ナック5で行われた天皇杯3回戦大宮対仙台、中野嘉大の今季初ゴールで仙台がベスト16に勝ち上がった。 序盤に挙げた中野のゴールで逃げ切り、W杯中断後の初戦を勝利で飾り、天皇杯で3年ぶりの4回戦進出。 中野の左サイドでのドリブルからのカットインは何度も見ているが、今期、やっとシュートを決めて魅せた。 蜂須賀の右サイドからのクロスへの飛ぶ込みを見せた後で、両サイドからの攻撃に幅が出来て来た感じだ。 渡邉監督が試合後に語っていたが、セオリー通りに先制後は無理な攻撃は控えて1点を守っての勝利だった。 しかし相手は大宮、昨日のW杯のクロアチアに逆転されたイングランドの様な事も有り得たかも知れない。 4回戦の相手は横浜Fマリノスになった。18日のリーグ戦の対戦相手だ。8月22日で試合会場は未定。 天皇杯の試合の楽しみが残った。過去はベスト4が最高。まずはベスト8を目指してベストを尽くして欲しい。 仙台3年ぶり4回戦「得意な形」MF中野に待望1発 日刊スポーツ [2018年7月12日11時57分 ] <天皇杯:大宮0−1仙台>◇3回戦◇11日◇NACK5 ベガルタ仙台はJ2大宮アルディージャを1−0で下し、3年ぶりとなる4回戦進出を決めた。前半にMF中野嘉大(25)の公式戦今季初ゴールで先制すると、堅守で1点を守りきった。昨年は筑波大に、一昨年はJ3グルージャ盛岡にジャイアントキリングを許し、2年連続で2回戦敗退を喫した悪夢を吹き払った。 ワールドカップ(W杯)中断明けの第1戦。飛び道具の中野が、磨き続けてきた鋭い切れ味をいきなり見せつけた。「前半12分、左サイドを駆け上がると鋭いカットインでMFカウエ(29)を置き去りにし、相手DFが寄せきる前に右足を一閃(いっせん)。公式戦24試合目で待望の1発をゴール上段に突き刺し、「狙っていた得意な形。結果を出せてよかった」と振り返った。 MF野津田岳人(24)が左足の違和感でチームを離脱したが、実力で奪った先発だった。渡辺晋監督(44)は「キャンプから調子がよかった。あのプレーは彼がいちばん得意とする形」と中野をたたえた。 熊本キャンプのテーマであったロングカウンターの一端も見せた。後半残り20分、前がかりになった相手にブロックをつくって構える中、長い距離を駆け上がりフィニッシュまで持ち込んだ。「足をつってしまったり課題はある。得意の1シーンでうまくいったが他にも得点パターンはあるので出していきたい」。18日に再開するリーグ戦のホーム横浜戦へ向け勢いをつけた。【下田雄一】
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