みなつき会

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第40回句会

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40回【みなつき句会】 

       講評  康祐
  平成27年、未年の新春を迎え、みなつき句会の皆様のご健康と御多幸をお祈りいたします。
 新会員のご参加もあり、更に楽しい俳句の会となりますよう希望します。
40回の俳句にはありがままの景を詠んだ秀句が多く、感銘深く鑑賞させていただきました。
感想を記します。
1, なんとまあ尻尾の長き大根かな
  引き抜いた時の驚きにユーモアがあり、楽しい句です。 
3, 無人駅あたり一面葱畑
駅は無人、葱畑の広がる静寂感ある良句です。
4, 謎めきて命育む枇杷の花
謎めくとは、如何なる思いか、想像を掻き立てる句です。
5, 健文太師走に昭和を道連れに
名優高倉健も菅原文太も昭和も遠くなつてしまいました。
7, ころころと笑つて老いて着ぶくれて
陽気な老人の立ち振舞いが溢れた句、着ぶくれて、が良い。
8, 大雪や故郷の苦労偲びやり
大雪の故郷、望郷やる方ない。若き頃の信州の雪が偲ばれる。
11, 立冬や海を越えゆく白兎かな
冬の海、白波が兎の跳ねる景に似て遥かなる海原に思いを馳せる。
13, 年号を昭和に置き換え歳数え
年号を昭和に置き換えて、年齢を数えたりします。心当たりのある句です。
14, 数知れず港の朝の浮寝鳥
港に群がる鳥、人の居るのどかな情景句です。
 16, ベランダでしばしおしゃべり寒すずめ
ベランダに来て寄り添う寒すずめ、何を語るのだろう。優しさが伺える句です。
17, 猫のいて港の見える冬館(ふゆやかた)
港に集う猫たち、人懐こい。冬の穏やかな景が良い。
18, 大根や採りて捨てられ畑の隅
不要な大根は畑の隅に置かれて、哀れなり。
19, 競い合うように笑み立つ大根かな
白い肌の居並ぶ大根、大根の生き生きした景がいい。
20, 激論の余韻残こして忘年会
若き日の忘年会を思い出す。現役時代が懐かしい。
  24, 山茶花の散り敷く朝や冬将軍
    北風に散る山茶花の花、寒い。冬将軍の訪れです。
 26, いつからか父母の墓守枇杷の花
亡き父母の墓の琵琶の花、時代は矢の如く早い。
 28, 落ち葉踏む音は軍靴か胸騒ぐ
軍国主義時代が蘇る。もう戦争はこりごりです。
 31, 夕映えの雲に抱かれ小白鳥
夕映えの景、小白鳥の思いは如何に。
 34, 大根の太さ不揃い市民畑
素人菜園の大根か、不揃いが面白い。
36, 混んでゐる店の楽しやおでん酒
おでんで一杯。客の楽しい雰囲気がいいですね。
 39, 胡坐掻き父と語りし囲炉裏かな
昔懐かしい思い出の一句。胡坐を掻いて語りあった囲炉裏での回想句。      
                                             以上

