や瀬波踊れる千曲川 22、病室の窓に見舞いの寒すずめ 以上 康祐 4 せいち選 太平洋側が何十年ぶりと言う大雪に見舞われましたが、今週からやっと気温が上がってくるようです。 特選句 14,大寒や湖面に写す逆さ富士 「大寒」という季語が富士を一層美しく際立たせています。 良選句 6,早春のひかり集めて土黒く 黒光りしている早春の土が生き生き描写されている。 8,立春や子等の生足まぶしくて 立春といへどもまだまだ寒い、子供が羨ましい。 20,友逝きて遺るメールの笑い文字 笑っていて実は哀しい様子が分かる。 21,早春や瀬波踊れる千曲川 雪解けが始まって、川面が踊りだした様子が目に浮かんでくる。 以上 せいち 5 伏魔人選 特選句 22、病室の窓に見舞いの寒すずめ メールの時代、親しい人ほど見まいに来ない、毎朝でも来てくれる雀、嬉しいですね。 良選句 13、バサバサと傘に重たき春の雪・・・・湿った雪。南の雪は、何時も重たい・・・今年も積らなかったな! 15、春の雪酒とスルメが欲しくなり・・・・そんな飲み仲間を持つ方は、「人間遺産」ではありませんか・・・。 23、骨拾う箸の重さやはだれ雪・・・・・・重い哀しみと骨の温みと、そして冷たい雪と・・・一服の絵画が、目に浮かびますね。 28、春立つも川面に薄き氷在り・・・・・小さな流れを覆う薄氷、春の気配を感じる早朝の散策でないと、気が付かないものですね。 以上 伏魔人 6 海選 特選句 20、友逝きて遺るメールの笑い文字 良選句 1、立春は雑草立ち上がる気配して 7、言い訳に丁度似合いの春の雪 9、ガキ大将改憲わが手と浮かれ猫 22、病室の窓に見舞いの寒すずめ *メールが手紙に代わって絵文字を頻繁に使うようになりました。気持ちが伝わるからでしょう。お亡くなりになった友人からのメールと笑い顔、メールの内容はなんだったんでしょう。いろいろと想像してしまいます。 今回、政清さんが残念ながら退会されました。いつでもカンバックしてください。 以上 海 7 半竹亭選 得選句 7、言ひ訳に丁度似合いの春の雪 良選句 8、立春や子等の生足まぶしくて 12、寒の雨夢のつぼみをふくらます 22、病室の窓に見舞いの寒すずめ 32、早春の水澄む池に魚影なし 春まじかだというのに思いもよらぬほどの大雪、本当は行きたくなかった事には打ってつけの雪でしたね。 春先は冷たい風が吹きすさびます、子供たちは元気で足りまわっていますが、自分もこんな頃があったはずなのにと思いながら、防寒着で身をくるんでいます。 以上 半竹亭 ※・・今回選句参加者7名
平成26年2月28日 以上 |
第35回【みなつき句会】選句投票のお知らせ (今回は7名参加:投句総数35句です。)
立春を過ぎてからの大雪には驚きましたが、皆様の処では被害は無かったでしょうか。ようやく梅の蕾も膨らみ始め、春が直ぐ其処までやって来ているのを感じます。
今回も投句頂き有り難うございました。
以下の要領で選句の上、投票願います。
記
1, 選句
特選句 1句
良選句 4句
計 5句
注・選句した句には投句集のNOを付け投票願います。
2, 投票締め切り 2月26日【木】 迄
3, 宛先 KUNI 【半作亭】
Qqv448hg9@lake.ocn.ne.jp へ送信して下さい。
4、皆さんからの簡単なメッセージも一緒にお願いします。
平成26年2月22日 海
第35回【みなつき句会】投句集
今回参加者7名:投句総数35句
1,立春は雑草(くさ)立ち上がる気配して
2,北風に絶えて春待つ垂れ柳
3,改憲に抗う者あり春嵐
4,早春の風が棚田をおりてきた
5,寒明や羽ばたく鳥の影増えて
6,早春のひかり集めて土黒く
7,言ひ訳に丁度似合いの春の雪
8,立春や子等の生足まぶしくて
9,ガキ大将改憲わが手と浮かれ猫
10,子育ての夢は儚く猫じゃらし
11,早春のふわり風来る花畑
12,寒の雨夢のつぼみをふくらます
13,パサパサと傘に重たき春の雪
14,大寒や湖面に写す逆さ富士
15,春の雪酒とスルメがほしくなり
16,散策路水仙盛んに凛として
17,早春の魚影俄かに忙しく
18,連れ立ちて犬の散歩や冬の朝
19,春隣百歩足らずのスイス村
20,友逝きて遺るメールの笑い文字
21,早春や瀬波踊れる千曲川
22,病室の窓に見舞いの寒すずめ
23,骨拾う箸の重さや斑雪(はだれゆき)
24,梅一輪咲いて寒波も一休み
25,蠟梅の香を聴くまろき老夫婦
26,早春を窓辺に活けて老施設
27,春寒や逆さまに雉の吊られをり
28,春立つも川面に薄き氷在り
29,列島に居座る寒波家倒す
30,白粥の海に梅干し建国日
31,裁台に父母の面影針供養
32,早春の水澄む池に魚影なし
33,早春の町にゆるキャラ誕生す
34,蝋梅や季を先駆けて咲きはじめ
35,悔いはなし微笑む愛子ソチ五輪
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