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〔第50問〕(配点:2)
商慣習に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。(解答欄は,[№56])
ア.商慣習が民法上の強行規定に優先して適用されることはない。
イ.商事に関しては,商法に定めがない事項について商慣習があれば,それに従う。 ウ.契約当事者が商法上の任意規定と異なる慣習に従う旨の合意をしている場合には,それが単なる「事実たる慣習」にすぎないときでも,その慣習が商法上の任意規定に優先する。
エ.商慣習が法的確信にまで高まっている場合でも,その適用を求める当事者は,訴訟において,その存在及び内容について証明責任を負う。 オ.判例の趣旨に照らせば,商慣習が商法上の強行規定に優先して適用される場合がある。
1.ア ウ 2.ア エ 3.イ ウ4.イ オ 5.エ オ 検討
商慣習なんて普段全く勉強しない分野。知識で解くことは早々に諦める。
アについて、「適用されることはない」なんて言い切るのは言いすぎ。なので、多分間違い。
イについて、商習慣は民法に優先して適用されるだろうから、多分正しい。
ウについて、当事者が任意規定と異なる習慣に従う旨の合意をしているんだから、「事実たる習慣」であっても優先して適用されると思う、なので、多分正しい。
エについて、法律の適用は裁判所の専権、証明責任を当事者が負うのは明らかにおかしい。なので多分間違い。
ここで、正解は恐らく2であると考えれるが、5(エとオ)の可能性があるので、オを見ると、「適用される場合がある」ことは否定出来ないと思う。なので、多分正しい。
以上から、正解は2になる。
確実に正誤を判断しようとすると、まず解けなくなる問題。だから、今まで培った基本的な知識から感覚的に解いていくといい。
仮に正解できなくても、正答率は50%台の問題なので落としても特に問題はない。
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司法試験短答過去問検討
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〔第43問〕(配点:2)
取締役会設置会社でない株式会社において,A及びBの2名が取締役に選任され,Aが代表取締役に選定されている場合に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。(解答欄は,[№49])
ア.Bが自己のために会社と取引をするときは,Aの同意を受けなければならない。
イ.会社は,定款によって,取締役の任期を選任後5年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までと定めることができる。 ウ.Aは,単独で,株主総会の日時及び場所等の株主総会の招集事項を決定することができる。
エ.会社は,Aがその職務を行うについて第三者に損害を加えたときは,その損害を賠償する責任を負う。 オ.会社の定款には,代表取締役は株主総会の決議によって取締役の中から定めるとの規定があり,それに基づいてAが代表取締役に選定されている場合において,Aが取締役にとどまりつつ代表取締役を辞任したときは,Bは,当然に会社を代表する権限を有する。 1.ア ウ 2.ア オ 3.イ エ4.イ オ 5.ウ エ 検討
取締役会を設置していない会社なんて余計な問題出しやがって、と軽くイラッとしてみる。
アからウまではその肢だけではよくわからない。
エについてはそりゃそうだろうということで、多分正しい。
とすると、正解は3か5になる。
そこで、イとウを比較して検討してみると、株主総会みたいな大事なことをAが勝手に決めるのは良くないだろう、ということで多分イの方が正しい。
オについて、一応検討すると、当然にBに代表権があるというのもへんな話なので多分間違い。
なので、正解は3になる。
正答率4割台の問題、捨てても特に問題はない。
知識で解けないことは一見すればわかるので、今までの勉強で培った常識的な感覚で解くことに早々に切り替えるとストレスがかからない。
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〔第36問〕(配点:2) 遺言に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。(解答欄は,[№42])
ア.公正証書によってする遺言は,2人以上の者が同一の証書ですることができる。
イ.特定遺贈の受遺者がする遺贈の放棄は,家庭裁判所に申述することを要しない。
ウ.遺贈は,その目的物が遺言書作成の時において遺言者の財産に属しなかったときは,その効力を有しない。
エ.疾病その他の事由により死亡の危急に迫った者が,法定の人数の証人の立会いをもって,その1人に遺言の趣旨を口授する方式でした遺言は,遺言者が普通の方式によって遺言をすることができるようになった時から6か月間生存するときは,その効力を生じない。