第40回【みなつき句会】個人別投句集

             今回投句参加者8名、投句総数40句です
1 美 河
兼題句
 荷かごから跳ねて大根選挙カー
 雑詠句
大根の太さ不揃い市民畑
謎めきて命育む枇杷の花
いつからか父母の墓守枇杷の花
落ち葉踏む音は軍靴か胸騒ぐ
みなつき句会」も40回になりました。本当にみなさんに感謝したいと思います。これからも楽しい句会として発展出来るといいですね。
寒さも本格的になって来ました。みなさん風邪などを引かないようにしてくださいね。
2  康 祐
師走に入り、寒波襲来、寒さ厳しくなりました。
私事、この度、中国の生活に別れを告げて日本の暮らしに戻ります。
少々、早いですが帰国の準備のため、40回の投句をお送りします。
兼題句
日本酒に烏賊大根の煮付け良し
雑詠句
神の旅出雲大社を旅立ちぬ
立冬や海を越えゆく白兎かな
懐かしや夢路辿るは里の秋
雨あがり歩道彩るもみじかな
                                                  康 祐
3  せいち
兼題句
なんとまあ尻尾の長き大根かな
雑詠句
零歳も格差なく遣るお年玉
混んでゐる店の楽しやおでん酒
無理やりに消しゴムで消す年の暮
ころころと笑つて老いて着ぶくれて
                                          せいち
4  計 男
兼題句
妻の指示大根おろしに熱中す
雑詠句
不景気を熊手頼りの客もいて
数知れず港の朝の浮寝鳥
猫のいて港の見える冬館 ( ふゆやかた )(ふゆやかた)
芝居小屋はねて表は空っ風
                                      計 男
5  
兼題句
大根を抜いて尻もち大笑い
雑詠句
無人駅あたり一面葱畑
銀杏の葉散ってがっこの黄じゅうたん
ベランダでしばしおしゃべり寒すずめ
激論の余韻残こして忘年会
6  祥 雲
兼題句
競い合うように笑み立つ大根かな
雑詠句
ポンと撃つ竹鉄砲や竜の玉
枯枝に眼光炯(けい)と冬の鵙
夕映えの雲に抱かれ小白鳥
胡坐掻き父と語りし囲炉裏かな
                                                    祥 雲

7  伏魔人
兼題句
大根下し甘い辛いが今日の運
私は辛い大根が好きです。妻は、嫌います。今日の運勢・・・吉か凶か!
雑詠句
健文太旅立つ師走夜半の風
渋い俳優が次々と消えますね。晩年に、一つの悟りらしい時間が羨ましい。高倉健は、「ポッポ屋」が好きですね。文太は、脇役の殺されやくの演技が好きでした。
健文太師走に昭和を道連れに
俳優とは、同じタイプが再び現れることはない。ロック歌手や、ポピュラー歌手は、似た様なのばかりですが・・・広場に群れて、手を振り、腰を振り、何時消えても誰も懐かしがらない・・・来年は「昭和90年」ですね。
幼子のファッション引き連れ冬将軍
朝の通学路・・・子供達が可愛いですね。母親の工夫なのでしょうが、良いsenseの若者になって欲しい・・・
山茶花の散り敷く朝や冬将軍
娘の誕生の記念樹です。娘は家に寄り付きませんが、山茶花は年々伸びます。もう2メートルは超えたでしょうか・・・。
今回は、五首があっという間に出来ました・・・出来栄えは何時もの通りですが。来年も頑張りたいですね。
伏魔人
8 半竹亭
兼題句
大根や採りて捨てられ畑の隅
雑詠句
柿二つ折れた枝先朱く熟れ
年号を昭和に置き換え歳数え
餌を待つか身じろぎもせず冬の蜘蛛
大雪や故郷の苦労偲びやり
                         半月亭
  今回、計 男さん、が入会され、わかじさん、月香さん、はお休みです。
             平成26年12月25日       以 上

第40回【みなつき句会】 選句投票集

1−美 河 選
特選  
 39, 胡坐掻き父と語りし囲炉裏かな
   憧れます。ほのぼのとした風景が目に浮かびます。
 良選
 8, 大雪や故郷の苦労偲びやり
   故郷は過疎の村でしょうか、苦労がいっぱい詰まっているのでしょう。
 11, 立冬や海を越えゆく白兎かな
   白兎は冬の日本海を思い浮かべます。頑張る白兎にエールを送りたいです。
 20, 激論の余韻残こして忘年会 
   ちょっと熱が入り過ぎたようですね。それだけにより親密な忘年会になったこと
   でしょう。
 31, 夕映えの雲に抱かれ小白鳥
   絵になるような素敵な句ですね。
  今年一年大変お世話になりました。自然災害が目立った一年でした。また、総選挙では選挙制度の在り方や政党助成金の問題など多くの課題が浮き彫りになりました。来年は少しでも国民が希望を持てるようにしたいですね。その一翼を俳句で訴えて行きたいです。皆さん良いお年をお迎えください。                美河
2−祥 雲 選
特選句
 7.ころころと笑って老いて着ぶくれて
   健康的な女性の句でしょうか。句調がとても良い。こうありたいものです。
 良選句
 4.謎めきて命育む枇杷の花
  「謎めきて」と枇杷の花の特徴が巧く表現されています。
 16.ベランダでしばしおしゃべり寒すずめ
   「ベランダ」が身近な感じで、寒雀の特徴が巧く表現されています。
 17.猫のいて港の見える冬館
   横浜か神戸の洋館の風情でしょうか。「猫のいて」が柔らかい雰囲気を醸成して 
いて、好きです。
 26.いつからか父母の墓守枇杷の花
   枇杷の花が巧く調和していて、人知れず枇杷の花が墓を見守って呉れているよ  
うな優しい良句です。
皆様、ご自愛の上、良いお年をお迎えください。                 祥 雲
 
