竹生島から32番観音正寺へ。31番は秋にいく予定。車でひたすら進みます。 このお寺、残念ながら数年前に焼けてしまい、最近復興したモノです。 実は車を使うとショートカットができるんです。このお寺は山上にあるので、普通に歩くと 40分から50分近くかかる。しかも山道です。ところが車を使うとお寺まで歩いて10分ほど のところまで行けます。但し、通行料500円かかります。 門はありませんが青銅の仁王像。結界と考えればいいでしょうか。多分東大寺南大門の仁王像 をモデルにしたのではないかと思います。 復興された本堂。お堂が焼失するのは残念ですが、復興されるということは、ここに祈りが生きて いるということ。創建は聖徳太子の時代といいますからざっと1400年。 人魚が聖徳太子に願ってこの寺院が建立されたといいます。 お姿は千手観音、実際のモノは白檀の木目を活かすためか、彩色はされていません。 しかし、現代の仏像として堂々としたお姿。ここはいつでも拝観できます。 ここから車で天橋立へ。一寝入りの後、28番成相寺へ向かいます。 観音正寺 自家用車の場合は林道を使って近くまで行ける。 公共交通機関の場合はJR安土駅・JR能登川駅が最寄り駅だが、それより1時間30分の徒歩。 自信のない方はタクシーなどを使ったほうがいいかもしれない。 |
西国巡礼
[ リスト | 詳細 ]
西国巡礼の更新、最近滞っていました。3月、5月といっているのですが、最近行った所 から遡っていこうと思います。まずは琵琶湖に浮かぶ竹生島。 この日は5月、実は新型インフルエンザが話題になっていたときでした。しかし御開帳は 日が限定されている・・・。今回は車で巡礼です。当然ですが、琵琶湖に島が浮かんでいる ので、船で行くことになります。 竹生島には宝厳寺と竹生島神社があります。船は80分後の出発、この間で廻ることになる。 さてこの建物は唐門、観音堂の入口ですが、もともと京都の豊国廟、つまり豊臣秀吉の墓 にあったものです。 慶長年間のモノらしく、大胆・豪快な彫刻。京都豊国神社唐門の彫刻に通じるものがあります。 ここをくぐると観音堂。今回は特別開帳をしていますが、本来は60年に1度のみ。 お姿は千手観音、大体1メートル70センチくらい。普段は内陣にも入れないのですが、今回は特別。 60年に1度となると、もう出会えるかどうか。来年もあるのでまた参るか? いずれにしても貴重なご縁。 竹生島を後にして、少々の寄り道。そして32番観音正寺へ向かいます。 竹生島宝厳寺 近江今津、長浜、彦根からそれぞれ船が出ているので時間確認の上乗船。 但し、冬は運休、もしくは便数が少ないので注意。 特別開帳は2010年5月1日〜30日まで。今年は終了。 |
総持寺から穴太寺(あなおうじ)へ。阪急電車、JRを乗り継いで亀岡まで行きます。 京都市内は交通の便がいいのですが、いざ京都市から外に出ると急に交通の便が悪くなる。 亀岡駅からバスに乗り、目的地へ。今回最後のお寺です。 バスに乗って「穴太口」という最寄停留所に降りたとたん、道が全然わからない。 案内標識が全然ないのです。たまたま歩いていた人に聞いてわかったからよかったものの、迂闊。 歩いた先に穴太寺はありました。 本堂の前に書院を拝観。江戸中期の建物らしいのですが、ここの欄間がいい彫刻です。 写真は虎に梅・竹。彩色はないのですが、彫刻がしっかりしているので見栄えがいい。 本堂にいらっしゃるのは薬師如来ですが、絶対の秘仏。今回も御開帳されていません。 西国の聖観音は今回開帳されています。この仏さん、身代わり観音といわれています。 今から1100年前、宇治宮成という人が観音様を仏師感世に頼んで作りました。 穴太寺の信者が仏師にお礼として馬を渡しましたが、宮成はその馬が無性に欲しくなり、仏師を 弓矢で射ました。 次の日、宮成が穴太寺で観音様をみると、なんと矢が刺さっていたのです。仏師の身代わりに 観音さまがなり、仏師は生きていたのです。 宮成はこの一件以降、仏門に入ったという話です。 ところがその観音様、30年前に盗難に遭ってしまい、今いらっしゃるのはその後に作られた もの。ですから非常に新しいのですが、信仰の対象には変わりません。 今回の巡礼はこれまで。次回は3月、京都巡礼の予定です。 穴太寺 JR亀岡駅よりバス。穴太寺まで行くバスもあるが、本数が少なめ。 穴太口に行くバスに乗り、降りて徒歩で10分ほど。 聖観音は秘仏。今回は特別開帳で、来年にもチャンスはある。 |