オ.遺言の証人になった者は,その遺言の遺言執行者になることができない。
1.ア イ 2.ア オ 3.イ エ4.ウ オ 5.ウ エ 検討
アについて、共同遺言はできないのは知識ではあるが公正証書の場合は定かではない。しかし、共同遺言の禁止は不明確な遺言を禁止することが趣旨なので、その趣旨は公正証書の場合でも妥当するはず。なので、多分間違い。
イについて、相続放棄は家庭裁判所への申述が必要だが、特定遺贈についても必要かどうかは知識としては知らない。しかし、特定遺贈は包括遺贈とは違うので、家裁への申述の趣旨は妥当しないはず。なので多分正しい。
ウについて、停止条件付の遺贈もありうる。なので、多分間違い。
エについて、これは知識として知っていた。正しい。
オについて、承認になったからといって遺言執行が不公平になることはないはず。なので、多分間違い。
以上から、正解は3になる。
正答率は50%台の問題。 レックの解説本には条文の素読が必要とあるが、問題を解くのに必要な知識はテキストに十分載っている。なので、より苦痛な条文の素読よりも、テキストの読み込みを優先させるべき。
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〔第33問〕(配点:2)
養子に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。(解答欄は,[№39])
ア.配偶者のある者が15歳未満の者と縁組をする場合,配偶者とともにする必要はないが,配偶者の同意を得なければならない。
イ.15歳未満の者は,その者の法定代理人が本人に代わってする承諾又は家庭裁判所の許可があれば縁組をすることができる。
ウ.15歳未満の養子の協議上の離縁は,離縁後にその養子の法定代理人となるべき者と養親との協議によって行う。
エ.強迫によって協議上の離縁の意思表示をした者は,いつでも家庭裁判所にその取消しを請求することができる。
オ.縁組の当事者の一方が死亡した後に生存当事者が離縁をしようとするときは,家庭裁判所の許可を得て,これをすることができる。
1.ア ウ 2.ア エ 3.イ エ4.イ オ 5.ウ オ 検討
アについて、配偶者のあるのもが未成年と養子縁組をする場合、原則として配偶者と共にしないといけない。
なので、誤り。
イについて、必要なのは代諾と家庭裁判所の許可の双方。
アとイが間違いなので、正しいのは5
正答率が30%台の問題だが、聞いている内容は基本的なテキストに書いてある程度のもの。色々と手を広げるよりテキストと心中したほうが点数は取りやすい。
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〔第18問〕(配点:2)
履行の強制に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものはどれか。(解答欄は,[№20])
1.売買契約の目的である建設機械の引渡しを受けた買主が代金を支払わないとき,売主は,買主に対し,遅延の期間に応じ,債務の履行を確保するために相当と認める一定の額の金銭を自己に支払うべき旨を裁判所に請求することができる。
2.合意により午後9時以降はピアノを弾かないという債務を隣人に対して負担している者が,午後9時以降にピアノを弾くことを繰り返しているとき,この隣人は,当該ピアノの使用禁止及びその競売を裁判所に申し立てることができる。
3.小麦100キログラムの売買契約で,代金の前払を受けた売主が物品を引き渡さないとき,買主は,売主の費用で同種,同量及び同等の小麦を第三者に調達させることを裁判所に請求することができる。
4.賃貸人が賃借人に対して賃貸建物を引き渡さないとき,賃借人は,賃貸人に対し,遅延の期間に応じ,債務の履行を確保するために相当と認める一定の額の金銭を自己に支払うべき旨を裁判所に請求することができる。
5.多額の債務を負う者が死亡し,共同相続が開始した場合において,相続人の一人が相続放棄をしないとき,他の共同相続人は,この相続人を被告として相続放棄の意思表示をすべき旨の訴えを提起することができ,これを命ずる判決が確定すれば,被告となった相続人は,判決確定の時に相続放棄をしたものとみなされる。 検討
1について、代金支払いのために間接強制をするまでもなく、直接強制で十分足りる。なので、多分間違い。
2について、ピアノの競売まではちょっと・・・なので、多分間違い。
3について、同量の小麦を第3者に調達させるような面倒くさいことを裁判所に請求できるとするのは感覚的におかしい。なので、多分間違い。
5について、相続放棄の意思表示は自分自身がすれば債務を逃れられる。わざわざ他の相続人の放棄まで裁判所に請求させることはない。なので、多分間違い。
4について、他の家を借りればいいのではないかとも思えんことはないが、他の肢が消えるので消去法でこれが正しい。
正解は4
知識としては履行の強制として取りうる手段の3つがあるということくらい。あとは、具体的にイメージして正誤を判断する。
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