3−計 男 選
 特選句
28, 落ち葉踏む音は軍靴か胸騒ぐ
 良選句
22, ポンと撃つ竹鉄砲や竜の玉
24, 山茶花の散り敷く朝や冬将軍
25, 無理やりに消しゴムで消す年の暮
39, 胡坐掻き父と語りし囲炉裏かな
                                              計男
 
4− 伏魔人 選
特選句
 7, ころころと笑つて老いて着ぶくれて
   この列島に命を継承してきた「老いの姿」・・・私も、相当に着膨れしていますが、高齢者も洋装が増えて、高齢者社会と言う言葉とは裏腹の、世相の姿が、時に寂しい・・・。
良選句
13, 年号を昭和に置き換え歳数え
2015年は、「昭和90年」ですね。226の直後(3月)生まれの私には、「昭和」が似合いそうです。
20, 激論の余韻残こして忘年会
理屈っぽく、激情家の私にピッタリの句です。街を憂い、務めている企業の来年を憂いそして、日本を憂いた日々が懐かしい。忘年会が果てれば、一人カウンターに盃を傾けながら、ママと未来を語る・・・女房度に、夢を語れば・・・「何を呑気な・・・」と揶揄されるだけですから・・・。「男はロマン」・・・でも、長生きが過ぎると、邪魔な生き物ですね。
34, 大根の太さ不揃い市民畑
プロの大根は、何であんなに揃うのだろう。少年の頃の、極貧生の中で体験した畑仕事の度に思ったことでした。「お前の大根は売り物にならない・・・」と、叱るでもない母の言葉を思い出します。
36, 混んでゐる店の楽しやおでん酒
「おでん酒」・・・コップ酒ですね。一合升に受けるか、小皿に受けるか・・・お店で、大根の色が違う。じゃが芋の大きさが違う。お店の風格、特徴が「おでん酒」の楽しみでもありましたね。最近は、とんとご無沙汰・・・理由は、男の話しの出来る男が姿を消したためですね。口を開けば「愚痴」ばかり、税金、医療・介護、若者批判・・・もっと、哲学的に語らねば、「おでん」も「酒」も不味くなるだけ。やはり、長生きした「罪」なのでしょう・・・ね。                              伏魔人
 5−  康 祐 選
特選句
1, なんとまあ尻尾の長き大根かな
大根の形状の驚きの景が面白い。
良選句
3, 無人駅あたり一面葱畑
8, 大雪や故郷の苦労偲びやり
14, 数知れず港の朝の浮寝鳥
34, 大根の太さ不揃い市民畑
伊豆に帰りました。                                康 祐
6− 海 選
特選句
11, 立冬や海を越えゆく白兎かな
良選句
5, 健文太師走に昭和を道連れに
18, 大根や採りて捨てられ畑の隅
19, 競い合うように笑み立つ大根かな
31, 夕映えの雲に抱かれ小白鳥
*新しく会員になられた、計男さん、歓迎いたします。これからもよろしくお願いします。
私の家の前は直ぐ海です。冬になると強い北風が吹いて海にたくさん白波がたっています。
この白波を白兎というのでしょう。風が強い冬は空気がきれいになって、晴れれば毎日のように白い富士山や遠い山々が見えます。海の青と白い兎、いい組み合わせです。                                     海
7− せいち選
特選 
26, いつからか父母の墓守枇杷の花
       目立たぬ枇杷の花が、しっかり墓守を務めている。
 良選 
11, 立冬や海を越えゆく白兎かな
   なんだか不思議な句、気になる。
17, 猫のいて港の見える冬館(ふゆやかた)
19, 競い合うように笑み立つ大根かな
  土から首を出している様子が浮かびます。
34, 大根の太さ不揃い市民畑
39, 胡坐掻き父と語りし囲炉裏かな
   昭和も遠くなりにけり、の感だ。
                                          せいち
8−  半竹亭 選
得選句
39, 胡坐掻き父と語りし囲炉裏かな
良選句
14, 数知れず港の朝の浮寝鳥
21, 雨あがり歩道彩るもみじかな
26, いつからか父母の墓守枇杷の花
34, 大根の太さ不揃い市民畑
                                                                   以上
   ※  今回わかじさん、月香さんお休みです。