中山寺から総持寺へ。阪急電車の乗り継ぎで行くことができます。 阪急総持寺駅で降りて10分ほど。住宅地の中にある寺院です。 ここにいらっしゃるのは「亀に乗った千手観音」。 ここ総持寺は平安時代の創建。しかし織田信長の焼き討ちにあい、建物はそれ以降のモノ。 そんな焼き討ちからも復興していることを考えると、やはり信仰が生きているのだと感じます。 その信仰の賜物が御本尊である千手観音。そのお姿は火で焼け爛れた姿。特に下半身のあたりは その姿が如実です。まるで荒彫りの仏さんか?と勘違いするくらい。 しかし、煤けているのがよくわかります。一説に、この仏さんは焼き討ちの時に自らお逃げに なったらしい。 さて、よく見てみると亀に乗っていらっしゃる。この亀が何者かといいますと、ここのお寺を開いた 藤原山蔭を助けた亀です。 山蔭の父、高房はいじめられていた亀を助けました。ある日、山蔭は継母の企みで河に落とされます。 その山蔭を助けたのがその亀。高房はそれに感じ入り、観音像を作ろうとします。 高房が亡くなり、その遺志を継いだ山蔭。奈良の長谷寺で籠もっていた山蔭は童子の姿をした 仏師に会います。その仏師、「観音像を作るが、千日間私の姿を見るな、そして私の食事は山蔭自身 が作れ」と言いました。 さて1000日後、どこからともなく声が。「奈良の長谷寺の観音さんはどちらにいらっしゃる」。 すると、「今帰るところだ」と童子の声。山蔭は急いで童子が仏像を作っていたところへいくと、 童子は空を飛んでいなくなり、目の前には亀に乗った千手観音がいらっしゃいました。 そう、童子は長谷寺の観音の化身だったのです。 改めてお姿を見ると千手観音の左には雨宝童子、右には難陀竜王。長谷寺のお祀りの仕方と同じです。 ならばなぜ本尊は長谷寺と同じ十一面観音ではないのか?という疑問も出てくるのですが・・・。 とにかくは長谷寺と関係が深い、ということ。 さて、今回巡礼の最終地、穴太寺へ向かいます。 総持寺 阪急総持寺駅より徒歩10分ほど。但し、道が入り組んでいるので注意が必要。 本尊は秘仏。毎年4月15日〜21日に開帳。今回は特別開帳で、10月一杯まで行なわれた。 次回は来年の9月に特別開帳。 |
西国巡礼3日目は兵庫県からのスタート。24番中山寺へ。 ここは西国霊場のほかに、安産のお寺としても著名です。 しかも、本堂の装飾がすごい。 阪急中山駅よりすぐ。もうあと何駅かで宝塚なのですが・・・・。我慢です。 門を通り、参道を経ると、こんなところに。階段奥が本堂ですが、なんとエスカレーターも。 安産のお寺ですから、妊婦さんにも優しい。 ここ中山寺は西国三十三所成立の鍵を握るお寺としても有名です。 奈良長谷寺の徳道上人が地獄の閻魔大王からもらった三十三の宝印。これを埋めたのがここ中山寺。 200年後、花山法皇がその三十三の宝印を掘り起こし、三十三の寺院に配した。 これが西国三十三所の始まりといわれています。 御本尊は十一面観音。腕が長く、エキゾチックなお姿。インドの勝鬘夫人(しょうまんふじん) を写したお姿といわれます。ちなみに脇侍も十一面観音。十一面観音はなぜか魅力的な方が多い。 さて、この本堂は豊臣家重臣であり、のちに徳川家についた片桐且元の再建です。 彫刻は見当たりませんが、本堂には彩色装飾が。これは本棟で紹介しますが、ちょっと疑問。 この動物、何者? 中山寺を後にして、次の札所、逆順ですが総持寺に向かいます。 中山寺 阪急中山駅より徒歩すぐ。JR中山寺駅でもいいが、15分ほど歩くことになるので、阪急が便利。 本尊十一面観音は、毎月18日御開帳。 |




