うたかたばなし ―雄峯閣別棟―

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装飾彫刻全般

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気多神社の装飾彫刻

石川県羽咋市能登一宮気多大社は縁結びのパワースポットとして有名ですが、装飾彫刻もいいところです。
神域なので近くで見れませんが、なかなかです。

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拝殿は装飾が一切ありませんが、後ろの本殿に目をやると、

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画角はこれが限界なのですが、神のいます所を示すかのごとく、雲の彫刻が。蟇股は角度が悪く、大きさ関係なしで見ると蝶の可能性。

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こちらも雲がはっきりと。天明7(1787)年、加賀藩お抱え大工清水多四郎によるもの。

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蟇股が見づらいですが、葡萄に栗鼠、装飾では定番の組合せ。木鼻の鳳凰も注目。

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こちらは摂社白山神社。気多神社本殿と同じく天明7(1787)年の建立。
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摂社とはいえ、装飾彫刻は侮れません。

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こちらも同じく摂社、若宮神社。建立は永禄12(1569)年なので、気多神社本殿より200年余り古く、石川県内の建築でも古い部類になります。

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蟇股の古式さ。足にあたる部分といい、彫刻(獅子に牡丹)の収まり、素朴さ。

貫前神社の装飾彫刻

貫前神社というと、上野国一宮。ただ、交通の便があまり良くなかった印象があります。
寛永年間、徳川家光による造営、元禄年間、徳川綱吉による大改修。それだけで装飾彫刻がある
のでは?と期待してしまう事項です。

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寛永とか元禄というと、確かに装飾彫刻はありますが、まだ落ち着いています。それ以降になると徐々にえらいことになる。写真は拝殿。

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本殿は透塀に囲まれており、少々見にくいですが、装飾彫刻が割と上部に集中しているので、見上げれば見られます。

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絵画表現と彫刻によって装飾されています。京都の御香宮神社はこのパターンです。これが進むと全部彫刻になるのですが、そこまではいかない。蟇股は飛龍。周りの鳳凰、そして波に犀。

さて問題が一つ。
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いったいこの鳥はなんだ?となりました。こんな彩色の鳥はいない。
図像的に言うと、吐綬鶏(とじゅけい)なのです。

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参考に、日光東照宮の吐綬鶏。緑を基調とした彩色で、確か何かの絵手本にも彩色方法は書いてあるはず。
貫前神社の場合、どうやら彩色修理の時にミスがあったらしいのですが、そのまま進んでしまったと聞きます。たぶん、修理時にこの系統の色が残存していたのでそれで仕上げたのでしょうが、もしそこで見識が働けば、これは吐綬鶏だからこんな彩色ではない、となるはず。

彩色修理がされている場合、このようなことがあることに注意しなくてはなりません。

彩色の修理前、修理後

装飾彫刻を見るとき、素木(しらき 彩色なし)を見るときはその彫刻を見るだけに集中することになりますが、
彩色があると、どうしてもそれを考慮しなくてはなりません。

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これは日光東照宮の鄭思遠という仙人ですが、2009年に撮影したモノです。顔はボロボロ、屋外なので
汚れもだいぶ出ています。

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これが2017年に撮影したモノ。平成の大修理が終わり、汚れは当然ですが彩色も復元されています。
表情も分かりやすい。

日光東照宮陽明門をはじめとして、最近では上野東照宮、妻沼聖天山など装飾彫刻の宝庫であるところが修復を行っており、美しい姿を見る絶好の機会です。しかし、早めにいかないと。妻沼聖天山はもう劣化が始まっています。

ついでと言ってはなんですが宣伝を。
私が取り組んでいるホームページ https://http://www.syo-kazari.net/index.html
久々に更新を行い、日光東照宮陽明門の彫刻を扱っているページの写真を変更しました。

装飾彫刻三昧

最近、フェイスブックの装飾彫刻探訪https://www.facebook.com/pages/%E8%A3%85%E9%A3%BE%E5%BD%AB%E5%88%BB%E6%8E%A2%E8%A8%AA/269271959774316?ref=bookmarksの更新ばかりで
こちらが無沙汰になっていました。ここ最近の探訪はというと

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上野東照宮(東京都)

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高尾山薬王院(東京都)

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榛名神社(群馬県)

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妙義神社(群馬県)

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貫前神社(群馬県)

と、装飾彫刻でもメジャー級のところばかり巡ってきました(5月末)。
写真データが爆発的にあり、またどれもこれも濃いところばかりです。
また、上野東照宮・妙義神社・貫前神社は修理間もないこともあって彩色充分、図像もはっきりしています。
今のところ、1日1記事でのんびりフェイスブックで更新していますので、宜しければご覧ください。
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1か月ぶりの登場です。最近、フェイスブックだの発酵文化だの本業が忙しくなり、
装飾彫刻などに触れられていないのですが…。

このたび、『長州大工が遺した社寺建築』という本が出版されました。
その一部に装飾彫刻を扱った項があるのですが、そこの参考資料に拙ホームページ
http://www.syo-kazari.net/
が記載されています。

夏場、装飾彫刻の写真が送られてきました。調査をしているが、拙ホームページが
参考になったと。それで文章を使わせてほしい、と。

私は新たに文章を作り送りました。それがどうもいろいろめぐったらしくこの本が刊行された
そうです。愛媛県立図書館が出版している双書のよう。
この本は建築ばかりですが、もう一冊、郷土の本として刊行が予定されており、それでも
使うらしい。

ありがたい限りです。実際神社を見に行きたいところですが、なかなかいけないのが実情。
装飾彫刻が少しでも広がればと思い作っているホームページですから、よかった。

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