第40回【みなつき句会】選句投票のお知らせ

(今回は8名参加:投句総数40句です。)
今年も残すところあとわずか、皆さんにとって今年はどんな年だったでしょうか。
今回新規に 【計 男】 さんが入会され、現在の会員数は10名です。
下記の要領で選句投票をお願い致します。
1, 選句
特選句      1句
良選句      4句
   計        5句
・選句した句には投句集に付いているNOを付け投票願います。
2, 投票締め切り     12月27日 迄
3, 宛先  KUNI 【半作亭】
Qqv448hg9@lake.ocn.ne.jp へ送信して下さい。
4、皆さんからの簡単なメッセージも一緒にお願いします。
                        平成26年12月22日    海
※・・投句集
   1, なんとまあ尻尾の長き大根かな
 2, 健文太旅立つ師走夜半の風
 3, 無人駅あたり一面葱畑
 4, 謎めきて命育む枇杷の花
 5, 健文太師走に昭和を道連れに
 6, 不景気を熊手頼りの客もいて
 7, ころころと笑つて老いて着ぶくれて
 8, 大雪や故郷の苦労偲びやり
 9, 妻の指示大根おろしに熱中す
10, 餌を待つか身じろぎもせず冬の蜘蛛
11, 立冬や海を越えゆく白兎かな
12, 枯枝に眼光炯(けい)と冬の鵙
13, 年号を昭和に置き換え歳数え
14, 数知れず港の朝の浮寝鳥
15, 柿二つ折れた枝先朱く熟れ
16, ベランダでしばしおしゃべり寒すずめ
17, 猫のいて港の見える冬館(ふゆやかた)
18, 大根や採りて捨てられ畑の隅
19, 競い合うように笑み立つ大根かな
20, 激論の余韻残こして忘年会
21, 雨あがり歩道彩るもみじかな
22, ポンと撃つ竹鉄砲や竜の玉
23, 荷かごから跳ねて大根選挙カー
24, 山茶花の散り敷く朝や冬将軍
25, 無理やりに消しゴムで消す年の暮
26, いつからか父母の墓守枇杷の花
27, 零歳も格差なく遣るお年玉
28, 落ち葉踏む音は軍靴か胸騒ぐ
29, 大根下し甘い辛いが今日の運
30, 神の旅出雲大社を旅立ちぬ
31, 夕映えの雲に抱かれ小白鳥
32, 銀杏の葉散ってがっこの黄じゅうたん
33, 懐かしや夢路辿るは里の秋
34, 大根の太さ不揃い市民畑
35, 幼子のファッション引き連れ冬将軍
36, 混んでゐる店の楽しやおでん酒
37, 大根を抜いて尻もち大笑い
38, 日本酒に烏賊大根の煮付け良し
39, 胡坐掻き父と語りし囲炉裏かな
40, 芝居小屋はねて表は空っ風
                                        以上
 

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